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燃え尽き度 世界ランク1位に東京
◎職場の燃え尽き度が高い都市ランキング 東京が世界1位に
 (2020/02/04 20:00 Forbes JAPAN Laura Begley Bloom)

 世界保健機関(WHO)は昨年、職場での慢性的なストレスが原因の「燃え尽き」を、正式な診断が可能な「症候群」として分類した。

 しかし、燃え尽きは、一般的に思われているよりも深刻な状況にあることが判明している。2018年にギャラップが実施した調査によれば、労働人口の4分の1近くが燃え尽きを経験しているという。

 睡眠情報サイト「Savvy Sleeper」は最近、世界中の職場における燃え尽き度を調査し、上位と下位のランキングを作成した。調査は世界53カ国69都市を対象とし、健康と仕事に関連する以下の主要項目を基準に行われた。

・1日の睡眠時間が7時間未満の人の割合

・週の労働時間が48時間を超える人の割合

・通勤にかかる時間

・メンタルヘルスの障害とそのまん延度

・職場でのやる気の欠如

・プレゼンティーイズム(疾病就業)と生産性

・休暇の不取得

・年間の労働時間

・企業の口コミサイト「Glassdoor」でストレスを訴える投稿の割合

 東京は世界で燃え尽き度が最も高い都市となった。職場でのやる気やプレゼンティーイズムの得点が特に低かったほか、睡眠時間が1日7時間に満たない人が世界で最も多かった。

 2位のインド・ムンバイでは1週間の平均労働時間が65時間で、燃え尽き度の低い都市の平均値の約2倍だ。

 また、ロサンゼルス(9位)、シカゴ(12位)、ニューヨーク(17位)の米3都市も燃え尽き度が高い上位20都市に入った。

 素晴らしい気候とアウトドアの娯楽が楽しめるロサンゼルスだが、人々は職場で大きなストレスにさらされている。Savvy Sleeperの専属ライター、アシュリー・ドイルは、「ロサンゼルスは生活費が高いため、中心街から遠く離れた場所から通勤している人が多い」と解説する。「多くの住民が、毎日1時間以上かけて職場まで通っていることが、調査で示された」

 一方、燃え尽き度が低い都市には欧州の都市が多く入った。1位はエストニアのタリンだ。タリンの労働者は長期の休暇が与えられており、有給休暇の平均日数は29.1日。また、週の労働時間が48時間を超える従業員はわずか5.6%だ。

 職場における燃え尽きについては、良いニュースもある。各都市や企業が、職場での生産性に影響する問題として燃え尽きを認識しつつあるのだ。

 日本は最近、長時間労働の文化を変えるべく、残業時間の上限を月100時間とする法改正を行った。また、職場環境が世界でも特に気楽だと評されている欧州でも、さらなる進歩が起きている。フランスでは、勤務時間外は仕事のメールチェックをしない権利を保障する新法が制定された。

 以下は、職場における燃え尽き度が高い20都市と低い10都市のリスト。

◇燃え尽き度が高い都市

1位 東京(日本)

2位 ムンバイ(インド)

3位 ソウル(韓国)

4位 イスタンブール(トルコ)

5位 マニラ(フィリピン)

6位 ジャカルタ(インドネシア)

7位 ハノイ(ベトナム)

8位 台北(台湾)

9位 ロサンゼルス(米国)

10位 ブエノスアイレス(アルゼンチン)

11位 シドニー(オーストラリア)

12位 シカゴ(米国)

13位 クアラルンプール(マレーシア)

14位 ロンドン(英国)

15位 ボゴタ(コロンビア)

16位 北京(中国)

17位 ニューヨーク(米国)

18位 ヨハネスブルグ(南アフリカ)

19位 オークランド(ニュージーランド)

20位 香港(中国)

◇燃え尽き度が低い都市

1位 タリン(エストニア)

2位 リュブリャナ(スロベニア)

3位 オスロ(ノルウェー)

4位 ソフィア(ブルガリア)

5位 コペンハーゲン(デンマーク)

6位 バルセロナ(スペイン)

7位 アムステルダム(オランダ)

8位 ブカレスト(ルーマニア)

9位 フランクフルト(ドイツ)

10位 プラハ(チェコ)
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