<< October 2018 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< 自民党・幼稚園や保育園無償化 一部前倒しを提言へ | main | 新型タバコ 呼吸器学会が見解 >>
乳児抱いて市議が議場に…議長注意、開会遅れる
◎<熊本市議>議場に赤ちゃん「子育て女性も活躍できる場に」
 (11月22日(水) 22:49配信 毎日新聞)

 22日に開会した熊本市議会の定例会で、緒方夕佳(ゆうか)市議(42)が生後7カ月の長男を抱いて議場に入場したため開会が40分遅れる混乱があった。議員や職員以外が議場に入ることは規則で禁じられているが、緒方市議は「子育て中の女性も活躍できる市議会であってほしかった」と説明した。市議会は事前に通告なくルール違反を強行したとして問題視する一方、子育て世代の議員のための環境整備について議論を進める方針だ。

◇議場混乱 40分遅れ
 緒方市議は、本会議が始まる午前10時前に長男を抱いて議場の自席に着席した。市議会は「議員や職員以外は傍聴人とみなす」とした上で傍聴規則で「傍聴人は会議中に議場に入ることができない」と定めているため、澤田昌作議長が退場を促した。しかし、緒方市議が聞き入れなかったため別室で協議。長男を友人に預けることで合意したため予定より40分遅れて開会した。

 緒方市議は1期目で、1人会派「和の会くまもと」に所属。長男を出産した4月以降、「出産後の体調不良」を理由に議会を欠席しており、本会議出席は約8カ月ぶりだった。妊娠が判明した昨年から、乳児を連れての本会議出席や市議会への託児所設置を議会事務局に訴えてきたが、前向きな回答を得ることができず子連れでの入場に踏み切ったという。

 緒方市議の行動について、自民党の原口亮志市議は、「個人的な理由で議事進行を妨げたのは問題で懲罰の対象だ」と批判。共産党の那須円市議は、「事前に議会運営委員会に相談すべきだった」としながら「欧州では乳児を連れて議場に入ることもある。子育て世代の議員活動について議論が必要だ」と述べた。

 澤田議長は、「子育てが大変で思い詰めた部分もあったのだろう。子連れでも議会に参加できる仕組みを考えたい」と述べ、近く開催する議会活性化委員会で議論する方針を示した。

◇一石投じた/母親の声代弁/結果的に反感…賛否両論
 緒方市議の行動には識者や市民から賛否両論の声が相次いだ。

 女性議員の動向に詳しい「市川房枝記念会女性と政治センター」の久保公子事務局長は、「静粛な審議の場である議場に乳児を連れて入ることは適切ではなく賛成できない」と指摘しつつも、「若い女性たちが子供を産み育てながら政治参画するように今後ならなければならない。そうした問題提起のために投じた一石なら勇気ある行動だと思う」と話した。

 生後5カ月の次男がいる熊本市中央区の会社員、高尾絵里さん(33)は、「小さい子供がいて働きたくても働けない母親たちの声を代弁した行動」と支持。生後5カ月の長男がいる同区の主婦、田中紗也加さん(29)は、「議会の開始が遅れて他の議員にも迷惑がかかり、結果的に周囲の反感しか買わない行動だったのではないか」と疑問を投げかけた。

 一方、20年前から子連れ出勤を推進する茨城県つくば市の授乳服メーカー「モーハウス」の光畑由佳代表は、「特に赤ちゃんの間は母子が一緒にいた方がいい」と託児よりも同伴するメリットを指摘。その上で「社員には子供のせいで仕事が中断したり、打ち合わせ相手に迷惑をかけたりしない心がけも求めている」と強調した。

 ワークライフバランス研究所(福岡市西区)の雁瀬暁子代表は、「公の立場の人たちの意識が変わることで、男女平等が真に当たり前の社会になるはず」と今後の議論に期待を寄せた。

◎熊本市議会で女性議員が子連れ出席求めて賛否 事務局は「子育ては応援したいが、ルールを破るのはだめ」とコメント
 (2017年11月22日 18:21 キャリコネ)

 熊本市議会で11月22日、女性議員が生後7か月の赤ちゃんを連れて会議に出席しようとしたため、会議開始が40分遅れるトラブルがあった。出席を試みたのは緒方夕佳議員(42)で、ネットでは、「パフォーマンスなのでは」「大賛成。何目くじら立ててるんだかって感じ」など、賛否両論が沸き起こっている。

 同市議会の傍聴規則10条では、「傍聴人は、会議中いかなる事由があっても議場に入ることはできない」と定められている。市議会事務局の担当者は、「たとえ議員のお子さんでも傍聴人とみなされますから、入場はできません」と説明する。

◇「苦労している女性議員多い。どんどん声を上げてほしい」
 事務局によると、会議開始前、子どもを連れて議場に入った緒方議員からは「自身は子育て世代の代表として話をしている」との主張があったという。議員や議長、事務局らは「子育てについては応援しているが、議会には議会のルールがある。それを破られるのは困る」と説得した。

 緒方氏は子どもを知人に預けて出席することになり、会議開始が遅れた。話し合いは双方声を荒げることもなく穏やかに行われたそうだ。市議会事務局としては今後、議会規則の変更を検討する予定は当面ないという。

 海外には、子連れで議会に参加することを認めている国もある。オーストラリアでは昨年、規則が改定され、子連れでの議会入場が認められるようになった。アイスランドでも昨年、子育て中の女性議員が授乳しながら答弁に答え、話題を呼んだ。

 著名人や他の県議会議員からも様々な声が出ている。先日、オムツ交換台が男性トイレに無い問題を指摘したお笑いコンビ、飛び石連休の藤井ペイジさんは、ツイッターで

 「うちも小さい子がいるもんで気持ちは分かるけど、赤ちゃんがいても働きに出やすい世の中にする事と、どんな職場にも赤ちゃんを連れて入れるようにする事は話が違うでしょ。誰でも安心して気軽に使える託児所が欲しいなあ」

 と、緒方議員の行動に首をひねる。一方、広島県議会議員の佐々木允氏は

「預かってもらえる人もおらず苦労している女性議員は多い。どんどん声を上げてほしい」

と好意的なツイートをしていた。

 なお、緒方議員は一昨年、宿泊を伴う視察に子どもを同伴出来るよう議会や議会事務局に求めていた。事務局はこの要請を、「同伴者の旅費は自費であること」「視察先の会議には同席しないこと」を条件に認めている。
| 議会改革 | 08:39 | comments(0) | trackbacks(0) |









http://blog.sato501.com/trackback/1088202