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暑さ対策“緑のカーテン” 首都圏中心に異変 日照不足など影響

 猛烈な暑さをしのぐために効果がある「緑のカーテン」。窓の外で植物を育て強い日ざしを遮るもので、実際に活用している人もいると思います。日ざしが強くなり最も効果が期待される時期になりましたが、首都圏を中心に異変が起きています。

 緑のカーテンは、住宅などの窓の外側にネットを張ってゴーヤや朝顔などの植物を育て強い日ざしを遮るもので、建物や室内の温度を下げる効果があります。

 全国で緑のカーテンの普及に努めているNPO「緑のカーテン応援団」の菅原浩一事務局長は、14年前から埼玉県内の自宅のベランダでゴーヤなどの植物を育てカーテンとして活用しています。

 しかし、ことしは、ところどころが黄色く枯れているほか、葉が十分に育っておらず、室内に日ざしが入り込んでしまう状況になっています。

 同じような状況は、首都圏を中心に、緑のカーテンを育てている菅原さんの友人たちからも寄せられているということです。

 6月から7月上旬にかけての記録的な日照不足や、気温の低さなどが影響しているとみられます。

 菅原さんは、「長年育てていますが、この時期にここまで黄色くなるのは初めてです。日照不足で光合成がうまくできなかったのではないかと思います。ことしはスカスカになってしまい、いつもより日を遮る効果が弱まっていると感じます」と話していました。

 このため、菅原さんは、これから育つ葉が元気になるよう、葉にマグネシウムの肥料を直接吹きかけて応急処置をしています。

 菅原さんは、「もっと多くの葉を茂らせて、いつもどおり、日ざしを遮る緑のカーテンとして効果を発揮してほしいと思います」と話していました。

◇立川市役所でもことしは…
 東京の立川市役所でも、毎年、庁舎の一角のベランダで朝顔やゴーヤを育て、この時期の真夏の日ざしを遮る「緑のカーテン」として活用しています。

 しかし、ことし植えられた朝顔は、ツルが天井まで伸びていないうえ、葉が大きく育っていないため、隙間が広く空いていて、日光を十分に遮ることができない状態となっています。

 立川市役所総務課の竹内佳浩係長は、「日照不足のせいか、葉が小さく、なかなか『グリーンカーテン』という感じではありません。担当の職員も丹念に育てていたのですが、天候が厳しかったことが原因だと思います」と話していました。

 立川市に近く、気象庁の観測点がある府中市では、7月1日から15日までの日照時間は、3時間足らずで、平年の50時間ほどに比べて、極端に少なくなっていました。

◇遮熱率80%の「緑のカーテン」
 NPO「緑のカーテン応援団」の菅原浩一事務局長によりますと、「緑のカーテン」は、健康な植物であれば、強い日ざしを受けても葉の裏側の温度が28度ほどまでしか上がらず、一定の温度を保つことができるということです。

 遮熱率も「緑のカーテン」が80%なのに対し、「断熱ガラス」の60%ほど、「すだれ」の40%から60%に比べ、高いということです。

 また、真夏の日中であれば、緑のカーテンで日陰になった建物の表面温度は、10度ほど下がるため、室内に伝わる熱も低くなり、体感温度を下げる効果もあるということです。
| 環境とまちづくり | 17:17 | comments(0) | trackbacks(0) |









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