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戦艦「大和」とともに沈んだ駆逐艦「磯風」発見か
 太平洋戦争末期、戦艦「大和」とともに沖縄に向かいアメリカ軍の攻撃によって沈んだ旧日本海軍の駆逐艦「磯風」と見られる艦船が鹿児島県沖の海底で見つかっていたことがわかりました。

 専門家は、大和以外の艦船の調査は行われておらず、貴重な発見だと評価しています。

 駆逐艦「磯風」は、昭和15年に就役して真珠湾攻撃やミッドウェー海戦などに参加しましたが、戦艦大和とともに特攻作戦で沖縄に向かっていた昭和20年4月7日、鹿児島県の枕崎沖でアメリカ軍の攻撃によって沈みました。

 大和について広島県呉市とともに潜水調査を行った大阪市の海洋調査会社によりますと、おととし5月の調査の中で、大和が沈んだ場所から北東に9.5キロ、深さおよそ450メートルの海底で、艦船1隻が沈んでいるのが見つかったということです。

 これについて専門家は、撮影された映像や戦闘の記録などから「磯風」の可能性が高いとしています。

 映像には4つの砲身をもつ魚雷発射管のほか、爆発でめくれ上がった艦尾や横倒しになった主砲も映し出されていて、当時の戦闘の激しさがうかがえます。

 旧日本海軍の歴史に詳しい広島県呉市の大和ミュージアムの戸高一成館長は、「記録に残る被害状況や沈没場所をつきあわせると磯風でほぼ間違いない。大和以外の艦船の調査は行われておらず貴重な発見だ」と話しています。

◇磯風は数多くの作戦に参加
 旧日本海軍の駆逐艦「磯風」は、長崎県佐世保市の旧海軍工廠で建造され昭和15年に就役しました。全長はおよそ120メートル、基準排水量は2000トン余りです。

 広島県呉市の博物館「大和ミュージアム」によりますと、磯風は、真珠湾攻撃をはじめミッドウェー海戦やレイテ沖海戦など旧日本海軍の数多くの作戦に参加しました。

 昭和20年4月、戦艦「大和」など、ほかの9隻とともに特攻作戦で沖縄に向かいましたが、アメリカ軍の攻撃によって大和や磯風を含む6隻が鹿児島県枕崎沖で沈みました。

 大和は戦後、呉市や民間団体が潜水調査を行ったため沈没した位置が判明していますが、磯風など5隻については、沈没した場所は特定されてきませんでした。今回、大和以外の艦船の沈没位置がわかったのは、初めてだということです。

 磯風の調査にあたった「深田サルベージ建設」の花戸忠明中国支社長補佐は、「磯風以外にも見つかっていない艦船があるので可能であれば調査したい」と話しています。
| 環境とまちづくり | 13:59 | comments(0) | trackbacks(0) |
家庭ごみ「戸別収集」で減る
 ごみの集積所は必要不可欠な物であるにも拘わらず、迷惑施設であり自分の家の前で無ければ良いとの認識が高くありました。戸別収集によってそう言う意識が改められたのでしょう。

◎家庭ごみ:集積所やめたら減った 戸別収集、都市部で増加
 (2018年02月03日 10:43 毎日新聞)

 家庭ごみの集積所を設けて一括して収集するのをやめ、各家庭の前にごみを出してもらう「戸別収集」を導入する自治体が都市部で増えている。

 元々は、ごみを出した家庭が分かるようにすることで、マナーを改善しようと始まったが、ごみの量が減るという思わぬ効果もあり、自治体側は「住民の意識向上につながっている」と分析する。

 人口の多い都市部では、ごみ回収の効率を重視し、町内会など一定の区域ごとに自治体が指定した集積所にごみを出すのが一般的だ。

 これに対し、戸別収集は自宅の玄関先や集合住宅の前にごみを出し、清掃職員が一軒ずつ収集する。

 東京都品川区は2005年7月、東京23区で初めて区内全域で戸別収集を導入した。

 それまでは集積所での収集を続けてきたが、指定した日時以外にごみを出す住民がいたり、ごみ袋をしっかり閉じずに捨てるなどマナー違反が絶えなかった。

 カラスがごみを食べ散らかし、区には周辺住民からの苦情が多く寄せられていたという。

 しかし、戸別収集にした後はマナー違反は減り、「以前は集積所をごみ捨て場だと勘違いしているような人もいたが、今はしっかり分別もされている」(清掃職員)。

 地域ごとに収集する曜日を変え、午前8時に速やかに回収するようにしたところ、住民側も回収時間の直前にごみを出すようになった。「朝早く出すのは面倒」との声もあるが、住民側からもおおむね好評だ。

