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関電 社長らの社内処分 取締役会にはからず社長ら一部で決める
 関西電力の経営幹部らが福井県高浜町の元助役から3億円を超える金品を受け取っていた問題で、岩根茂樹社長ら幹部の社内処分を社長ら一部の経営陣が決め、取締役会にはかっていなかったことが分かりました。

 関西電力の幹部ら20人が高浜町の元助役から3億円を超える金品を受け取っていた問題では、去年、社内調査を行ったあと、社内処分を決めました。

▽八木誠会長と豊松秀己元副社長が報酬の2割を2か月、

▽岩根社長が報酬の2割を1か月、

それぞれ返上するといった内容でした。

 会社は社内調査の内容を取締役会に報告していませんでしたが、この社内処分についても岩根社長ら一部の経営陣で決め、取締役会にはかっていなかったことが分かりました。

 関西電力では社内処分の決裁は社長が行うことになっていて、社長の処分をみずからが決めること自体はルールに抵触するものではないということです。

 しかし、会社のトップまでもが巨額の金品を受け取っていた問題で処分を取締役会にはからなかったことにはガバナンスの観点から疑問の声が上がりそうです。

 企業統治やコンプライアンスの問題に詳しい同志社大学の百合野正博教授は、「今回は事案が重大で、会長や社長も関わっている特別な案件だ。会社として内容を把握した時点で速やかに取締役会に報告し、処分も委ねるべきだった」と指摘しています。
| 事件・事故 | 05:35 | comments(0) | trackbacks(0) |
女児不明 大規模捜索打ち切り 情報収集活動継続 山梨
 山梨県道志村のキャンプ場で、千葉県の小学1年生の女の子の行方が分からなくなってから15日となりました。

 6日の捜索でも手がかりや有力な情報などはなく警察は6日をもって大規模な捜索を打ち切ると発表しました。

 千葉県成田市の小学1年生、小倉美咲さん(7)が先月21日に道志村のキャンプ場で行方が分からなくなってから15日となる中、6日の捜索や聞き込みでも手がかりなどは見つかりませんでした。

 警察は現場の捜索本部で会見を開き、大月警察署の井上久署長は、「何とか無事に、一刻も早く家族のもとにお帰ししたいという思いで、最大限の態勢で捜索してきたが発見に至ることができていないため、本日をもって大規模な捜索活動をいったん打ち切りとし、今後は情報収集活動を中心に切り替えることとした」と述べ、6日をもって大規模な捜索を打ち切ると発表しました。

 美咲さんの捜索はこれまで2週間以上にわたり警察や自衛隊、消防など延べおよそ1700人が続けてきましたが、手がかりは見つかっていません。

 また、美咲さんの行方が分からなくなった当日の姿の写真を公開して情報提供を呼びかけていますが、有力な情報はないということです。

 警察は6日、現地捜索本部を撤収するものの、今後も情報収集活動を継続していくとしています。
| 事件・事故 | 20:50 | comments(0) | trackbacks(0) |
関電会見 「社長就任祝い 菓子の下に金貨」
 関西電力の経営幹部らによる3億円を超える金品受領問題で関西電力の岩根茂樹社長は午後2時から記者会見を開きました。幹部らは現金や商品券のほか小判型の金貨や金杯、アメリカ・ドルなどを受け取っており、常務と元副社長の2人は受領額がそれぞれ1億円を超えていたことが分かりました。

 会見の冒頭で岩根茂樹社長は「お客様や社会の皆様からの信頼やお気持ちを裏切り、多大なご心配やご迷惑おかけし、お騒がせしたことを改めて深くおわび申し上げます」と述べ、陳謝しました。

◇「情報開示の観点から深く反省」
 岩根社長は、「先日、説明したが個人情報に配慮した内容になり、なぜこのような事態になったのかしっかり伝えられず、疑念や不安を与えることになり情報開示の観点から深く反省している。今回は可能なかぎり、詳細に説明する」と述べました。

◇「元助役との関係悪化避けたかった」
 森山元助役との関係について、「東日本大震災以降も大規模な安全対策工事が進む中地元の有力者である森山氏との関係悪化を避けて、極力、原子力発電所を安定的に運営したいという思いがありました」と説明しました。

◇「担当者は地元活動の阻害を恐れた」
 さらに、「森山氏から『わしが原子力に反対したらどうなるのかわからんのか』と言われ、担当者は地元の理解活動が阻害されることを恐れた」と説明しました。

◇「長年、各人が我慢を重ねて対応」
 森山元助役からの金品の受領について、「前任者や同僚から、長年にわたって、各人が我慢を重ねて対応してきたものであり各人でなんとか対応していくしかない旨の引き継ぎ助言を受けておりました」と説明しました。

◇「菓子の下に金貨」
 金貨を受け取った状況について、「社長就任の祝いをいただいたので、お菓子と思っていたら、その下に金貨が入っていて非常にびっくりした」と述べました。

 また、「原子力事業の担当者に聞くと、『返すのに苦労していて返せるタイミングで一緒に返す』ということだったのでお願いした。金貨は会社の金庫に保管していた。そのときはそういう人が数人いるのかと思っていたが、そのときに全貌を把握できなかったことは申し訳なく思っている」と述べました。

◇「返却しなかった背景に叱責や罵倒」
 また、金品を返却しなかった背景として、「森山氏からのさまざまな叱責や罵倒に加えて、家族を含めて危険を感じるような話が伝えられていることが背景にあった」と述べました。

 そして、「また受領した金品をお返ししようとしても、なかなか受け取っていただけない状況の中で返せる機会をうかがいながら努力を続けた者もいる。返却した数日後に再度、高額な金品が送られてくるといった特異な状況もあった」としたうえで、「現時点では大部分を返却するとともに国税当局からの指摘を踏まえ、修正申告を行っているとはいえ多額の金品を受領し保管していたことは、コンプライアンス上、不適切だったと考えている」と述べました。

