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広島 原爆投下から74年 鎮魂の祈り続く

 広島に原爆が投下されて、6日で74年になりました。

 広島市の平和公園やその周辺は、鎮魂の祈りをささげる人の姿が途切れず、核兵器のない世界に向けた訴えを国内外に発信する1日が続いています。

 原爆投下から74年の6日、広島市の平和公園では午前8時から平和記念式典が開かれ、雨が降るなか、去年を上回る89の国の代表などを含む、およそ5万人が参列しました。

 式典では、この1年に亡くなった人や新たに死亡が確認された人、あわせて5068人の名前が書き加えられた、31万9186人の原爆死没者名簿が原爆慰霊碑に納められました。

 そして、原爆が投下された午前8時15分に参列者全員で黙とうをささげました。

 世界の核軍縮をめぐっては、核兵器を持つ国と持たない国の間で対立が続くなか、30年余りにわたりアメリカとロシアの核軍縮の柱の1つとなってきた歴史的な条約、INF(中距離核ミサイル)の全廃条約が今月2日に失効するなど、核兵器廃絶に向けた国際情勢が厳しさを増しています。

 平和宣言で、広島市の松井一実市長は、「唯一の戦争被爆国として、核兵器禁止条約への署名、批准を求める被爆者の思いを、しっかり受け止めてほしい」と述べ、日本政府に対し、核兵器のない世界の実現にさらに一歩踏み込んで、リーダーシップを発揮するよう求めました。

 これに対し、安倍総理大臣は、「核軍縮をめぐっては各国の立場の隔たりが拡大している」としたうえで、核兵器禁止条約には触れず、「核兵器国と非核兵器国の橋渡しに努め、双方の協力を得ながら対話を粘り強く促し、国際社会の取り組みを主導していく決意です」と述べました。

 6日の広島市は、式典の最中に降っていた雨も昼前には上がり、暑い日となりましたが、平和公園やその周辺は鎮魂の祈りをささげる人の姿が途切れません。

 また、被爆した人の遺品など実物を中心にする形で、ことし4月に展示の内容や方法を28年ぶりに大幅に見直した、原爆資料館の本館には、大勢の人たちが訪れていました。

 原爆ドームの前で10歳の息子と一緒に手を合わせていた、広島市佐伯区の43歳の女性は、祖父が被爆者だということで、「祖父が当時、目にした光景を幼いころから聞いていたので、子どもにもその話をしました。時がたって風化しないよう、身近な人が体験したことを次の世代に語り継ぎたい」と話していました。

 また、女性の息子は、「74年前に起きたことがもう二度と起きないようにと願い、手を合わせました」と話していました。

 被爆地、広島の街では、犠牲者を追悼するとともに、核兵器のない世界に向けた訴えを国内外に発信する1日が続いています。
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