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17日も猛暑続く 関東甲信の内陸部は特に警戒を

 17日も東日本と西日本を中心に猛暑が続きます。

 関東甲信の内陸部では特に猛烈な暑さとなる見込みで、熱中症に警戒し十分な対策を取ってください。

 気象庁によりますと、17日も西日本や東日本の広い範囲で晴れて気温が上がる見込みで、日中の最高気温は、さいたま市で38度、甲府市で37度、東京の都心や京都市で36度、福井市や岡山市で35度などと予想され、特に関東の内陸部で猛烈な暑さとなる見込みです。

 熱中症に警戒し、こまめに水分を取るほか、屋外での激しい運動は避け、室内では冷房を使うなど十分な対策を取ってください。
| 環境とまちづくり | 08:25 | comments(0) | trackbacks(0) |
猛烈な暑さ 週末も続く 熱中症に警戒を
 台風から流れ込む暖かい空気の影響で、16日も日本海側を中心に猛暑日となる見込みです。

 暑さは土日も続く見込みで、熱中症に警戒が必要です。

 気象庁によりますと、15日は台風10号の周辺から暖かい空気が流れ込んだ影響で、新潟県と山形県、それに石川県で、最高気温が40度を超えたほか、新潟県糸魚川市では朝や夜も気温の高い状態が続き、一日を通しての最低気温は31度3分と、最低気温としては国内で過去最高となりました。

 16日も各地で気温が上がる見込みで、日中の最高気温は埼玉県熊谷市で36度、富山市や鳥取市などで35度と猛暑日が予想されています。

 土日も気温が高く、17日の最高気温は埼玉県熊谷市で38度、甲府市で37度、東京の都心で36度、名古屋市や京都市で35度と予想されています。

 18日も猛烈な暑さが続く見込みで熱中症に警戒が必要です。
| 環境とまちづくり | 06:02 | comments(0) | trackbacks(0) |
台風10号 九州や四国の一部が暴風域に 西日本に上陸・縦断か

 大型の台風10号は、九州や四国の一部を暴風域に巻き込みながら北上し、15日、西日本に上陸し縦断する見込みです。

 四国を中心に降り始めからの雨の量が多いところで1200ミリを超える記録的な大雨になるおそれがあるほか、瀬戸内地方など、ふだん雨の少ない地域でも大雨になる見込みです。

 土砂災害や川の増水、暴風や高波などに警戒し、早めに安全な場所に避難するよう心がけてください。

 気象庁によりますと、大型の台風10号は、午前5時には、高知県の足摺岬の南西130キロの海上を、1時間に20キロの速さで北へ進んでいるとみられます。

 中心の気圧は975ヘクトパスカル、最大風速は30メートル、最大瞬間風速は45メートルで、中心から東側330キロ以内と西側170キロ以内では、風速25メートル以上の暴風が吹いています。

 この時間、九州や四国などが暴風域に入っているとみられ、西日本の太平洋側を中心に発達した雨雲がかかっています。

 午前4時までの1時間には、高知県仁淀川町の鳥形山で55ミリの非常に激しい雨が降ったほか、国土交通省が奈良県上北山村に設置した雨量計で46ミリ、愛媛県が宇和島市に設置した雨量計で33ミリのいずれも激しい雨を観測しました。

 これまでの雨で、鹿児島県と大分県、愛媛県、徳島県では、土砂災害の危険性が非常に高まり「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。

