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「はやぶさ2」 小惑星に到着 地球から3億キロ

 生命の起源を探るため、4年前に打ち上げられた日本の小惑星探査機「はやぶさ2」が、27日午前9時35分、地球から3億キロ離れた目標の小惑星「リュウグウ」に到着しました。

 上空から地表の観測を続けたあと着陸して岩石を採取し、地球に持ち帰る計画で、世界をリードする日本の小惑星探査に注目が集まっています。

 JAXA(宇宙航空研究開発機構)は、2014年12月に鹿児島県から打ち上げた探査機「はやぶさ2」が27日午前9時35分、地球から3億キロ離れた目標の小惑星「リュウグウ」に到着したと発表しました。

 「リュウグウ」は地球と火星の間にある小惑星で、直径はおよそ900メートル、南北の極と赤道部分が角張ったコマのような形をしていて、岩石には46億年前に太陽系が誕生した頃の水や有機物が残されている可能性が高いとされています。

 「はやぶさ2」はことし8月ごろまで上空2万メートルから地表の形を詳しく観測したあと、3回着陸して岩石を採取する計画です。

 特に最後の着陸では、金属の弾丸を小惑星にぶつけて表面に穴をつくり、地中の岩石を採取する世界初の挑戦を行います。

 その後「はやぶさ2」は、来年12月ごろにリュウグウを離れておよそ1年かけて地球に戻る計画で、持ち帰った岩石から水や有機物が確認されれば生命の起源解明にもつながるため、その成果に世界の注目が集まっています。

◇「米国版はやぶさ」も観測へ
 「はやぶさ」以降、小惑星の探査は日本とアメリカが協力して進めています。

 そのアメリカ版の「はやぶさ」とも言えるのが、NASA=(航空宇宙局)の「オシリス・レックス」。「はやぶさ2」に続いて、近く観測を始めます。

 おととし打ち上げられた「オシリス・レックス」は、日本の「はやぶさ」によって得られた小惑星に関する情報を生かして設計されました。

 ことし8月17日に別の小惑星「ベンヌ」まで200万キロの距離に到達し、最初の写真を地球に送る予定です。

 小惑星「ベンヌ」は、直径がおよそ500メートルと「リュウグウ」の半分ほどで、「リュウグウ」と同様、46億年前に太陽系ができた当時のままの有機物が残されている可能性があると考えられています。

 「オシリス・レックス」はことし12月に小惑星の近くの軌道に到着したあと、およそ2年半にわたって観測を続け、この間の2020年7月には表面に接近して砂や石を採取する予定です。

 そして2023年に地球に帰還し、採取した砂や石を解析することで生命の起源や太陽系の成り立ちに迫ることを目指しています。

 「はやぶさ2」と「オシリス・レックス」をめぐってNASAとJAXAは協定を結び、それぞれの研究者を相手のプロジェクトにも参加させ、採取した小惑星の物質も共有して解析することにしています。

 NASAは公式サイトで2つの探査機を紹介し、「両者は課題を共有し、ともに速いスピードで小惑星について学ぶことになるだろう。2つの探査から得られる成果はそれぞれの探査の成果を足し上げたものよりずっと大きくなる」と協力の意義を強調しています。

◎「とうとうここまで来た」JAXA はやぶさ2到着で会見
 探査機「はやぶさ2」の小惑星「リュウグウ」への到着を受けて、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の吉川真ミッションマネージャは、管制室がある神奈川県相模原市のJAXA宇宙科学研究所で会見しました。

 吉川ミッションマネージャは、「管制室にはきょうはおよそ30人が集まっていました。はやぶさ2の機体は正常で、到着を確認できたとき、みんなほっとして拍手が起こりました。みんなで握手をしあいました。」と、到着の瞬間について話しました。

 そのうえで、これからについて、「とうとうここまで来たというのが正直なところ。しかしいよいよこれからがミッションの本番なので、半分はほっとしていますが緊張感が出てきました」と気を引き締めていました。

◎「はやぶさ2」が撮影 小惑星「リュウグウ」最新写真公開

 JAXA(宇宙航空研究開発機構)は探査機「はやぶさ2」の小惑星到着に合わせて、「はやぶさ2」が26日撮影した最新の「リュウグウ」の写真を公開しました。

 写真は26日の午後0時50分ごろに撮られたもので、到着地点に迫った20キロ余りの距離から「リュウグウ」を撮影しました。

 写真からは、南北の極と赤道部分が角張ったコマのような形がはっきりわかります。

 表面には岩石による凹凸が多く確認でき、直径200メートルほどあるクレーターのようなくぼみも鮮明に写っています。

 JAXAの吉川真ミッションマネージャは、「科学的評価はこれからだが、やはり岩の塊が多く、全面に分布していることがわかる。まだ計測していないが赤道付近にあるクレーターもわりと深いと思う。詳しく調べて着陸する場所などを検討したい」と話しています。
| 環境とまちづくり | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0) |









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