<< November 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
<< 日本は美しい! | main | 秋の夜長に読書を! >>
函館紀行
<1日目>
 6時40分羽田発の飛行機のため、朝4時起きでした。こんなに早い飛行機に乗ったのは初めてでしたが、格安のフリープランだからしょうがないです。
8時に函館空港に着き、フリープランに付いているタクシーが迎えに来ており、真っ直ぐホテルに行くのかと思ったら、トラピスチヌ修道院を経由してくれるとの事でしたので、せっかくだから寄って貰いました。

■トラピスチヌ修道院
 「聖母マリア像」と修道院の建物です。明治31年にフランスから派遣された8人の修道女が設立した日本初の女子修道院で、現在も60名ほどの修道女が祈りと労働を中心とした自給自足の生活を送っているとそうです。
運転手さんの話しですと、一度入ると出る事が出来ず、最近では若い方が入って来ず、高齢化が進んでいるそうです。


 宿泊先は「想い出づくりの宿 飛天」です。初めての宿泊ですが、チェックインが14時でしたので、荷物だけ預かってもらい、観光に出かけました。

■はこだて自由市場
 函館の「市場」は駅前ばかりではありません。舌の肥えた地物客やプロの料理人がよく利用するのがこの自由市場で、新鮮な海の幸や山の幸が豊富で60軒余りの店が並んでおり、新鮮でリーズナブルな寿司屋の「呉竹鮨」や食堂の「市場亭」もあり、私たち夫婦は、必ずここに立ち寄ります。
 たち(たらの白子)、いかソーメン、ホッケを食べました。カミさんが大好きなたちは、時期がまだ早いかなと思っておりましたが、食べられて良かったです。新鮮なので、刺身で食べました。どれも美味しかったです。


 昼食も兼ねた遅い朝食を取って大満足した後、「市電1日乗車券」を使って「十字街」まで行き、函館山〜元町〜ベイエリヤを散策しました。

■函館山
 標高が334mで、津軽海峡に突き出す様な格好で函館市内を見下ろしており、牛の寝そべる様な姿から「臥牛山」とも呼ばれております。
 ここからの美しい夜景は、香港やナポリと並び世界の三大夜景と称されております。確か10月が1年のうちで空気が澄んで最も綺麗だと言うのを聞いた事があります。もう10年以上も前になりますが、JCの全国大会が函館で行われた時、函館JCがもっと函館の夜景が綺麗になる様に、出来る限りの電灯をつけてもらう様に、時間を決めて地元に働き掛けました。それが10月でした。
 今回は、昼間に行きました。山麓から頂上まではロープウェイで約3分の空中散歩です。夜景とは趣きが違いますが、素晴らしい眺望でした。

 写真のとおり、函館の紅葉は赤くなるのではなく、葉が黄色く色付くそうで、今が見頃という事でした。それにしても、かなりの強風でした。


■ハリストス正教会
 名前のハリストスとはキリストの事です。江戸末期、ロシア主教ニコライによって日本で初めてロシア正教が伝導され、ロシアの領事館及び礼拝堂として建てられた教会で、国の重要文化財に指定されております。白い壁と淡い緑の屋根、小塔やアーチ状の装飾が美しいロシア風ビザンチン様式の優美な建物です。
 正面から見るよりも、聖ヨハネ教会との境にあるチャチャ登りを、上がりきった場所から眺めると、港と街並みが背景に広がりいっそう」異国情緒が豊かになり、写真も撮りやすく好きです。
 チャチャとはアイヌ語でお爺さんのことで、前かがみに腰を曲げて登る姿が老人に似ていたことから「チャチャ登り」と呼ばれたそうです。

■カトリック元町教会
 重厚なゴシック様式の教会で、最初の建物は1907年に消失し、現在の聖堂は1924年に再建されたものです。祭壇はローマ法王から贈られた日本で唯一のものです。幼稚園が併設されておりました。

