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あおり運転度チェックリスト
 明星大学心理学部准教授で臨床心理士の藤井靖氏監修のもと「あおり運転しやすさ度チェック」が作成、紹介されています。7つの質問にYesかNoで答えるだけですので試してみて下さい。

◎心理学者考案の「あおり運転度チェックリスト」記者はまさかの“あおり常習者”?
 (2019年11月02日 08:00 AERA dot.)

 秋と言えば行楽シーズンだ。週末には紅葉狩りなどを計画している方もいるのではないだろうか。家族そろっての遠出となれば車を運転する機会も増えるが、”あおり運転”の被害にはあいたくないものだ。

 犯罪心理に詳しい明星大学・心理学部の藤井靖准教授に、加害者の特徴やあおり運転に遭遇したときの対処などについて話を聞いた。

*  *  *

■”あおり運転”の加害者に共通する心理とは
 今年8月、茨城県の常磐自動車道で前を走っていた乗用車をあおったうえ、無理やり停車させて運転手の男性の顔面を複数回殴打したとして、会社役員の宮崎文夫容疑者が逮捕された。

 「報道によると、宮崎容疑者は一流大学を卒業し、大手企業に就職するなど学力の高い方のようですが、一方で人とのコミュニケーションが苦手なようです。一般的に、社会的な地位が高い人ほど、『非認知能力』と呼ばれる忍耐力や、社会性、感情のコントロール力など、学力以外の能力について高いものを周囲から期待されます。そこで失敗経験を重ねてしまったのではないでしょうか。周りからの評価によって自己肯定感が抑圧されれば、自分で自分を認めてあげるしかない。するとその反動で人間は相手をコントロール下に置こうと、対人関係において常に威圧的な態度をとるようになります。その一端があおり運転として表出したのかもしれません」(藤井准教授)

 同乗者の存在も影響を与えたという。

 「価値観が近い複数人で意見を言い合うと、より過激な結論が導き出される『集団極性化』が起きやすい。昨年、ハロウィーンでにぎわう渋谷で、軽トラックがひっくり返されるなどの暴動が起きたのも、極性化によるものだと言えます。人数が多いほど、互いの意見が少しずつエスカレートして過激になっていきます」

 被害者のドライブレコーダーには、同乗していた喜本奈津子被告が車から降りて、被害者に向かってカメラを向けたり、ドアを開けようとしている様子が写っていた。

 「宮崎容疑者にとって、喜本被告は自身の価値観を共有できる存在。互いに同じ価値観を共有していたことで、怒りに拍車がかかってしまった」

■加害者になりやすい人とは
 衝動的な感情を抑えられないのは、後天的な要因や運転時の環境に影響を受けることはわかった。では、そういったリスクを抱えている“要注意”の人物を見わける手段はないのだろうか。

 「あえて言うと、高級車や大きい車に乗っている人。車格があたかも人間関係の優劣だと誤認し、精神的な“マウンティング”を引き起こしやすいからです」

 実際に、車の価格が運転に影響を及ぼすという統計もある。藤井准教授の研究によると、車両価格が400万円以上の車を保有する人は、400万円未満の車を保有する人に比べて、運転中の怒りが喚起されやすく、またあおり行動をとる傾向もあるという。一方で、車両価格が300万円未満の車を保有する人は,300万円以上の車を保有する人に比べ、あおり被害を受けた経験が多い傾向があることがわかったという。

 車の色にも運転手の潜在的な意識が現れるという。

 「色彩心理的には、無意識に『価格が高そうに見える』とか『迫力がある』色を選んでいる可能性はある。黒は威圧感がありますし、白は膨張色で大きく見えます。対照的に黄色やピンクを選ぶ人は、あおり運転のリスクは低いと考えられます」

 逆にピンクや黄色などの蛍光色の軽自動車に乗っている人は、あおりのターゲットにされやすい。乗車しているのが女性一人だとすればリスクはさらに高まるという。

■被害にあってしまった時の対処法とは
 では、あおり行為に遭遇した場合、私たちはどう対処すればいいのだろうか。藤井准教授は「コミュニケーションで解決を試みるのは危険」だと指摘する。

 「常識を逸脱した行動をする人に対しては、謝罪をして何とかなることはありません。むしろ下手に出てしまうと、精神的な“マウンティング”が起き、相手をさらに攻撃的にしてしまう可能性が高い」

 威圧的な態度が常習化している人は、怒りのポイントを思わぬところに見つけるという。謝罪しても、謝り方や表情にまで文句をつけられ、怒りを余計に沸騰させてしまうというわけだ。車から降りれば暴行される恐れもある。では、いったいどうすればいいのか。

 「車のカギを締めて安全な場所で停止し、110番するしかありません。その際、相手とは目を合わせないようにしてください。コミュニケーションを避け、相手に余計な怒りの燃料を与えないように努めてください」

 被害にあってしまったら、自力で解決しようとせず、第三者の力を借りることが大切だ。

■7つの質問であなたの“あおらー度”をチェック
 最後に、藤井准教授にあおり運転をしてしまう危険度(あおらー度)を判定するチェックリストをつくってもらった。以下7つの質問にYesかNOで答えるだけ。あなたの“あおらー度”はどうだろうか。(Yes…1点 NO…0点)

・車の中は自分にとってリラックスできる空間である

・仕事帰りにドカ食いや衝動買いをしてしまいやすい

・自分は渋滞や赤信号にひっかかりやすい

・日頃活字がメインの本をあまり読まない

・移動手段の中で車が一番好きだ

・一つのことに没頭しすぎることがある

・ドラマや映画を見てもほとんど泣かない

【判定結果】
7点・・・他人に運転してもらった方がよい可能性がある
5〜6点・・・無自覚に「あおり運転」をしている可能性がある
3〜4点・・・急いでいたり疲れがたまっているときに「あおり運転」しやすい傾向がある
0〜2点・・・「あおり運転」をしている可能性は低い

 いかがだろうか。記者は5点でリスクが高いと判定されてしまった。もちろん、あおり運転をしたことはないが、運転中に他の車にイラっとしてしまうことはある。

 「怒りやすいと思う人は、自分の車内が写るドライブレコーダーを付けて、あとで見てみてください。あおりを防ぐには、自分を客観的にみることが重要です。あおり運転をして気が晴れても、その先の結末は悲惨です。その想像力を働かせられるかが鍵です」

 被害者にも加害者にもならないために、運転には周りを気遣う余裕と思いやりを忘れてはならない。(AERA dot.編集部/井上啓太)
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