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女子マネ死亡「呼吸」を誤解か
 私は、「死戦期呼吸」と言うものがあるのを知りませんでした。

 また、AEDの救命講習を受けた事がありますが、「心臓がけいれんしている状態の時だけ電気ショックが流れます。必要なければ流れません」と記事にありましたが、すっかり忘れておりました。

◎女子マネジャー死亡、「呼吸」誤解? AED使ってれば
 (2017年08月17日 00:52 朝日新聞デジタル)

 新潟県の加茂暁星高校の野球部でマネジャーをしていた女子生徒(16)が練習直後に倒れ、今月5日に死亡した。家族によると、生徒は倒れた時に心室細動を発症していた。自動体外式除細動器(AED)を使えば、救える可能性がある症状だ。AEDの設置が広がっても突然死が後を絶たない背景には、AEDの性能についての理解が深まっていないことや、卒倒などの場面に遭遇すると、落ち着いて使いこなせない実態がある。

■認知度低い「死戦期呼吸」
 「AEDを使ってほしかった。助かったかもしれないと思うと、つらくて悔しい」。生徒の父親(42)は朝日新聞の取材に苦しい胸の内を語った。明るくて面倒見のいい性格。部活が大好きだったという。

 生徒は7月21日午後、練習があった野球場から学校まで約3・5キロを走った後に倒れた。野球部の監督は「呼吸はある」と判断し、AEDを使わずに救急車の到着を待った。

 しかし、その呼吸は、「死戦期呼吸」というものだった可能性がある。心停止の状態になっても、下あごだけが動いたり、しゃくり上げるようなしぐさをしたりして、呼吸をしているように見えることがある。生徒が搬送された新潟市内の病院の医師は「心室細動が起きていた」と生徒の家族に説明したという。

 AEDは、心臓がけいれんしたような状態(心室細動)になり、血液を送り出せなくなっている状態を、電気ショックを与えて正常なリズムに戻すための機器だ。校内のAEDは、生徒が倒れた玄関に近い事務室の前など計3カ所あった。加茂署によると、病院に運ばれた生徒は今月5日、低酸素脳症で死亡した。

 日本救急医学会の指導医の太田祥一医師は、「死戦期呼吸と普通の呼吸とを見分けるのは、一般市民には難しい」と指摘する。死戦期呼吸の認知度が低いことも、AEDでの素早い処置に思いが至らない要因の一つとみる。

 日本AED財団によると、心臓が原因の突然死は国内で年間約7万人。倒れる瞬間を他の人が目撃した中で、AEDによる電気ショックが行われたのは4.5%にとどまる。「呼吸をしているように見えた」など、心停止かどうかの判断に迷うケースが多いとみられている。

 同財団の理事で、東京慈恵会医科大学救急医学講座の武田聡主任教授は、「AEDは、電気ショックの必要性を自動的に判断する。人間が見極める必要はなく、呼吸がない、または呼吸の有無に迷ったら、胸骨圧迫を始め、AEDを使ってほしい。正常な人にAEDを付けても、電気ショックは行われないし、体に害を及ぼすこともない」と話す。

 学校での心停止は、倒れるのに出くわす人がいる場合がほとんど。武田主任教授は、「AEDで救命できる可能性も高い」という。

■AED「1分1秒でも早く」
 「心臓がけいれんしている状態の時だけ電気ショックが流れます。必要なければ流れません」。今月10日、新発田消防署(新発田市)で行われた一般向けの救命講習で、救急救命士の松田史さん(41)が受講者に強調した。

 こうした講習会は各地の消防署で行われており、救命処置の方法やAEDの機能を順を追って説明していく。倒れた人がいたら、まずは呼吸をみる。判断に迷う場合は、普段通りの呼吸がない心停止と考え、すぐに胸骨圧迫と人工呼吸。AEDは、ふたを開けたり電源を入れたりすると音声ガイドが流れるので、それに従って操作する――。

