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雅子さま 55歳の誕生日「国民の幸せのため力尽くす」
 皇太子妃の雅子さまは9日、55歳の誕生日を迎えられました。

 雅子さまは誕生日にあたって文書で感想を寄せられました。

 雅子さまは冒頭で、「平成5年に皇室に上がりましてから26回目となる今年の誕生日を、平成最後の誕生日として、深い感慨とともに、ある種の寂しさを感じながら迎えようとしています。25年余りの日々を振り返りつつ、両陛下が、大きな責任を担われながら、どれ程深く国民の幸せや国の安寧を願われ、お力を尽くしていらっしゃったかということを改めて思い、敬意と感謝の気持ちで一杯になります」と述べられました。

 そのうえで、「この先の日々に思いを馳せますと、私がどれ程のお役に立てますのか心許ない気持ちも致しますが、これまで両陛下のなさりようをお側で拝見させていただくことができました幸せを心の糧としながら、これからも両陛下のお導きを仰ぎつつ、少しでも皇太子殿下のお力になれますよう、そして国民の幸せのために力を尽くしていくことができますよう、研鑽を積みながら努めてまいりたいと思っています」と続けられました。

 続いてことし1年を振り返り、人々が元気づけられた出来事としてピョンチャンオリンピック・パラリンピックでの日本人選手の活躍などを挙げる一方で、「大変残念なことに、今年も多くの自然災害に見舞われた年でした」と述べ「東日本大震災を含め、各地の被災地域の復興に、殿下とご一緒に永く心を寄せていきたいと思います」と記されました。

 また、子どもの虐待や子どもの貧困、内戦や紛争に伴う難民の問題、地球温暖化や環境汚染を国際社会の課題として取り上げ、「社会的に弱い立場にある人々を含め、全ての人が安心して暮らすことのできる社会を実現していくことや、このかけがえのない地球を健全な形で将来の世代に引き継いでいくために、私たちが何をすべきなのか、それぞれが真剣に考えていくことが必要な時代になっているのではないかと感じます」とつづられました。

 雅子さまは最後に、ことし6月、結婚から25年の「銀婚」を迎えたことに触れ、「本当にたくさんの方に助け、支えていただいてまいりましたことを改めて思い返し、感謝の気持ちを新たにしています」と記し、「引き続き体調の快復に努めながら、できる限りの公務に力を尽くすことができますよう、努力を続けてまいりたいと思っています」と述べられました。

◇雅子さま これまでの歩み
 雅子さまは平成5年6月9日、皇太子さまと結婚されました。

 アメリカのハーバード大学を卒業し、外交官として活躍されていた雅子さま。皇太子さまとの恋は、当時、大きな注目を集めました。

 皇居で行われた「結婚の儀」に続いて、お住まいのある赤坂御用地までオープンカーでパレードされ、沿道には20万人近くが詰めかけました。

 1か月後の宮中晩さん会で、雅子さまは皇太子妃として国際舞台にデビューし、元外交官のキャリアを生かして外国の首脳と懇談されました。

 翌年、雅子さまは皇太子さまとともに初めての外国公式訪問に臨み、中東4か国を回って国際親善に努められました。

 平成7年に阪神・淡路大震災が発生した際には、外国訪問の日程を繰り上げて帰国し、初めて被災地を見舞われました。

 雅子さまは記者会見の場などで、「難しい境遇に置かれている人々や、さまざまな困難に直面している子どもたちに、常に心を寄せていきたい」と述べられてきました。

 東京都内の児童養護施設や乳児院を視察したほか、女性の留学生を支援する団体の式典にお一人で出席しておことばを述べられたこともありました。

 結婚から8年がたった平成13年12月、待望のお子さま、長女の愛子さまを出産されました。

 しかし、その2年後、雅子さまは体調を崩し療養生活に入られました。慣れない環境と大きなプレッシャーの中で、公務と子育てによる心身の疲れをためられていたのです。

◇宮内庁は「適応障害」という診断結果を公表。
 皇太子さまは記者会見で、雅子さまに寄り添い支え続ける決意を述べられました。

 皇太子さまお一人での公務が日常化する中、平成17年に愛知県で開かれた「愛・地球博」では、雅子さまも会場を視察し、1年8か月ぶりに地方での公務に臨まれました。

 一方で雅子さまは、母親として愛子さまの成長を支え続けられました。

 愛子さまが通学に不安感を抱かれていた頃には、連日学校に付き添うなど対応に尽くされました。

 雅子さまは体調に波があり、公務を重ねられるのが難しい状況が続きますが、平成23年に東日本大震災が発生すると、ご夫妻で大きな被害を受けた東北3県を相次いで訪れ、避難生活を続ける被災者を励まされました。

 そして、平成25年4月、雅子さまにとって11年ぶりの外国公式訪問となったオランダへの訪問が実現し、回復に向けた大きな一歩を踏み出されました。

 ことし、結婚から25年の「銀婚」を迎えられた雅子さま。体調を崩して以来初めて全国赤十字大会に出席し、秋の園遊会でも最後まで行事に臨まれました。

 皇太子さまに温かく見守られながら、努力と工夫を重ねて体調を整え少しずつ活動の幅を広げられています。

◇医師団「依然として快復の途上」
 宮内庁は、体調を崩されてから15年になる雅子さまについて、治療にあたっている医師団の見解を公表しました。

 医師団は、雅子さまがことし4度の地方訪問を務めたことや、15年ぶりに全国赤十字大会に出席されたことなどを挙げ、「活動を一つ一つ着実に積み重ねていらっしゃることが妃殿下の自信となり、結果として活動の幅の広がりにつながってきていることは望ましいことと考えております」と説明しています。

 その一方で、「依然として快復の途上にいらっしゃって、体調には波がおありです」とし、「来年は重要な一連の行事もおありで忙しくなられますが、無理をされず、周囲の方々の理解と支援をお受けになりながら、これまで同様治療を続けていただくことが大切です」と記し、引き続き温かく見守ってほしいという考えを示しています。

◎雅子さまが55歳の誕生日「国民の幸せのため努めたい」

 皇太子妃雅子さまが9日、55歳の誕生日を迎え、宮内庁を通じて感想を文書で公表した。来年5月1日の新天皇即位と同時に新皇后となる。

 「この先の日々に思いを馳(は)せますと、私がどれ程(ほど)のお役に立てますのか心許(こころもと)ない気持ちも致します」としつつ、「国民の幸せのために力を尽くしていくことができますよう、研鑽(けんさん)を積みながら努めてまいりたい」とつづった。

 適応障害の療養は15年に及ぶが、雅子さまは、「少しずつ果たせる務めが増えてきましたことをうれしく思っております」と記した。

 この日にあわせ、治療にあたる東宮職医師団は、「依然としてご快復の途上で、ご体調に波がある」との見解を公表。代替わりの行事で多忙になるが、無理をせず治療を続けることが大切と指摘した。

 雅子さまは、「引き続き体調の快復に努めながら、できる限りの公務に力を尽くすことができますよう、努力を続けてまいりたい」とつづった。

 また、文書では、自身が関心を寄せる子どもの虐待や貧困の問題に触れ、全ての人が安心して暮らせる社会の実現に向け、「それぞれが真剣に考えていくことが必要な時代になっている」との考えも示した。
| 雑感 | 07:41 | comments(0) | trackbacks(0) |









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