◇「森山氏独自の権威誇示」
 さらに、森山元助役について、「多額の金品を相手に渡すことで自分を大きく見せようとする森山氏独特の権威誇示や自分を中心とした人的ネットワークの維持といった自己顕示欲の表れと考えていました」と述べました。

◇「無礼者、軽く見るな」と激高され…
 また、金品の返却を申し出た際の森山元助役とのやりとりについて、「金品を渡された者は、受け取る理由はないと考え返却を申し出たものの、森山氏から『なぜ、わしの志であるギフト券を返却しようとするのか、無礼者、わしを軽く見るなよ』などと激高され、返却を諦めざるをえなかった」と説明しました。

◇「恫喝恐れて…」
 森山元助役との関係について岩根社長は、「非常に恫喝をする方で担当者への厳しい恫喝が7年前から続いていた。そうした中で、森山氏を特別扱いをする必要があると考えてきた。原子力事業をするときに森山氏に反対されるとうまくいかないといったことを恐れて、深い関係になってきたのではないかと思う。それからは引き継ぎという形で続いてきた」と述べました。

◇「森山氏を具体的に知らず」
 岩根社長は今回の問題について社内で指摘が上がらなかったのかと問われたのに対し、「この手の話につきまして前後についてまったく知りません。森山さんの名前は聞いていたが、具体的にされていることは存じ上げていませんでした」と述べました。

◇「会ったことが間違い」
 そして、「森山氏のこのような状況を全く知らないとは申しませんが、このような状況を知らずに森山氏と会ってしまったこと、それに、その後の対応が間違ってしまったと反省しています」と述べました。

◇「影におびえ 警察に通報できず」
 会見の中で岩根社長は、警察などへ相談しなかったのかと問われたのに対し、「森山案件は会社の中で特別だという意識が担当者の間で以前から続き、前例、伝承も含めて森山氏の影が強かった。警察に通報するなり、会社として対応するなりしていればと。森山氏という影におびえてしまったというところがあると思う」と述べました。

◇入札前に発注工事の概算額など伝える
 岩根社長は、森山元助役が顧問を務める吉田開発に発注する工事の概算額などを入札を行う前に伝えていたことを明らかにしました。

 この中で、「そもそも概算額は粗く非常に精度の低いもので、実際の契約額とは差が相当大きいものもある。どのぐらいの規模かを示すためのものだった。このぐらいの規模でこのぐらいのお金が出てくる、地元の方はぜひ頑張ってくださいという形でお示している例はある。他社や地元の有力者からも聞かれれば、お答えをしている例はあるが、中でも吉田開発は非常に多いと認識している。事前に開示をする事がよかったのかどうかについてはさらに検証していきたい」と述べました。

◇「関電への資金還流、わからない」
 いわゆる「原発マネー」が還流したという認識があるかと問われたのに対し、「地元への発注を増やすことを心がけた中で、吉田開発の受注が増えたことは事実だが、吉田開発から森山氏に資金が流れたかはわからない」と述べ、関電側に資金が還流したかどうかはわからないという認識を示しました。

 また、八木誠会長は、「森山氏の金銭の出どころがわからない」と述べ、同様の認識を示しました。

◇「呪縛から逃れられず」
 森山元助役との関係が深まり抜け出せない状況を作ったのは関西電力側ではないかとの質問に対し、岩根社長は、「関西電力から近づいたということはない。私が聞いている範囲では、なんとか森山氏の呪縛から逃れようとしていたが、なかなか逃れられなかったと認識している」と述べました。

◇約3億2000万円の内訳を説明
 前回の会見では明らかにしなかった金品の内訳について岩根社長は、「現金1億4501万円、商品券6322万円分、米ドルが1705万円分で合わせておよそ2億2000万円になります」と述べました。

 また、その他の物品については、金貨が368枚、金杯が8セット、金が500グラム、スーツが75着だったことを明らかにしました。

 そのうえで、受け取った金品の総額はおよそ3億2000万円に上ると説明しました。

◇「返却する努力を尽くす」 
 また、金品の返却状況について「現金170万円と商品券297万円をあわせたおよそ470万円についてご遺族と面談できいない状況にあり、お返しできておりません」と述べました。そのうえで、「返却できていない現金、商品券とスーツ61着分については引き続き返却する努力を尽くしてまいります」と話しました。

◇「スーツは儀礼の範囲超える」
 スーツについては、「スーツは中元・歳暮などと同様に儀礼の範囲内のものと整理していたが、相応の金額であることから、今回改めて良識の範囲を超えるものと整理し直したい」という認識を示しました。

◇「原子力事業以外も接点」
 そのうえで、原子力事業以外を担当する部署と森山元助役との接点について、「送配電カンパニーの電力技術センターで、3人の社員がおよそ250万円の商品券を受領していた。そのうち210万円はすでに返却している。また、1人がスーツを受領したが、こちらもすでに返却している。前回の説明にこの件は含まれていない」と述べました。

◇「取得の意図はなかった」
 受け取った金品について岩根社長は、「ヒアリングをしたかぎり渡されたものは必ず返したいというのが全員の気持ちであったが、恫喝されて返せない状況だった。貸金庫や自宅で保管し、返す努力をしていて20人のうちほとんどの人間は自主的に返す行為をしていた。自ら取得する意図はなかった」と述べました。

◇「国税査察入る話聞き 小判など返却」
 また、受け取った金品の一部を返却した時期について、「国税局の査察が入る前に金額換算して1億2450万円を返却した。吉田開発に査察が入るという話を聞き、森山氏のところに行って受け取っていただけるということで、その際に相当まとめてお返ししている。小判などは持参して返した」と説明しました。

◇税務調査前に36回接触
 森山元助役に拒まれ続けてきた金品の返却について、平成30年2月の税務調査がきっかけになったのか問われ、「継続的に接触している中で、吉田開発への税務調査の噂を聞き、今なら弱気になっているので受け取ってもらえるのではないかということで返却に行ったのであって、税務調査と無関係ではない」としたうえで、「税務調査が入るまで何もやらなかったというわけではなく、ずっと返す努力をしてきた。税務調査の前に36回接触し、その都度、返却を打診してきた」と述べました。

