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大崎事件 90歳女性の再審認める決定 鹿児島地裁
 38年前、鹿児島県大崎町で義理の弟を殺害したとして、殺人などの罪で懲役10年の刑が確定した90歳の女性について、鹿児島地方裁判所は、再審=裁判のやり直しを認める決定を出しました。

 昭和54年10月、鹿児島県大崎町で当時42歳だった義理の弟の首を絞めて殺害したとして、殺人などの罪で懲役10年の刑が確定し、服役を終えた原口アヤ子さん(90)は、無実を訴えて、再審を求めました。

 3回目となる今回の再審請求で、弁護団は、検察から初めて開示されたネガフィルムをもとに現像した写真を調べた結果、遺体の皮膚に変色が見られないため、絞められて殺害されたのではないとしたうえで、共犯とされた親族が原口さんとともに首を絞めて殺害したとする供述は信用できないと主張しました。

 28日の決定で、鹿児島地方裁判所の冨田敦史裁判長は、「確定判決が認定する死因や原口さんの関与を直接裏付ける客観的証拠は存在せず、親族の自白の信用性は高くない。証拠を総合的に判断すれば、殺害行為などがなかった疑いを否定できない」として再審を認めました。

 この事件では、1回目の再審請求を受けて平成14年、鹿児島地裁が、共犯とされた親族の供述は捜査官の誘導があったと考えられるなどとして再審を認めましたが、高裁が決定を取り消しました。

 弁護団によりますと、再審決定が取り消されたあとに再び認められたのは、昭和23年、熊本県で夫婦2人が殺害されたいわゆる「免田事件」以来だということです。

 また、共犯として殺人などの罪で懲役刑が確定し、その後死亡した原口さんの元夫の遺族が求めた再審についても、鹿児島地裁は認める決定を出しました。

 弁護団の森雅美団長は、「裁判所も国民の声を聞き、慎重かつ十分に検討を行った結果、このような結論に至ったと思う。本人もこの日を待っていたと思うので本当によかった」と話していました。

 鹿児島県警察本部は、「再審決定は承知しているが、コメントは差し控えたい」としています。

◇裁判所の勧告で証拠開示
 今回の再審請求で、裁判所は検察に対し、弁護団が求めた証拠を開示するよう積極的に促しました。

 裁判所からの勧告を受けて、検察は、遺体の解剖や事件現場の様子を撮影したネガフィルムを相次いで開示し、合わせて1700枚余りの写真が新たに現像されました。

 このうち、おととし11月に開示されたネガフィルムの中の、遺体を解剖した際の写真について、弁護団が専門家に依頼して鑑定した結果、遺体の皮膚に変色が見られないため、首を絞められて窒息死したのではないと主張しました。

 弁護団によりますと、窒息死の場合、遺体の血液は重力を受けて体の低い位置に移動するため、その部分の皮膚の色が赤くなりますが、今回開示された、鮮明な遺体の写真には、そうした変化が見られなかったということです。

 そのうえで、被害者は殺害されたのではなく、自転車で側溝に落ちて事故死した可能性があると指摘しました。

 鑑定にあたった大学教授は証人尋問で、「側溝に転落した際、出血したため皮膚の色が変化しなかった。死因は出血性ショック死の可能性がある」と主張していました。
| 事件・事故 | 17:47 | comments(0) | trackbacks(0) |
タイガー・ウッズ選手を逮捕 飲酒か薬物使用で車運転の疑い
 アメリカのプロゴルファーで元世界ランキング1位のタイガー・ウッズ選手が、酒を飲んだか薬物を使用した状態で車を運転した疑いで逮捕されました。

 アメリカ南部フロリダ州のパームビーチ郡の警察は29日朝、郡内の都市ジュピターでプロゴルファーのタイガー・ウッズ選手を逮捕したと発表しました。

 酒を飲んだか薬物を使用した状態で車を運転した疑いがあるということですが、逮捕に至った詳しい状況は明らかにされていません。

 ウッズ選手はおよそ3時間半、身柄を拘束されたあと、釈放されました。

 ウッズ選手は元世界ランキング1位で、メジャー通算14勝を挙げていますが、華々しい活躍の一方で、スキャンダルでも話題に上ることがあり、2009年にはフロリダ州で起こした自動車事故をきっかけに、女性問題が次々と明るみに出て、一時、プロゴルファーとしての活動を自粛しました。