 さらに、区内のごみの量は、人口が増えたにもかかわらず、2005年度比で約2割減となる計約7万2000トン(16年度)と、ごみの減量効果も出ている。

 各家庭を回る必要があるため収集の手間は増すが、東京23区では台東区も2016年から全域で戸別収集を導入し、ごみが減っているという。

 神奈川県や大阪府などの都市部でも戸別収集を採用する自治体が増えている。

 品川区清掃事務所の担当者は、「自分が出したごみに責任を持つと同時に、ごみを減らす意識も住民の間で広がっている。収集直前にごみを出すことで街の景観もよくなった」と話す。
| 環境とまちづくり | 08:50 | comments(0) | trackbacks(0) |
人種差別に立ち向かった日系人たたえる記念日 NYが制定

 太平洋戦争中、アメリカで行われた日系人の強制収容は憲法違反だと訴え続けた日系2世の故フレッド・コレマツ氏をたたえる日をニューヨーク市が定め、30日、記念の式典が開かれました。

 日系2世のフレッド・コレマツ氏は、太平洋戦争中、強制収容を逃れようとして逮捕されたあと、強制収容は人種差別で憲法違反だと訴え、いったんは連邦最高裁判所で有罪とされたものの、およそ40年後に無罪判決を勝ち取りました。

 コレマツ氏は2005年に86歳で亡くなりましたが、ニューヨーク市は、人種差別と戦い続けたコレマツ氏をたたえて、その誕生日にあたる1月30日をことしから記念日とすることを決めました。

 30日に開かれた式典では、コレマツ氏の娘のカレン・コレマツさんは、「1人でも声を上げ、差別に立ち向かうことで、社会を変えた」と父親の業績を強調しました。

 そのうえで、トランプ政権がイスラム教徒が多い特定の国々の人々の入国を禁止しようとするなど、厳しい移民政策をとっていることを念頭に、「移民を含め、すべての人の声が聞かれるべきだ。社会的正義のために戦い続けないといけない」と訴えました。

 コレマツ氏を記念する日は、カリフォルニア州などでも設けられていて、働きかけてきたグループでは、全米の祝日にするよう活動を続けるということです。

 参加した男性の1人は、「排他的な傾向が強まる中で、差別と勇敢に戦ったコレマツ氏について知るのは大きな意味があると思う」と話していました。
| 環境とまちづくり | 01:21 | comments(0) | trackbacks(0) |
伊豆の河津桜ピンチ 植樹に壁
 カミさんも私も、淡い桜色の染井吉野も好きですが、少し濃い目で長く咲き続けてくれる河津桜が一番好きです。カミさんの実家では河津桜の鉢植えを義父が丁寧に育てており、母の川奈のマンションでは地植えの河津桜が元気に育っております。

 以前は、河津のさくら祭りは毎年の様に行っており、その魅力は何と言っても、川沿いの河津桜と菜の花のコントラストです。

 豊泉橋付近の桜並木 提供:一般社団法人河津町観光協会

◎伊豆の河津桜ピンチ、植え替えに法の壁 「川沿いダメ」
 (2018年01月28日 11:11 朝日新聞デジタル)

 伊豆で最大の観光客動員力を誇る静岡県河津町の河津桜が岐路に立たされている。最初の植樹から50年を超え、一部に樹勢が衰える木が出てくる一方、並木の中心になる河津川沿いでは河川法の規制で植え替えが難しいからだ。河津川を管理する県と町は並木を市街地まで延ばし、川沿いの木の不足を補う方向で検討をしているが、課題は少なくない。

 昨年12月下旬、町役場であった「河津桜並木景観検討会」(伊藤光造委員長)で、県が並木の将来像の地図を示した。伊豆急行河津駅前から延びる幹線道路沿いなどに回廊のような並木が新たに加えられた半面、川沿いは中央部あたりに空白が目立った。

 検討会は、「基準違反」状態にある川沿いの桜の解消を目指す県が主導し、町とともに立ち上げた。県、町のほか有識者や地元関係者で構成する。

 河津桜は早咲きで知られ、2月から約1カ月間開かれる河津桜まつりには100万人近い人が訪れる。伊豆では最大のイベントになり、経済効果は300億円ともいわれている。始まりは、1970年代に町観光協会や町商工会が川沿いで植樹運動を展開したことだ。まつりは91年から始まったが、初年の観光客は約3千人と地味だった。それが知名度が上がるにつれて倍々ゲームのように増え、99年には100万人に。伊豆には河津桜より早咲きの桜がいくつもあるが、早咲きの代名詞にもなり、観光の成功例として地元で語り継がれている。

 植樹当時は明確な基準がなく、必ずしも「違反」ではなかった。ところが、97年の河川法改正をきっかけに、堤防の上や川側の斜面に木を植えることが、治水に影響があるとして事実上できなくなった。河津桜の寿命は数十年とみられ、このままではいずれ木がなくなってしまうが、県は「河津川は、10年に1度の大雨でも水があふれる危険がある。桜は堤防を弱める恐れがあり、新たな植樹は認められない」と話す。

 検討会は経済効果と治水の両方をにらみながらソフトランディングさせるために設けられた。川沿いの堤防の外側に移植することも候補に挙がるが、住宅が迫っているところも少なくない。将来図が「歯抜け」になるのはそのためだ。