◇「違法性ないと判断」
 社内調査の内容を取締役会に報告していなかったことについて、「不適切なところは多々あったが、違法性はないということで報告しない判断をした。それが妥当だったかについては、第三者委員会で検証する必要があると思っている」と述べました。

◇「公表しないという判断した」
 岩根社長は多額の金品を受け取っていた事実を報道がでるまでは明らかにしていなかったことについて問われると、「公表しないという判断をしたことは事実だ。そのことの是非も含め、第三者委員会で判断してもらいたい」と述べました。

◇元副社長らの認識は不明
 社内調査の結果、1億円を超える金品を受け取ったことが判明している豊松秀己元副社長と鈴木聡常務の2人が金品の出どころについて、どのような認識だったかついて問われると、「申し訳ないがその点についてはヒアリングを行っておらず、答えられない」と説明しました。

◇八木会長 「是正思い至らず、大いに反省」
 八木誠会長は、「森山氏から金品をお預かりしたが、社長になってから現在まで一度もお会いしていない。金品の受け渡しがエスカレートしているとは認識していなかった。会社として是正していくべきと思いが至らなかったことは大いに反省している」と述べました。

◇「震災以降エスカレートか」
 また、八木会長は森山元助役との接点について、「原子力事業本部の役員を務めた2006年から2010年の間に接点ができて、年に数回会った。原子力事業本部を離れて社長になって以降は、一度も会わなかった」と述べました。

 また、自身が社長になって以降に森山元助役から幹部らへの金品の授与がエスカレートした印象があるとしたうえで、「東日本大震災以降の原発の再稼働に向けて国の規制による安全対策工事が多くなったことが背景にあると思っている。私よりもさらにさかのぼって過去のことは、新しい調査委員会の調査で確認したい」と述べました。

◇「工事が多くなったことが背景か」
 さらに、八木会長は森山元助役との接触について、自身が2010年に社長に就任してからは元助役と会うことは一度もなかったと述べたうえで、「この間、経営幹部への接触は少しエスカレートしているような感じはある。おそらく、東日本大震災以降、原発の再稼働に向けて国の規制による安全対策の工事が多くなった。工事全体が多くなったことが背景にあるのかと思っている」と述べました。

◇「会社で対応すべきだった」
 そのうえで、「金品を受け取った本人は原子力事業に大きな影響のある地元の有力者の機嫌を損ねてはいけないという思いの中で、個人が悩みながらいったんお預かりしてお返しするチャンスをうかがっていた。本来、個人の問題とすべきでなく、会社がリスクを負って対応すべき仕組みを作っておくべきだった。対応した社員に申し訳ない気持ちでいっぱいだ。思い至らず反省している」と述べました。

◇社長 会長 辞任を否定
 岩根社長は、「原因究明と再発防止、信頼が少しでもあがるよう先頭に立ってしっかりやっていきたい」と述べ、辞任する考えを改めて否定しました。

 八木会長も、「全ての膿を出し切るため、徹底的な調査、原因究明、再発防止対策を確立し、これを実施することが私の務めだ。そうしたことで経営責任果たしていきたい」と述べて会長職の辞任を否定しました。

◇第三者委員会を設立へ
 また、岩根社長は会見の中で、「株主に対する説明責任をしっかりと果たすため、中立的な社外の専門家のみを委員とする第三者委員会を新たに設立し、調査したいと考えている」と述べました。
| 事件・事故 | 21:33 | comments(0) | trackbacks(0) |
関電金品授受問題 子会社が元助役を30年以上顧問に
 関西電力の経営幹部らが福井県高浜町の元助役から3億円を超える不透明な金品を受け取っていた問題で、関西電力の子会社がこの元助役を30年以上にわたって顧問に就かせていたことが分かりました。さらに元助役は原発関連の工事を請け負う複数の会社にも顧問などの形で関わり影響力があったということです。

◇30年間余 顧問に
 関西電力の会長や社長など合わせて20人は高浜町の森山栄治元助役から総額3億2000万円にのぼる金品を受け取っていました。

 この問題で、関西電力の完全子会社で原発の工事や管理を手がける「関電プラント」が元助役を1987年から30年余りにわたって会社の非常勤の顧問に就かせていたことがわかりました。報酬も支払っていました。

 会社によりますと、非常勤の顧問として原発が立地する地域住民の理解に向けた助言を受けていたということで、報酬については「常識の範ちゅうだ」と説明しています。

 元助役は関西電力の原発関連事業を受注した地元建設会社と深い関係があったことが分かっており、発注する関西電力側と受注する建設会社側の双方に元助役が関わる構図が浮かび上がっています。

 「関電プラント」は元助役との契約を去年12月に体調不良を理由に打ち切り、元助役はことし3月に90歳で亡くなっています。

◇原発の警備会社でも取締役に
 また、この元助役が退職後、高浜原発などの警備を請け負う地元の企業で取締役を務めていたことがわかりました。

 この企業は、高浜町に本店を置き、福井県内の原発の警備業務を主に請け負っている会社で、登記簿によりますと、森山栄治元助役はおととし5月まで取締役を務めていました。この企業は取材に対し「森山氏に関することは一切答えられない」としています。

◇原発関連の複数の会社に影響力
 さらに、地元の建設業界の関係者などによりますと、森山元助役は、今回の問題で元助役に資金を提供していた高浜町の建設会社「吉田開発」など原発関連の工事を請け負う複数の会社にも顧問などの形で関わり影響力があったということです。

 取材に応じた地元の建設業界の関係者は、「ある会社は、関西電力から年間数十億円の事業を請け負えるよう元助役に頼んでいた。関西電力の子会社や大手建設会社などが元助役の家を訪ねていた」と話しました。

 そのうえで、「今から十数年前、福井県内にある3つの原発の副所長が元助役を出迎えた際、1人が時間に遅れ、元助役が激高するのを見た。関西電力にとっても怖い存在だったのではないか」と話しました。

