2017.06.10 Saturday
東京五輪 新種目に14競技26種目 女性選手は過去最多に
IOC(国際オリンピック委員会)は9日、スイスで臨時理事会を開き、2020年の東京オリンピックの新種目として14競技26種目を採用しました。男女混合の種目がリオデジャネイロ大会の2倍になることなどから、出場できる女性の選手数は過去最多となります。
IOCは9日、スイスのローザンヌで臨時理事会を開き、競技団体からの提案をもとに採用する新種目を決めました。
新種目では女性の参加が重視する項目の1つとなり、柔道の男女3人ずつで戦う「団体」や卓球の「ミックスダブルス」など、男女混合の種目はリオデジャネイロ大会の2倍となる18種目に増えました。
さらに、ボクシングやカヌー、射撃などでは男子の種目を減らし、その分、女子や混合の種目が増えました。この結果、大会に出場できる女性の選手数は過去最多となります。
また、「若者に親しみやすいこと」や「都市型のスポーツであること」を重視し、バスケットボールの1チーム3人で争う「3x3」などを採用しました。
東京大会では、新たに14競技で26種目が採用される一方、11種目がなくなり、合計の種目数は「追加種目」の野球・ソフトボールなど5つの競技の種目を含めて合計339種目となり、これまでで最も種目数が多い大会となります。
◇新たに採用された種目
今回、14の競技で新たに採用された種目は、次のとおりです。
・柔道では男女3人ずつ、合わせて6人のチームで戦う「団体」。
・卓球では、男女1人ずつがペアを組んで戦う「ミックスダブルス」。
・「アーチェリー」では、男女のチームで戦う「混合団体」が採用されました。
・陸上では、男女混合の4人で行う「混合1600メートルリレー」。
・競泳では、「男子800メートル」と「女子1500メートル」、それに男女混合の4人で行う「混合400メートルメドレーリレー」。
・トライアスロンでは、男女混合の「混合リレー」が加わりました。
・バスケットボールの1チーム3人で争う「3x3」(スリー・バイ・スリー)は男女それぞれ採用されています。
・フェンシングでは、男女の「団体」。
・自転車では、男女のトラックの「マディソン」と男女のBMXフリースタイルの「パーク」が採用されました。
一部の競技では男子の種目が減って、その分、女子や男女混合の種目が増えます。
・ボクシングでは、男子が2階級減って8階級となり、女子が2階級増えて5階級となります。
・カヌーは、男子が3種目減り、女子が3種目増えます。
・ボートは、男子が1種目減り、女子が1種目増えます。
・射撃は、男子の3種目がなくなって、男女混合の種目が3種目増えます。
また、セーリングは、「ナクラ級」が「フォイリングナクラ級」に変わります。一方、ウエイトリフティングは、男子の階級が1つ減って7階級となります。
◇森会長「全種目決定は大変喜ばしい」
大会組織委員会の森喜朗会長は、「東京大会で実施されるすべての種目が決まったことは大変喜ばしい。中でも長年にわたり、日本の柔道界が待ち望んでいた混合での団体戦が採用されたことは、誠に喜ばしい」とコメントを出しました。
また、当初の計画から都外に会場が変更されたバスケットボールや自転車で新種目が採用されたことについては、「長年の約束をようやく果たせたという思いです」としています。
そのうえで、「バッハ会長が言う、若者を強く引き付ける新しいオリンピックの姿に一歩近づいたのではないかと思います」という考えを示しました。
◇IOC競技部長「すばらしい結果」
IOCのキット・マコネル競技部長は記者会見で、「私たちにはオリンピックがおさめてきた成功をさらに発展させるとともに、若者に焦点を当てて新機軸を導入するというビジョンがあった。28の競技団体および東京大会の組織委員会と対話を重ね、すばらしい結果が得られた」と話しました。
特に、新種目の採用で東京大会に参加する女性選手の割合が、リオデジャネイロ大会の45.6%から過去最高の48.8%に上がるとし、「男女平等の実現に向けて非常に重要なステップだ」と強調しました。
さらに、バスケットボールの「3×3」と自転車の「BMXフリースタイル」について、「若者と都市部の人たちに訴える象徴的な種目だ」としたうえで、これまでに決まっている競技会場のレイアウトを変更するなどして開催し、新たな施設を作る必要はないという認識を示しました。
一方で、ボクシングやボート競技で女子の種目を増やす代わりに男子を減らしたり、ウエイトリフティングで男子の種目を減らしたりしたことについては、「すべての競技団体の要望に応えることはできず、男女平等を実現するための決断を下さなければならなかった」と説明し、理解を求めました。