■旧函館区公会堂
 緑豊かな函館の麓、基坂を登りきった高台に建つ、2階建ての洋館で、左右対称のデザインに水色の壁と鮮やかな黄色の欄干、紫色の浅瓦屋根という色調の美しい建物です。
 「ハイカラ衣装館」では、ウエディングドレスなど建物に良くあう衣装を貸し出しており、自分だけのオリジナルポートレートを作る事も出来ます。
 2階のバルコニーから眺めは、元町公園を眼下に望み、函館港まで見渡す事が出来て、正に絶景の一言です。

■八幡坂
 函館は港町であると同時に坂の町でもあり、坂名とその由来が記されている大小18の坂があります。坂道はなかなか風情があって旅情をかき立てせますが、函館の街を一層魅力的にしているが、この坂ではないでしょうか。
 八幡坂は、映画やテレビの撮影に数多く登場した最も有名な坂ですが、坂の上からの函館湾を一望できるロケーションと並木との組み合わせが大変素晴らしく、メモリアルシップ摩周丸も見えます。元々、坂の上に八幡宮があったのでこの名前が付いたそうです。
 「チャーミーグリーン」の様に、手を繋いでスキップする老夫婦が、私のささやかな憧れです。


 八幡坂をカミさんと手を繋がないで、函館港に向かって下って行き、函館西波止場や赤レンガ倉庫群のベイエリヤを、複合スポットとし再利用されているビヤホールやレストラン、ショッピングモールを横目に見ながらのんびりと歩き、「魚市場通」で市電に乗って五稜郭に向かいました。

■五稜郭
 北方防備の目的で造られた、日本初のフランス築城方式の星型要塞で、幕軍と官軍の最期の戦いである箱館戦争の舞台となった事で有名です。
 以前カミさんと来た時、ちょうど五稜郭公園内のソメイヨシノが一勢に咲き誇っていた時で、とても綺麗な花見の名所でした。
 時期も違うのでここに来る予定は当初ありませんでしたが、朝のタクシーの運転者さんが、五稜郭タワーが新しくなり、高さも60mから107mになって、景色も全然違うと勧められたので来てみました。
 新タワーは、高くなっただけではなく、1階は植栽があるガラス張りの明るい広場に生まれ変わっておりました。もちろん、展望台は、眼下に星型の城郭をさらにはっきりと確認できるほか、函館山や函館の中心街などのすばらしい眺めが360度のパノラマで一望できます。
 1月15日〜2月末には、五稜郭の堀1.8kmをイルミネーションで飾る「五稜星の夢」が、雪で覆われた五稜郭が美しい光の星となって函館の夜景に浮かび上がるそうです。今度は冬に来て見ようと思います。


<2日目>
 1日目に、ほとんどの行きたい観光スポットに行ってしまいましたので、2日目はお土産を買って、決めていたお店で昼食を取り、函館朝市をぶらっとして、早めにホテルに帰って温泉でものんびり入ろうという事で、10時ごろホテルを出ました。

 昨日に引き続き、1日乗車券を使って「はこだて自由市場」に向かって、市電に乗っておりましたが、カミさんが「中島廉売」を車窓から発見して、時間もたっぷりあるので、途中下車して行ってみました。ホテルの仲居さんが、「自由市場は品は良いけど、高くなっちゃたからね」と言っていたのが、頭の隅に残っていたからかも知れません。
 
 中島廉売は、午後に活気があるという事で、まだ10時過ぎでシャッターが開いていない店もあったので、帰りに買う事にして、函館朝市に向かいました。


■函館朝市
 朝5時には早くも威勢のいいかけ声が飛びかい、旬の魚や野菜、果物、乾物、菓子まで450軒もの店舗がひしめきあっている函館の市場の代表格です。ウニ、イクラなどをのせた海鮮丼やイカソーメン、三平汁などが食べられる食堂も多数あって人気を集めておりましたが、「どんぶり横丁市場」(写真上の一番右) となってました。
 また、以前からあった建物の隣には「駅二函館朝市」も出来て、中では写真の「いか釣堀」があって、釣ったいかはその場で活き作りで食べさせてくれます。
 何かますます観光地化されてしまった様な印象は拭い去れません。