 風も強まり、高知県の室戸岬で午前4時前に35.5メートル、奈良県十津川村風屋で午前3時前に29.4メートルの最大瞬間風速を観測しました。

 台風は、今後も北上を続け、15日西日本に上陸し、縦断する見込みです。

 台風本体や周辺の発達した雨雲がかかる地域では、16日にかけて局地的に1時間に80ミリ以上の猛烈な雨が降るおそれがあります。

 15日夜遅くまでの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで、

▽四国で1000ミリ

▽東海で700ミリ

▽近畿で500ミリ

▽九州北部で400ミリ

▽中国地方と九州南部で250ミリ

▽北陸と関東甲信で200ミリと予想されています。

 その後、15日の夜には台風は日本海に抜けて北東に進む見込みで、15日夜遅くから16日夜遅くまでの24時間には、

▽北海道と東海で200ミリから300ミリ

▽北陸と近畿で100ミリから200ミリ

▽東北と関東甲信で100ミリから150ミリなどと予想されています。

 降り始めからの雨量がすでに500ミリに達しているところもあり、四国や紀伊半島の南東斜面を中心に、多いところでは総雨量が1000ミリから1200ミリを超える記録的な大雨になるおそれがあります。

 また、瀬戸内地方などふだん、雨の少ない地域でも大雨になるおそれがあります。

 15日は、西日本の太平洋側を中心に猛烈な風が吹く見込みで、最大風速は

▽四国で30メートル

▽九州北部で27メートル

▽近畿と中国地方、九州南部で25メートル

▽鹿児島県の奄美地方で23メートル

▽東海と北陸で22メートルなどで、

最大瞬間風速は35メートルから40メートルと予想されています。

 海上はすでに猛烈なしけとなっているところがあり、波の高さは、

▽四国で10メートル

▽九州、近畿、それに東海で9メートルと予想されています。

 また、今は潮位の高い大潮の時期にあたり、台風の接近する時間帯は、海岸や河口付近の低い土地で高潮のおそれがあります。

 土砂災害や川の増水、低い土地の浸水、暴風や高波、高潮に警戒し、台風の進路に当たる地域では雨や風が激しくなる前に早めに安全な場所に避難するようにしてください。
| 環境とまちづくり | 06:13 | comments(0) | trackbacks(0) |
東京五輪・パラの暑さ対策 逆効果の可能性も
 東京オリンピック・パラリンピックに向けた暑さ対策が、「逆効果」になる可能性もあるという研究結果です。

 道路の表面温度を下げるとして整備が進められている「遮熱性舗装」の効果を専門家が検証した結果、人が立つ高さの気温は通常の舗装よりも上がるケースがあったことがわかりました。

 専門家は、「選手や観客の熱中症のリスクが高まるおそれがある」としています。

 道路の「遮熱性舗装」は、路面に白などの塗装を施し太陽光を反射させることで表面温度の上昇を抑える対策で、東京都や国は、オリンピックのマラソンコースを含む100キロを超える道路で整備を進めています。

 熱中症の対策に詳しい東京農業大学の樫村修生教授の研究グループは先月と今月、晴れた日の日中に「遮熱性舗装」と「通常の舗装」の路面で、気温の差を比較する調査を行いました。

 その結果、「遮熱性舗装」を施した表面温度は、「通常の舗装」に比べて10度前後低くなり、これまでの国などの調査と同じような傾向でした。

 しかし、高さ50センチと1メートル50センチ、それに2メートルの空間の気温を計測した結果、「遮熱性舗装」のほうが、いずれも平均の気温が高くなっていたことがわかりました。

 「遮熱性舗装」の上の空間は、特に日射が強かった日には平均の気温が1.5度前後高くなり、最大で3度以上高い時間帯もあったほか、熱中症を予防するための指標となる「暑さ指数」も高くなりました。

 樫村教授は、「遮熱性舗装」は太陽光を反射させやすいため、表面温度は下がる一方、反射した熱の影響で、人が立つ高さでは気温が上昇したと分析しています。

 そのうえで、「遮熱性舗装は熱中症のリスクを減らすと言われてきたが、昼間の日射があるときには逆効果で、オリンピックでは、選手や観客などのリスクを高めることが考えられる。国や東京都は、このデータを受け止め、遮熱性舗装の効果を検証するとともに対策を立ててほしい」と指摘しています。

