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トヨタ 静岡県に「実証都市」建設へ 自動運転やAI技術開発に
 トヨタ自動車はアメリカ ラスベガスでテクノロジーの見本市が始まるのを前に現地で発表会を開き、静岡県内に広さ70万平方メートル余りの実証都市を建設し、自動運転車や、AI(人工知能)などに関する技術やサービスの開発に乗り出すと発表しました。

 ラスベガスで7日から世界最大規模のテクノロジーの見本市「CES」が始まるのを前に、各社がメディアに最新の製品やサービスを披露しました。

 トヨタ自動車は豊田章男社長が発表会を開き、静岡県裾野市内にある閉鎖予定の工場の跡地に、広さ70万平方メートル余りの実証都市を建設すると発表しました。

 プロジェクトの詳細は決まっていないということですが、工事は来年着工し、公募などによって最終的に2000人余りの住民が暮らす予定だということです。

 実証都市では日常の生活の中で自動運転車やAIに関する実験を行い、新しい技術やサービスの開発を進めるとしています。

 発表会で豊田社長は、「皆、私が本気なのだろうかと思うかもしれない。しかしこれはすべての人に役立つプロジェクトだ」と述べ、意義を強調しました。

◇未来型都市の全貌は
 トヨタ自動車が明らかにした未来型の新しい都市は、3つの道路が網の目のように織り込まれていることから、「Woven City」と名付けられています。

 都市の設計には、ニューヨークの同時多発テロの現場跡地で建設中の高層ビルや、カリフォルニア州のグーグルの新しい本社などを手がけるデンマークの建築家に依頼しました。

 この都市では、完全自動運転で二酸化炭素の排出がゼロの車や、「パーソナルモビリティ」と呼ばれる1人乗りの小型の電気自動車などが走行します。

 自動運転の車は、ライドシェアと呼ばれる相乗りの送迎や宅配のサービスを行うだけでなく、移動型の店舗としても街を走る計画です。

 都市に必要なエネルギーは水素によって発電するほか、住宅や商業施設には、太陽光発電のパネルを設置するなど、環境に配慮した街づくりを進めるとしています。

 こうした未来型の街づくりを支えるのは、大容量の情報を瞬時に処理できる高度なAI=人工知能や通信インフラの最新技術です。

 車にかかわるあらゆるサービスを行う会社への転換を掲げるトヨタは、新たな移動サービスの展開や、最先端の街づくりを進めるため、「パナソニック」や「ソフトバンク」など、異業種との連携を強化しています。

 トヨタとしては、こうした連携をさらに加速させ、新たな都市の完成を目指す方針です。
| 環境とまちづくり | 06:40 | comments(0) | - |