 そうした現状に、「川沿いにあってこその河津桜。市街地の並木にどれくらい観光客が来るか」と心配する声は根強い。道路沿いに延ばすにしても、周辺住民の理解も得られる適地がどれだけあるかも未知数だ。今後、町が実行に移していくことになるが、長期間の地道な努力が求められる。

◇丁寧に点検、延命図る
 もう一つの対策として、堤防の木々をできるだけ延命させる方法もある。

 18日朝、首から画板をかけた年配の10人ほどのグループが、桜を1本1本点検しながら川沿いを歩いていた。町が組織した「河津桜守人の会」の会員たち。病気の兆候が出ていないか、枝が込み入っていないか、樹勢はどうか、チェックシートに記入していった。

 守人は、河津桜発祥の地としての独自性を町民参加で高めようという構想の中核。1年間の講習と実習を受け、試験に合格した人が認定される。まず取り組んでいるのが、川沿いの800本あまりの木の状態を記録したカルテづくりだ。

 土屋達雄会長(84)は「木の状態をいち早くつかみ、早め早めの対応するのが病気の予防や治療には大事。寿命が数十年と言われる桜でもうまく管理すれば100年生きる木もある。そんな木にしたい」。今年から本格化に動きだし、月1回の活動日を設けて見回りや手入れをするという。

 (石原幸宗)
| 環境とまちづくり | 15:57 | comments(0) | trackbacks(0) |
蔵王山で火山性微動と地殻変動 噴火警戒レベル2に

 宮城県と山形県にまたがる蔵王山で火山性微動が相次いで観測されたほか、山頂の南側が隆起する地殻変動が観測されました。

 気象庁は、小規模な噴火が起きるおそれがあるとして午後2時38分に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを1から2に引き上げ、馬の背カルデラの想定火口域からおおむね1.2キロの範囲では噴火に伴う大きな噴石に警戒するよう呼びかけています。

 気象庁の観測によりますと、蔵王山では28日地下の熱水や火山ガスの動きを示すと考えられる火山性微動が1回観測されたほか、30日も未明と午後2時すぎの合わせて2回観測されました。

 このうち、午後2時すぎの微動はおよそ13分続き、振幅はこれまでで最も大きいということです。

 また、蔵王山にある火口湖の御釜の南西およそ5キロにある坊平観測点では、山頂の南側が隆起する地殻変動が継続して観測されています。

 このため、気象庁は、今後、小規模な噴火が発生するおそれがあるとして、午後2時38分、火口周辺警報を発表し噴火警戒レベルを1から2の「火口周辺規制」に引き上げ、馬の背カルデラの想定火口域からおおむね1.2キロの範囲では噴火に伴う大きな噴石に警戒するよう呼びかけています。

 蔵王山ではおととし7月から噴火警戒レベルの運用を始めていますが、レベル2になるのは初めてです。

◇専門家「噴火による泥流にも注意」
 火山噴火予知連絡会の会長で、京都大学の石原和弘名誉教授は、「蔵王山はこの数年、火山性地震が増加するなど火山活動が高まっていた。今回は火山性微動の振幅が、観測された中で最大だということなので、今後、さらに地震などが増加すると、いつ噴火が発生してもおかしくない」と分析しています。

 そのうえで、「大きな噴石に警戒し、自治体が規制した範囲には絶対に近づかないでほしい。また、仮に、火口湖の『御釜(おかま)』で噴火すると、たまった水によって『泥流』が発生し、流れ下るおそれもある。川沿いを中心に泥流にも注意してほしい」と話していました。

◇平成25年以降 火山活動が活発化の傾向
 蔵王山は宮城県と山形県にまたがる複数の山からなる活火山で、最も高い熊野岳は標高が1841メートルあります。

 蔵王山では平成25年以降、火山性地震の増加や地下のマグマや火山ガスなどの動きを示すとされる火山性微動が観測されるなど、火山活動が活発化する傾向が見られていました。

 山がわずかに膨張する地殻変動も観測され、気象庁は平成27年4月に火口周辺警報を発表しましたが、その後、火山性地震が減ったことなどからおよそ2か月後に解除しました。

 一方で、気象庁は、蔵王山では長期的に火山活動がやや高まった状態にあるとして、「御釜」周辺の馬の背カルデラの想定火口域では突発的な火山ガスの噴出などに注意を呼びかけていました。

◇過去の噴火
 蔵王山の北側には火口湖の御釜があり、120年以上前の明治28年には、御釜で小規模な水蒸気噴火が相次ぎ、山の雪がとけて川が増水したほかふもとに火山灰が降りました。

