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10連休で公的サービスどうなる? 暮らしへの影響は

 ことしは、皇太子さまが天皇に即位されるのに伴って、4月27日から10連休となります。医療や保育など公的なサービスの分野では、通常の祝日などと同じように休業すると、暮らしへの影響が広がりかねないという懸念も出ていて、公的なサービスをどの程度実施するのか、対応を迫られています。

 ことしは、皇太子さまが天皇に即位される5月1日が1年かぎりの祝日となるため、4月27日から5月6日まで10連休となり、27日の土曜日を除いても、日曜日や祝日などの休日が9日間続くのは極めて異例です。

 公的なサービスの分野では、特に日曜日や祝日で、休業したり、態勢を大幅に縮小したりといった対応が多いため、連休で休業などが続くと、暮らしへの影響が広がりかねないという懸念も出ています。

 このうち、医療分野では、日本医師会が全国の医療機関を対象に、連休中の外来診療や、救急での患者の受け入れ態勢について実態調査を行い、患者への影響が出ないよう今後、対応を検討する方針です。

 保育分野でも、厚生労働省が全国の市町村に対し、連休中に子どもを預けたいという保護者の希望を把握したうえで、保育士など必要な人員を確保するよう、今後、要請することにしています。

 さらに、日本郵便が、普通郵便の配達を特別に行う日を設ける方向で検討しているほか、自治体の間では、住民票などの窓口業務での対応を検討する動きも出ています。

 こうした動きは今後、春先にかけて本格化するものとみられ、公的なサービスを連休中にどの程度実施するのか、関係機関などが対応を迫られています。

◇海外旅行予約 前年の3倍に
 ことしの10連休では、長い休みを生かした海外旅行のツアーが好調で、大手旅行会社では、予約が前の年の3倍にものぼっています。

 大手旅行会社のJTBによりますと、ことしの10連休で、海外旅行のツアーを予約した人は、先月28日の時点で、前の年の大型連休の3倍にものぼっています。

 例年の大型連休は旅行日数が限られるため、1か所に滞在するツアーが多いのに対し、ことしは長い休みを生かして、ヨーロッパなどで複数の国や都市を訪れるツアーに人気が集まっているということです。

 また、クルーズ船に乗り込み、日にちをかけて船旅を楽しむツアーも人気で、一部のツアーはすでに完売して、キャンセル待ちの状態だということです。

 この会社は、海外へのチャーター機を確保するなどして、追加のツアーの販売も検討しています。

 旅行会社の店舗を訪れた30代女性は、「せっかくの長い休みなので海外に行きたいですが、予約が多いようで、少し出遅れたかもしれません」と話していました。

 JTBトラベルゲート有楽町の須原菜穂子さんは、「海外旅行の予約が例年よりも非常に多く、長い休みでしか行けない場所を検討するお客様が多くなっています」と話していました。

◇外来診療の日を検討する病院も
 医療機関の間では、10連休の期間中外来診療を行わない日が続くと、患者にとってデメリットが大きいとして、対応を検討する動きが出始めています。

 東京 昭島市にある東京西徳洲会病院は、10連休の期間中、通常の対応であれば4月27日の土曜日に半日だけ外来患者を受け付け、あとの9日間は外来診療を休むことになります。

 しかし、こうした対応では、連休の期間中に体調を崩したり、けがをしたりして、この病院の救急外来を訪れる患者が増えると見込まれ、重症患者への対応に支障が出るおそれもあるということです。

 また、継続して通院している患者でも、数日おきに投薬やリハビリなどが必要な場合もあり、病院は、9日間続けて外来診療を休むのは、患者へのデメリットが大きいとしています。

 こうしたことから、病院は、連休の期間中に外来診療を行う日を、内科や外科などほぼすべての科を対象に、2日程度設ける方向で検討していて、医師や看護師などの勤務の調整を進めています。

 40代の女性患者は、「総合病院が10日近くの間、全く開かないのは困ります」と話していました。

 東京西徳洲会病院の渡部和巨院長は、「外来診療を休むと患者のデメリットが大きく、病院側も救急だけではしのげないおそれがある。連休中の開業日をなるべく早めに患者に伝えられるようにしたい」と話していました。

◇保育園に預けられるか 不安の声も
 10連休の期間中も仕事をする保護者からは、子どもを保育園に預けられるのかという不安の声が出ていて、自治体の間では、受け入れ態勢の充実を検討する動きも始まっています。

 東京 品川区では、通常の日曜日や祝日に子どもを預かる保育園が、40余りある区立の保育園のうち、2か所と私立の1か所に限られ、受け入れ可能な人数は合わせて60人までです。

 一部の保護者からは、「10連休の期間中も仕事をしなければならず、子どもを保育園に預けられるのか」という不安の声が出ています。

 5歳の双子を預けている作業療法士の30代女性は、「ふだん祝日は休みですが、連休中は出勤する必要がありそうで、子どもを預けられるか不安です」と話しています。

 品川区は、連休の期間中、保育を希望する保護者が通常の休日よりも増える可能性があるとして、受け入れ態勢の充実も視野に入れて検討を始めました。

 まずは、主な保育園を通じて、連休の期間中に利用を希望する保護者がどの程度いるかを把握する方針です。

 ただ、連休中の仕事の予定がまだ決まっていない保護者も少なくないとみられ、品川区は、状況を見極めながら受け入れ態勢を整えたいとしています。

 品川区保育課の吉田義信担当課長は、「保護者の意見を聞いて必要であれば定員を増やし、十分な保育サービスを提供できるようにしたい」と話しています。

◇市民は…
 ことし4月27日からの10連休についての受け止めを、東京 新宿で聞きました。

 30代の子ども連れの女性は、「とてもうれしいです。家族4人で、長崎県のハウステンボスや実家のある福岡に行こうと思っています」と話していました。

 また、30代の会社員男性は、「長野に帰省しようと考えています。10連休はうれしい反面、出費が増えるので、お金が続くかという心配もあります」と話していました。

 一方、連休中も仕事の予定だという40代の運送業の男性は、「休みどころか、流通業はとても忙しくなるので大変です」と話していました。

 さらに、連休の期間中、病院や行政の窓口業務など、公的なサービスの対応を心配する声も聞かれました。

 70代女性は、「仕事をしていないので、連休になってもあまり関係ありません。病院や役所などで休みが続くのは心配です」と話していました。

 30代女性も、「病院が休みになると、子どもが熱を出した場合などにどうすればいいのかわかりません。あらかじめ示してほしいと思います」と話していました。
| 政策 | 08:49 | comments(0) | trackbacks(0) |









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