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野生で生息するコウノトリ100羽に
 国の特別天然記念物に指定されている、コウノトリの野生復帰の取り組みを続けてきた兵庫県豊岡市で、19日、1羽のひなの巣立ちが確認され、昭和46年に野生のコウノトリが絶滅して以来、初めて、野外で生息するコウノトリが100羽となりました。

 兵庫県立コウノトリの郷公園によりますと、19日午前9時半ごろ、豊岡市内の人工の塔の上にコウノトリのつがいが作っていた巣から、1羽のひなが飛び立ち、水田に降り立つのが確認されました。

 コウノトリは明治以降、普及した農薬の影響などで急激に減り、昭和46年に野生のコウノトリが絶滅しました。

 兵庫県では人工繁殖に取り組み、豊岡市周辺の住民も農薬を減らすなど協力を進めてきた結果、平成17年に、人工繁殖されたコウノトリ5羽が、初めて野外に放鳥されました。

 その後、野外での繁殖が進み、全国で放鳥が進められた結果、19日に巣立ったひなで、野外で生息するコウノトリが絶滅以来、初めて100羽となりました。

 兵庫県立コウノトリの郷公園の山岸哲園長は、「1つの節目を迎えたことに感慨も、ひとしおです。数々の困難がありましたが、試行錯誤を経て、繁殖成功へのプロセスを歩んできました。幸せを呼ぶと言われるコウノトリが全国に飛来し、さらに多くの方々に幸せを届けてくれることと期待しています」とコメントしています。

◇住民を巻き込んだ取り組み
 コウノトリは、ドジョウなどの餌がいる湿地と、巣を作る高い木がある場所で生息し、かつては里山で数多く見られました。

 しかし、明治以降、農薬などが普及するにつれ、環境の変化で急激に数が減り、昭和46年に兵庫県豊岡市で野外で生息する最後の1羽が死に、日本では野生のコウノトリが絶滅しました。

 兵庫県では、これより前の昭和37年からコウノトリを増やす研究を始め、国内外の動物園や研究施設の協力で人工飼育や繁殖に取り組むとともに、コウノトリが生息できる環境を取り戻そうと、住民たちを巻き込んだ取り組みが進められてきました。

 そして、今から12年前の平成17年に人工繁殖されたコウノトリを野生に返すため、5羽が初めて放たれ、その2年後には巣を作りやすいよう設けられた豊岡市内の塔の上でコウノトリのつがいが卵を産み、ヒナが無事に巣立ちました。

 放鳥は、その後も行われ、放たれた鳥が野外で卵を産むケースも増えていて、ことしは豊岡市だけでも23羽のヒナが確認されていました。

 また、おととしには千葉県や福井県でも放鳥が行われたほか、ことしは、徳島県鳴門市と島根県雲南市でもヒナが育っていることが確認されていて、野生復帰の取り組みは全国に広がっています。
| 環境とまちづくり | 01:08 | comments(0) | trackbacks(0) |









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