2018.01.19 Friday
稀勢の里 きょうから休場 横綱の5場所連続休場は約14年ぶり
大相撲の横綱・稀勢の里が初場所6日目の19日から休場することになりました。稀勢の里の休場は5場所連続6回目で、横綱の5場所連続休場は14年ぶりです。
これは19日、師匠の田子ノ浦親方が明らかにしました。
稀勢の里は去年3月の春場所で2場所連続の優勝を果たしましたが、その場所で左の胸や腕などを痛め、その後も相次ぐけがのため、5月の夏場所以降、途中休場を含め4場所連続で休場していました。
再起をかけて臨んだ今場所は5日目の19日、平幕の嘉風に敗れて3連敗を喫するなどここまで1勝4敗と序盤から苦しい土俵となっていました。
師匠の田子ノ浦親方によりますと、稀勢の里は18日、病院で診察を受け左大胸筋のけがで治療が必要と診断されたため休場を決めたということです。
田子ノ浦親方は、「本人と話して相撲をとるのは厳しいと判断した。本人は出たかったと思うがこれ以上悪化させてもファンや協会に迷惑をかける。しっかりもう1回治して出場させる」と話しました。
稀勢の里の休場は5場所連続6回目で、横綱の5場所連続休場は平成14年九州場所から15年の秋場所にかけて武蔵丸が6場所連続で休場して以来、14年ぶりです。
19日対戦する予定だった平幕の千代大龍は不戦勝となります。
◎稀勢の里が休場 5場所連続、来場所は進退問題に発展も
(2018年01月19日 07:57 朝日新聞デジタル)
大相撲の横綱稀勢の里(31)=本名・萩原寛、茨城県出身、田子ノ浦部屋=が東京・国技館で行われている初場所6日目の19日から休場することになった。5日目まで1勝4敗だった。休場は昨年5月の夏場所から5場所連続。場所後の横綱審議委員会(委員長=北村正任・毎日新聞社名誉顧問)で厳しい意見が出れば、来場所は進退問題に発展する可能性がある。
師匠の田子ノ浦親方(元幕内隆の鶴)が19日朝に明かした。左大胸筋を痛めたといい、「古傷に近い箇所です。まずけがを治して、稽古して、自信を取り戻さないといけない。泥臭くやって上がってきた男。体も、心も、作り直してこないといけない」と話した。
稽古量に自信を持って臨んだ今場所だが、初日に新小結貴景勝に敗れると、3日目からいずれも平幕の逸ノ城、琴奨菊、嘉風に続けて苦杯を喫した。3日連続の金星配給は先場所に続く屈辱だった。
横審の北村委員長は場所前、稀勢の里が仮に全休してもまだ進退問題には発展しない、との見解を示していた。しかし一方で、星勘定が悪くなってからの途中休場は印象が良くないとの認識だった。
左腕に大けがを負いながら逆転優勝した昨年春場所からまもなく10カ月。その間、秋場所以外は初日から出場に踏み切り、いずれも途中休場に追い込まれている。武器だった左おっつけに力強さは戻らず、左足首にも痛みを抱える。
横審の内規は横綱の休場が多い場合、「激励、注意、引退勧告等をなす」と定めている。
これは19日、師匠の田子ノ浦親方が明らかにしました。
稀勢の里は去年3月の春場所で2場所連続の優勝を果たしましたが、その場所で左の胸や腕などを痛め、その後も相次ぐけがのため、5月の夏場所以降、途中休場を含め4場所連続で休場していました。
再起をかけて臨んだ今場所は5日目の19日、平幕の嘉風に敗れて3連敗を喫するなどここまで1勝4敗と序盤から苦しい土俵となっていました。
師匠の田子ノ浦親方によりますと、稀勢の里は18日、病院で診察を受け左大胸筋のけがで治療が必要と診断されたため休場を決めたということです。
田子ノ浦親方は、「本人と話して相撲をとるのは厳しいと判断した。本人は出たかったと思うがこれ以上悪化させてもファンや協会に迷惑をかける。しっかりもう1回治して出場させる」と話しました。
稀勢の里の休場は5場所連続6回目で、横綱の5場所連続休場は平成14年九州場所から15年の秋場所にかけて武蔵丸が6場所連続で休場して以来、14年ぶりです。
19日対戦する予定だった平幕の千代大龍は不戦勝となります。
◎稀勢の里が休場 5場所連続、来場所は進退問題に発展も
(2018年01月19日 07:57 朝日新聞デジタル)
大相撲の横綱稀勢の里(31)=本名・萩原寛、茨城県出身、田子ノ浦部屋=が東京・国技館で行われている初場所6日目の19日から休場することになった。5日目まで1勝4敗だった。休場は昨年5月の夏場所から5場所連続。場所後の横綱審議委員会(委員長=北村正任・毎日新聞社名誉顧問)で厳しい意見が出れば、来場所は進退問題に発展する可能性がある。
師匠の田子ノ浦親方(元幕内隆の鶴)が19日朝に明かした。左大胸筋を痛めたといい、「古傷に近い箇所です。まずけがを治して、稽古して、自信を取り戻さないといけない。泥臭くやって上がってきた男。体も、心も、作り直してこないといけない」と話した。
稽古量に自信を持って臨んだ今場所だが、初日に新小結貴景勝に敗れると、3日目からいずれも平幕の逸ノ城、琴奨菊、嘉風に続けて苦杯を喫した。3日連続の金星配給は先場所に続く屈辱だった。
横審の北村委員長は場所前、稀勢の里が仮に全休してもまだ進退問題には発展しない、との見解を示していた。しかし一方で、星勘定が悪くなってからの途中休場は印象が良くないとの認識だった。
左腕に大けがを負いながら逆転優勝した昨年春場所からまもなく10カ月。その間、秋場所以外は初日から出場に踏み切り、いずれも途中休場に追い込まれている。武器だった左おっつけに力強さは戻らず、左足首にも痛みを抱える。
横審の内規は横綱の休場が多い場合、「激励、注意、引退勧告等をなす」と定めている。
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