2017.12.13 Wednesday
なぜ多い?ウインカー出さぬ車
本当にウインカーを出さない車は多いです。それと、一旦右にハンドル切ってから左折する運転を「あおりハンドル」と言うそうですが、街中では頻繁に見かけ、これも危なくて迷惑極まり無いです。
◎なぜ多い? ウインカーを出さない車、横行する「合図不履行」違反
(12月日8(金) 11:43配信 オートックワン)
◇“合図不履行”違反車に遭遇した人は97%
困ったことに、ウインカーを出さずに車線変更や右左折するクルマが増えているという。
クルマが走行中に進路を変える時は必ず方向指示器(ウインカー)を出すことを義務づけている。これにより、交通が円滑に回っている。しかし、どれくらい横行しているのか。
オートックワンで「Q:ウインカーを出さずに車線変更や右左折する車に遭遇したことはありますか?」と緊急アンケートを行ったところ、926件の回答のうち97%の人が「ある」と答えた。
アンケートに投稿してくれた、一部のコメントを紹介したい。
「出しても、曲がり始めてからウインカーを出す車が多いです。勘弁して欲しい」
「老若男女、タクシーなどのプロドライバーでもよく見かけます。通勤時毎日見かけます。ホントに怖い」
「自分の視野に他車が見えないと出さない人、面倒くさいのでしょうか。当人は良くても周りは迷惑します」
「右左折レーンはウインカーなしで行けると勘違いしてる?まずレーン入るのは進路変更だからレーン手前からウインカーが必要なのに!」
「教習所で『周りのドライバーに周知させる為、30m手前で出す』って習ったこと、忘れているんでしょうね」
「知り合いに運転してもらったとき、ウインカーを出さなかったので注意したら『なんで車線変更でウインカー出さなきゃダメなの?』と言われた」
ほとんどの人がウインカーを出さない「合図不履行」運転に迷惑している。
興味深いことにJAFの調査によれば地域差があるという。
日本で1番ウインカーを出さないのは岡山県で、調査に回答した半分の人が「ウインカーを出さず右左折するクルマがとても多いと思う」という返答を得ている。しかし“クルマの走行中にウインカーを出さずに右左折して反則切符を切られた”という話はあまり聞いたことがない。
実際、ウインカーを出さずに右左折や車線変更をすると、反則金6千円+交通違反点数1点の『合図不履行』という明らかな違反になるのだけれど、大きな危険運転と思っていないのか、警察は熱心でないように思う。
例えば鳥取県警の場合、『合図不履行』での検挙数はここ5年間の平均だと1年間当たり75件だという。たくさん走って目を光らせているハズのパトカーや白バイの隊員が認知した合図不履行は、鳥取県警全体で毎月6回ほどしかないということになる。
◇いわゆる“あおりハンドル”での左折「カッコイイから」
この合図不履行より大きな問題と思うのが、いわゆる「あおりハンドル」の左折。自動車教習所などで左折の際、一旦右にハンドル切ってから左折する運転は「絶対にダメ」と習うハズ。けれど街中では頻繁に見かける人も多いことだろう。
100歩譲って大型車などが細い道路で左折するなら仕方ない。これは内輪差によって後輪が歩道などに乗り上げるのを防ぐためだ。しかし、余裕で曲がれそうな軽自動車まで“あおりハンドル”をしているのをよく見かける。
このあおりハンドルをなぜやるのか一度調査してみたら「カッコ良いから」だという。あおりハンドルを行う多くの人が「左折時のテクニック」みたいに認識しているようなのだ。加えてあおりハンドルをキチンと取り締まるのはかなり難しいから困ったもの。
あおりハンドルは一旦右にハンドルを切った後、左にハンドルを切るためウインカーと両立させにくい。そうなると左折時にウインカーを付けずに曲がるということになる。結果、斜め後方を走る自転車やバイクにとっては非常に危険な状況になってしまう。右に行ったと思ったクルマがウインカー無しで左折するのだから非常に怖い。
ドライバーに対し啓発活動をするのは難しくないと思う。日本は免許の更新期間が短い。更新時には講習を受けるため、社会問題になっている運転パターンを5つくらいでいいから教えるべきだと思う。