 一方、国土交通省は、「遮熱性舗装」と「通常の舗装」の違いについて、平成28年にそれぞれの道路上の空間の「暑さ指数」を調査して比較した結果を公表しています。

 公表された暑さ指数のグラフでは時間帯によって「遮熱性舗装」のほうが高くなっているものの、調査で誤差が出やすく、おおむね1度以内の差で収まっているなどとして、「有意な差とは言えない」と結論づけています。

 そのうえで、国土交通省は、「アスリートが実際に走って温度を低く感じたと評価されるなど、さまざまな調査を総合すると、遮熱性舗装には暑さを緩和する効果があると考えている」とコメントしています。
| 環境とまちづくり | 05:57 | comments(0) | trackbacks(0) |
猛暑 携帯扇風機やかき氷などの売り上げ急増
 連日猛暑が続く中、携帯できる扇風機やこだわりのかき氷などの売り上げが急増し、売り切れになる商品も続出しています。

 東京 渋谷にある大型雑貨店では、携帯できる小型扇風機の先月の売り上げが、去年の同じ月の3倍近くに伸びています。

 このう、ち直径が10センチほどの充電式の小型扇風機は、重さが170グラムほどで風の強さを3段階で調節できます。

 小型扇風機の売り上げは今月に入っても伸びていて、売り切れになる商品が続出しているため、店頭では数種類を残すだけとなっています。

 子ども連れの38歳の男性は、「最近持っている人が多いので興味を持った。通勤のときに使いたい」と話していました。

 ロフトの横川鼓弓プレスマネジャーは、「入荷するとすぐ完売する状況が続いていて、メーカーから在庫をかき集めて販売しているが飛ぶように売れている。水分をとりながらぬれたタオルと合わせて使うと効果的です」と話しています。

 この店舗では、ほかにも服に吹きかける冷却スプレーの今月1日から8日までの売り上げが、去年の同じ時期のおよそ3倍に伸びているということです。

 また、東京 池袋の大手デパートでは、店内のイベントで販売しているかき氷などの売り上げが去年に比べて15%ほど伸びています。

 特に老舗の和菓子店のわらび餅などが入った1杯800円のかき氷が涼を求める買い物客の人気を集めているということです。

 また、男性用の化粧水や乳液、それに日傘の売り上げも今月に入ってから伸びているということで、西武池袋本店食品部の阿久津陽平係長は、「7月は天候不順で不安だったが、猛暑で涼しさを求める人がたくさん来てくれていて安心しています。猛暑で求められる商品をしっかり展開していきたい」と話しています。
| 環境とまちづくり | 05:18 | comments(0) | trackbacks(0) |
地球温暖化で食料供給不安定に IPCCが初の報告書
 世界各国の科学者で作る国連のIPCC(気候変動に関する政府間パネル)は、地球温暖化によって食料供給が不安定になり、2050年には穀物価格が最大で23%上昇する可能性もあるなどとする報告書をまとめました。温室効果ガスの削減が遅れれば重大な影響を招くと警鐘を鳴らしています。

 IPCCは今月2日から7日にかけてスイスのジュネーブで総会を行い、日本を含む世界52か国の100人以上の科学者が参加して、地球温暖化が土地に与える影響などをまとめた初めての報告書を承認しました。

 この中で、陸上の平均気温は海面水温などを含む世界全体の平均気温よりも産業革命前に比べて2倍近く上昇していると指摘し、ほとんどの地域で熱波といった異常気象の頻度や強さ、期間が増したのは、温暖化の影響による可能性が非常に高いとしています。

 また、地中海や西アジア南米の多くの地域などで、干ばつの頻度や強さが増え、世界的な規模で豪雨の頻度が増えたことについても、温暖化の影響の可能性が高いと指摘しています。