◇元町長「どちらが町長かわからなかった」
 福井県高浜町の森山元助役が現職時代に町長を務めていた田中通氏がNHKの取材に応じ、当時の森山氏について語りました。

 田中元町長は93歳。昭和57年から62年までの5年間、助役だった森山氏と町政を担いました。

 当時の森山氏について田中元町長は、「やり手の印象で、どちらが町長でどちらが助役なのかわからないという話もあった。私は文化的なことが好きだったから深い政治的な話に関わることはできず、今となっては反省している」と話しました。

 森山氏と関西電力の関係については、「原発関係の話は企画課長か助役が窓口で、私のところに関西電力の人が来た時は天気の話など月並みな話ばかりで、深い話はほとんどなかった。関西電力と森山さんは、お互いに最も気にしていた関係だったと思う」と振り返りました。

 また、町長になる前に聞いた話として高浜原発の3号機と4号機を誘致する際に森山氏が果たした役割について、「関西電力と非常に協力的に話を進められていたと記憶している」と話しました。

 森山氏が助役を辞めてからは一切つきあいがなかったということで、「原発関連のメンテナンスを請け負う企業で顧問や相談役といった役割をしていたと聞いた」と語りました。

◇関電 2日に再び会見
 関西電力は2日午後に記者会見を開きますが、元助役と原発事業の関連についてどこまで説明があるのかも焦点となります。

◇「関西電力はガバナンス緩かった」
 この問題について経済同友会の櫻田代表幹事は1日の記者会見で、「20人というと相当な規模ですから、組織として知っていたのではないかと思わざるをえない。あれだけの企業が組織として知っていたとすると、どうして取締役会に報告しなかったのか。率直に言って、ガバナンスが緩かったと言われてもしかたがない」と述べました。

 そのうえで、櫻田代表幹事は企業のガバナンスの在り方について、「経営者自身にとって責任感や哲学が重要だが、制度として必要なのは『透明性』だ。経営陣の行動や意思決定のプロセスにどれくらい透明性があるかということにつきる」と述べ、企業経営には透明性が重要だとの認識を示しました。

◇立民 福山幹事長「国会で参考人招致を」
 立憲民主党の福山幹事長は記者会見で、「関西電力が電気料金の値上げをする中でこうしたことを行っていたのは信じられない。一日も早く調査報告書を公表してもらい、関係者には国会に出ていただく必要がある。国会で審議をすることには与党も異論はないはずで、野党の要求に応じ、参考人などの招致を受けていただきたい」と述べました。
| 事件・事故 | 20:05 | comments(0) | trackbacks(0) |
「計画運休」で難しさ浮き彫り…予定時間の運転再開
 私は、電車もバスも始発から運休でしたので、歩いて通勤しました。約1時間ほど掛かり、結構多くの人が歩いていました。

 今回の「計画運休」では当初、鉄道各社が公表していた予定時間に、運転を再開させる難しさが改めて浮き彫りになりました。

 JR東日本は当初、午前8時に運転再開を行う予定でしたが、台風の風が弱まるのが予想より遅く、安全確認の作業に時間がかかったほか、鉄道施設などに台風による被害が出たため、多くの路線で運転再開の時間がずれ込んだということです。

 このうち、山手線では品川駅と大崎駅の間で倒木が確認されて撤去作業が必要となったため、運転再開時間を午前9時ごろに変更しました。

 ところがそれでも間に合わず、実際に運転を再開したのは当初予定した時間より2時間余りずれこんで午前10時15分ごろとなりました。

 そして、多くの路線では運転再開するまでに、午前中いっぱいかかりました。

 また、京王電鉄は、京王線は午前8時半ごろに全線で運転を再開しましたが、京王井の頭線は線路上に木が倒れているのが見つかったため、運転が再開したのは午後1時すぎでした。

 鉄道各社は、「倒木など台風の被害がどの程度出るかは予想できない部分もある。事前に発表している運転再開の時間はあくまでも予定なので、正確な運行再開についてはホームページなどで最新の状況を確認してほしい」と話しています。

◇国 ”計画運休実施なら早めの情報提供を”
 あらかじめ列車の運休を決める「計画運休」をめぐっては、国は、鉄道各社に対して、実施する場合には早めの情報発信を求めています。

 首都圏での「計画運休」をめぐっては、去年9月の台風の接近に伴って鉄道各社が実施しましたが、運休の情報を知らずに帰宅できなかった人が出るなど、情報提供の方法が大きな課題となりました。

 これを受け、国土交通省は、ことし7月、鉄道各社に対して、情報を公表するタイミングをまとめた「タイムライン」を作成するよう要請したほか、計画運休の見通しや実施時間など具体的な情報をSNSやアプリなどを活用し、できるだけ早く提供していくよう求めていました。

 今回の鉄道各社の「計画運休」を見てみると、首都圏で最も多い路線を抱えるJR東日本は、8日の正午の時点には、首都圏の多くの路線が9日の始発から運転を見合わせる「可能性がある」と発表していました。

 そして、午後4時半の時点では9日の始発から午前8時までの「計画運休」を正式に発表しました。

 一方、私鉄各社は、多くが8日夕方ごろの時点で、9日始発からの「計画運休」の可能性についてホームページやツイッター、それに専用のアプリなどを通じて発表していました。

 国土交通省鉄道局鉄道サービス政策室は、「今回の計画運休はJRをはじめ私鉄各社も計画運休の“可能性”の段階から、早め早めにSNSなども使った積極的な周知をしていた。運休の情報を全く知らなかったという利用者は少なく、去年と比べるとだいぶ進歩したと思う。今後さらに細かい分析をして、利用者に寄り添った情報発信を検討していく必要がある」とコメントしています。

◇再開しても… 乗客集中 ダイヤ大幅に乱れる
 JR東日本によりますと、山手線は午前10時15分ごろに運転を再開しましたが、山手線の車庫は池袋駅と大崎駅の2か所のみで、車庫から出せる列車の数が限られているため、通常より大幅に少ない本数で運行をスタートさせざるをえませんでした。

