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天皇陛下の即位祝う国民祭典開催

 天皇陛下の即位を祝う「国民祭典」が、9日、皇居前広場で開かれ、天皇皇后両陛下は、皇居の二重橋近くから、集まった人たちの祝意にこたえられました。

 「国民祭典」は、天皇陛下の即位を祝うため、超党派の議員連盟や、経済界などが参加する民間団体が開催しました。

 第1部の「奉祝まつり」では、皇居近くで祝賀パレードが行われ、来年の東京オリンピックで活躍が期待される陸上の桐生祥秀選手らがテープカットを行ったあと、沖縄の伝統舞踊エイサーなどの全国各地の郷土芸能が披露されました。

 その後、第2部の「祝賀式典」が皇居前広場で開かれ、国会議員や各界の著名人、それに一般客の合わせておよそ3万人が参加しました。

 はじめに若い世代を代表して女優の芦田愛菜さんが、「天皇陛下のご即位にあたり心よりお祝い申し上げます。日本そして世界の平和に対する陛下のみ心(御心)に心を打たれました。古くから日本に伝わる文化を大切にしつつ新しい日本へと躍進していく時代になっていくことをせつに願っております」と述べました。

 続いて、歌舞伎俳優の松本白鸚さんが、「皇室という長い伝統を受け継がれる両陛下におかせられましては、現代の日本における国民の象徴として、両陛下らしい新たな息吹を伝統文化にもお与えくださることと固く信じております」と述べました。

 そして、天皇皇后両陛下が、皇居の二重橋近くの石橋の上に姿を見せられ、安倍総理大臣が、「国民の皆様とともに、改めて天皇陛下のご即位をお祝い申し上げます。天皇陛下のご即位とともに始まった新しい令和の時代、私たちは天皇陛下のお気持ちをしっかりと胸に刻み平和で希望に満ちあふれ、一人一人の日本人がそれぞれの花を大きく咲かせることができる時代をつくり上げていく決意です」と述べました。

 このあと、ピアニストの辻井伸行さんらの演奏で、人気アイドルグループ「嵐」が、即位を祝ってつくられた「奉祝曲」を披露しました。

 「Ray of Water」というこの曲は、水をめぐる問題に関心の高い天皇陛下を意識してつくられたということで、演奏の間には、皇后さまが涙をぬぐわれる場面もありました。

 そして、天皇陛下が、おことばを述べられました。

 天皇陛下は、「即位から約半年、多くの方々から寄せられる気持ちをうれしく思いながら過ごしています。またこの間、さまざまな機会に国民の皆さんと直接接し、皆さんの幸せを願う思いを私たち二人で新たにしてきました」と述べられました。

 そのうえで、台風19号などの大雨災害で被災した人たちなどへの気持ちをあらわし、「ここに改めて国民の幸せを祈ると共にわが国の一層の発展と世界の平和を願います。きょうは寒い中にもかかわらずこのように大勢の皆さんが集まり即位をお祝い頂くことに深く感謝いたします」と締めくくられました。

 おことばが終わると、会場では万歳三唱が行われ、集まった人たちが手にしたちょうちんを振って祝意をあらわすと、両陛下もにこやかな表情でちょうちんを振ってこたえられていました。

 両陛下は10日、「即位の礼」の最後の儀式となる「祝賀御列(おんれつ)の儀」に臨み、オープンカーで東京の都心部をパレードされます。

◇皇居前広場では郷土芸能など披露
 皇居前広場では、9日、天皇陛下の即位を祝う「国民祭典」が開かれ、およそ2000人が参加して全国各地の郷土芸能などを披露する祝賀パレードが行われました。

 「国民祭典」は、超党派の議員連盟や、経済界などが参加する民間団体の主催で行われ、午後1時半ごろから陸上の桐生祥秀選手や、フィギュアスケートの紀平梨花選手らがテープカットをして祝賀パレードが始まりました。

 パレードにはおよそ2000人が参加し、子どもたちによる音楽隊などの演奏のほか、15の団体がちょうちんをつけた竹ざおが掲げられる秋田の「秋田竿燈まつり」や、沖縄に古くから伝わる踊り「エイサー」など、全国各地の郷土芸能を披露しながら「内堀通り」をおよそ1キロにわたって練り歩きました。

 沿道には大勢の人たちが詰めかけ写真を撮ったり拍手をおくったりしてパレードを盛り上げていました。

◎「国民祭典」 天皇陛下のおことば全文

 天皇陛下が、即位を祝う「国民祭典」で述べられたおことばの全文です。

 「さきに即位礼正殿の儀を行い、即位を内外に宣明しました。そして、きょう、ここに集まられた皆さんからお祝いいただくことに感謝します。

 即位から約半年、多くの方々から寄せられる気持ちをうれしく思いながら過ごしています。また、この間、さまざまな機会に国民の皆さんと直接接し、皆さんの幸せを願う思いを私たち二人で新たにしてきました。

 その中にあって、先月の台風19号をはじめ最近の大雨などによる大きな被害に、深く心を痛めています。亡くなられた方々に哀悼の意を表しますとともに、ご遺族、被災された方々にお見舞いを申し上げます。寒さがつのる中、避難を余儀なくされ、生活再建が容易でない方が数多くおられることを案じています。復旧が進み、被災された方々が安心できる生活が、一日も早く戻ることを心から願っています。

 ここに、改めて国民の幸せを祈るとともに、わが国の一層の発展と世界の平和を願います。きょうは、寒い中にもかかわらずこのように大勢の皆さんが集まり、即位をお祝いいただくことに深く感謝いたします。」
| 政策 | 20:35 | comments(0) | trackbacks(0) |









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