 この日の講習には14人が参加。高齢者施設で働く緒形清美さん(54)は、「お年寄りが多く、いつ何が起きるか分からない。AEDを使えるかどうかで生死が決まると思って参加した」。音声ガイドに従えば使いこなせると感じた一方、「夜勤は職員が少なく、1人で判断しなければならない時もある。講習のことが頭に浮かべばいいけれど、気が動転してしまうかも」と不安も口にした。

 加茂暁星高校によると、数年前に教員向けの講習会を実施。2年前には防災訓練の一環で、全校生徒を対象に消防団員による実演を見せたという。飯沼和男校長は、「改めてAEDの使い方を徹底し、研修も実施したい」と話す。

 松田さんは「AEDで蘇生する人は何人もいる。若い人でも、野球のボールや空手の突きが胸に当たって心停止することもある。現場はパニック状態で騒然となっていることが多いが、1分でも1秒でも早く、勇気を持って使ってほしい」と話した。

     ◇

〈学校での突然死とAEDの設置〉 
 独立行政法人日本スポーツ振興センター災害共済給付データによると、「突然死」(意識不明などのまま発症から相当期間を経て死亡したものも含む)は、全国の保育所から高校までの学校で、1999年度〜2008年度の10年間に計567件あった。このうち7割以上が心臓系疾患によるものだった。中・高校での突然死のうち、7割弱は運動中や運動後に起きた。

 学校でのAEDの設置を国は義務づけていない。だが、文部科学省の15年度の調査によると、AEDを設置済みまたは予定しているのが、全国の小・中学校で99.9%、高校で99.7%。全ての教職員を対象とした応急手当ての講習が行われている高校は、6割弱にとどまった。
| 福祉・医療と教育 | 12:27 | comments(0) | trackbacks(0) |
児童虐待 12万件余で過去最多に
 子どもが親などから虐待を受けたとして児童相談所が対応した件数は、昨年度12万件余りに上り、過去最多となったことが厚生労働省のまとめでわかりました。

 これは、厚生労働省が17日、都内で開いた全国の児童相談所の所長会議で公表したものです。

 それによりますと、昨年度、18歳未満の子どもが親などの保護者から虐待を受けたとして児童相談所が対応した件数は、12万2578件に上り、前の年度を2万件近く(前年度比+1万9292件)上回り、過去最多となりました。

 虐待の内容別では、暴言を吐いたり、子どもの目の前で家族に暴力を振るったりする「心理的虐待」が最も多く6万3187件(+1万4487)と、半数以上を占めたほか、直接、暴行を加える「身体的虐待」が3万1927件(+3306)、子どもの面倒をみない「ネグレクト」が2万5842件(+1398)、「性的虐待」が1622件(+101)と、いずれも前の年度を上回りました。

 都道府県別では、大阪が1万7743件(+1162)と最も多く、次いで東京が1万2494件(+2585)、神奈川が1万2194件(+599)、埼玉が1万1614件(+3335)などと、都市部で多くなっています。

 児童虐待の件数は、統計を取り始めた平成2年度から増加し続け、この10年間でおよそ3倍に増えています。

 厚生労働省は、「虐待への社会の意識が高まり、周辺の住民からの通告が増えるなどして、対応件数が増加した。職員の負担は増えているが、虐待のリスクがある家庭をいち早く把握し、深刻な被害を防いでいきたい」としています。
| 福祉・医療と教育 | 09:50 | comments(0) | trackbacks(0) |
「病は気から」鮮明、原因は脳の炎症
 「病は気から」は、本当だった様です。しかし、朝日新聞と読売新聞とでは、報道に表現の違いがあります。ストレスの「病は気から」へのつながりを、もう少し丁寧に説明してもらえたらと思います。

◎「病は気から」の仕組み、マウスで解明 北海道大
 (8月15日 朝日新聞デジタル)