 そして、異常気象によって食料供給が不安定になり人口が今世紀末に90億人に達するような場合、2050年には穀物価格が最大で23%上昇する可能性もあるとしています。

 温暖化による被害を抑えるためには、異常気象に対する早期の警戒システムを整備するなどの対策や暑さや乾燥に強い品種の活用などが欠かせないと指摘しています。

 そのうえで、報告書は温室効果ガスの削減が遅れれば、多くの国で経済的に重大な影響を招くと警鐘を鳴らしていて、各国で削減対策が十分に進まないなか改めて対策の強化を迫る内容となりました。

◇ヨーロッパを襲った猛暑
 ことしヨーロッパは6月と7月に記録的な熱波に襲われWMO(世界気象機関)はそれぞれ過去、最も暑い6月と7月になるという見通しを示しています。

 このうち7月についてはフランスの首都パリで25日、最高気温が42度6分に達し、1947年に記録した40度4分を超えて観測史上最高となりました。

 パリの中心部では多くの観光客が噴水に入って水遊びをする姿や日陰で暑さをしのぐ姿が見られました。

 同じ日にはドイツやベルギー、オランダでも40度を超えヨーロッパの5か国で観測史上、最も高い気温を記録しました。

 WMO(世界気象機関)は、「こうした厳しく広範囲にわたる熱波は地球温暖化の証しだ」と指摘しています。

◇対応迫られるフランスの農業
 世界でも有数の農業大国フランスは、ことし、熱波に加え、記録的な干ばつにも見舞われました。

 フランス中央部を流れる国内で最も長いロアール川では雨不足から水位が大幅に下がり完全に干上がる場所も出ています。

 この水不足の直撃を受けたのがロアール川沿いに広がるトウモロコシ畑です。

 乳牛や豚など家畜の飼料として広く栽培されていますが、葉が枯れたり、真っ白で栄養のない実に育ったりする被害が相次いでいます。

 西部のアンジェ近郊でトウモロコシを栽培するジョエル・リムザンさんはことしの収穫量が半分近くに減るとみていて、不安を感じています。

 リムザンさんは、「熱波の発生時期がどんどん早くなっている上に気温が急激に上昇して植物が対応しきれない」と話していました。

 また、異常な暑さは、乳牛などの家畜にも影響を与えています。

 乳牛は気温が高くなると体温の上昇を抑えるため呼吸の回数が増え食欲もなくなるなどして牛乳の生産量や質が下がるということです。

 西部のアンジェ近郊で酪農を営むドニ・マランジュさんは、120頭の乳牛を飼育していますが、熱波によって生産量が20%程度、減少したということです。

 マランジュさんは暑さ対策として牛舎に新たに水をまく設備を設置したということで、「40度を超えるといったことは経験したことがなかった。われわれにとっても牛にとっても厳しい暑さで適応していかないといけない」と話していました。

 また、マランジュさんは家畜の飼料としてトウモロコシを栽培していますが熱波の頻度が増えているとして3年前から一部の畑では少ない水でも育つアフリカ産の穀物「ソルガム」の栽培を飼料用に始めました。

 ソルガムは今回の熱波や干ばつの被害をまぬがれたということでマランジュさんは、「牛に与える飼料を変えていく必要がある」と話し栽培面積を増やすといった対策を検討しています。

◇専門家「農業生産が難しく」
 フランス各地で農業指導にあたる専門家で、地球温暖化の問題にも詳しいフレデリック・レブロ氏は、温暖化によるとみられる農業への影響はすでにさまざまな形で出ていると指摘します。

 レブロ氏によりますとフランスでは春や夏に年々、乾燥が強くなっていてことしは熱波と干ばつが重なったことで、トウモロコシなど家畜の飼料の栽培が厳しい状況になっているということです。

 また、熱波によって牛ややぎが体調を崩し、ミルクの生産量も減っているということです。

 こうした状況を受け、トウモロコシの代わりにアフリカ産の穀物などを試験的に栽培する農家が出始めていることについてレブロ氏は、「将来、さまざまな飼料を取り入れるようなことになればフランスの伝統的なチーズの味や質にも影響が出てくる」と懸念していました。

