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イライラ運転しやすい人の特徴
 怒りをコントロールする「アンガーマネージメント」は、日本人が非常に苦手だそうですが、私もその一人かも知れないので肝に銘じようと思います。

◎「ハンドルを握ると人が変わるドライバー」の特徴とは? 元トラック運転手が解説
 (2018年12月29日 09:01 HARBOR BUSINESS Online)

 「トラックドライバーが一般ドライバーに知っておいてほしい“トラックの裏事情”」をテーマに紹介している本シリーズ。

 今回は、以前紹介して反響の大きかった「煽(あお)るドライバーと煽られるドライバーの特徴」に関連して、「ハンドルを握ると人が変わるドライバーの特徴」を、日本人の弱点である「アンガーマネージメント(怒りのコントロール)」という観点から考察してみたい。

◆負の感情が周囲に感染する「イライラ運転」
 長年、車高の高いトラックの運転席から、様々な「隣の運転事情」を目の当たりにしてきたが、やはりというべきか、その中でも特によく目に付いたのは「イライラ運転」の光景だった。

 「イライラ」は、どんな感情よりも運転に出る。

  以前紹介した煽り運転はもとより、何度も車線変更を繰り返したり、気に入らないクルマに無意味なクラクションやハイビームを浴びせたり、頑なに“譲らない精神”を貫いたりすることなども、イライラを表す運転行為として挙げられるだろう。

 こうしたイライラ運転には、その負の感情が周りのドライバーに感染しやすいという特性があり、たった1台のイライラが、周囲を走る多くのドライバーの運転環境を瞬時に悪化させる恐れもある。

 また、イライラ運転を繰り返す人の中には、いわゆる「ハンドルを握ると人が変わる」タイプのドライバーが多くいるのも事実で、普段は至って温厚なのに、ひと度ハンドルを握ると、上記のような運転をしたり、「ちんたら走ってんじゃねえ」、「どこに目付けてんだよ」などの荒い言葉をぶちまけたりして、同乗者を驚かせる人も少なくない。

 筆者が今まで見聞きしてきた「ハンドルを握ると人が変わるドライバー」には、大きく分けると以下のような2つの特徴がある。

◆あなたは大丈夫? 「イライラ運転」しやすい人の特徴
1.行き過ぎた正義感を持つ人
 以前、「煽り運転をする人の特徴」を紹介した際にも挙げたことだが、煽り運転に限らず、ハンドルを握ると人が変わるドライバーにも、行き過ぎた正義感を持っている人が多く存在するように思える。

 日本がルールやマナーに対して、非常に厳格な国だということは、自他ともに認める事実だ。

 朝のラッシュ時、誰に言われるでもなく2列ないし3列縦隊を作って電車を静かに待つ姿や、スポーツ観戦後にゴミを自主的に拾って持ち帰る日本人サポーターらは、海外でも度々大きく報じられ、称賛されてきた。

 しかし近年、そんなルールやマナーに固執するあまり、許容範囲が極端に狭くなった人が急増。彼らは、皆がルールやマナーに則り、欲望を抑えて秩序を守ろうとしている中、それらに少しでも反している人を見つけると許せなくなり、過剰に反応してしまうのだ。

 「クルマの運転」は、日常生活の中でもとりわけ強くて多くのルールやマナーに縛られる行為の1つ。

 そのため、クルマに乗るとスイッチが入ったかのように、周囲のクルマの粗探しを始め、「ありがとう」の合図をしないクルマや、自分の優位性を侵害してくるクルマを見つけては、「礼儀がなっていない」、「今のはこっちが優先だったじゃないか」と激高。

 しまいには「報復」や「罰」として、煽り運転やクラクション、追い回しなどといった行為にさえ及んでしまうのだ。

 本人らにとっては「正義」や「成敗」のつもりかもしれないが、周囲のドライバーからすれば、それはもはや正義とは程遠い「迷惑行為」でしかない。

 が、残念なことに、本人たちは、その事実にほとんど気付いていないか、気付いていても自らの行いを正当化してしまう傾向にある。

2.外面(そとづら)がいい人
 クルマには、自分の足では出せない速さと、その速さや行き先を自分で操ることで得られる優越感、精神的に無防備になれる空間がある。言うなれば、それはまるで「走る秘密基地」のような存在だ。

 そんなクルマのハンドルを、普段本音や欲望を押し殺して外面よく生活している人が握ると、日頃感じ得ない「自由」を人一倍強く抱いてしまう。

 そんな中、「日常生活以上に行動を縛る交通ルール」や、渋滞や信号、ノロノロ走るクルマなど、行く手を阻む多くの障害物に対峙すると、反動で通常より大きなイライラを感じ、周囲のドライバーに先のようなイライラ運転で八つ当たりしたり、暴言を吐いたりするようになるのだ。

 無防備になれる空間で生じるイライラ。そう考えると、彼らの場合は、「ハンドルを握ると人が変わる」というより、「ハンドルを握ることで隠していた本性が現れる」といったほうがむしろ正しいのかもしれない。

◆「アンガーマネジメント」で脱「イライラ運転」
 これら「イライラ」の根源にあるのは、「怒り」という感情だ。

 一般的に、怒りをコントロールすることを「アンガーマネージメント」というのだが、日本人はこのアンガーマネージメントが非常に苦手である。

 現に、世間を騒がせた「怒り」にまつわる事件・事故は、今年だけでも煽り運転や、スポーツ界の体罰・暴行・パワハラ問題、新幹線殺傷事件、芸人のインスタライブ発言と枚挙にいとまがなく、身近なところでも、SNSを開けば怒りに任せた暴言合戦が嫌でも目に入ってくる。

 そんな怒りが蔓延する社会を生き抜くためには、もはや必要不可欠なスキルともいえるアンガーマネージメントなのだが、これを遂行するうえで、絶対に得ておかなければならない行為がある。

 「許す」こと、「受け流す」ことだ。

 例えばドライバーの場合、自分はルールやマナーをしっかり守り、相手の違反には寛容になる。そうすることで、結果的に自分が怒りの感情に振り回されずに済むのだ。

 しかし、それが容易にできていれば、今頃誰も怒ってはいないところ。巷では「大きく深呼吸してみる」、「怒りのピークである直後の6秒間、思考停止してみる」など、「怒りの鎮め方」が数多く紹介されているのだが、それらでも怒りが収まらないドライバーは、一度その怒りを、同じ感量の「哀れみ」に変えてみるといい。

 元々、超が付くほど短気だった筆者も、これで運転中の怒りを何度も鎮めてきた。

 「人を哀れむ」と聞くと、あまりいいように聞こえないかもしれないが、「鉄を身にまとい合う一期一会のクルマ社会」では、「あんな運転しかできないのか、可愛そうに」といった同情を注ぎ、瞬間的な怒りを鎮めたほうが、不要なトラブルの回避に繋がることが多いのだ。

 怒りは強い感情であるがゆえ、コントロールしないと冷静さを瞬時に奪う。不要なトラブルに巻き込まれないためにも、自分の感情は、自分でコントロールできるようにしておきたいものだ。

※橋本愛喜
 フリーライター。大学卒業間際に父親の経営する零細町工場へ入社。大型自動車免許を取得し、トラックで200社以上のモノづくりの現場へ足を運ぶ。日本語教育やセミナーを通じて得た60か国4,000人以上の外国人駐在員や留学生と交流をもつ。滞在していたニューヨークや韓国との文化的差異を元に執筆中。
| 雑感 | 00:33 | comments(0) | trackbacks(0) |









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