 ストレスで胃腸の病気や突然死を招くメカニズムを、北海道大の村上正晃教授(免疫学)のチームが解明し、15日付のオンライン科学誌イーライフで発表した。ストレスで起こる脳内の炎症が関わっていた。「病は気から」の仕組みが裏づけられたといい、ストレス性の病気の予防や診断への応用が期待される。

 チームは、睡眠不足など慢性的なストレスをマウスに与えた。そのマウスのうち、自分の神経細胞を攻撃してしまう免疫細胞を血管に入れたマウスの約7割が、1週間ほどで突然死した。一方、ストレスを与えただけのマウスや、免疫細胞を入れただけのマウスは死ななかった。

 突然死したマウスを調べたところ、脳にある特定の血管部分にわずかな炎症があることを発見。炎症はこの免疫細胞によって引き起こされ、通常はない神経回路ができて胃腸や心臓に不調をもたらしていたことがわかった。

 村上教授は「同じストレスを受けても、この免疫細胞の量や脳内の炎症の有無によって、病気になるかどうかが分かれると考えられる」と話している。

◎「ストレスで突然死」仕組み解明…マウスで確認
 (8月16日 讀賣新聞)

 慢性的なストレスが胃腸炎や突然死を招く神経メカニズムをマウスで確かめたと、北海道大の村上正晃教授らのチームが15日、オンライン学術誌「イーライフ」で発表した。

 ストレスが体の不調を引き起こす仕組みを解明したのは初めてで、ストレス性疾患の新たな治療法の開発が期待できるという。

 研究チームは、飼育箱の底に水をためて熟睡させないなどストレスを与えたマウスを使って実験。脳内のストレス中枢が活性化すると、血中の特定の免疫細胞が脳内血管に集まり、小さな炎症が発生することを確認した。さらに、神経を通じて消化管に炎症が広がり、血中のカリウムが増えることで心不全につながることも見つけた。

 この免疫細胞を注入されたマウスは、ストレスを与えると1週間で約8割が死んだという。同じ細胞は人間の血液中にもあり、血液検査で細胞の有無を調べれば、ストレス性疾患のかかりやすさを推定することも可能だという。
| 福祉・医療と教育 | 22:52 | comments(0) | trackbacks(0) |
イエメンでコレラ感染50万人超 「世界最大規模の流行」
 WHO(世界保健機関)は、内戦の影響でコレラの感染が広がっている中東のイエメンで、感染が疑われる人が50万人を超え、このうち2000人近くが死亡したと発表し、「世界最大規模の流行だ」としてさらなる感染拡大を防ぐため国際社会の支援を求めています。

 政権側と反体制派の対立に、隣国のサウジアラビアなどが介入し内戦が長期化している中東のイエメンでは、コレラの感染が広がっていて、WHOは14日、感染が疑われる人が13日の時点で50万3484人となり、このうち1975人が死亡したと発表しました。

 感染拡大の背景には、内戦の影響でゴミや下水の処理が十分に行われなくなり衛生状態が悪化していることや、半数以上の医療機関が機能していないことがあり、WHOは、1日におよそ5000人が新たに感染しているおそれがあると指摘しています。

 イエメンでのコレラの感染拡大をめぐっては、ICRC(赤十字国際委員会)も、このままでは感染が疑われる人の数が60万人以上にのぼるおそれがあると警告しています。

 WHOは、現地での診療態勢の整備など対策を急いでいますが、イエメンでのコレラの感染は「世界最大規模の流行だ」として、さらなる感染拡大を防ぐため国際社会の支援を求めています。
| 福祉・医療と教育 | 11:16 | comments(0) | trackbacks(0) |
差別ない社会目指すべき 高校生が知事に提言 神奈川