 ここ数年は腰の痛みに悩まされ、先月、手術を行ったばかりで、今月24日、ウッズ選手は自身のブログで、手術は成功だったと報告したうえで、「もう一度プロらしいゴルフがしたい。そのためにリハビリに専念する」と、復帰を目指す心境をつづっていました。

 ウッズ選手は、今年2月に行われた欧州ツアーのドバイ・デザート・クラシック(Omega Dubai Desert Classic 2017)を腰痛により1ラウンドで棄権して以来、公式戦には出場しておりません。

 ウッズ選手の逮捕後の写真と言われているものは、大変な衝撃でした。
かつての下の2枚の様な精悍さは、微塵も感じられませんでした。

| 事件・事故 | 08:42 | comments(0) | trackbacks(0) |
英コンサート会場爆発 死者22人に 警察 自爆テロの見方
 イギリス中部のマンチェスターで22日夜(日本時間23日朝)、コンサート会場付近で爆発が起きた事件について、地元の警察は記者会見し、これまでに22人が死亡、およそ50人がけがをしたことを明らかにするとともに、容疑者の男もその場で死亡したとして、男が持っていた爆発物を爆発させた自爆テロだったという見方を示しました。

 イギリス中部のマンチェスターで、22日午後10時半ごろ(日本時間23日午前6時半ごろ)、大勢の観客がいるコンサート会場付近で爆発がありました。

 地元の警察によりますと、この爆発でこれまでに22人が死亡、およそ50人がけがをして病院で手当てを受けているということで、警察はテロ事件として捜査していることを明らかにしました。

 事件を受け、メイ首相は23日未明に声明を発表し、「警察がおぞましいテロとして捜査している事件について、われわれは全容解明に全力を注いでいる」と述べました。

 そのうえで、「私たちの思いは犠牲者と被害を受けた人たちの家族とともにある」と述べました。

 複数のイギリスメディアによりますと、爆発を受けて、メイ首相は23日午前9時(日本時間午後5時)から治安担当の閣僚らが参加する緊急の対策会議を開くということです。

 イギリスの公共放送BBCは、爆発がコンサート会場のロビー付近で起きたという情報があると伝えていますが、施設側は、「コンサートが終わり人々が帰ろうとしているときに、会場の外の公共の場で事件が起きた」という声明を発表しています。

 会場では、アメリカの歌手アリアナ・グランデさんのコンサートが開かれていたということで、会場で撮影されたと見られる映像には、大勢の観客がパニックに陥り、悲鳴を上げながら逃げ出す姿が映っています。

 外務省の邦人テロ対策室によりますと、午前11時半現在、日本人が被害にあったという情報は入っておらず、引き続き確認を進めているということです。

◇会場にいた人「コンサート後に大きな爆発音」
 コンサート会場にいたという若い女性はAP通信に対して、「コンサートが終わり、皆が立ち去ろうとしていたとき、突然大きな爆発音が聞こえた。座席が揺れて、人々が逃げ始め、泣き叫んでいた」と、当時の状況について話しました。

 この女性の父親は、「最後の曲が流れ、人々がアリーナから出始めた次の瞬間、巨大なせん光が見え、ものすごい勢いの風が吹いた。何が起きたのかと思っていたら、次第に嫌な臭いが立ちこめてきた。すばらしいコンサートだと思い、子どもたちを連れてきたのに、最悪の思い出になってしまった。なぜ罪のない人たちがこんな目に遭わなければならないのか」と、怒りをあらわにしていました。

 地元メディアによりますと、目撃者の話として、「大きな爆発音とともに、銃声のような音が聞こえた」とか、「大きな爆発があり、自分の席でも振動を感じ、現場は混乱していた。会場にいた人たちは、走ったり、叫んだりしながら現場から離れようと必死だった」などと伝えています。

 また、別の目撃者は、「大きな爆発音を聞いて、会場にいた人たちはどうしたら外に出られるのかを尋ねていた。多くの人が救急車で手当てを受けているのを見た」と話しているということです。

 事件が起きた会場の様子としてインターネットに投稿された動画では、人々が会場の出口に向かっていたところ、突然「ドーン」という鈍い爆発音が遠くから聞こえて、その直後に叫び声も聞こえます。会場の中では煙や炎は見えず、そばにいる若い女性が、「今の音、聞いた?何が起きたの?」と言うと、人々が逃げ始め、会場が一瞬でパニックになる様子が捉えられています。

