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PAC3発射機搭載の車両が高知と愛媛に到着

 北朝鮮による弾道ミサイルの発射に備えるため、自衛隊の迎撃ミサイルPAC3の部隊が、上空を通過すると予告された県など中国・四国地方の4か所に配備されることになり、このうち高知県と愛媛県には12日朝、部隊が到着しました。

 残りの広島県と島根県にもまもなく到着する見込みで、各地で12日中に態勢を整えることになっています。

 北朝鮮は、グアム島周辺に向けた弾道ミサイルの発射計画を今月中旬までに完成させると発表し、島根県、広島県、高知県の上空を通過すると具体的な飛行ルートを予告しました。

 これを受けて、自衛隊は、万が一落下物などがあった場合に備えて、中部地方のPAC3の部隊を飛行コースと予告された3県に愛媛県を加えた中国・四国地方の4か所に配備することになりました。

 このうち、高知県の高知駐屯地には12日午前5時20分ごろ、発射機を搭載した車両が到着し、その後、発射機の角度を調整するなど組み立ての作業が進められています。

 また、愛媛県の松山駐屯地にも12日午前6時15分ごろ、装備を搭載した車両が到着しました。

 このほか、島根県の出雲駐屯地と広島県の海田市駐屯地にもまもなく部隊が到着する見込みで、各地で12日中に態勢を整える予定です。

 自衛隊は、PAC3のほか高性能レーダーで弾道ミサイルを追尾することができる海上自衛隊のイージス艦を日本海に配置し警戒と監視にあたっています。

◇PAC3とは
 PAC3は、日本に向かう弾道ミサイルを海上のイージス艦が撃ちもらした場合に、高度10数キロメートルの地上近くで迎撃する地上配備型の迎撃ミサイルです。

 PAC3は、ミサイルの「発射機」や、目標の追尾や迎撃用のミサイルの誘導を行う「レーダー装置」、それに関係する部隊と通信する複数のアンテナなどで構成されています。

 このうち、発射機には最大で16発の迎撃ミサイルの搭載が可能で、複数の目標を同時に迎撃できるとされています。

 ただし、地上近くで迎撃するため、大気圏外で弾道ミサイルを迎撃するイージス艦に比べると防護できる範囲が限られます。

 PAC3の部隊は全国に17あり、今回は中部地方の部隊が中国・四国地方の4か所に派遣されました。

◇日本の弾道ミサイル防衛
 日本の弾道ミサイル防衛は、海上のイージス艦と陸上の迎撃ミサイルPAC3の2段構えで備える態勢をとっています。

 発射を最初にキャッチするのは、アメリカの早期警戒衛星で、この情報をもとに、おおまかな発射場所や発射の方向などが割り出され、日本海に展開する海上自衛隊のイージス艦が追尾を開始します。

 イージス艦は、高性能レーダーで大気圏外を飛行するミサイルをとらえる能力があり、万が一、日本国内に落下する場合、「SM3」と呼ばれる迎撃ミサイルで撃ち落とすことができます。

 一方、イージス艦が、撃ち落とせなかった場合は、航空自衛隊の地上配備型の迎撃ミサイル、PAC3が地上近くで迎撃する態勢となっています。
| 政策 | 12:42 | comments(0) | trackbacks(0) |









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