 その後、80年近く前の昭和15年に御釜の北東で小規模な噴火が確認されたあと、噴火は確認されていません。

 御釜には常に水がたまっているほか、冬になると雪に覆われるため、噴火に伴って泥流が発生するおそれがあり、ふもとの地域では注意が必要です。
| 環境とまちづくり | 23:14 | comments(0) | trackbacks(0) |
草津温泉の宿泊予約キャンセルで損失3億円
 群馬県の草津白根山の噴火後、草津温泉では旅館やホテルの宿泊予約がおよそ5500件キャンセルされ、損失は3億円近くに上ることが旅館協同組合の調査でわかりました。

 組合では、温泉街は噴火口から離れた場所にあるとして、引き続き安全性のPRに努めることにしています。

 草津白根山の噴火のあと、地元の草津温泉旅館協同組合は、加盟する100余りの旅館やホテルを対象に、宿泊予約のキャンセルがどの程度あったかアンケート調査を行いました。

 その結果、噴火が発生した今月23日から26日までの3日間で、団体と個人で合わせておよそ5500件、2万人分余りの宿泊予約のキャンセルがあったことがわかりました。

 組合では、キャンセルによる損失は3億円近くに上ると試算しています。

 ただ、件数の推移を見てみると噴火した日から翌日の24日にかけては1日で3900件余りに上ったのに対し、24日から26日は2日間で合わせて1500件余りに減っています。

 草津温泉旅館協同組合の黒岩裕喜男理事長は、「草津温泉は安全だと情報発信を続けた効果が出てきたと思う。引き続き、山の状況の変化を見ながら安全性をPRしていきたい」と話しています。
| 環境とまちづくり | 04:21 | comments(0) | trackbacks(0) |
草津白根山が噴火 警戒レベル3に 気象庁
 23日午前、群馬県の北西部にある草津白根山で噴火が発生し、噴石が火口から1キロ以上離れた場所まで飛びました。気象庁は「噴火警戒レベル」を「入山規制」を示すレベル3に引き上げ、草津白根山の鏡池付近の火口からおよそ2キロの範囲では大きな噴石などに警戒するよう呼びかけています。

 気象庁によりますと、23日午前10時ごろ、草津白根山で地盤の変動を伴う振幅の大きな火山性微動が観測され、草津白根山の本白根山の鏡池付近の火口から1キロ以上離れた場所まで噴石が飛んだことが確認されました。

 これについて、気象庁は、「草津白根山の鏡池付近で噴火が発生した」として、午前11時50分に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを「入山規制」を示すレベル3に引き上げました。気象庁は、鏡池付近からおおむね2キロの範囲では噴火に伴う大きな噴石に警戒するよう呼びかけています。

 また、風下側に流されて降る小さな噴石や火山灰、空振=空気の振動や火山ガス、それに雪崩にも注意するよう呼びかけています。

 一方、気象庁によりますと、これまでの活動から草津白根山では、本白根山の鏡池から2キロほど北にある白根山の湯釜火口の噴火を想定して監視カメラなどで監視してきましたが、鏡池付近では、最近の活動の記録がなかったことなどから噴火は想定していなかったということです。

 このため、気象庁は、現地に職員を派遣して、噴火の状況などの詳しい確認を進めるとともに、今後、観測体制を強化することにしています。

◇専門家「今後も噴火発生の可能性」
 草津白根山の噴火について、火山噴火予知連絡会の前の会長で東京大学の藤井敏嗣名誉教授は、「映像を見ると、噴石が飛んでいる様子が確認できるため、爆発的な噴火が発生したのは間違い無い。草津白根山の本白根山では、最近は目立った活動はなかったが、およそ3000年前には活発な噴火活動があり、溶岩が流出したことがある。現時点では、詳しい状況が分からないが、今後も、噴火が発生する可能性があるため警戒が必要だ。気象庁や自治体の情報にしたがって、山には近づかないでほしい」と話していました。

◇専門家「振動で雪崩か」
 雪崩の仕組みに詳しい「防災科学技術研究所雪氷防災研究センター」の上石勲センター長は、草津白根山で雪崩について、「詳しい状況は情報収集をしているが、噴火の振動によって雪崩が起きうる。近い時間に起きているので噴火が関連している可能性がある」と話していました。

 そのうえで、「噴火がいつあるか分からず、雪の状況と震動の両方が影響したと考えられるので、この雪崩は非常に予測しづらい。今後、噴火の状況によっては熱で雪が溶け、土砂を巻き込んで流れ落ちる融雪型火山泥流が起きるおそれもある。その場合、通常の雪崩より遠くまで到達するおそれがあるので注意が必要だ」と指摘しています。

◇噴火と雪崩の関連調べる
 23日午前、群馬県草津町のスキー場近くで雪崩が起きたという情報について、気象庁はこの前後に草津白根山で火山性微動が観測されるなど、噴火が起きたと見られることから関連を調べています。

◇政府体制強化 官邸連絡室に
 政府は、正午すぎ、総理大臣官邸の危機管理センターに設置した「情報連絡室」を「官邸連絡室」に改組し、体制を強化して、関係省庁や地元自治体と連絡を取るなどして、情報収集と警戒にあたっています。