◇現場はマンチェスター中心部
 現場は、マンチェスターの中心部にある「マンチェスター・アリーナ」で、マンチェスター・ビクトリア駅に隣接し、観光客に人気のマンチェスター大聖堂から数百メートルの距離にあります。

 アリーナのホームページによりますと、収容人数は2万1000人、ヨーロッパ最大の屋内競技場で、1995年に運営を始めて以来、U2やローリング・ストーンズといった著名なアーティストがコンサートを開いてきたほか、バスケットボールや水泳の国際大会などスポーツの会場としても親しまれてきました。

 22日は午後7時半すぎから10時半ごろまでの予定で、アリアナ・グランデさんのコンサートが開かれていました。

◇イギリス 過去にもテロ相次ぐ
 イギリスではことし3月、ロンドン中心部の議会議事堂の近くで、イスラム過激派の影響を受けたと見られる男が車で歩行者を次々とはねたあと、ナイフで警察官に襲いかかり、5人が犠牲になる事件が起きたほか、先月(4月)にも議会議事堂前から首相官邸につながる大通りで、刃物を隠し持っていた男がテロを企てた疑いで警察に拘束されました。

 イギリスでは、過去には大規模なテロ事件も起きていて、2005年7月にはロンドンで朝の通勤時間帯に地下鉄の車両やバスが相次いで爆破され、52人が死亡、およそ700人が重軽傷を負う同時多発テロ事件が起きました。

 さらに、2007年6月には、ロンドンの繁華街で爆発物が仕掛けられた車2台が見つかったのに続き、イギリス北部、スコットランドのグラスゴーで、空港の建物に車が突っ込んで炎上しました。

 ヨーロッパではここ数年、大都市でのテロが再び多発する傾向を見せているため、イギリス国内でも警察をはじめ治安当局がテロへの警戒を強化していました。

◇安倍首相「断じて許せず」
 安倍総理大臣は23日午前、総理大臣官邸で自民党の議員と面会した際に、「多くの死傷者の方々がおられるということで、亡くなった方々にお悔やみ申し上げる。また負傷した方々にお見舞いを申し上げたい。テロは断じて許せず、どんな理由があれ、テロを根絶しなければならない。無辜(むこ)の民を傷つけるテロを根絶していくためにも、しっかりと国際社会と連携していきたい」と述べました。

 菅官房長官は閣議のあとの記者会見で、「多数の死傷者が発生していることに強い衝撃を覚えている。仮にテロだとすれば、このような卑劣なテロ行為は断じて許すことはできず、断固として非難する。日本はイギリスの皆さんに対し強い連帯を表明したい」と述べました。

 そのうえで、菅官房長官は、「事件直後、現地在外公館に現地対策本部を立ち上げ、情報収集を進めるとともに、日本人の安否確認に全力を挙げて取り組んでいるが、現時点までに日本人が巻き込まれたとの情報には接していない」と述べました。

 一方、菅官房長官は、国内でのテロ対策について、「東京オリンピック・パラリンピックの開催を控え、安全確保は開催国の最大の責務であり、国際社会と連携し、危機感を持ってテロ対策に万全を期している。国際テロ情報収集ユニットを新設して、官邸直轄で情報の収集・集約を行う体制をとっている。さらに水際対策、重要施設やソフトターゲットの警戒・警備の、官民一体となったテロ対策も一層強化している」と述べました。

◇安倍首相 メイ首相宛てメッセージ
 安倍総理大臣はメッセージをメイ首相に宛てて送りました。

 この中では、「音楽を愛する多くの若者が集まるコンサート会場で凄惨なテロが起きたことに大きな衝撃を受けている。日本国政府および日本国民を代表して、犠牲となった方々に対し心からの哀悼の意を表するとともに、負傷された方々にお見舞いを申し上げる」としています。