 神奈川県内の高校生が議員となる模擬議会が15日開かれ、相模原市の障害者施設で起きた殺傷事件を受け、差別のない社会を目指していくべきだと黒岩知事に提言しました。

 神奈川県議会の議場で開かれた模擬議会には、県内39校から高校生80人余りが参加しました。

 生徒たちは、「少子高齢化」や「スポーツ」などのテーマごとに8つの委員会にわかれ、黒岩知事に政策課題をただしました。

 このあと、委員会ごとに政策提言の取りまとめを行いました。

 このうち、「共生社会」を考える委員会の生徒は、去年7月に相模原市の障害者施設で起きた殺傷事件を挙げ、「私たちの世代が中心となり、障害のある人と交流する機会を作っていけるよう行政もサポートしてほしい」として、差別のない社会を目指すべきだと提言しました。

 そのうえで、ほかの委員会の提言とともに生徒の代表が提言書を黒岩知事に手渡しました。

 共生社会について提言した高校2年の女子生徒は、「差別のない社会が理想ですが、まずは差別を注意できる人を増やしていくことから始めようと考えました。差別について考える貴重な機会になりました」と話していました。
| 福祉・医療と教育 | 07:55 | comments(0) | trackbacks(0) |
先生に休暇を “学校閉庁日”を設ける動き広がる
 学校の教員の長時間労働が課題となる中、積極的に休暇をとってもらおうと、お盆の期間を中心に学校の業務を一斉に休止する「学校閉庁日」を設ける動きが全国で広がっています。

 教員の勤務時間については文部科学省が去年秋、10年ぶりに行った調査で、小学校と中学校のいずれも勤務時間が増加していることがわかるなど長時間労働が課題となっています。

 こうした中、積極的に休暇をとってもらおうとこの夏、お盆休みの期間を中心に学校の業務を一斉に休止する「学校閉庁日」を設ける動きが広がっています。

 このうち、横浜市では、8月3日から16日までの2週間、教育委員会が主催する研修や行事をすべてとりやめ、各学校の実情にあわせて学校閉庁日を設けるよう指導しています。

 また、仙台市もこの夏、14日と15日の2日間を学校閉庁日とするほか、広島県では県立の学校のほか、県内の18の市と町で、参加が可能な学校に限り、14日から3日間、試験的に学校閉庁日を実施したり、京都府でも府立高校などで今月10日から16日まで、7日間連続で学校閉庁日が設けられたりしています。

 「学校閉庁日」について、文部科学省は、「学校全体の業務が休止することで、教員も休みやすくなる。働き方改革の一つとして有効な取り組みだと思う」としています。
| 福祉・医療と教育 | 00:35 | comments(0) | trackbacks(0) |
女子高校生の力で戦争を語り継ぐ

 戦争を知らない若い世代が増えるなか、女子高校生たちが、みずから戦争の悲惨さを伝えていこうと、東京・江東区で戦争をテーマにした文章を朗読する講座が開かれました。

 この講座は、15日の終戦の日を前に、江東区の東京大空襲・戦災資料センターで開かれ、親子連れなど合わせておよそ50人が集まりました。

 最初に、昭和20年3月10日の東京大空襲をテーマにした映画の映像などが流され空襲に巻き込まれた人たちの悲惨な状況を学びました。

 続いて、品川区の香蘭女学校で平和について学ぶサークル、「IPeace」の女子高生など10人が戦争孤児をテーマにした文章を使って、朗読のしかたを説明しました。

 女子高生たちは登場人物の年齢や家族背景、それに主人公の気持ちなどを想像することで、言葉に気持ちが入り、心を動かす朗読ができると説明しました。

 そのうえで、文章の背景にある時代や出来事を学ぶことが大切だと話していました。

 最後に、学んだことを生かして参加者全員で声を合わせて朗読をしました。

 中野区から参加した中学1年生の女子生徒は、「主人公の気持ちを考えて読むと最初よりずっとうまく朗読できるようになりました」と話していました。

 講師を務めた高校3年生の女子生徒は、「朗読を通じて、戦争を真剣に考えるきっかけにしてほしい」と話していました。

◇東京大空襲を経験した女性も経験を語る
 講座では、東京大空襲で家が焼けたという江東区の竹内静代さん(86)が当時の経験を話しました。

 このなかで竹内さんは、「東京大空襲の晩は、空襲警報が鳴る前から火事があちこちで起きていて、江戸川に逃げていた。明くる朝、一面焼き野原で家もすべて燃えてしまっていてなにもない状態だった」と語りました。