◎草津白根山噴火・雪崩 1人死亡11人けが
 23日午前、群馬県の草津白根山で「噴火が発生した」と気象庁が発表しました。警察庁や消防によりますと、同じころスキー場で雪崩が起き、訓練中の自衛隊員ら7人が巻き込まれ、このうち隊員1人が死亡したということです。この雪崩や噴火による噴石などでスキー場では合わせて11人がけがをして手当てを受けているということです。

 気象庁によりますと、23日午前9時59分ごろ、群馬県の草津白根山で地盤の変動が観測されたほか、振幅の大きな火山性微動も観測されました。東京工業大学の観測で本白根山の鏡池付近の火口から1キロ以上離れた場所で噴石が確認され、気象庁は「草津白根山の本白根山で噴火が発生した」としています。

 警察庁や消防、それに自衛隊によりますと、同じころ近くにある草津国際スキー場で雪崩が起き、訓練中の自衛隊員6人とスキー客とみられる1人が巻き込まれ、このうち自衛隊員1人が死亡したということです。

 また、噴火による噴石がスキー場のゴンドラにあたって窓ガラスが割れてけがをした人など、ほかにも11人がけがをして手当てを受けているということです。

 また、県の危機管理室によりますと、草津国際スキー場の利用客およそ80人がロープウエーの山頂駅に避難しているという情報があるということで、現在、自衛隊などが下山の方法を検討しているということです。

 一方、スキー場の麓にある建物にもスキー客や従業員など80人ほどが避難していましたが、すでにホテルに戻ったり帰宅したりしているということです。

◇西吾妻福祉病院に10人搬送
 草津国際スキー場近くにある群馬県長野原町の西吾妻福祉病院によりますと午後2時半現在、けがをした10人が搬送されたということです。

 現場では、けがの程度などに応じてどの患者の治療を優先するか決める「トリアージ」が行われ、搬送された10人のうち、最も治療の優先度が高い重傷者にあたる人が4人、中等症にあたる人が3人、軽傷者にあたる人が3人だということです。

 病院によりますと、運ばれた人たちは今後、けがの程度に応じてほかの病院に搬送していくということです。

◇山頂駅には80人避難
 草津国際スキー場にスノーボードをするために訪れ、ロープウエーの山頂駅に取り残されている38歳の会社員の男性は、「ロープウエーのゴンドラに乗っていたところ、午前10時すぎに突然、ロープウエーが止まった。窓の外を見ると灰が立ち上り、あたりに噴石が転がっていた」と話しています。

 男性はロープウエーに乗っていて、揺れなどは感じなかったということですが、恐怖を感じながら、およそ40分間、ゴンドラに閉じ込められたということです。その後、運行を再開したロープウエーで山頂駅に到着したということです。

 男性がインタビューに応じた午後0時40分の時点で、山頂駅の建物の中には、スキー客などおよそ80人が避難していて、救助を待っていますが、男性が見るかぎり、周りにけがをした人などはいないということです。

 山頂駅では避難している人たちにジュースと菓子が配れ、混乱などはないということですが、いつごろ救助されるかなどの情報は、これまでのところないということです。

◇救助へ調整
 スキー場のロープウエーがとまっている影響でロープウエーの山頂駅付近に取り残されているおよそ80人を救助するため、陸上自衛隊はヘリコプターを現地に派遣していて、現在、救助に向かえるかどうか天候などの調査を行っているということです。

 また、ヘリコプターが使えない場合に対応するため雪上車を現地に向かわせていて、午後7時半ごろ現場付近に到着する予定だということです。

◇防衛相「救助に万全を期すよう指示」
 小野寺防衛大臣は、午後1時すぎに防衛省で記者団に対し、「きょう午前10時25分頃、群馬県草津白根山で噴火が発生し、草津町のスキー場で雪崩が発生した。その際、スキー上で冬季訓練中だった陸上自衛隊第12ヘリコプター隊の隊員6人と民間人1人が雪崩に巻き込まれた。7人は救助され、病院に搬送中だ」と述べました。

 そして、小野寺大臣は、自衛官のけがの状況について、「今のところ把握しているのは、骨折が2人、重傷が2人、腰を強打した者が1人、肺にダメージを受けた者が1人ということだ。けがの程度は軽くないと思うが、全員意識はあるということだ」と述べました。

 また、小野寺大臣は、午前10時51分に群馬県知事から災害派遣要請があったことを受けて部隊を派遣したことを明らかにしたうえで、「午前11時40分に菅官房長官から被害者の捜索と救助作業をはやく行うよう指示があった。これを受けて、私から関係機関と緊密に連携し、早急に被害状況の把握に努め、被災者の救助に万全を期すよう指示を出した」と述べました。

◇政府高官「自衛官2人重傷」
 政府高官は午後1時すぎ、国会内で記者団に対し、「これまでの報告によると、自衛官2人が重傷のようだ。現時点で、行方不明者はいないようだ」と述べました。

