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東京都が初の「東京アラート」都民に警戒呼びかけ 新型コロナ

 東京都は2日、都内で新たに34人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されるなど感染状況の悪化の兆候が見られるとして、都民に警戒を呼びかける「東京アラート」を出しました。「東京アラート」が出されるのは初めてです。

 東京都は2日、都内で新たに34人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。1日の感染の確認が30人以上となるのは先月14日以来、19日ぶりです。

 こうした状況をうけて、都は、午後9時45分から対策本部会議を開き、今後の対応を協議しました。

 その結果、感染状況の悪化の兆候が見られるとして、都民に警戒を呼びかける「東京アラート」を出しました。「東京アラート」が出されるのは初めてです。

 対策本部会議で小池知事は、「きょうの新規陽性者数は34人で、病院の集団感染の影響があるとはいえ、警戒すべき数字だ。都民には、特に夜の繁華街など『3密』のリスクの高い場所では十分注意していただきたい。きのうからロードマップの『ステップ2』に移行したが、引き続き必要な警戒をしながら、感染拡大防止と経済社会活動との両立を図っていきたい」と述べました。

 「東京アラート」が出されたことを受けて、東京都庁とレインボーブリッジはそれぞれ午後11時すぎに、いったん消灯したあと、都民に警戒を呼びかける赤い色の照明が点灯されました。

◇小池知事「一人一人の行動が社会全体に影響と意識を」
 東京都の対策本部会議のあと小池知事は記者団に対し、「ここまで感染を抑えてきたのは都民の協力があってのことだ。改めてこの波をこれ以上、高めないために協力をお願いしたい」と述べました。

 そのうえで、休業要請などの段階的な緩和について、「『ステップ2』に移行しているが、これで『ステップ1』に戻るというものではない。ただし徹底した対策をして事業を再開した方々には注意をいただきたいし、利用される方々にも基本的な感染症の防止に協力をいただきたい」と述べました。

 そして、「改めて原点に立ち返って、一人一人の行動が社会全体に影響をもたらすという意識を持ってほしい」と呼びかけました。

◎初の「東京アラート」の背景 東京都の感染状況は
 東京都は2日、新型コロナウイルスの感染状況に悪化の兆候が見られるとして、都民に警戒を呼びかける「東京アラート」を出しました。これは感染状況の指標などをもとに出されました。

◇感染者数
 新たな感染者の数はこのところ増加傾向にあり、2日は34人の感染が確認されました。1週間の平均でみると16.3人で、緩和の段階を進める場合の基準となる20人未満を下回っているものの、19日ぶりに30人以上となり、都は「警戒すべき状況だ」としています。

◇週単位の増加比
 感染確認の週単位の増加比率も、1を超えると前の週より増えたことを示しますが、2日の時点で2.15となりました。2を超えると休業などを再要請する目安を超えたことになり、これも都は、「警戒すべき状況」だとしています。

◇感染の状況
 感染の状況をみると、夜の繁華街に関連する感染が多くなっているほか、医療機関で集団感染がみられることにも都は懸念を示しています。

◇専門家の意見
 こうした点について専門家に意見を求めたところ、「医療提供体制は確保できているものの、直近の感染状況の推移を鑑みると、感染拡大を警戒すべき状況にある」と指摘されたということです

 このため、都は都民や事業者に感染拡大の警戒を呼びかける必要があるとして、「東京アラート」を出すことを決めました。
| 政策 | 23:51 | comments(0) | - |