 また、レブロ氏は、「赤ワインは20年前に比べて2度近くアルコール度数があがっているのではないか」とも述べ、平均気温の上昇がワインにも影響を与えているのではないかと懸念を示していました。

 レブロ氏は現状では農業は変化に対応できるとしながらも、「21世紀末にはフランスの気候のもとで今のような農業生産を行うのが難しくなりかねない」と心配していて、温暖化の進行を防ぐため温室効果ガスの削減を進める必要があると強調していました。

◇チーズ店も温暖化懸念
 温暖化はフランスの伝統の食文化にも影響するのではという懸念も出ています。

 パリ中心部にある老舗のチーズ専門店によりますと、今回の熱波と干ばつによって牛乳などの生産量が減ることで秋にかけてチーズの品ぞろえに影響が出るおそれがあるといいます。

 専門店の店員は、「チーズの選択が限られ種類が減ることは間違いない。少なくともチーズ全体の量がこれまでないほど減りかねない」と話していました。

 そのうえで、取り引きのある小規模なチーズの生産者について、「気候が大きく変化するようなことになれば保管のしかたをはじめ新たな技術の導入が欠かせなくなる」として、伝統の食文化を守るためには温暖化への対応が必要になると話していました。
| 環境とまちづくり | 06:55 | comments(0) | trackbacks(0) |
東京 熱中症の疑いで1週間に45人死亡 実態と背景は
 熱中症の疑いで8月に入って1週間に東京都内で45人が亡くなっていることが警視庁などへの取材でわかりました。

 1人暮らしの高齢者が誰にも気付かれず亡くなっていたり、家に閉じこもって周囲から孤立しがちな家庭で起きたりしている実態が浮かび上がってきました。

 警視庁や東京都監察医務院によりますと、8月1日から7日までの1週間に、40代から90代の男女45人が熱中症の疑いで亡くなっていたことがわかりました。

 このうち生活実態がわかった26人のうち、半数にあたる13人が1人暮らしの高齢者で、葛飾区の住宅ではエアコンが壊れたままの部屋で70代の女性が亡くなっていました。

 一方で、家族と同居していても、家に閉じこもって周囲から孤立しがちな家庭で起きていることや、認知症の影響で被害が広がりかねない実態があることがNHKの取材でわかりました。

 7日、西東京市の住宅で、親子とみられる90代の女性と60代の女性が亡くなっていたケースでは、室温は38度近くになっていました。

 警視庁や周辺住民によりますと、親子は行政の支援を拒んだり、地域との交流を断ったりしていたということです。

 近所の男性は、「少しでも交流があれば役に立てることもあったのではないかと思うと残念でならない」と話していました。

 さらに、3日前、杉並区のアパートで83歳の女性が亡くなっているのが見つかったケースでは、部屋のエアコンは動いておらず、女性が世話をしていた認知症の88歳の夫だけが残されました。

 夫は数時間前のことも忘れてしまい、エアコンの使い方もままならず、このままだと熱中症の危険があるとして、息子夫婦が仕事の合間を縫って自宅を訪れ支えることにしています。

 息子は、「父の認知症は進んでいて、母が亡くなったことはさみしく悲しいですが、それ以上に父が心配です。もし2人ともということになっていたらと想像するとことばがありません。家族みんなで支えていくしかない」と話しています。

◇過去5年で396人死亡の実態
 東京都監察医務院によりますと、平成26年から去年・平成30年までの5年間、6月から9月までの間に熱中症の疑いで東京都内で死亡した人は396人にのぼっています。

 平成26年が51人、平成27年が117人、平成28年が29人、平成29年が35人、そして去年・平成30年は164人でした。

 死亡した396人のうち、屋内で死亡した人は359人と全体の9割を占めていて、炎天下にさらされる屋外よりも多くなっています。

 また、屋内で死亡した359人のうち、エアコンが部屋になかったのが120件、エアコンがあっても使われていなかったのが157件で、全体の8割近くは冷房の使用実態がありませんでした。