 さらに「町中には、あちこちに焼死体が転がり最初はかわいそうにと涙ぐんでいたが、そのうちなんとも思わなくなった。つまずかないよう疎開のため、東京駅までひたすら歩いた。無感覚になった自分が一番恐ろしいと思った」と当時の心境を語っていました。

 竹内さんは、「若い人に多く話を聞いてもらえてよかった。内容を1つでも覚えていてもらい友達など若い世代に広めていってほしい」と話していました。
| 福祉・医療と教育 | 21:25 | comments(0) | trackbacks(0) |
血液で13種類のがんを早期発見 今月から臨床研究へ
 血液を採取するだけで乳がんや大腸がんなどの13種類のがんを早期に発見する検査法を国立がん研究センターなどのグループが開発し、今月から有効性を確かめる臨床研究を始めることになりました。

 新たながんの検査法は、血液を採取して分析するだけで乳がんや大腸がんなどの13種類のがんを早期に発見することができるもので、国立がん研究センターなどのグループが開発しました。

 体内の細胞は、血液に「マイクロRNA」と呼ばれる物質を分泌していますが、がん細胞の種類によって分泌するマイクロRNAが異なることを応用し、13種類のがんを見分けることができるとしています。

 検査はわずかな血液で行うことができるということで、今月から臨床研究を行うことになりました。

 臨床研究では、新たにがんと診断された患者と健康な人、合わせて3000人以上に血液を提供してもらい、それぞれのマイクロRNAの種類や量を測定することで、どれくらいの精度で検査できるか確かめるということで、グループでは3年後の実用化を目指すとしています。

 国立がん研究センター分子細胞治療研究分野長の落谷孝広さんは、「簡単にがん検診を受けることができるようになるため、がん患者の生存率を上げることができる可能性がある」と話しています。
| 福祉・医療と教育 | 15:58 | comments(0) | trackbacks(0) |
自殺防止 子ども亡くした親が寄り添う大切さ訴え
 夏休み明けに増える傾向がある子どもの自殺を防ごうと、横浜市で、子どもを亡くした親たちが、周りの大人が子どもに寄り添うことの大切さなどを訴えました。

 この催しは、いじめなどが原因の子どもの自殺を防ごうと、地元のNPOが横浜駅前で開きました。

 12日は、子どもを自殺で亡くした親が、集まった人たちを前に、みずからの体験を語りました。

 11年前、福岡県筑前町で、いじめを受けたというメモを残して自殺した当時中学2年生の森啓祐さんの母親は、「子どものSOSはあったと思うが、私たちは気付くことができませんでした。一人一人が子どもの心に寄り添うことが大切です」と訴えました。

 また、19年前、当時、横浜市の高校1年生だった小森香澄さんを亡くした母親の美登里さんは、「いじめを受けている子どもは夏休みで少し安心しているかもしれないが、学校が始まることで不安は高まっていく。安心して学校に戻れる環境を、大人たちが積極的に作っていくべきだ」と訴えました。

 会場には、自殺した子どもたちの写真やメッセージなども展示されました。

 話を聞いた50代の女性は、「子どもの頃、いじめを受けて死にたいと思ったこともあり、この問題がなぜ無くならないのか考え続けています。これからも、何ができるか考えていきたい」と話していました。

◇自殺で息子を失った母親は
 11年前、福岡県筑前町で中学2年生で命を絶った森啓祐さんの母親の話です。

 啓祐さんは学校でいじめを受け、友人に「死にたい」などと何度も漏らしていたといいます。自殺した当日も、学校のトイレで複数の同級生に取り囲まれ、ズボンを脱がされる嫌がらせを受けたということです。