メディアも交通の安全に貢献すべく、こういった啓発活動を頻繁に行うべきなのかもしれません。
[Text:国沢光宏]
◎なぜ多い? ウインカーを出さない車、横行する「合図不履行」違反
(12月日8(金) 11:43配信 オートックワン)
◇“合図不履行”違反車に遭遇した人は97%
困ったことに、ウインカーを出さずに車線変更や右左折するクルマが増えているという。
クルマが走行中に進路を変える時は必ず方向指示器(ウインカー)を出すことを義務づけている。これにより、交通が円滑に回っている。しかし、どれくらい横行しているのか。
オートックワンで「Q:ウインカーを出さずに車線変更や右左折する車に遭遇したことはありますか?」と緊急アンケートを行ったところ、926件の回答のうち97%の人が「ある」と答えた。
アンケートに投稿してくれた、一部のコメントを紹介したい。
「出しても、曲がり始めてからウインカーを出す車が多いです。勘弁して欲しい」
「老若男女、タクシーなどのプロドライバーでもよく見かけます。通勤時毎日見かけます。ホントに怖い」
「自分の視野に他車が見えないと出さない人、面倒くさいのでしょうか。当人は良くても周りは迷惑します」
「右左折レーンはウインカーなしで行けると勘違いしてる?まずレーン入るのは進路変更だからレーン手前からウインカーが必要なのに!」
「教習所で『周りのドライバーに周知させる為、30m手前で出す』って習ったこと、忘れているんでしょうね」
「知り合いに運転してもらったとき、ウインカーを出さなかったので注意したら『なんで車線変更でウインカー出さなきゃダメなの?』と言われた」
ほとんどの人がウインカーを出さない「合図不履行」運転に迷惑している。
興味深いことにJAFの調査によれば地域差があるという。
日本で1番ウインカーを出さないのは岡山県で、調査に回答した半分の人が「ウインカーを出さず右左折するクルマがとても多いと思う」という返答を得ている。しかし“クルマの走行中にウインカーを出さずに右左折して反則切符を切られた”という話はあまり聞いたことがない。
実際、ウインカーを出さずに右左折や車線変更をすると、反則金6千円+交通違反点数1点の『合図不履行』という明らかな違反になるのだけれど、大きな危険運転と思っていないのか、警察は熱心でないように思う。
例えば鳥取県警の場合、『合図不履行』での検挙数はここ5年間の平均だと1年間当たり75件だという。たくさん走って目を光らせているハズのパトカーや白バイの隊員が認知した合図不履行は、鳥取県警全体で毎月6回ほどしかないということになる。
◇いわゆる“あおりハンドル”での左折「カッコイイから」
この合図不履行より大きな問題と思うのが、いわゆる「あおりハンドル」の左折。自動車教習所などで左折の際、一旦右にハンドル切ってから左折する運転は「絶対にダメ」と習うハズ。けれど街中では頻繁に見かける人も多いことだろう。
100歩譲って大型車などが細い道路で左折するなら仕方ない。これは内輪差によって後輪が歩道などに乗り上げるのを防ぐためだ。しかし、余裕で曲がれそうな軽自動車まで“あおりハンドル”をしているのをよく見かける。
このあおりハンドルをなぜやるのか一度調査してみたら「カッコ良いから」だという。あおりハンドルを行う多くの人が「左折時のテクニック」みたいに認識しているようなのだ。加えてあおりハンドルをキチンと取り締まるのはかなり難しいから困ったもの。
あおりハンドルは一旦右にハンドルを切った後、左にハンドルを切るためウインカーと両立させにくい。そうなると左折時にウインカーを付けずに曲がるということになる。結果、斜め後方を走る自転車やバイクにとっては非常に危険な状況になってしまう。右に行ったと思ったクルマがウインカー無しで左折するのだから非常に怖い。
ドライバーに対し啓発活動をするのは難しくないと思う。日本は免許の更新期間が短い。更新時には講習を受けるため、社会問題になっている運転パターンを5つくらいでいいから教えるべきだと思う。
メディアも交通の安全に貢献すべく、こういった啓発活動を頻繁に行うべきなのかもしれません。
[Text:国沢光宏]
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