 そのうえで、安倍総理大臣は、「平和な暮らし、未来ある若者がテロの標的となり、強い憤りを禁じ得ない。この困難な時に心からの連帯を表明する。G7サミットにおいて、テロに断固として立ち向かうG7の強い決意を表明したい。日本は引き続きイギリスをはじめとする国際社会と手を携えてテロと闘う決意だ」としています。
| 事件・事故 | 15:55 | comments(0) | trackbacks(0) |
渋谷・警察官殺害 身元確認できれば逮捕へ
 大阪府警が、過激派「中核派」の関係先を捜索して男2人を公務執行妨害などの疑いで逮捕し、警察は、このうちの1人が、昭和46年に東京・渋谷で警察官を殺害したなどとして指名手配されている男と見て、確認を急いでいます。警察は身元の確認ができれば殺人などの疑いで逮捕し、逃亡の足取りなどについて捜査を進める方針です。

 大阪府警は今月18日、過激派「中核派」の広島県内の関係先を有印私文書偽造などの疑いで捜索し、52歳の男を同じ容疑で、また、同じ部屋にいた別の男を公務執行妨害の疑いで逮捕しました。

 捜査関係者によりますと、公務執行妨害の疑いで逮捕された男は、顔や体の特徴などから、昭和46年11月、暴徒化した仲間らと東京・渋谷区の派出所などを襲い新潟県警から応援に来ていた当時21歳の警察官を鉄パイプで殴ったり、火炎瓶を投げつけたりして殺害したなどとして、警視庁に殺人などの疑いで指名手配されている大坂正明容疑者(67)と見られるということです。

 警視庁は、大坂容疑者が組織的な支援を受けながら逃亡を続けていると見て、全国に指名手配するとともに、最高で300万円の懸賞金をかけるなどして行方を捜査していました。

 捜査関係者によりますと、男は黙秘しているということで、警察はDNA鑑定などを行って身元の確認を急ぐとともに、確認ができれば殺人などの疑いで逮捕し、事件のいきさつや逃亡の足取りなどについて捜査を進める方針です。

◇大坂容疑者 これまでの行動
 大坂正明容疑者は、事件の翌年の2月に警視庁に指名手配されて以降、行方がわからなくなっていました。

 大坂容疑者の行動が確認されたのは、5年前の平成24年3月。警視庁が、東京・立川市の「中核派」のアジトを捜索して押収したパソコンや書類の暗号を解析したところ、大坂容疑者が東京近郊の別のアジトに潜伏していたことがわかりました。

 また、一連の捜索で、大坂容疑者が病院で診療を受けることを計画した資料も見つかり、捜査員が病院に張り込みましたが、現れなかったということです。

 さらに、押収した資料を分析した結果、大坂容疑者が北区に潜伏していたと見られることもわかり、警視庁は組織的な支援を受けながら逃亡を続けていたと見て、去年1月には北区のアジトを捜索するなど、行方を捜査していました。

◇これまでの捜査
 昭和46年11月に東京・渋谷区で起きた「渋谷暴動事件」は、沖縄返還協定に反対する過激派が暴徒化し、渋谷区神山町にあった派出所などを襲ったほか、当時、周辺を警備していた機動隊員などに対し、鉄パイプで殴ったり、火炎瓶を投げつけたりして、渋谷一帯を混乱状態に陥れた事件です。

 この事件で、新潟県警から応援に来ていた当時21歳の中村恒雄巡査が鉄パイプで殴られたほか、火炎瓶を投げつけられて大やけどを負って死亡し、警視庁は、大坂正明容疑者を中村元巡査を殺害した疑いなどで全国に指名手配しました。

 大坂容疑者は指名手配されたあと、40年以上、行方がわからなくなっていましたが、この事件で共犯として起訴されていた被告の裁判が病気を理由に停止中だったため、大坂容疑者の公訴時効が停止していたほか、平成22年に殺人罪の公訴時効が撤廃され、時効はなくなりました。

 大坂容疑者について、警視庁は、去年11月に最高で300万円の懸賞金をかけるなどして行方を捜査していました。

 この事件では、新潟県警から応援に来ていた当時21歳の中村恒雄巡査が死亡しました。亡くなった東京・渋谷区神山町には、事件から29年たった平成12年に慰霊碑が建てられ、除幕式には遺族をはじめ地元の人などおよそ20人が出席したということです。

 慰霊碑には、「沖縄返還協定批准阻止闘争警備において渋谷区神山地区の警備活動中に殉難した故中村警部補をここに顕彰する」と刻まれています。慰霊碑の前には、23日未明にも花や飲み物が供えられていました。