 一方で、各駅には大勢の人が集まっていて、駅の入場を制限せざるをえなくなるところまででました。

 また、大勢の人が一気に詰めかけたことで電車の乗り降りに多くの時間がかかり、ダイヤは大幅に乱れました。

 通常の運行本数にもどり、正常なダイヤになったのは利用者が落ち着いた、午後2時半すぎだったということです。

◇”この状況で出社?” ネット上には不満の声
 一方、ネット上では、鉄道各社が相次いで運転を見合わせる中で、勤務先に向かう人たちの不満の声も相次ぎました。

 ツイッターには、「『電車が動き出ししだい、すぐ出社します。申し訳ございません』と上司にメールしたが、本当は『休んでもいいよ』と言ってほしかった」とか、「出社することに意義があるかのような日本の悪しき風習。本当に出勤しないといけない人たちのために、仕事を休める人は外出を自粛すべき」などと投稿されています。

 また、会社の対応を批判する投稿も相次ぎ、「朝の会議に間に合うよう上司からはホテルに泊まるようアドバイスをされた」とか、「社員の有志が車を出して乗り合わせて出社することになった」という投稿は、それぞれ4万件以上リツイートされています。

 また、「何も連絡がないと通常出社しろということだと勘違いしてしまう」などと出勤について社員に明確な指示を出さない会社の対応を批判する投稿もありました。

 一方、JR東日本では当初、午前8時としていた運転再開の時間が多くの路線でずれ込みましたが、「8時になったらいきなり全部の電車が動き出すわけじゃないから、ゆっくり出勤しよう」などと冷静な行動を促す投稿もありました。

◇対応とった企業も
 昨夜のうちにJRや私鉄各社が相次いで発表した「計画運休」。

 企業の中には安全を確保するため社員に在宅勤務を勧めるなどの対応を取ったところもありました。

 東京・千代田区に本社がある大手菓子メーカーの「カルビー」は、鉄道各社が「計画運休」を発表したことを受けて、昨夜のうちに首都圏にある本社や支社などに勤務するすべての社員にメールを送ったということです。

 メールでは、
▽交通機関の状況に応じて在宅で勤務したり、
▽有給休暇を積極的に活用したりすることを勧めていて、
▽どうしても勤務しなければならない場合には、安全が確保されるまで出社しないことなどを求めています。

 午前11時すぎに出社したという女性社員は「駅が混雑していない時間帯に出勤できたのでよかったです」と話していました。

 「カルビー」広報部の田中宏和部長は、「きのうの段階で交通機関の乱れは予想できたので、社員には安全確保のため在宅勤務を促した。きょうは出社できない社員も多かったが、ふだんから生活の状況に合わせた働き方を推進しているので、業務に大きな支障は出ていない」と話していました。

 台風などの災害に備え、あらかじめ社員の出勤のルールを決めている会社もあります。

 東京・千代田区のソフトウエア関連会社「オープントーン」では、3年ほど前から社員の自宅や通勤経路の自治体に気象警報が発令された場合は上司の許可を得なくても在宅勤務に切り替えることを認めているということです。

 子育てや介護をしている社員は、日頃から在宅勤務の制度を積極的に利用しているということで、社員全員にノートパソコンを貸与するなどして在宅勤務に対応できるようにしているということです。

 今回の台風では多くの鉄道が運転を見合わせたため、およそ50人の社員のうち出勤できたのは5人ほどにとどまったということですが、ほとんどの社員が在宅で勤務し現時点でトラブルなどは発生していないということです。

◇専門家 ”計画運休 普及を” ”出勤時間検討を”
 今回の計画運休について、交通政策に詳しい関西大学社会安全学部の安部誠治教授は、「計画運休が定着することで社会的な混乱が減り、鉄道の安全性の確保にもつながるので、普及していったほうがよい」と評価しました。

 そのうえで、運転再開がずれ込んだ点について、「自然が相手なので、鉄道会社はピーク時を避けたり多少余裕をもった再開のスケジュールにして公表したほうがいいと思う。また企業や事業者は台風一過の出勤に関しては余裕をもった時間にするなど、会社側も計画運休の普及に伴って社員への対応について検討する時期にきている」と指摘しています。
| 事件・事故 | 06:47 | comments(0) | trackbacks(0) |
日航ジャンボ機墜落事故から34年 遺族など慰霊の登山

 520人が犠牲になった日航ジャンボ機の墜落事故から12日で34年となり、墜落現場の群馬県上野村では朝早くから遺族などが慰霊の登山を始めています。

 昭和60年8月12日、お盆の帰省客などを乗せた日本航空のジャンボ機が群馬県上野村の山中に墜落し、国内の航空機事故としては最も多い520人が犠牲になりました。

 事故から12日で34年となり、上野村では朝早くから遺族などが墜落現場の「御巣鷹の尾根」を目指して慰霊の登山を行い、亡くなった人の墓標に花を手向けたり線香を供えたりしていました。

 また、墜落現場にある慰霊碑「昇魂之碑」の前で手を合わせて犠牲者を悼んでいました。

 夕方にはふもとにある「慰霊の園」で追悼慰霊式が行われ、遺族などが墜落時刻の午後6時56分に合わせて黙とうをして、空の安全を祈ります。

 事故から34年がたち関係者の高齢化が進む中、事故の記憶を次の世代にどう伝えていくかが課題となっています。

◇親戚亡くした大学生
 事故で親戚の石倉六郎さん(当時41)を亡くした茨城県の大学生の磯天成さん(19)は、両親とともに御巣鷹の尾根に登りました。

 磯さんは、「事故のことを知らない人も多くなり、この時期が近づかないと思い出さない人もいると思います。きょうは『事故を忘れないよう元気に登ってきました』と伝えにきました」と話していました。

◇機長の次男も手を合わせる
 事故機の機長だった高浜雅己さん(当時49)の次男の浩二さん(48)は、息子の優人くん(9)と一緒に墓標に手を合わせました。

 浩二さんは、「ことしは母がケガをして慰霊登山に来られなかったので、来年は母と一緒に来ますと墓標の前で伝えました。34年は長いようであっという間でした」と話していました。