 ことしは6月から8月までにすでに57人が死亡していて、7月は平年を下回る気温が続いたにもかかわらず平成26年や28年、29年の死者数をすでに上回っています。

警視庁などは、高齢者は体が冷えすぎるといった理由で冷房の使用を控える傾向がみられるものの、熱中症にならないようにこまめにエアコンを使うなど注意を呼びかけています。

◇専門家の医師「地域の広がりで対応も必要」
 熱中症の疑いで亡くなる人が今月に入って急増していることについて、熱中症に詳しい帝京大学医学部附属病院高度救命救急センターの三宅康史センター長は、「梅雨明けが遅く、今月になって初めて本格的な夏になり、猛暑日と熱帯日が続くようになってしまった。高齢者も室温の高い部屋で何日も過ごすことで熱中症も重くなってしまう。エアコンを使わないと屋内でも危険だ」と話しています。

 一方で、認知症の影響でエアコンの使い方がわからなかったり、家に閉じこもって周囲から孤立しがちで体調の異変などをまわりに伝えることができなかったりするケースについては、「本人たちに熱中症の危険性があるという自覚を促すとか、エアコンのスイッチを入れてもらうのは難しい」としたうえで、「夏の1か月や2か月の短い期間だけでも、近所の人たちや家族が毎日見守りに行ったり、逆に集会場などで開くイベントに本人たちを招いて涼しい環境で過ごしてもらうなど、地域の広がりで対応していくことが必要だ」と話しています。

◇閉じこもり 孤立の末に...
 家族と同居していても、家に閉じこもって周囲から孤立しがちな家庭では熱中症を防げずに亡くなってしまったとみられるケースもあります。

 7日、東京・西東京市の住宅では、親子とみられる90代の女性と60代の女性がそれぞれ別々の部屋で死亡しているのが見つかりました。

 警視庁によりますと、娘とみられる60代の女性が見つかった部屋はエアコンが動いていて病死の可能性がありますが、母親とみられる90代の女性が見つかった部屋ではエアコンが動いておらず、室温が38度近くになっていました。

 熱中症の疑いがあるとみられるということです。市の地域包括支援センターの担当者がたびたび訪れ、母親とみられる90代の女性の支援を行おうとしていましたが、断られていたほか、娘とみられる60代の女性も周囲との交流をほとんど持たなかったということです。

 家族に異変が生じても周囲に助けを求めることが難しい実態が浮かび上がってきました。

 近くに住む80代の男性は、「2人は家から出ることは少なく、地域の回覧板も受け取りを拒否していたため回すこともなかったです。最近姿を見ないなと思っていましたが、一方的におせっかいを焼くこともできませんでした」と話していました。

 また、70代の男性は、「少しでもつきあいがあれば助けに行くなど役に立てることもあったのではないかと思うと残念でならないです」と話していました。

◇残された認知症の老人 命の危険も
 認知症の夫の世話をしていた83歳の妻が熱中症の疑いで亡くなり、残された夫も命の危険にさらされかねないケースも起きています。

 5日、東京・杉並区にあるアパートの1室で、佐藤時子さん(83)が熱中症の疑いで亡くなりました。家族によりますと、部屋のエアコンは動いておらず、開いていた窓もカーテンで完全に遮られ、小さな扇風機だけが回っていたといいます。

 駆けつけた息子の三輪浩二さん(57)は、「蒸し風呂にいるというか、湿度もあったし、カーテンは完全に閉まっていて風が全然ないから数分で汗だくだくでした」とその時の状況を振り返ります。

 アパートの部屋には、時子さんと一緒に暮らしていた認知症の88歳の夫がいました。数分前のことも忘れてしまうほど、認知症の症状が進んでいますが、時子さんはヘルパーに頼らず夫の世話を続けていたということです。

