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「かかりつけ薬剤師」に必要な研修受講シール ネットで売買

 薬局に勤める薬剤師は、研修を受けるなどの要件を満たすと、患者ごとの薬の処方の状況を把握して管理する「かかりつけ薬剤師」になり、調剤報酬を加算して受けることができますが、この研修を受講したときに受け取るシールがインターネット上で売買されていることがNHKの取材で分かりました。

 厚生労働省は、研修制度の信頼性を揺るがしかねないとして、研修を行う団体に対策を求める通知を出す方針です。

 インターネット上で出品されていたのは、国内では最も多く薬剤師向けの研修を行っているとされる日本薬剤師研修センターの研修を受講した際に、受け取ることができるシールです。

 シールが一定の枚数に達すると認定薬剤師になることができ、さらに、勤務経験の要件などを満たすと、「かかりつけ薬剤師」になることができます。

 「かかりつけ薬剤師」は、患者ごとの複数の処方箋を把握して、同じような作用の薬がないか管理することなどで、加算した調剤報酬を受けることができ、国は、患者が安心して薬を服用するために積極的に導入を進めています。

 シールは、個人が商品を売買するサイトで、1枚1100円や、30枚余りで1万5000円などとして出品され、一部は売買が成立したことを示す表示もあり、日本薬剤師研修センターはシールが本物であることを確認したということです。

 厚生労働省は、研修制度の信頼性を揺るがしかねないとして、研修を行う団体に、名簿による受講者の管理など対策を求める通知を出すほか、薬剤師で作る団体などには不適切な方法で認定を取得しないように所属する薬剤師に周知することを求める通知を出す方針です。

 日本薬剤師研修センターの豊島聰理事長は、「多くの薬剤師はきちんと研修を受けていると思っているだけに、大変憂慮すべき事態だ。今後、不正防止の対応を検討したい」と話しています。

 また、シールの売買がされていたインターネットのサイトやアプリを運営している会社は、NHKの取材に対して、禁止されている出品だとして削除を進めたり、日本薬剤師研修センターと相談して、対応を協議したりしているとしています。

◇かかりつけ薬剤師「本来の自己研さんできず本末転倒」
 「かかりつけ薬剤師」からはシールが売買されていることに怒りの声が聞かれました。

 東京港区の薬局では9人の薬剤師が勤務していて、業務の時間外にそれぞれが研修を受け、5人が「かかりつけ薬剤師」として業務を行っています。

 薬局を経営している北村兼一さんは、「シールの売買は、研修にかけるべき時間と労力をお金で買っていることになり、本来の趣旨である自己研さんができずに本末転倒だ。やめてほしいです」と話しています。
| 福祉・医療と教育 | 06:17 | comments(0) | trackbacks(0) |









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