 また、優人くんは、「ことしに入って飛行機が好きになったので、将来はパイロットになりたいです」と話していました。

◇妹一家を亡くした男性
 事故で妹の吉田仁美さんとその夫、それに生後3か月の子どもの一家3人を亡くした奈良県御所市の田仲威幸さんは、「一家全員いなくなってしまったので、遠いところに嫁いで連絡がないような気持ちでいます。さみしい思いをしています」と話していました。

◇機長同僚の元航空機関士
 日本航空の元航空機関士で、亡くなった機長らと同僚だった千葉県佐倉市の藤川秀男さん(84)は、「ローテーションで任務にあたっていたので自分も事故機に乗っていた可能性があった。航空安全をお守りくださいと伝えました」と話していました。
| 事件・事故 | 10:33 | comments(0) | trackbacks(0) |
日航機墜落事故から34年 遺族らが灯籠流しで追悼 群馬

 520人が犠牲になった日航ジャンボ機の墜落事故から12日で34年となるのを前に、11日、墜落現場となった群馬県上野村で遺族の人たちが灯籠流しを行い、犠牲者を悼みました。

 昭和60年8月12日、お盆の帰省客などを乗せた日本航空のジャンボ機が群馬県上野村の山中に墜落し、国内の航空機事故としては最も多い520人が犠牲になりました。

 事故から12日で34年となるのを前に、墜落現場の近くを流れる神流川で灯籠流しが行われ、遺族や地元の人たちが参加しました。

 遺族たちは、「いつも空から見守ってくれてありがとう」といった犠牲者へのメッセージや空の安全への願いなどを灯籠に書き込みました。そして、灯籠を一つ一つ川に浮かべて犠牲者を悼みました。

 遺族たちは12日の朝早くから墜落現場となった「御巣鷹の尾根」を目指して慰霊の登山を行い、夕方には、ふもとの「慰霊の園」で行われる追悼慰霊式に参列する予定です。

◇夫を亡くした83歳女性「恋文だと思って」
 事故で夫の佐田弘さんを亡くした埼玉県所沢市の佐田和子さん(83)は、「夫に会いたいと思い、毎年来ています。灯籠には夫への恋文だと思ってメッセージを書きました」と話していました。

 叔母の能仁千延子さんを亡くした岡山県倉敷市の堤由香子さん(31)は、「叔母のことを思うと、ふだん何気ないことを大事にする気持ちを持って生きたいと思います。同じような事故がなくなってもらいたいです」と話していました。
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処分撤回の考え 吉本興業社長「つらい思いさせ申し訳ない」

 所属するお笑い芸人が反社会的勢力の主催する会合に参加して金銭を受け取っていた問題への対応を巡り、吉本興業の岡本昭彦社長が22日、初めて記者会見し、「反社会的勢力からタレントが金品を受け取り、申し訳ありませんでした」と謝罪しました。

 また、この問題で宮迫博之さんに出していた契約解消の処分を撤回する意向を明らかにしました。

 吉本興業の岡本昭彦社長は、22日午後、東京都内で記者会見を開きました。

 吉本興業では、所属するお笑い芸人が会社を通さない依頼を受けて反社会的勢力の会合に参加し、報酬として金銭を受け取っていたことが相次いで明らかになりましたが、会社として会見を開くのは問題の発覚後、初めてです。

 岡本社長は冒頭、「反社会的勢力からタレントが金品を受け取ってしまったことに関して、事務所を代表して深くおわび申し上げます。申し訳ありませんでした」と謝罪しました。

 この問題では、吉本興業から契約を解消された宮迫博之さんと、謹慎処分を受けている田村亮さんが、20日、自分たちの判断で会見を開いています。

 これについて岡本社長は、「ああいう記者会見をさせてしまったことに関して、2人に対して深くおわびを申し上げます」と話したうえで、「処分の撤回を行って、戻ってきてもらえるならば、全力でサポートしていければと思っています」と述べ、宮迫さんに出していた契約解消の処分を撤回し、田村さんとも改めて話し合いをしたいという意向を明らかにしました。

 また、宮迫さんや田村さんらに、「会見したら、全員、連帯責任でクビにする」と言ったことについて、「ミーティングが硬直し、和ませようということで、『もうええ加減にせい、勝手にせい』というつもりで言ったが、僕の身内の感覚が伝わらなかったのだとしたら、反省するべきところだと思う」と釈明しました。

 さらに、自身と大崎洋会長が、50%の減俸を1年間続けることを表明するとともに、コンプライアンスの徹底と「タレントファースト」で物事を考えることを一層進めたいと強調しました。

◇「都合良すぎ」「納得いかない」ネット上で厳しい声
 吉本興業の岡本昭彦社長が開いた会見について、ネット上では、岡本社長の受け答えの内容などをめぐって、厳しい声が多く見られます。

 宮迫さんに出した契約解消処分を撤回するとした発言については、「処分撤回なんて、都合良すぎでしょ」、「誰も納得いかない。話の筋が通ってない。時代を読み間違えてるわ」といった声が出ています。

 また、宮迫さんや田村さんらに対し、「クビにする」と発言したと指摘されていることについて、『場を和ませようとした』などとした会見での発言をめぐっては、「加害者本人が冗談で発言したとしても、相手が不快感を覚えた場合、それはハラスメント(パワハラ)となります。『コンプライアンス遵守』を主張しといて、冗談とか和ませるためとかないわ−」といった反応がありました。

 また、「反社(反社会的勢力)と関わってる問題から吉本のパワハラ問題社内問題に話がすり替わってるな?」という指摘や、「会見見てるけど、結局何が言いたいのか、何が目的なのか全然分からず保身しか感じない」といった声もありました。

◎本興業社長、会見5時間超 質問と回答がかみあわず
 (2019/07/22 21:23 朝日新聞社)

 吉本興業の岡本昭彦社長(52)が22日、東京都内で会見し、所属芸人が振り込め詐欺グループなどの集まりに出席して金銭を受け取っていた「闇営業」問題について謝罪した。