 そして、「いじめられて、もう生きていけない」というメモを残して自殺しました。

 また、横浜市の小森美登里さんは、19年前、高校1年生だった長女の香澄さんを亡くしました。

 香澄さんは、学校で同級生に無視されたりからかわれたりして悩んでいることを両親に打ち明けていたということです。

 母親の美登里さんは担任の教師に相談しましたが、解決につながる対応なく、高校入学から3か月余りで、香澄さんはみずから命を絶ちました。

 美登里さんは、子どものSOSに気付き敏感に反応することの大切さを伝えたいと、いじめの被害者や遺族を支援するNPOを立ち上げ、全国の学校などで講演活動を続けています。

◇子どもの自殺 休み明けに増加傾向
 18歳以下の子どもの自殺について、内閣府が平成25年までのおよそ40年間の統計を分析したところ、夏休みが終わり新学期が始まる時期に増える傾向がありました。日付けでは、9月1日が最も多く、前後の、9月2日や8月31日も多くなっています。

 春休み明けの4月上旬と大型連休明けの5月上旬も増える傾向にあり、内閣府は、「休み明けは生活環境が変わり、大きなプレッシャーや精神的動揺が生じやすい」と指摘しています。

◇不安や悩みの相談窓口
 学校の人間関係やいじめなどで不安や悩みを抱える子どもや保護者の相談窓口があります。

 「24時間子供SOSダイヤル」は、全国どこからでも、夜間、休日を含む24時間、通話が無料で対応しています。

 子どもだけでなく、保護者なども相談できます。

 電話番号は、0120ー0ー78310です。

 また、「チャイルドライン」は、18歳以下の子ども専用の無料の電話相談窓口で、月曜日から土曜日の午後4時から午後9時まで相談を受け付けています。

 地域によっては、夏休みが終わり2学期が始まる時期に、相談時間を早めたり延長したりして対応するということです。

 電話番号は、0120−99−7777です。

 また、8月29日から9月6日の間は、ウェブサイトに、相談員と1対1で匿名でチャットができるコーナーを開設するということです。

 ホームページのアドレスは、www.childline.or.jpです。
| 福祉・医療と教育 | 08:02 | comments(0) | trackbacks(0) |
手足口病 流行拡大し患者数が3万人超える

 幼い子どもを中心に大きな流行になっている「手足口病」は、全国から報告された1週間の患者数が3万人を超え、さらに流行が拡大していることが国立感染症研究所の調査でわかりました。

 専門家は手洗いなどの対策の徹底を呼びかけています。

 手足口病は、幼い子どもを中心に手や足、それに口の中に発疹ができるウイルス性の感染症で、まれに脳炎などの重い症状を引き起こすことがあり、この夏は全国的に大きな流行になっています。

 国立感染症研究所によりますと、先月30日までの1週間に、全国およそ3000の小児科の医療機関から報告された患者の数は3万1009人で、今シーズン初めて3万人を超えました。

 1医療機関当たりの患者数は9.82人で、過去10年の同じ時期と比べて最も多く、流行が拡大しています。

 都道府県別では、福井県が25.5人と最も多く、次いで新潟県が20.61人、石川県が18.69人などとなっていて、東日本を中心に患者の増加が続いています。

 東京・足立区の小児科の診療所では先月以降、毎週10人以上の患者が受診し、去年の2倍ほどになっているということで、8日も、兄弟そろって感染したり親子で感染したりした患者などが訪れていました。

 3歳と5歳の子どもが発症した母親は、「高熱が出た2日後から手や足に発疹ができて痛みとかゆみで眠れず、かわいそうです」と話していました。

 診療所の和田紀之院長は、「手洗いの徹底やおもちゃの共用を避けるなどして、予防に努めてほしい。また、子どもがよだれが多くなったり、機嫌が悪くなったりするなどしたら、手足口病を疑って早めに受診してほしい」と話しています。
| 福祉・医療と教育 | 08:50 | comments(0) | trackbacks(0) |