IOCは9日、スイスのローザンヌで臨時理事会を開き、競技団体からの提案をもとに採用する新種目を決めました。
新種目では女性の参加が重視する項目の1つとなり、柔道の男女3人ずつで戦う「団体」や卓球の「ミックスダブルス」など、男女混合の種目はリオデジャネイロ大会の2倍となる18種目に増えました。
さらに、ボクシングやカヌー、射撃などでは男子の種目を減らし、その分、女子や混合の種目が増えました。この結果、大会に出場できる女性の選手数は過去最多となります。
また、「若者に親しみやすいこと」や「都市型のスポーツであること」を重視し、バスケットボールの1チーム3人で争う「3x3」などを採用しました。
東京大会では、新たに14競技で26種目が採用される一方、11種目がなくなり、合計の種目数は「追加種目」の野球・ソフトボールなど5つの競技の種目を含めて合計339種目となり、これまでで最も種目数が多い大会となります。
◇新たに採用された種目
今回、14の競技で新たに採用された種目は、次のとおりです。
・柔道では男女3人ずつ、合わせて6人のチームで戦う「団体」。
・卓球では、男女1人ずつがペアを組んで戦う「ミックスダブルス」。
・「アーチェリー」では、男女のチームで戦う「混合団体」が採用されました。
・陸上では、男女混合の4人で行う「混合1600メートルリレー」。
・競泳では、「男子800メートル」と「女子1500メートル」、それに男女混合の4人で行う「混合400メートルメドレーリレー」。
・トライアスロンでは、男女混合の「混合リレー」が加わりました。
・バスケットボールの1チーム3人で争う「3x3」(スリー・バイ・スリー)は男女それぞれ採用されています。
・フェンシングでは、男女の「団体」。
・自転車では、男女のトラックの「マディソン」と男女のBMXフリースタイルの「パーク」が採用されました。
一部の競技では男子の種目が減って、その分、女子や男女混合の種目が増えます。
・ボクシングでは、男子が2階級減って8階級となり、女子が2階級増えて5階級となります。
・カヌーは、男子が3種目減り、女子が3種目増えます。
・ボートは、男子が1種目減り、女子が1種目増えます。
・射撃は、男子の3種目がなくなって、男女混合の種目が3種目増えます。
また、セーリングは、「ナクラ級」が「フォイリングナクラ級」に変わります。一方、ウエイトリフティングは、男子の階級が1つ減って7階級となります。
◇森会長「全種目決定は大変喜ばしい」
大会組織委員会の森喜朗会長は、「東京大会で実施されるすべての種目が決まったことは大変喜ばしい。中でも長年にわたり、日本の柔道界が待ち望んでいた混合での団体戦が採用されたことは、誠に喜ばしい」とコメントを出しました。
また、当初の計画から都外に会場が変更されたバスケットボールや自転車で新種目が採用されたことについては、「長年の約束をようやく果たせたという思いです」としています。
そのうえで、「バッハ会長が言う、若者を強く引き付ける新しいオリンピックの姿に一歩近づいたのではないかと思います」という考えを示しました。
◇IOC競技部長「すばらしい結果」
IOCのキット・マコネル競技部長は記者会見で、「私たちにはオリンピックがおさめてきた成功をさらに発展させるとともに、若者に焦点を当てて新機軸を導入するというビジョンがあった。28の競技団体および東京大会の組織委員会と対話を重ね、すばらしい結果が得られた」と話しました。
特に、新種目の採用で東京大会に参加する女性選手の割合が、リオデジャネイロ大会の45.6%から過去最高の48.8%に上がるとし、「男女平等の実現に向けて非常に重要なステップだ」と強調しました。
さらに、バスケットボールの「3×3」と自転車の「BMXフリースタイル」について、「若者と都市部の人たちに訴える象徴的な種目だ」としたうえで、これまでに決まっている競技会場のレイアウトを変更するなどして開催し、新たな施設を作る必要はないという認識を示しました。
一方で、ボクシングやボート競技で女子の種目を増やす代わりに男子を減らしたり、ウエイトリフティングで男子の種目を減らしたりしたことについては、「すべての競技団体の要望に応えることはできず、男女平等を実現するための決断を下さなければならなかった」と説明し、理解を求めました。
⇒ aki (10/25)
⇒ aki (07/03)
⇒ 佐藤 光一 (03/25)
⇒ おかも (03/22)
⇒ アイティメディア株式会社ライセンス担当 (09/10)
⇒ 孔雀王 (03/22)
⇒ 孔雀王 (02/23)
⇒ 孔雀王 (02/19)
⇒ 孔雀王 (02/08)
⇒ 孔雀王 (01/01)