 この問題で雨上がり決死隊の宮迫博之さん(49)を契約解消にしていたが、撤回したいと語った。

 他の芸人から申し入れがあった点に加え、20日に宮迫さんとロンドンブーツ1号2号の田村亮さん(47)が自主的に開いた会見を見て、「心苦しい気持ちとつらい思いをさせてしまった」ためだという。

 詰めかけた報道陣を前に黒のスーツで登場した岡本社長は宮迫さん、田村さんについて、「同じテーブルで向き合い、彼らの思いに耳を傾け、解決策を考えたい」などと語った。

 一方、詐欺グループと芸人を仲介したカラテカの入江慎也さん(42)については、「処分を変えるつもりはない」と答えた。

 辞任は否定し、自身と吉本興業ホールディングスの大崎洋会長(65)については、それぞれ1年間減俸50%にすると語った。

 さらに、反社会的勢力の介入を防ぐため、タレントが依頼された仕事をすべて会社に報告することなどを定めた「共同確認書」を作成すると説明した。

 一方で、岡本社長が謝罪会見を希望する田村さんらに「全員連帯責任、クビにする」などと言ったとされる点については、「僕としては身内感覚なことだが、相手には伝わらなかった、まったくもって僕の反省しなければならないことだ。父親が息子に言う『勘当や』『ええかげんにせえ』という意味合いだった」などと説明。

 また、「お前らテープ回してないやろうな」と言ったとされる点については「冗談だった」と述べた。

 こうした点が企業のトップによるパワーハラスメントではないかとの質問には、「家の中で怒っている感覚だったが、相手にそう感じさせたなら申し訳なかった」と語った。

 また、金銭授受の発覚直後に吉本側が芸人らに「静観する」と発言した点については、同席した藤原寛副社長が「記憶が定かではない」としつつ、当時は、金銭授受があったかどうかの確認作業をしっかりやらなければいけなかった、という趣旨の発言をしたなどと説明した。

 会見での説明には、岡本社長と宮迫さんや田村さんらの言い分と食い違う点もあり、意思疎通、信頼関係を築けていないのではないかとの指摘も上がった。

 岡本社長は「不徳の致すところ」と語る一方、辞任の考えはない点も強調した。

 また、宮迫さんが会見で指摘した、芸人らが宴会に参加した振り込め詐欺グループの関連企業が関わるイベントに吉本興業も関わっていたのではないか、という疑いも釈明。

 関連企業はイベントのスポンサーで、イベント主催者は反社会的勢力でないと確認したものの、スポンサーまではチェックしていなかったと説明。岡本社長は「判断が甘かった面は否めない」と述べた。

 会見は5時間を超え、質問と回答がかみ合わない場面も目立った。

 企業の危機管理に詳しい江良俊郎・エイレックス社長は、「何を伝えたかったのか。社長自身、何が問題だったかの認識が明確でなかったのではないか。処分の撤回理由についてのきちんとした説明はなく、場当たり的にうつった。長時間の会見だったが、かえって企業イメージを損ない、傷口を広げてしまった印象だ」と語る。
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宮迫さん 田村さんが謝罪会見 「詐欺被害者の方々におわび」
 反社会的勢力との関係をめぐって、吉本興業との契約が解消となった宮迫博之さんが20日、記者会見を開き、「詐欺の被害にあわれた被害者の方々、そのご家族、親族の方々に、とんでもない不快なつらい思いをさせてしまったことをおわびさせてください。本当に申し訳ありませんでした」と謝罪しました。

 そのうえで、「世間の皆様、われわれの事を応援して下さっている方々、取り返しのつかないほどの迷惑をかけてしまっている関係者の方々、本当に申し訳ありませんでした」と謝罪しました。

◇宮迫さん「すべての責任は僕にある」
 宮迫さんは、記者会見の中で、「このような大きな騒動になってしまったのは、僕の保身からきた、軽率なうそから始まってます。そのせいで、後輩たちも巻き込んでしまいました。今回の騒動のすべての責任は僕にあります。僕のせいです。本当にすみませんでした」と謝りました。

◇田村さん「僕の弱い部分のせいで虚偽説明を」
 また、反社会的勢力との関係をめぐって謹慎処分を受けている「ロンドンブーツ1号2号」の田村亮さんも、宮迫さんとともに記者会見を開き、「皆さんを不快な気持ちにさせ、嫌な気持ちにさせてしまいました。本当に申し訳ございませんでした。僕の弱い部分のせいで、虚偽の説明をしてしまいした。不信感を抱かせてしまった方々、嫌な気持ちになった方々、すべての方々、本当に申し訳ございませんでした」と謝罪しました。

◇宮迫さん「今は引退考えていない」
 宮迫さんは、記者会見の中で「何度も引退について考えましたが、僕ができることは、この世界で学んだことしかないんです。僕のような者でも、何かお役に立てることがいつかできるかもしれないという思いがあるので、今は引退ということは考えられません」とと話しました。

◇「引退会見か契約解消か選べ」と迫られる
 宮迫さんと田村さんは、会見の中で、問題が明らかになったあとの吉本興業とのやり取りについて説明しました。

 宮迫さんの説明によりますと、謹慎処分を受けたあと、田村亮さんが「記者会見をやらせてほしい」と訴えたところ、「全員、連帯責任でクビにする」と言われたということです。

 その後、「引退会見でもいいので、謝罪をさせてくれ」などと何度も頼んだものの、「期限はこっちで決める」の一点張りで、2人で弁護士を雇い、会社側とやり取りを続けてきたということです。

 すると、「2人の引退会見か、会社との契約解消、どちらかを選んでください」という書面が突然届き、その後、宮迫さんが1人で引退会見をやりたいと伝えたところ、「こちらで考えているQ&A、練習してもらいます」などと言われたと説明しています。

 宮迫さんは、「会社主導の引退会見で、当初僕らがお願いしていた会見を生放送するということもかなわず、そうなるぐらいなら、会社を辞めて自分たちで会見を開こうという判断になりました」と話しました。