◇スキー場周辺で停電
 東京電力によりますと、午前10時すぎから草津国際スキー場の周辺で停電が発生しているということです。スキー場の一部のリフトが動かなくなっているほか、レストハウスなども停電しているということです。

 東京電力は、復旧を目指していますが噴火に伴う周辺道路の交通規制によって午後1時すぎの時点では作業員がまだ現地にたどり着けていないということで、東京電力は現地に到着し次第、復旧作業と原因の調査を進めることにしています。

 草津町役場によりますと、確認された雪崩や噴石はいずれも草津国際スキー場の青葉山ゲレンデのうち、ロープウエーの山頂駅付近で起きているということです。この駅は、本白根山の鏡池付近から北におよそ1キロ離れています。

◇陸自 ヘリ3機派遣
 群馬県からの災害派遣要請を受け、陸上自衛隊は、草津国際スキー場で救助活動にあたるため、ヘリコプター3機を派遣したほか、群馬県にある相馬原駐屯地から部隊を雪崩が起きた現場付近に向かわせています。

◇22日に積雪増
 気象庁によりますと、草津白根山のある群馬県草津町の観測点では、積雪が22日午後1時には39センチでしたが、午後11時には66センチと、10時間で27センチ増えました。その後、次第に積雪の量が減り、23日午前10時の積雪は63センチとなっていました。

◇官房長官「情報収集にあたっている」
 菅官房長官は閣議のあとの記者会見で、「群馬県の本白根山において、ゴンドラの乗客4人がガラス片で負傷したとの119番通報があったということだ。『現場では雪崩が発生し人が巻き込まれている』『噴煙が見える』という情報もあることから、現在、総理大臣官邸の危機管理センターで情報収集にあたっている」と述べました。

◇草津国際スキー場とは
 草津国際スキー場は、群馬県草津町にあります。草津温泉観光協会によりますと、標高2100メートルを超える本白根山から天狗山に向かっておよそ8キロにわたって合わせて4本のゲレンデが伸びています。

 ゲレンデは山麓(さんろく)にある「天狗山ゲレンデ」と「御成山ゲレンデ」、中腹にある「青葉山ゲレンデ」、山頂付近にある「本白根ゲレンデ」の合わせて4本で、活火山の火口に近いためふだんから火山ガスの臭いがしているということです。

 年末年始から今の時期にかけてが、首都圏からのスキー客を中心にもっともにぎわう時期だということです。
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世界の平均気温 去年は2番目の暑さ 温暖化止まらず
 去年2017年の世界の平均気温は、観測史上最高となったおととしに次いで2番目に高かったと、NASA(アメリカ航空宇宙局)などが発表し、温暖化の傾向に歯止めがかかっていない現状が改めて示されました。

 アメリカのNASAとNOAA(海洋大気局)は18日、去年、世界各地で観測された気温のデータを分析した結果を発表しました。

 NASAによりますと、去年の平均気温は、1951年からの30年間の平均気温より0.9度高く、記録がある1880年以降で最も暑かったとされたおととしに次いで2番目の暑さとなり、南米沖の太平洋の赤道付近の海面温度が高くなり世界の気温を押し上げるエルニーニョ現象が発生しなかった年としては、これまでで最も暑くなりました。

 また、南極周辺の氷の量は観測が始まって以降最も少なくなり、北極の氷もこれまでで2番目に少なくなったということです。

 こうした傾向についてNASAなどは、「二酸化炭素など温室効果ガスを排出する人間の活動が最も大きな要因だ」と警鐘を鳴らしています。

 アメリカのトランプ政権は、パリ協定からの脱退を表明するなど、地球温暖化対策に否定的ですが、今回の発表では、温暖化の傾向に歯止めがかからず、十分な対策がとられていない現状が、改めて示された形です。
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気象衛星やスパコン活用した高精度な豪雨予測 開発成功

 観測性能が大幅に向上した気象衛星「ひまわり8号」のデータや、スーパーコンピューターを活用して、豪雨の発生場所などを高い精度で予測する手法の開発に、理化学研究所などの研究グループが成功しました。

 将来的に、豪雨や洪水の危険性をいち早く把握できると期待されています。

 3年前から運用が始まった気象衛星「ひまわり8号」は、地球全体を撮影する頻度が従来の30分に1回から10分に1回に増えたほか、センサーの性能向上などでデータ量が従来のおよそ50倍に増えました。

 理化学研究所や気象庁気象研究所のグループは、こうした膨大なデータをスーパーコンピューター「京」で処理することで、豪雨の発生場所などをより高い精度で予測する手法の開発に成功したと発表しました。

 研究グループによりますと、3年前の「関東・東北豪雨」を例にシミュレーションした結果、従来の手法では、12時間先の雨の範囲が実際より西に100キロほどずれて予測されましたが、新たな手法では、実際に雨が降った地域とほぼ同じ範囲で大雨が予測されたということです。

