2018.01.10 Wednesday
皇居で講書始 雅子さまも15年ぶり出席
天皇皇后両陛下が年の初めにさまざまな分野の研究者から講義を受けられる講書始が、10日、皇居で行われました。
講書始は午前10時半から皇居・宮殿の松の間で行われ、両陛下は、皇太子さまや15年ぶりの出席となった雅子さまなど皇族方や、学術関係者らとともに3人の研究者から講義を受けられました。
はじめに慶応大学の田代和生名誉教授が、長崎県の対馬に残る江戸時代の大量の古文書をおよそ30年かけて調査した結果、当時の日朝貿易が考えられていた以上に盛んだったことがわかったと論じました。
続いて、京都大学の苧阪直行名誉教授が、「ワーキングメモリ」と呼ばれる脳の一時的な記憶システムについて講義し、過去と未来を橋渡しする役割を担い、人間の意識をつくり出していると述べました。
最後に、東京理科大学の藤嶋昭学長が、自身で発見した酸化チタンによる光触媒反応について、空気と水の浄化や抗菌や殺菌など幅広い分野で応用されていると説明しました。
講義は1時間近くにわたり、両陛下は熱心に耳を傾けられていました。
講書始は午前10時半から皇居・宮殿の松の間で行われ、両陛下は、皇太子さまや15年ぶりの出席となった雅子さまなど皇族方や、学術関係者らとともに3人の研究者から講義を受けられました。
はじめに慶応大学の田代和生名誉教授が、長崎県の対馬に残る江戸時代の大量の古文書をおよそ30年かけて調査した結果、当時の日朝貿易が考えられていた以上に盛んだったことがわかったと論じました。
続いて、京都大学の苧阪直行名誉教授が、「ワーキングメモリ」と呼ばれる脳の一時的な記憶システムについて講義し、過去と未来を橋渡しする役割を担い、人間の意識をつくり出していると述べました。
最後に、東京理科大学の藤嶋昭学長が、自身で発見した酸化チタンによる光触媒反応について、空気と水の浄化や抗菌や殺菌など幅広い分野で応用されていると説明しました。
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