 また、田村さんは、「僕は、会社に対して不信感しかなくなってしまいました。会社には、どういうふうにしたら、こちらがちゃんと謝れるか手伝ってほしかっただけです。僕は限界だったので、今回手作りですけども、いろんな人に届くように謝らせてもらいたいと思って、この会見を開かせてもらいました」と、泣きながら話していました。

◎宮迫博之、芸能界引退は否定 謝罪会見を再三要求も吉本が拒否と主張
 (2019年07月20日 15:39 ORICON NEWS)

 反社会的勢力との闇営業問題できのう19日に吉本興業と契約解消となった雨上がり決死隊の宮迫博之(49)と、謹慎中だったロンドンブーツ1号2号・田村亮(47)が20日、都内で会見。宮迫は、一部で報道されていた引退の可能性について否定した。

 会見では宮迫から、『FRIDAY』の報道から謹慎、吉本との契約解消に至るまでの詳細が説明された。当初はギャラについて“お車代”程度だろうと高をくくり、入江慎也氏にも金銭授受はなかったと説明するよう指示していたとのこと。

 しかし、報道後、100万円のギャラがあったことを把握した宮迫は、「それはもう会社に言わなあかんと、会社に行きました」と吉本に金銭の受け取りを報告。

 その際の吉本の対応については「静観でいきましょうと言われました」といい、「それに僕たちも納得してしまいました。でもその後、1日2日経っていくうちに、世の中はさらに大きな問題になっていきました。そのなかで、詐欺被害者の方から奪い取った金をもらったのではないかと思い、情けなく自分が許せなくなり、なんどか吉本社員に、大丈夫か、会見を開いて言ったほうがいいのではないかと言ったが、会社としては静観ですと言われた」と明かした。

 6月24日に謹慎が発表された際のやりとりについても、「会社に急きょよばれ、(闇営業に関わった芸人)全員謹慎ですと告げられました。僕自身は謹慎は当然だと思いましたが、僕と後輩たちの罪はまるで違います」と振り返り、「亮くんは『記者会見をやらせて下さい、事実を伝えさせて下さい』と声をあげましたが、だめだと言われました。記者会見をさせるつもりはないと断言されました」と会社側に拒否されたことを告白した。

 さらに、同社の岡本社長からは、「お前たちテープ回してないだろうな。亮、お前辞めて一人で会見してもええわ。やってもいいけど、連帯責任で全員クビにするからなと。それでもいいなら会見してもいい」と圧力があったことも明かされた。

 「その後、もう一度会社に、引退してでも記者会見をやらせてくれと連絡しました。何度もしました。それから、7月7日、僕のマンションまで吉本の一人が来ました。『引退するなんて言わないで下さい。話をしましょう』と。そして7月8日に僕と亮くんが行き、僕が全責任を負い、引退するんで、引退会見でもいいので謝罪をさせてくれと、岡本社長に嘆願しました」との流れに。

 しかし、「僕らは一日でも早く会見をやらせてくださいと言いましたが、日にちはこちらで決める、こちらの権限だと一点張りでした」と説明。有耶無耶にされるのではないかと思った宮迫と亮は自ら弁護士を立てて、会見実施に向け交渉を始め、近日中の開催にめどが立ちつつあったという。

 しかし2日前、「僕たちの弁護士のところに、僕と亮くん2人の引退会見、もしくは契約解消を選んでくださいという書面が来ました。意味がわかりませんでした。引退ということもなく謝罪会見ができると思っていた僕たちはどうしたらいいかわかりませんでした」と言い、岡本社長との面会を望んだものの、かなわず契約解消の道を選び、この日の会見に至ったという。

 その後、記者から引退の可能性について再度問われた宮迫は、「僕は18(歳)から30年間この世界のことしかやってない、この世界でしか学んでない。僕の能力で役に立てることが、何年先になるかわかりませんが、いつかできるのではという思いがあるので、今は引退ということは考えられません」ときっぱり否定した。
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アニメ会社放火 死者25人に 警察が確認
 警察によりますと、今回の放火事件でこれまでに25人の死亡が確認されたということです。

◎“殺人予告 届いていた”会社社長 アニメ会社で放火
 京都アニメーションの八田英明社長は、今回の事件を受けて報道陣の取材に答え、「会社に対する抗議は日常的にとは言わないですが、少なくはなかった。特に死ねとか、殺人メールがあった」と明らかにしました。

 そのうえで、「そのつど、弁護士に相談するなど、真摯に対応してきた」と話していました。

 また、「火災が起きた現場は、会社の核となる場所だった。大げさな言い方かもしれないが日本のアニメ業界を背負って立つ人たちが1人でも傷つき命を落としていくなんてたまったものではない」と話しました。

◇脅迫する書き込み 特殊なツールで発信元分からない
 捜査関係者によりますと、これまで京都アニメーションのウェブサイトに脅迫するような内容の書き込みがあり届け出を受けた警察が捜査していたということです。

 ただ、特殊なツールを使って発信元が分からないようにしてあり、書き込んだ人物の特定には至っていなかったということです。

 警察は、現場で火をつけて身柄を確保された男と、書き込みとの関連についても今後、調べることにしています。

◎アニメ会社で放火 容疑者とみられる男 確保の様子

 京都市伏見区にあるアニメーション製作会社のスタジオで、男がガソリンのような液体をまいて火をつけた火災で、容疑者とみられる男が確保された際の映像です。

 4、5人の警察官が集まり、横たわった男を取り囲んでいる様子が確認できます。

 男は、仰向けで、膝を立てて横たわっていて、一人の警察官が何かを話しかけるように、のぞき込んでいます。

 現場は住宅街で、近所の人とみられる人たちが騒然としているように見えます。

 火事が起きた『京都アニメーション』に番組の撮影のため向かっていたNHKの男性ディレクターが容疑者とみられる男が確保された現場を見ていました。

 このディレクターは、「京都アニメーションの近くに着くと、3、4人の警察官が集まっていて、そこに男が倒れていました。男は右足の膝から下の服が焼けていて、はだしでした。警察官と何か話していたようでしたが何を言っているかは聞き取れませんでした」と、そのときの様子を話しています。
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