◇前進社のホームページには…
 中核派の機関紙などを発行する「前進社」のホームページのブログには、「広島市内のアパートで、同志がゴミ出しに出たところを待ちかまえていた大阪府警公安3課の警察官が襲撃し、部屋に突入」などと書かれています。

 そのうえで、「その場に居合わせていたもう1人の同志を、全く事実無根の『公務執行妨害』をデッチあげて逮捕した」などと書き込まれています。
| 事件・事故 | 11:23 | comments(0) | trackbacks(0) |
福岡・金塊盗難事件 6人を盗みなどの疑いで逮捕
 去年7月、福岡市の博多駅前でおよそ7億5000万円分の金塊が警察官を装う男らに盗まれた事件で、警察は、名古屋市の男など合わせて6人を盗みなどの疑いで逮捕し、ほかにも数人の逮捕状をとって行方を捜査しています。

 去年7月、福岡市の博多駅前にあるビルの入り口付近で、貴金属取引会社の男性らが、重さ160キロ、およそ7億5000万円分の金塊をアタッシェケースに入れて運んでいたところ、警察官を装う男らにアタッシェケースごと盗まれました。

 警察は、防犯カメラの映像の解析や貴金属店などへの捜査の結果、いずれも名古屋市の野口和樹容疑者(42)と自称・会社役員、沓掛祐介容疑者(38)、自称・会社社長、白根敬大容疑者(27)など4人を金塊を盗んだ疑いで22日逮捕しました。

 また、野口容疑者らに依頼され、金塊のうち90キロ、4億3000万円分を盗まれたものと知りながら貴金属店で売却したとして、東京と千葉の男2人を逮捕しました。警察は6人の認否を明らかにしていません。

 事件には合わせて10人前後が関与した疑いがあるということで、警察は、ほかにも数人の逮捕状を取って行方を捜査しています。

◇捜査の経緯
 これまでの捜査で、現場の博多駅周辺の複数の防犯カメラに、犯行グループと見られる、少なくとも男6人が写っていたことがわかり、警察は映像を解析して特定を進めました。

 警察によりますと、男らは事件のあと、レンタカーを使って山口県に移動したと見られ、山口県内の関係先から犯行の際に男らが着ていた、英語でポリスと書かれた上着が見つかり、押収されました。

 上着の付着物をDNA鑑定した結果、犯行グループの一部の男らが特定されたということです。さらに、レンタカーが広島県内で返却されていたこともわかりました。

 一方、盗まれた金塊は貴金属店で、およそ4億円分が2回に分けて換金され、その際、東京都内の貴金属店の名義が使われていたということです。

 警察はこの店の経営者が盗まれたものと知りながら、犯行グループに名義を貸した疑いがあると見て、関係先を捜索するなど捜査を進めてきました。

◇被害の金塊は投資目的で購入
 盗まれた金塊は、宮城県の貴金属取引会社などが投資目的で出資者を募り、事件の前日までに山口県内などで購入したものだったということです。

 この会社の関係者によりますと、金塊を福岡市内で転売するため、スタッフ3人と警備役2人のいずれも男性5人でアタッシェケースに入れて運搬していたということです。

 金塊を積んだ車を金の買い取り会社があるビルの前に止め、アタッシェケースを1階のエレベーターホールに運び込んだところ、突然、警察官を装う男らから声を掛けられました。

 男らは英語で「POLICE」と書かれたジャンパーを着て、「運搬中の金塊は密輸品の疑いがあるので警察署で調べる」などと話し、アタッシェケースを車に積み込んでそのまま走り去ったということです。

 この時エレベーターホールでは、ほかの会社の社員も行き来するなど特に異変を感じさせなかったということです。

 その後、男性らはだまされたことに気付き、警察署を訪れて被害を届け出たということです。

 出資を募った会社の男性はNHKの取材に対し、「自分たちが買った金塊は密輸品ではなく正規のものだ。福岡では金塊を扱う業者が多く、狙われたのかもしれない」と話していました。

◇金の取り引きの動向は
 福岡市内で貴金属を扱う会社の井上健一会長は、金の取り引きの動向について、「価格は1グラム5000円で、10年、20年前と比較すると数倍になっている。価格が一定以上高くなった時のほうが取り引きが増え、消費者が動く傾向がある」と話しています。

