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「復興以上に大事なのは議員」桜田五輪相が辞任
 桜田オリンピック・パラリンピック担当大臣は、岩手県出身で自民党の高橋比奈子衆議院議員のパーティーで、「復興以上に大事なのが高橋議員だ」と述べました。桜田大臣は「被災者の気持ちを傷つけた責任を取りたい」として、安倍総理大臣に辞表を提出し、受理されました。

 桜田オリンピック・パラリンピック担当大臣は、10日午後7時前、東京都内で、衆議院比例代表東北ブロック選出で、岩手県出身の自民党の高橋比奈子議員のパーティーに出席し、「復興以上に大事なのが高橋さんだ」などと述べました。

 この発言を受け、桜田大臣は、10日午後8時半すぎに総理大臣官邸を訪れて東日本大震災の被災者を傷つける発言で、責任をとりたいとして、安倍総理大臣に辞表を提出し、受理されました。

 桜田氏は衆議院千葉8区選出の当選7回で、69歳。千葉県議会議員などを経て、平成8年の衆議院選挙で初当選しました。

 内閣府副大臣や文部科学副大臣などを歴任し、去年10月に発足した第4次安倍改造内閣で、初めて入閣しました。

 しかし、就任以来、国会での発言を撤回したり、委員会に遅刻したりするなど、野党側から相次いで批判を受けていました。

 先月も、地元の会合で、東日本大震災の被害について、「国道交通網と高速道路が健全に動いていた」と述べ、事実と異なっていたとして、国会で陳謝し発言を撤回しました。

◇首相「発言を深くおわび」
 安倍総理大臣は、10日夜、桜田オリンピック・パラリンピック担当大臣の辞表を受理したあと記者団に対し、総理大臣として東日本大震災の被災地の人たちにおわびしたいとしたうえで、今後も東北の復興に全力を尽くす考えを強調しました。

 安倍総理大臣は、桜田オリンピック・パラリンピック担当大臣と総理大臣官邸で面会したあと、記者団に対し、「先ほど桜田大臣から、『東日本大震災の被災地の皆さんの気持ちを傷つける発言をしたため辞任したい』と申し出があり、受理した」と述べました。

 そのうえで、「被災地の皆様の気持ちに寄り添いながら復興に全力を傾けていくのは安倍政権の揺るぎない方針だ。総理大臣として、発言を深くおわび申し上げたい」と述べました。

 そして、安倍総理大臣は、「任命責任は、もとより総理大臣の私にある。後任は行政に遅滞をもたらすことがないよう速やかに決定したい。すべての大臣が復興大臣であるとの認識を再確認し、今後も東北の復興に全力を傾けていきたい」と述べました。

◇自民 吉野前復興相「許せない」
 自民党の吉野前復興大臣は、10日夜、NHKの取材に対し、「復興を軽視するような発言をする大臣は許せない。安倍総理大臣も、『閣僚全員が復興大臣だ』と述べている。被災地が地元の高橋議員もびっくりしたのではないか」と述べました。

◇自民 林前文科相「あってはならない発言」
 自民党の林前文部科学大臣は、10日夜、記者団に対し、「あってはならない発言で、辞任は当然だ。与党の一員として、被災地の皆様をはじめとした関係者や、国民におわびを申し上げなければいけない。衆議院の補欠選挙はもう始まっているので、影響なしとはいかないかもしれないが、気を引き締めてやっていくことに尽きる」と述べました。

◇立民 枝野氏「辞任は当然」
 立憲民主党の枝野代表は、10日夜、東京都内で記者団に対し、「桜田大臣の辞任は当然のことだ。被災地の皆さんや、復興のために尽力している全国の皆さんを傷つける、信じられないような発言だ。これまで、政治姿勢や見識について、幾度となく、『問題がある』と指摘されながらかばい続けてきた安倍総理大臣の責任が問われる。それだけの重大な事態だ」と述べました。

◇国民 玉木氏「首相の任命責任も厳しく問われる」
 国民民主党の玉木代表は、10日夜、東京都内で記者団に対し、「たび重なる失言で、開いた口がふさがらない。被災地を軽視する大臣に、『復興五輪』を任せるわけにはいかないので、辞任は当然だ。桜田大臣をかばい続けてきた、安倍総理の任命責任も、厳しく問われる」と述べました。

 そのうえで、玉木氏は、「『全員が復興大臣だと思ってやってくれ』と、安倍総理大臣は言っているが、オリンピックという華やかな光の影で、被災地がより風化していることに問題意識を持つ大臣が、少なくなってきている。今回の発言は、桜田大臣だけではなく、安倍政権全体の、復興に対する姿勢を示している」と述べました。

◇公明 西田氏「辞任は当然 猛省を」
 公明党の西田参議院幹事長は、10日夜、記者団に対し、「復興が内閣の最重要課題だと何度も言ってきたにもかかわらず、今も大変な生活を余儀なくされている方々の気持ちを傷つける、あってはならない残念な発言で、辞任は当然だ。心の底から猛省して、それぞれが与党の一員として、復興のために政治をやっていることを決意し直さなければならない」と述べました。

◇共産 小池氏「暴言中の暴言」
 共産党の小池書記局長は、NHKの取材に対し、「被災者の思いを踏みにじる、暴言中の暴言だ。桜田大臣は、何度も失言で済まされない発言が続いていた。任命した安倍総理大臣の責任が問われる」と述べました。

◇維新 遠藤氏「理解できない」
 日本維新の会の遠藤国会対策委員長は、NHKの取材に対し、「被災地に配慮せず、議員に配慮するような発言で、配慮のしかたが間違っており、理解できない。安倍政権には、被災者が悲しむことが繰り返されないよう、気を引き締めて、被災地に寄り添った政権運営にあたってほしい」と述べました。
| 政策 | 07:17 | comments(0) | trackbacks(0) |









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