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ポケベル終了へ 思い出を聞く
 私も20代の頃に携帯電話を所有する前はポケベルを使っていました。住宅街にいた時にポケベルが鳴り、公衆電話を探すのに苦労した事もあります。連絡が終わって住宅街に戻ると直ぐにまたポケベルが鳴って嫌になった事もしばしばありました。

◎さようならポケベル。1994年生まれライターが、平成のサラリーマン「ポケベルあるある」を聞いてみた
 (2019年09月29日 08:50 HARBOR BUSINESS Online)

◆ポケベルが半世紀の歴史に幕
 2019年9月30日に、日本で唯一ポケットベル(ポケベル)のサービスを提供していた東京テレメッセージ株式会社が、ポケベルのサービスを終了します。これにより、ポケベルが完全に過去のものとなります。

 ポケベルと聞いて想像するのは1980年代後半から1990年代ですが、意外にもポケベルの歴史が始まったのはもっと前のことです。

 1968年7月に、日本電信電話公社(現・NTT)によって、東京23区内でサービスが開始。およそ25年間は、レンタルとして人々に使われており、1990年代半ばにNTTが打ち出した「端末お買い上げ制度」により初めて所有物となることで、爆発的な人気を博したとも言われています。

 「ポケベルが鳴らなくて」(1993年、日本テレビ系列)といったドラマが放送されるなど、ポケベルは恋愛のツールという印象が強いですが、現実はそんなものではなかったという人もチラホラ。彼らに話を聞きました。

◆恋人ではなく、会社からしか鳴らなくて トホホホ
 「“ポケベルが鳴らなくて”(ドラマ)は完全なフィクションです。掛かって来るのはいつでも会社からでしたよ」

 こう話すのは、首都圏在住の原田さん(54歳)。約30年前の1990年代半ば、山口県にて営業マンとして車のディーラーに勤めていました。ある日会社から支給されたポケベル。ベルがなると、一気に仕事モードに切り替わったそうです。

 何も通信機器がなかった時代に外回り営業をしている時は、個人の判断で比較的自由に休憩時間が作れたとのこと。休み時間は自己判断によってなので、オンオフの切り替えが主体的に出来ました。

 ポケベルが支給され始めると、会社側から「電話をください」と連絡がくるようになりました。中には日曜日に通知がくることも。休日に友人と喫茶店で話していて、一番盛り上がっているタイミングでベルがよく鳴ったとのことです。

 電話機能は備わっていないため、ポケベルが鳴ると真っ先にしなければならなかったのは「公衆電話を探すこと」。当時はテレホンカードが必需品であり、原田さんは残り回数が切れたときのことを考え、予備の小銭も常備していました。

 最後にサービスが終了するにつれて、心残りはありますかと聞くと、「ドラマで描かれていたように、あんな感じの使い方をしたかった」と話していただきました。

◆ポケベルを取り入れる企業 その狙いは……?
 「ポケベルの思い出と言いますと……仕事でしか使った記憶がないですね。ご飯を食べている時にベルがなるとイラッとはしました(笑)」

 続いて話していただいたのは、関西に在住の加藤さん(仮名・55歳)。高校を卒業後、近畿地方にて事務機器の販売代理店にカスタマーエンジニア(通称:CE)として、20代半ばまで働いていていました。

 今でこそ、携帯を始めとする連絡機器はみな持っていますが、当時は持っていないことが当たり前とのこと。社員にポケベルを持たせている会社も、珍しい企業として位置付けられていました。

 加藤さんの会社は、ポケベルを持たせることで作業効率化を図ったそうです。CEのメンバーは訪れる先の場所を考慮した上で、会社に一日のスケジュールを組まれていました。そこにポケベルを導入することで、修理依頼を始めとする臨時の依頼に対応できるようにしたとのことです。

 加藤さんに当時のことを振り返っていただくと、「使っている機器が故障して困っている顧客からの修理依頼が会社に来てるわけですから、緊急連絡と同じです。少しでも早くその顧客と連絡を取るなり訪問出来る方が、サービス向上にもなりますし、恐らく社員からも異論や不満は出なかったと思います。連絡付くのが遅れて現場で顧客に怒られるのは我々ですから。そういうのが嫌だと思う性格の人は、CEは向かないと思います」とコメントを頂きました。

 仕事に真摯な姿勢を持つ加藤さんですが、昼ごはんを食べている最中に連絡が来ると少しイラッとしたそうです。

◆ポケベルを終了に寄せて
 甘い思い出だけではなかったポケベル。今回の記事を担当した私は1994年生まれの24歳であり、ポケベルは大人からの思い出話と図鑑でしか接点がありませんでした。

 執筆にあたり、ポケベルの歴史を調べ数十人の人から話を聞かせていただきました。ポケベルに対して、仕事以外の思い出もある方もチラホラ。契約された数だけ、各々の思い出があります。

 令和元年9月30日に歴史の一部となるポケベル。当時の思い出と一緒に「#ありがとうポケベル」でSNSに投稿してみるのも面白いかもしれません。

※板垣聡旨
 学生時代から取材活動を行い、ライター歴は5年目に突入。新卒1年目でフリーランスのライターをしている24歳。ミレニアル世代の社会問題に興味を持ち、新興メディアからオールドメディアといった幅広い媒体に、記事の寄稿・取材協力を行っている。
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