 このほか、現在は予測が困難な台風の急速な発達についても、予測の精度が大幅に向上するということです。

 一方、こうした手法を気象庁の予報システムに組み込むには技術的な課題があり、実用化のめどは立っていないということです。

 理化学研究所の三好建正チームリーダーは、「一刻も早くこの技術が実用化されて、豪雨や土砂崩れなどの災害の予防に役立つよう努力したい」と話しています。
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阪神・淡路大震災からきょうで23年
 6434人が亡くなった阪神・淡路大震災から、17日で23年です。

 神戸市など大きな被害を受けた地域では、地震が起きた午前5時46分に合わせて遺族などが黙とうし、犠牲者を悼みました。

 このうち、神戸市中央区の公園「東遊園地」では、およそ7000本の竹の灯ろうに明かりがともる中、遺族や当時被災した人たちなどが黙とうし、犠牲者に祈りををささげました。

 神戸市では、17日朝は雨が降っていて、明かりが消えてしまうろうそくもあり、集まった人たちが、雨から灯ろうを守ろうと傘で覆う姿も見られました。

 このあと、敷地内の慰霊碑の前では、神戸市が主催する追悼のつどいが開かれ、神戸市須磨区の崔敏夫さん(76)が遺族代表として追悼の言葉を述べました。

 崔さんは、53歳のときの震災で須磨区の自宅が全壊し、当時20歳の大学生だった次男の秀光(スグァン)さんを亡くしていて、「二男を亡くし、家を焼かれ、全財産を失い、ゼロからの出発ではなくマイナスからの出発は悲しくつらいものでした」と振り返りました。

 そのうえで、「悲しみをのり越え、明るく安心して住みよい町づくりをめざし頑張ることが私のつとめであり、息子のためでもあります。『アボジ(父)頑張っているな』と、息子のひと言を聞きたいです」と今の思いを語りました。

 17日は各地で追悼行事が行われるほか、避難訓練や防災の講演会なども予定され、犠牲者を悼むとともに震災を次の世代に「伝える」ための取り組みが1日を通して続きます。

◇雨で参加者少なく
 神戸市によりますと、神戸市中央区の公園「東遊園地」で行われている追悼のつどいに訪れた人は、午前7時の時点でおよそ3700人で、雨の影響で例年に比べ来場者が少なくなっています。

 つどいの来場者数を時間別にまとめるようになった平成20年以降、午前7時の時点の人数としては平成20年のおよそ4500人を下回り、最も少なくなっています。

◇子どもたちに伝えたい
 妻と3人の子どもを連れて東遊園地を訪れた久保晃さん(45)は、大学4年生のとき、当時住んでいた神戸市垂水区の自宅で地震にあいました。久保さんは、「家族は全員無事でしたが、9歳の長男が生まれてから毎年、ここに来ています。子どもたちに震災のことを伝え、教えていきたい」と話していました。

 兵庫県芦屋市の百々孝治さん(62)は、「震災当時は神戸市東灘区に住んでおり、妻と2歳半の娘が全壊した自宅の下敷きになって亡くなりました。震災を忘れてはいけないという思いで毎年、つどいに参加し、ろうそくをともしながら『残された私は、日々、頑張っていますよ』と報告しています。災害が起きても人命を守り、被害を少しでも抑えるようにすることが社会の課題だと思います」と話していました。

 23年前、神戸市長田区の自宅で地震にあった佐向七郎さん(76)は、「震災では近くに住んでいた兄の妻が亡くなりました。銘板に名前が刻まれているので、毎年、ここに来ています。阪神・淡路大震災だけでなく、全国各地の災害で被害にあった人を思って祈りをささげました」と話していました。

 神戸市東灘区の自宅で地震にあった山谷つや子さん(78)は、「当時、26歳の娘と2人暮らしでしたが、倒壊した自宅の下敷きになり、娘は亡くなりました。娘に命を助けられたようなもので、『ありがとう』と言いたい」と話していました。

 神戸市垂水区で自宅で地震にあった相川尚子さん(54)は、「自宅の被害はほとんどありませんでしたが、友人の中にはけがをした人もいました。23年がたって神戸の街はきれいになり、私自身も震災の記憶が薄れてきているので、きょうは、忘れないためにも黙とうしたいと思って、やって来ました」と話していました。

 当時、通勤の途中で被災し、自宅が損壊したという神戸市東灘区の54歳の会社員の男性は、「亡くなった方々に、私たちは元気にしていると伝えたい思いで、ろうそくに明かりをともしました。震災の現実を知ってもらいたいと、毎年、子どもたちと参加しています」と話していました。

 男性と訪れた19歳の長女は、「震災を経験しておらず、写真などで見る当時の様子は想像を超えるものばかりです。周りの同世代がつどいにあまり参加していないので、震災のことを理解し、伝えていく1人になりたい」と話していました。