 そのうえで、福岡で多額の金塊の取り引きが行われている背景として、「アジアの玄関口で、外国人を含む出入りが多いことや、資金を調達する大手銀行の支店が多くあること、それに陸海空の交通ルートが整備されていることなどがあるのではないか」と指摘しています。
| 事件・事故 | 01:08 | comments(0) | trackbacks(0) |
猪木参院議員 小池知事の特別秘書を横領の疑いで告訴
 アントニオ猪木参議院議員は、記者会見し、東京都の小池知事の特別秘書を務める野田数氏が、猪木氏の政策秘書だった当時、事務所の口座から無断で引き出した1100万円余りを着服したとして、業務上横領の疑いで、警察に告訴していたことを明らかにしました。

 アントニオ猪木参議院議員によりますと、小池知事の特別秘書の野田数氏は、猪木氏の政策秘書を務めていた平成25年10月から10か月の間に、国会議員に支給される「文書通信交通滞在費」などを管理している事務所の複数の銀行口座から、繰り返し、無断で現金を引き出していたということです。

 無断で引き出された総額は1120万円に上るということで、猪木氏は、野田氏が着服したとして、業務上横領の疑いで、平成26年12月に警察に告訴したということです。

 猪木氏は記者会見で、「事務所のカネをチェックせずに野田氏に任せていたが、国会議員である以上、公金をしっかり管理すべきだったと反省している。野田氏は、地域政党『都民ファーストの会』の代表を務めており、この問題をしっかりただしておく必要がある。警察の捜査を見守りたい」と述べました。

◇特別秘書の野田氏側が反論コメント
 アントニオ猪木参議院議員の記者会見について、東京都の小池知事の特別秘書を務める野田数氏の代理人の弁護士は、反論のコメントを発表しました。

 それによりますと、「文書通信交通滞在費などの保管口座から引き出した現金は、全て猪木氏の指示に基づき、猪木氏のため、正当な使途に使用しており、私的に流用した事実はありません」などとしています。

 そして、「猪木氏が記者会見で述べた事実並びに猪木氏が告訴した事実は、全くの事実無根です」としたうえで、猪木議員などに対し、名誉棄損による刑事告訴や損害賠償を求める訴えを起こす予定があるとしています。
| 事件・事故 | 23:56 | comments(0) | trackbacks(0) |
大阪府 森友学園の補助金不正受給は6000万円余
大阪府は、学校法人「森友学園」が幼稚園の教職員などの数を水増しして不正に受けた補助金が6000万円余りにのぼるという調査結果を公表しました。大阪府は、近く、籠池泰典前理事長を詐欺の疑いで大阪地検特捜部に告訴する方針です。

大阪府の教育庁は、17日夕方記者会見し、学校法人「森友学園」が運営する「塚本幼稚園」に支給した補助金について、調査結果を公表しました。

それによりますと、森友学園は、昨年度までの6年間に、専従の教職員の数に応じて支給される補助金2億1400万円余りを受けていましたが、別の保育園の職員を兼任するなど対象に該当しない教職員の分が3400万円余り含まれていたということです。

また、障害がある子どもの数に応じて支給される補助金については平成27年度までの5年間で2600万円余りが水増し分とわかり、森友学園が不正に受けた補助金は、合わせて6000万円余りにのぼるということです。

大阪府は、森友学園に17日付けで、不正に受けた補助金の返還を命じるとともに、近く、籠池泰典前理事長を詐欺の疑いで大阪地検特捜部に告訴する方針です。

◇森友学園の理事長は
 森友学園の籠池町浪理事長は、「過去の不適切な手続きにより補助金を受給していたことについて、保護者や関係者の皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけしたことを深くおわびします。今後は裁判所の監督と管財人による民事再生手続きのもと、適正な運営を行います」というコメントを出しました。

◇大阪府知事「ここから先は司法で」
 大阪府が告訴の方針を固めたことについて、松井知事は、「府の調査で、補助金の不正受給は確実に起こったと把握でき、調査は最終段階に入ったと報告を受けている。完全に違法だ。ここから先は司法でやってもらうしかない」と述べました。
| 事件・事故 | 22:40 | comments(0) | trackbacks(0) |
サイバー攻撃 川崎市役所でも被害 業務に支障なし
 世界各地で大規模なサイバー攻撃の被害が広がるなか、川崎市の上下水道局のパソコン1台が、今回のサイバー攻撃で使われているコンピューターウイルスに感染していたことがわかりました。業務に支障は出ていないということで、市は、警察や国などに相談し対応に当たっています。

