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”猫虐待裁判”で求刑上回る判決 富山地裁高岡支部
 富山県で他人の飼い猫を虐待して死なせたとして器物損壊などの罪に問われた被告に、裁判所は「動物愛護の意識が高まりつつあり、求刑はやや軽すぎる」と指摘し、検察の求刑を上回る執行猶予の付いた懲役8か月の判決を言い渡しました。

 この裁判は、ことし5月富山県射水市で他人の飼い猫1匹を連れ去り捕獲器に入れたまま5日間餌を与えず、棒で腹部を何度もつつくなどの虐待をして死なせたとして、富山市の無職、新村健治被告(52)が器物損壊と動物愛護法違反の罪に問われたものです。

 被告は起訴された内容を認め、検察は懲役6か月を求刑していました。

 17日の判決で富山地方裁判所高岡支部の梅澤利昭裁判官は、「犯行は動物の生命を顧みない残虐なものだ。1人暮らしの生活を紛らわせるために猫が苦しむ様子を楽しむという動機に、酌量の余地はない」と指摘しました。

 そのうえで、「多くの人に強い嫌悪感や憤りを抱かせたことも想像でき、動物愛護への意識が社会で高まりつつあるなか、求刑はやや軽すぎる」と述べ、懲役8か月、保護観察の付いた執行猶予4年の判決を言い渡しました。

 言い渡しのあと裁判官は、「法律上、動物は人として扱われないが、猫はモノではなく尊い命を持って生まれている。飼い主も大切な家族の一員を殺されたことは耐え難く、責任の重さを忘れないでほしい」と語りかけました。

◇飼い主「命軽視せずに」
 17日の判決について被害を受けた猫を飼っていた男性は、「検察の求刑より判決が重かったのは少しはよかったと思いますが、すっきりはしていません。私の猫はもう戻ってきませんが、動物の命も軽視されることがないような法律などを作ってほしい」と話していました。

 また、富山県内で猫や犬を保護する活動をしている団体の宇多利美代表は、「飼い主にとっては一緒に過ごしていた家族が突然いなくなり、虐待を受けていたことは、いたたまれないことだと思います。動物愛護法の罰則規定を厳しくしてほしい」と話していました。
| 雑感 | 23:48 | comments(0) | trackbacks(0) |









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