 兵庫県明石市に住む会社員の渡部華加さん(24)は、「会社の異動で東京から兵庫県に来て2年になり、ことし初めて東遊園地に来ました。阪神・淡路大震災は教科書などで見ていましたが、授業でしか知らなかったので、被災した人のことをじかに感じたかった。地震が起きた朝5時46分はすごく寒かったと思うし、とても厳しい状況だったと思います」と話していました。

 当時、神戸市長田区の自宅で地震にあった中塚久子さん(49)は、「家族には被害はありませんでしたが、長田区で起きた大規模な火事は忘れることができません。きょうは地震で亡くなった方のご冥福を祈りに来ました」と話していました。

◇児童3人犠牲の小学校で黙とう
 阪神・淡路大震災で3人の児童が犠牲になった神戸市東灘区の小学校で、児童や保護者が地震が発生した時刻に合わせて黙とうしました。

 神戸市東灘区の本山第一小学校では、震災の2年後から毎年、犠牲者を追悼する「黙とうの会」を開いてきましたが、地域の人が入れ代わり、震災の経験者が減ったことから、去年で開催を取りやめることがいったん決まっていました。

 しかし、地域の人たちの手で続けることになり、17日、学校の児童や保護者などおよそ150人が集まりました。集まった人たちは、雨が降り続く中、小さなろうそくを手に1本のろうそくを囲んで大きな輪になり、地震が起きた時刻と同じ午前5時46分に一斉に黙とうしました。そして、校庭の一角にある亡くなった児童3人の慰霊碑にろうそくを供え、手を合わせていました。

 「黙とうの会」の開催に尽力したボーイスカウトの三枝大介さんは、「子どもたちが集まることで、これからの世代に震災の記憶を受け継いでいきたい」と話していました。

 9歳の息子と参加した、芦屋市に住む30代の女性は、「息子には、たくさんの人が亡くなった震災を忘れずに、今の生活に感謝して過ごしてほしい」と話していました。

◇北淡震災記念公園で追悼
 阪神・淡路大震災を引き起こした地震の震源地に近い淡路島北部の公園では、震災で亡くなった人を悼んで合唱が行われました。

 兵庫県淡路市の「北淡震災記念公園」には、地震で地表に表れた野島断層の一部が保存され、犠牲になった人たちの慰霊碑が建てられています。

 17日、遺族などおよそ200人が集まり、公園の池に竹で作った灯ろうを浮かべ、淡路島で亡くなった63人を追悼しました。そして、地震が起きた午前5時46分に黙とうをしてから、阪神・淡路大震災からの復興を願い平成7年につくられた歌「しあわせ運べるように」を合唱しました。

 主催者によりますと、「しあわせ運べるように」は震災が起きた年から歌われており、震災の記憶を風化させないよう今後も歌い続けたいという思いを込めて、合唱したということです。

 淡路市内で被災し、現在、震災の語り部をしているという女性は、「震災で家の中に閉じ込められたときは本当に怖かった。震災を知らない世代も多く、当時の記憶や教訓をこれからも伝えていきたい」と話していました。

 また、北淡震災記念公園の米山正幸総支配人は、「若い世代は震災から復興したきれいな街しか知らない。一日一日を大切に生きて、これからも当時の悲しみや悔しさを発信し続けたい」と話していました。

◎阪神・淡路大震災23年 各地で犠牲者追悼
 6434人が亡くなった阪神・淡路大震災から17日で23年です。神戸市など大きな被害を受けた地域では、犠牲者を追悼する行事が行われています。

 神戸市中央区の海岸近くでは昼前から兵庫県などが主催する「ひょうご安全の日のつどい」が行われています。

 阪神・淡路大震災の遺族や地元自治体の関係者、東日本大震災の被災者など合わせておよそ350人が黙とうをして犠牲者を悼み、兵庫県の井戸知事が震災の経験を踏まえて災害に強い地域作りに取り組む決意を表明しました。

 一方、神戸市中央区の公園、「東遊園地」では、およそ7000本の竹の灯ろうに明かりがともる中、地震が起きた午前5時46分に黙とうし祈りををささげました。

 神戸市は朝は雨となり、市によりますと、東遊園地で行われた追悼のつどいに訪れた人は午前7時現在でおよそ3700人と、例年に比べて来場者が少なくなっています。

 17日は各地で避難訓練や防災の講演会も予定され、犠牲者を悼むとともに、震災の教訓を次の世代に伝え新たな災害への備えに結びつけようという取り組みが1日を通して続きます。

◇官房長官「教訓生かし防災対策推進」
 菅官房長官は午前の記者会見で「震災後、全国からのボランティアや、被災された方々、地元自治体などが一体となって本日の目覚ましい復興が図られたことに心から敬意を表したい」と述べました。

 そのうえで、「こうした災害から得られる教訓をしっかり検証し、次に伝えていくことが大事だ。教訓を生かして、将来想定される首都直下地震や南海トラフ地震などへの災害対策をしっかり進めていきたい」と述べました。
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