 川崎市によりますと、被害を受けたのは、上下水道局情報管理課のパソコン1台で、海外の行政機関などと業務に関するメールをやり取りする専用のものだということです。

 このパソコンは、先週の金曜日の今月12日に電源を切り、15日午前8時ごろに職員が起動させたところ、使えない状態になっていて、元に戻すために金銭の支払いを要求するメッセージが画面に現れたということです。

 川崎市が確認したところ、このパソコンは今回のサイバー攻撃で使われているコンピューターウイルスに感染していたということです。

 このパソコンは市役所で使用しているネットワークにつながっていないため、今のところ、ほかのパソコンに同様の被害は確認されておらず、業務に支障は出ていないとしています。

 川崎市は、警察や国などに相談し、対応に当たっています。

 川崎市上下水道局情報管理課の松井宗一郎課長は、「まさか自分たちの職場でこの画面を見ることになるとは思わず、驚きとショックです。画面を操作できない状況なのでどうすればいいのか分かりませんが、原因を究明し、警察と連携して対処したい」と話していました。
| 事件・事故 | 00:14 | comments(0) | trackbacks(0) |
木嶋佳苗被告の死刑が確定
 8年前、東京・千葉・埼玉で、男性3人を殺害した罪などに問われた木嶋佳苗被告について、最高裁判所は、被告側からの判決の訂正を求める申し立てを退け、死刑が確定しました。

 木嶋佳苗被告(42)は、平成21年に東京・千葉・埼玉でインターネットの結婚紹介サイトで知り合った当時53歳と80歳、それに41歳の男性3人をいずれも練炭自殺に見せかけて殺害した罪などに問われました。

 犯行を裏づける直接的な証拠がない中、被告側は「自殺や火災で死亡した可能性がある」として無罪を主張しました。

 1審のさいたま地方裁判所と2審の東京高等裁判所は、被害者が死亡する直前に被告と会っていたことや、現場で見つかった練炭やコンロと同じ種類のものを被告が入手していたことなどから死刑を言い渡しました。

 これに対して被告側が上告しましたが、最高裁判所は、先月14日、「犯人だということに疑いを差し挟む余地はない」として上告を退けました。

 被告側は、判決に誤りがあるとして訂正を申し立てましたが、最高裁判所第2小法廷の小貫芳信裁判長は、10日までに申し立てを退ける決定を出し、死刑が確定しました。

 なお、木嶋被告は、養子縁組によって現在の名字は「土井」に変わっています。
| 事件・事故 | 08:15 | comments(0) | trackbacks(0) |
自殺の女性 遺書に“殺していない” DNA型は一致
 今月、愛媛県今治市で高齢の親子が刃物で切られ、母親が死亡、息子が重傷を負った事件で、警察が任意で事情を聴き、その後、自殺した30代の女性が遺書に「私は殺していない」という内容を書き残していたことがわかりました。

 一方、警察によりますと、自殺した女性のDNAの型が先月、近くの住宅で高齢の女性が殺害された別の事件の現場の遺留物と一致したということで、警察は引き続き捜査を進めています。

 今月3日、愛媛県今治市の市営住宅で岡本ユキヱさん(92)が刃物のようなもので刺されて殺害され、息子の久行さん(70)も重傷を負いました。

 警察は、付近の防犯カメラの映像などから、近所に住む30代の女性が事件に関わった疑いがあるとして任意で事情を聞き、先月26日、近くの住宅で、越智サツキさん(81)が刃物で殺害された別の事件についても、関連を調べていました。

 女性は、事情聴取を受けた翌日の5日、自殺しているのが見つかりましたが、遺書に「私は殺していない」という趣旨の内容が書き残されていたことが、警察への取材で新たにわかりました。

 一方、警察によりますと、その後の捜査で、女性のDNAの型が先月26日に越智さんが殺害された現場の遺留物と一致したということで、警察は引き続き、捜査を進めています。

 今回の事件では、自殺を防げなかった警察の対応が問われています。
| 事件・事故 | 23:10 | comments(0) | trackbacks(0) |