 支える側の時子さんが熱中症で亡くなり、残された認知症の夫はエアコンの操作もままならないということです。このままだと熱中症の危険があるとして、息子たちが仕事の合間を縫って自宅を訪れ、支えることにしています。

 記者が時子さんが亡くなった日のことをたずねても、認知症の88歳の夫は、「頭に何も残ってないんですよ。頭がまるっきりからっぽになってるんですよ。何が何だかわからない生活なんだね」とほほえんでいました。

 息子の三輪浩二さんは、「父は認知症がかなり進んでいて、2時間くらいの間に同じことを10回くらい言います。母親が亡くなったことは本当にさみしく悲しいですが、それ以上に父が心配なのが現状です。もし2人ともということになっていたらと想像するとことばがありません。家族みんなで支えていくしかありません」と話していました。
| 環境とまちづくり | 00:08 | comments(0) | trackbacks(0) |
各地で猛烈な暑さ 気温が高い状態は今後も続く 熱中症に警戒を

 8日も各地で猛烈な暑さとなり、関東では39度近くに達しました。気温が高い状態は今後も続く見込みで、引き続き熱中症に厳重な警戒が必要です。

 8日も広い範囲で猛烈な暑さとなり、日中の最高気温は、

▽前橋市と群馬県伊勢崎市で38度9分、

▽栃木県佐野市で38度7分と、

いずれもことしいちばんの暑さとなりました。

 このほか、

▽京都市で38度ちょうど、

▽岐阜市と鳥取市で37度2分、

▽熊本市で37度ちょうど、

▽山形市で36度6分、

▽東京の都心も35度5分など、

全国の気温の観測点のうち、7日を上回る198か所で35度以上の猛暑日となりました。

 9日も各地で猛暑が続き、日中の最高気温は、

▽京都市と大分県日田市で38度、

▽さいたま市や熊本市で37度、

▽名古屋市や福島市で36度、

▽東京の都心や大阪市で35度などと、

予想されています。

 気象庁によりますと先月25日から7日までの最高気温の平均は、

▽大阪市で35度、

▽名古屋市で34度8分、

▽東京の都心で33度9分など、

平年を1.5度から3度上回っていて、気温が高い状態は今後2週間程度続く見込みだということです。

 引き続き熱中症に厳重な警戒が必要です。

 こまめに水分を補給するほか、屋外での運動は避け、室内では冷房を使うなど対策を取ってください。

 一方、午後からは各地で大気の状態が不安定になり、局地的に雨雲が発達して非常に激しい雨が降っています。

 激しい雷雨や突風など天気の急変にも注意してください。
| 環境とまちづくり | 21:39 | comments(0) | trackbacks(0) |
猛烈な暑さ 各地で37度超 あすも猛暑予想 熱中症に厳重警戒を
 4日も広い範囲で気温が上がり、37度を超えるところもあるなど猛烈な暑さとなりました。5日も九州で38度などと猛暑が予想されていて、引き続き熱中症に厳重な警戒が必要です。