■高田屋嘉兵衛像
 江戸〜箱館航路を開き函館の街を築いた豪商ですが、この像が目的ではありません。
 この像の前にある「冨茂登」という函館を代表する郷土料理店で、昼食を取る予定でした。
 目当ては、イカ刺しに生卵を乗せた混ぜて食べる「イカの巣ごもり」と、「北海ジャンジャン」という、3つの割りこそばの容器に入ったご飯に、うに・かに・ホタテが乗り、寄せ鍋のダシをかける雑炊でした。
 しかし、残念ながらお休みで、以前にも時間が合わずに来られず、今回は是非と思っておりましたので、非情に残念でした。
という訳で、函館山をバックに高田屋嘉兵衛像の写真を撮った次第です。


 では、昼食をどうしようか、という事になるわけですが、1日目に、ベイエリヤを散策している時、「美食倶楽部」という何件か飲食店が入っている建物で、並んで待つ客が一際目立つ店がありました。「まるかつ水産」という回転寿司屋でした。
 「柏木町」という停留所のまん前に、同じ店の支店で10月21日に新装開店した事を、市電に乗っていて偶然にも知っており、そっちの店に行く事にしました。

■「まるかつ水産」柏木店
 回転寿司と言っても、漁港に近い地域の店はバカに出来ないものがあります。たまに、伊豆の伊東でも回転寿司に行く事があります。
 ここの店も、ネタの鮮度が大変に良く、関東では滅多に口に出来ない、ハッカク、ソイ、にしん、などがあってとても美味しかったです。
 天然温泉の足湯と手湯があり、順番を待つ時間に利用して下さい、という事なのでしょうか。開店記念の布巾をいただきました。

■中島廉売
 中島廉売は、商店街として形成されたのが昭和9年からで、特色は何と言っても全国的にも珍しい通年営業の露店を有している事です。
生鮮食品や惣菜、野菜・花、家庭用品・生活用品などが並び、地域に根ざした商店街として、正に市民の台所として定着しているのが窺えます。
 廉売という名の通り、特に魚介類が安い様です。自由市場と比べると、半額から三分の一程度のものもありました。地方発送してくれるお店がほとんどなので、お土産探しにももってこいです。魚介類と野菜を買いました。
 今後は、露店を核に商店街を活性化して行く具体的事業が計画推進中で、数年後には、リニューアルした中島廉売に生まれ変わる様です。


■湯の川温泉 「想い出づくりの宿 飛天」
 湯の川温泉は、開湯以来330年の歴史を誇る日本屈指の温泉郷です。函館の奥座敷と言われ、温泉街からは津軽海峡に浮かぶ漁火が見え風情があります。
 
 宿泊先は、「想い出づくりの宿 飛天」です。
写真は、13階の空中露天風呂ですが、函館の街と海、函館山をぐるりと見渡す景色が広がり、午後のやわらかな陽を全身に浴び、心地よいそよ風を頬に感じながらの湯浴みは、もう何も言う事はありません。
 空中に浮かぶような函館山の展望台や、市外の夜景に包まれての、星空の下での開放感ある湯浴みも格別でした。

 2階に、「キャプテンズ・ラウンジ」という名のバーがあります。豪華客船のキャプテンルームを思わせる雰囲気を醸し出し、終日、無料でコーヒーや紅茶をいただく事が出来ます。ここで流れている音楽は、昨今のデジタルAVが全盛の中で、真空管を使ったアンプからのやわらかな音です。とても耳に心地よく、温泉ならではのそうした配慮がとても嬉しく思いました。

 3日目は、12時50分函館発の飛行機ですので、もう帰るだけです。
あっと言う間の3日間の休暇でしたが、やはり、私は、カミさんと遊んでいるのが一番楽しい、そう実感した3日間でもありました。
| - | 16:33 | comments(2) | trackbacks(0) |
佐藤さん!お元気ですか?
私も、29日から2泊3日で宮崎県の高千穂峡などを中心に女房と久しぶりに行ってきます。温泉のたびになるのかな〜
| magome | 2007/10/26 6:57 AM |
まご先生、
ご無沙汰しております、メッセージ、ありがとうございました。
たまには、カミさん孝行をしませんとね。
楽しい旅行でありますように、願っております!
| 佐藤 光一 | 2007/10/26 11:07 AM |









http://blog.sato501.com/trackback/673866