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ラグビーW杯 優勝は南アフリカ 3大会ぶり3回目

 ラグビーワールドカップ日本大会は2日夜、決勝が行われ、南アフリカがイングランドに32対12で勝って、3大会ぶり3回目の優勝を果たしました。3回目の優勝は、ニュージーランドと並び大会最多です。

 アジアで初めての開催となったワールドカップ日本大会は、9月20日に開幕し、およそ1か月半にわたって全国12の会場で合わせて48試合が行われました。

 決勝は、2日午後6時から横浜市の横浜国際総合競技場で行われ、イングランドと南アフリカが対戦し、南アフリカが2回目の優勝を果たした2007年大会と同じ顔合わせとなりました。

 南アフリカは、強みのフィジカルをいかした攻撃で相手の反則を誘い、司令塔のハンドレ・ポラード選手が、前半だけで合わせて4つのペナルティーゴールを決めて12対6とリードして折り返しました。

 後半も両チームがペナルティーゴールで得点を奪い合う緊迫した展開が続きましたが、南アフリカは、後半25分にウイングのマカゾレ・マピンピ選手が前方のスペースにキックし、うまくバウンドに合わせてボールをキャッチしたセンターのルカニョ・アム選手が再びマピンピ選手につないで、この試合初めてのトライを決めました。

 さらに、33分にはイングランドが落としたボールを南アフリカが拾ってつなぎ、ウイングのチェズリン・コルビ選手が快足を飛ばしてトライを決め、イングランドを突き放しました。

 南アフリカは持ち味の堅い守りでイングランドに最後までトライを許さず32タイ12で勝ちました。

 南アフリカは3大会ぶり3回目の優勝で、3回目の優勝は、ニュージーランドと並んで史上最多です。次のワールドカップは4年後、2023年にフランスで開催されます。

◇南アフリカ スクラムで圧倒
 南アフリカは持ち味の世界屈指のフィジカルを生かした強固なディフェンスを発揮し、スクラムでイングランドを圧倒したことが世界王者の座をつかんだ大きな要因となりました。

 「ラグビーで最も大事なプレーはスクラム」。

 そう思わせるようなスクラムの攻防が、勝負の分かれ目になった試合でした。

 南アフリカとイングランドというお互いに世界屈指のフィジカルの強さと、強固なディフェンスが持ち味のチームどうしがぶつかった決勝。どちらが強みをいかして主導権を握るのかがまず注目されました。

◇最初の動きは前半3分。
 イングランドのプロップがけがで交代した直後、南アフリカボールのスクラムでいきなり南アフリカが押し込みました。

 その後のスクラムでも、南アフリカがイングランドを圧倒して反則を誘いました。けが人が出るなどして控えの選手が入ってもその強さを維持しました。

 そして、司令塔のハンドレ・ポラード選手がペナルティーゴールを確実に決めて得点を重ね、主導権を握りました。

 これに対して、イングランドはスクラムで1度だけ南アフリカを押し込んで意地を見せたほか、ゴール前で連続攻撃を仕掛けましたが、堅い守備を崩せませんでした。

 南アフリカは、後半25分以降にマカゾレ・マピンピ選手とチェズリン・コルビ選手のウイング2人がそれぞれトライを決めて決着をつけましたが、それまでのスクラムの攻防で試合を優位に運んだことが勝利を引き寄せた大きな要因となりました。

 今回で9回目の開催となるラグビーワールドカップで南アフリカは初めて、1次リーグで「負け」を経験しながら優勝したチームとなりました。

 過去8回の優勝チームはいずれも一度も負けることなく優勝しています。

 今回、南アフリカは1次リーグ初戦でニュージーランドに敗れ、グループ2位で決勝トーナメントに進みました。

◇南アフリカHC「選手がみずからを信じた結果」
 南アフリカを優勝に導いたラジー・エラスムスヘッドコーチは、「優勝は、選手たちがみずからを信じた結果だ。イングランドもすばらしいプレーだった。よく戦った選手のことを誇りに思う」と選手たちをねぎらいました。

 そして、「ここまで選手たちにはとにかく頭脳を使うこと、応援を力にすること、南アフリカが持っている力を生かすこと、みんなで協力して努力していいプレーをすれば何とかなることを伝えてきた。南アフリカにいるファンの応援の声はずっと届いていて、日本にいても寂しいとは思わなかった。早く帰ってありがとうと伝えたい」と話しました。

 エラスムスヘッドコーチは試合後の会見で、「自分たちを犠牲にしてここまでやってきた。南アフリカの国のためにも優勝すると思ってやってきたので本当に誇りに思う。南アフリカの多くの人たちは私たちが優勝するとは思わなかったがギブアップせずに勝つことができた」と話しました。

 そして、イングランドを圧倒したスクラムについて、「疲れているとスクラムがうまく組めない。イングランドが下手なのではなくて、きょうは私たちのほうに元気な選手が多かったのだと思う」と分析したうえで、「初戦のニュージーランド戦はプレッシャーに対して試されるなかうまく試合を運ぶことができなかった。その代わり、準々決勝、準決勝、決勝に対してどう対処するか学べた。自分の国では政治的にいろいろな問題もあるが、ラグビーを見ることによって幸福をもたらしたいと思っていた」と大会を振り返りました。

◇南アフリカ コリシ主将「国のためにプレー」
 ワールドカップで南アフリカのキャプテンを黒人選手として初めて務めたシヤ・コリシ選手は、「さまざまな背景を持つ選手や、さまざま民族が一つになって優勝を手にしたことを非常に誇りに思う。みんなで協力をすれば、一つの目的を達成できるということを見せることができた。ヘッドコーチから自分たちのためにプレーをするのではなく、国のためにプレーをするのだと言われて、それができた。日本の皆さんにも自分たちを応援してくれてありがとうと言いたい。本当に感謝している」と話しました。

 また、試合後の会見で、「今の気持ちを説明できない。チームメートのうれしそうな顔を見て、今までの人生でベストなことだと思った。うれしくて、ありがたい。多くの国民が優勝すると思っていなくて、自分たちを信じるしかなかった。コーチは私たちはいいチームだと自信を持たせてくれた。彼らがいなければ成し遂げられなかった。きょうは南アフリカにとってすばらしい日になった」と笑顔を見せていました。

 また、1次リーグで敗戦を経験したチームで初優勝したことに触れ、「明らかにすべての試合がタフになると思っていた。1次リーグでニュージーランドに負けたときに、今まで成し遂げられなかったことをするには、上昇しないといけないと思った。コーチは毎日『君たちにはできる!』と言ってくれたので、私たちはお互いを信じることができた。それは誇らしいことだ」と話していました。

◇イングランド ジョーンズHC「先手とれなかった」
 準優勝したイングランドのエディー・ジョーンズヘッドコーチは、「選手たちは頑張ったが、きょうは先手を取ることができなかった。本当によく準備をして努力もしてきた。プライドと情熱を持ってプレーをしたが、きょうは少し足りなかった。南アフリカのできをたたえたい。日本はすばらしいワールドカップを開催してくれ、すばらしい応援をしてくれた」と話しました。

◇イングランド ファレル主将「すべてのファンに感謝」
 準優勝したイングランドのキャプテン、オーウェン・ファレル選手は、「後半は闘争心を見せることができたが、徐々に情熱が落ちてしまった。イングランドは準備段階から1つのチームになっていた。このチームの一員だったことを誇りに思う。すべてのファンに感謝する。彼らの応援がすべてだった」と話しました。
| 雑感 | 23:37 | comments(0) | trackbacks(0) |









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