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JRA 出走取消156頭 禁止薬物で 東京 阪神 函館のレース
 JRA(日本中央競馬会は、禁止薬物が含まれた餌を摂取した可能性があるとして、15日と16日、東京と阪神、それに函館の競馬場で出走予定だった競走馬合わせて156頭の出走を取り消すと発表しました。

 レースは予定どおり行われますが、禁止薬物が原因のこれだけ大規模な出走取り消しは前例がないということです。

◎競走馬禁止薬物 飼料会社の検査結果前に出荷が原因

 競走馬が禁止薬物が含まれた餌を摂取した可能性があるとして、東京など3つの競馬場で合わせて156頭の出走が取り消しになった問題で、JRA(日本中央競馬会)は横浜市の飼料メーカーが必要な薬物検査の結果が出る前に、餌に混ぜるサプリメントを出荷したことが原因だと明らかにしました。

 JRAは15日、興奮作用などがある禁止薬物「テオブロミン」が含まれた餌を摂取した可能性があるとして、15日と16日、東京と阪神、それに函館の競馬場で出走予定だった競走馬合わせて156頭の出走を取り消しました。

 この問題でJRAは記者団の取材に応じ、横浜市に本社のある飼料メーカー「日本農産工業」が必要な薬物検査の結果が出る前に餌に混ぜるサプリメントを出荷したことが原因だと明らかにしました。

 JRAによりますと、サプリメントは製造するごとに競走馬理化学研究所の検査を受け、禁止薬物が検出されなかったことを確認してから出荷することになっていますが、このメーカーは検査結果が出る前の去年12月から出荷していたということです。

 サプリメントは4つの販売会社を通じて28のきゅう舎に販売され、14日、競走馬理化学研究所の検査で禁止薬物が検出されたため、これらのきゅう舎の競走馬合わせて156頭の出走が取り消しになりました。

 JRAはサプリメントを購入したきゅう舎から、今月22日と23日のレースに出走を予定している競走馬については、15日と16日で血液検査を行い、禁止薬物が検出されなければ出走できるとしています。

 JRAの庄村之伸裁決委員は、「製造するごとに検査するという規則が守られていれば起こりえないことなので、業者に対する啓発を厳しくしていきたい」と話しています。

◇レースへの影響は
 JRAによりますと、横浜市の飼料メーカー「日本農産工業」は今回、競馬法上の禁止薬物「テオブロミン」が検出されたサプリメントを去年12月から出荷していたため、これまでのレースでこのサプリメントを通じて禁止薬物を摂取した競走馬が出走した可能性は否定できないとしています。

 ただ、JRAはレースの後に1着から3着の競走馬を対象に尿検査を行っていて、去年12月以降に「テオブロミン」が検出されたことはないということです。

 一方、対象となった馬を含む馬券については15日のすべてのレースと16日の一部のレースについてインターネットでの販売が始まっていましたが、JRAは全額、払い戻しを行ったということです。

◇禁止薬物が含まれていたサプリメントとは
 禁止薬物が含まれていたサプリメントは、「グリーンカル」の名前で販売されていています。

 製造した飼料メーカーによりますと、この製品は競走馬が足などの骨を丈夫に保つための粉末状の馬用サプリメントで、メーカーでは1日当たり100gを2回から3回に分け、餌に混ぜて与えることを目安として示しています。

 成分はカルシウムが全体の20%と最も多く、ほかにもリンやマグネシウム、亜鉛、ビタミンAなどが含まれているということです。

 メーカーではこの製品を昭和50年代から販売していて、これまでの検査で「テオブロミン」が検出されたことはなかったとしており、メーカーが公開しているこの製品の文書にも「競走馬理化学研究所の検査を実施しており、競馬法に指定される禁止薬物の陰性を確認しております」と記されています。

◇飼料会社「おわびし再発防止を」
 横浜市に本社のある飼料メーカー「日本農産工業」は、製造したサプリメントから競馬法上の禁止薬物「テオブロミン」が検出されたことについて、「原材料としてテオブロミンを使用しておらず、現時点で原因が特定できていない。原因究明のために製品や原料、製造工程について調査している」としています。

 禁止薬物が検出されたことを受け、現在はサプリメントの販売を停止し、製品の回収にあたっているということです。

 「日本農産工業」は、出荷した時期や薬物検査に出した時期についても明らかにしませんでしたが、検査結果が出る前に出荷したことは認め、「厳粛に受け止め、多大なご迷惑とご心配をおかけしたことを深くおわびします。徹底的な原因調査を行い、再発防止に努めます」としています。

◇親会社の三菱商事「必要な支援を行う」
 飼料メーカー「日本農産工業」が製造したサプリメントから競馬法上の禁止薬物が検出されたことを受けて、この会社の親会社の三菱商事がコメントを発表しました。

 この中で、「関係する皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけしていることを厳粛に受け止め、おわび申し上げます。日本農産工業には徹底した調査と原因究明を行うことを要請し、必要な支援を行って参ります」としています。
| 雑感 | 21:47 | comments(0) | trackbacks(0) |









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