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“突風どう発生か” 最新レーダーで初観測 気象庁の研究所
 台風の接近に伴って突風がどのように発生するかを詳細にとらえることに、気象庁の気象研究所が最新のレーダーを使った観測で初めて成功しました。

 わずか5分間に積乱雲内部で気流などが急激に変化して突風が発生したことがわかり、今後、竜巻などの発生予測の向上につなげたいとしています。

 気象研究所の足立透主任研究官は、「フェーズドアレイレーダー」と呼ばれる最新の気象レーダーを2台使って、去年7月4日の午後10時ごろ、埼玉県草加市に被害をもたらした突風がどのように発生したのかを観測しました。

 当時は台風3号が草加市の南南西およそ190キロの伊豆諸島付近の海上を東へ進んでいて、突風はこの台風の外側で発達した積乱雲の下で発生しました。

 足立主任研究官が観測データを詳しく分析した結果、わずか5分ほどの間に積乱雲の内部で風向きなどが急激に変化し、雲の下の地表付近から渦が立ち上がったということで、竜巻などの突風がどのように発生するかを詳細にとらえることに初めて成功したとしています。

 足立主任研究官は、「今回のようにわずか5分で突風が発生するというのがわかったのは初めてで、時間的にはかなり早く、避難は難しいと思う。今後も研究を進め竜巻の発生予測の向上につなげていきたい」と話していました。

◇突風発生までの詳しい状況は
 去年7月4日の午後9時43分ごろ、埼玉県草加市の上空を通過していた発達した積乱雲の内部に多くの雨粒が集まる「強い雨域」が作られ、この雨粒が午後9時46分ごろから大量に落下することで、下降気流が強まります。

 そして、この下降気流が地面にぶつかり反射することで上昇気流が発生。午後9時48分にはこの上昇気流が強まって強い渦が発生し、積乱雲の下で突風が発生したということです。「強い雨域」ができてから突風が発生するまでの時間は、わずか5分でした。

 この突風発生までの状況を詳細にとらえたのは、「フェーズドアレイレーダー」と呼ばれる最新の気象レーダーでした。

 このレーダーは、360度回転しながら、地上から上空およそ16キロまでの範囲に同時に電波を発射できるため、雲や雨、それに風向きなどをわずか30秒で観測することができます。

 これに対し、従来のレーダーは、観測できる範囲が地上から上空およそ12キロまでに限られ、発達した積乱雲の一部がとらえられない場合があったほか、さまざまな角度に電波を発射しながら回転するため、観測が終了するまでに5分から10分程度かかっていました。

 今回は、「フェーズドアレイレーダー」によって、上空およそ16キロまでのデータを30秒ごとに観測できたほか、茨城県つくば市と千葉市に設置された2台を世界で初めて同時に使い、突風が発生したエリアを両側から観測できたため、積乱雲の内部の様子を立体的にとらえることができたということです。
| 環境とまちづくり | 08:35 | comments(0) | trackbacks(0) |









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