 気象庁によりますと、4日も広い範囲が高気圧に覆われて晴れ、各地で気温が上がりました。

 日中の最高気温は、

▽兵庫県豊岡市で37度9分、

▽山梨県甲州市勝沼で37度6分、

▽京都市で37度5分、

▽福井県小浜市などで37度4分、

▽福岡県太宰府市で37度3分、

▽東京 練馬区で35度7分などと、

全国各地で猛烈な暑さとなりました。

 西日本や東日本の広い範囲で夜になっても気温が30度を超えていて、5日朝にかけても気温が25度を下回らない熱帯夜が予想されています。

 5日も各地で猛暑日となり、日中の最高気温は

▽熊本市と佐賀市、福岡県久留米市、大分県日田市で38度

▽広島市と山口市、兵庫県豊岡市で37度

▽山形市や長野市、大阪市などで36度

▽新潟市や名古屋市、松山市などで35度と予想されています。

 引き続き、こまめに水分を補給するほか、屋外での運動はできるだけ避け、室内では冷房を適切に使うなど熱中症に厳重に警戒してください。

 一方、気温の上昇に伴い、広い範囲で大気の状態が不安定になり、局地的に雨雲が発達していて、激しい雷雨や突風など天気の急変にも注意が必要です。
| 環境とまちづくり | 23:46 | comments(0) | trackbacks(0) |
暑さ対策“緑のカーテン” 首都圏中心に異変 日照不足など影響

 猛烈な暑さをしのぐために効果がある「緑のカーテン」。窓の外で植物を育て強い日ざしを遮るもので、実際に活用している人もいると思います。日ざしが強くなり最も効果が期待される時期になりましたが、首都圏を中心に異変が起きています。

 緑のカーテンは、住宅などの窓の外側にネットを張ってゴーヤや朝顔などの植物を育て強い日ざしを遮るもので、建物や室内の温度を下げる効果があります。

 全国で緑のカーテンの普及に努めているNPO「緑のカーテン応援団」の菅原浩一事務局長は、14年前から埼玉県内の自宅のベランダでゴーヤなどの植物を育てカーテンとして活用しています。

 しかし、ことしは、ところどころが黄色く枯れているほか、葉が十分に育っておらず、室内に日ざしが入り込んでしまう状況になっています。

 同じような状況は、首都圏を中心に、緑のカーテンを育てている菅原さんの友人たちからも寄せられているということです。

 6月から7月上旬にかけての記録的な日照不足や、気温の低さなどが影響しているとみられます。

 菅原さんは、「長年育てていますが、この時期にここまで黄色くなるのは初めてです。日照不足で光合成がうまくできなかったのではないかと思います。ことしはスカスカになってしまい、いつもより日を遮る効果が弱まっていると感じます」と話していました。

 このため、菅原さんは、これから育つ葉が元気になるよう、葉にマグネシウムの肥料を直接吹きかけて応急処置をしています。

 菅原さんは、「もっと多くの葉を茂らせて、いつもどおり、日ざしを遮る緑のカーテンとして効果を発揮してほしいと思います」と話していました。

◇立川市役所でもことしは…
 東京の立川市役所でも、毎年、庁舎の一角のベランダで朝顔やゴーヤを育て、この時期の真夏の日ざしを遮る「緑のカーテン」として活用しています。

 しかし、ことし植えられた朝顔は、ツルが天井まで伸びていないうえ、葉が大きく育っていないため、隙間が広く空いていて、日光を十分に遮ることができない状態となっています。

 立川市役所総務課の竹内佳浩係長は、「日照不足のせいか、葉が小さく、なかなか『グリーンカーテン』という感じではありません。担当の職員も丹念に育てていたのですが、天候が厳しかったことが原因だと思います」と話していました。

 立川市に近く、気象庁の観測点がある府中市では、7月1日から15日までの日照時間は、3時間足らずで、平年の50時間ほどに比べて、極端に少なくなっていました。

◇遮熱率80%の「緑のカーテン」
 NPO「緑のカーテン応援団」の菅原浩一事務局長によりますと、「緑のカーテン」は、健康な植物であれば、強い日ざしを受けても葉の裏側の温度が28度ほどまでしか上がらず、一定の温度を保つことができるということです。

 遮熱率も「緑のカーテン」が80%なのに対し、「断熱ガラス」の60%ほど、「すだれ」の40%から60%に比べ、高いということです。

 また、真夏の日中であれば、緑のカーテンで日陰になった建物の表面温度は、10度ほど下がるため、室内に伝わる熱も低くなり、体感温度を下げる効果もあるということです。
| 環境とまちづくり | 17:17 | comments(0) | trackbacks(0) |