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中学校部活動の外部指導員を倍増へ 来年度4500人配置 文科省
 教員の長時間労働の是正につなげようと、文部科学省は、中学校の部活動の指導にあたる外部の指導員を、来年度、新たに4500人配置して今の2倍に増やす方針を固めました。

 教員の働き方をめぐっては、長時間労働が問題となっていて、とりわけ、中学校の教員は、休日の部活動の指導などがその原因の1つになっています。

 こうした状況の是正につなげようと、文部科学省は、部活動の指導にあたる外部の指導員を来年度、新たに4500人配置して今の2倍に増やす方針を固めました。

 また、小中学校の教員の負担を減らすため、授業で使う学習プリントの印刷などを行う、「スクール・サポート・スタッフ」も、現在の3000人から600人増やしたい考えです。

 文部科学省は、こうした外部の人材を活用する経費として、来年度予算案に、135億円程度を計上する方向で調整を進めています。

 一方、来年度予算案で、文部科学省は、若手研究者の研究費用を支える補助金として、今年度より90億円近く多いおよそ2370億円を計上する方針です。

◎教員の負担軽減策 部活指導に外部人材の積極的活用 安倍首相
 教員の働き方改革をめぐって、安倍総理大臣は、自民党の教育再生実行本部のメンバーに対し、部活動を指導する教員の負担を軽くすることが必要だとして、外部の人材を積極的に活用していきたいという考えを強調しました。

 教員の働き方改革を検討している自民党の教育再生実行本部のメンバーは12日、安倍総理大臣に提言書を手渡しました。

 提言書では、教員の残業時間の上限を月45時間とすることや、夏休みなどにまとまった休みを取る代わりに、平日の勤務時間を延ばす「変形労働時間制」の導入を求めています。

 また、学校運営をより効率化するため、外部の人材の活用などを提言しています。

 これに対して、安倍総理大臣は、「生徒の部活動の指導にあたる教員の負担を軽くする方向で考えなければならない」と述べ、外部の人材を積極的に活用していきたいという考えを強調しました。

 提言書の取りまとめにあたった自民党の松野・元文部科学大臣は、「教員の長時間労働の是正は残念ながら進んでおらず、業務の縮減が必要だ」と述べました。
| 福祉・医療と教育 | 22:30 | comments(0) | trackbacks(0) |
学校生活になじめない“不登校傾向”の中学生 不登校の3倍に

 学校に通っていても教室に行かないなど、学校生活になじめない「不登校傾向」にあると思われる中学生の割合が、不登校の生徒の3倍に上ることが財団法人が行った調査で分かりました。

 調査はことし10月、日本財団がインターネットを通じて行い、全国の12歳から15歳の中学生、6450人から回答を得ました。

 それによりますと、文部科学省が不登校と定義している「病気などの理由を除いて年間30日以上学校を欠席した」と答えた生徒は、3.1%に当たる198人でした。

 一方、欠席日数は30日未満だが1週間以上継続して欠席したことがあるとか、保健室や校長室には行くが教室には行かないなどと答えた生徒は、10.2%に当たる660人でした。

 日本財団は、学校に通っていても、その生活になじめていない「不登校傾向」にあると思われる生徒は、不登校の生徒のおよそ3倍に上り、全国でおよそ33万人いると推計されるとしています。

 学校に行きたくない理由として、疲れる、朝起きられないなど身体的な症状のほか、授業がよく分からない・ついていけない、小学校の時と比べていい成績が取れないなど、学業面での不安も目立ったということです。

 子どもの学習支援に詳しく、調査結果を分析した東京大学先端科学技術研究センターの高橋麻衣子講師は、「それぞれの生徒が学びやすい環境を作り、それを許容する学級文化を作っていくことが求められる」と述べました。
| 福祉・医療と教育 | 17:22 | comments(0) | trackbacks(0) |
本庶さんにノーベル賞のメダル授与

 ことしのノーベル賞の授賞式がスウェーデンのストックホルムで行われ、医学・生理学賞に選ばれた京都大学特別教授の本庶佑さんにスウェーデン国王から記念のメダルと賞状が贈られました。

 授賞式はスウェーデンの首都ストックホルムにあるコンサートホールで行われ、本庶さんは羽織はかまの和服姿で、きらびやかな着物を着た妻の滋子さんとともに専用の車で到着しました。

 そして、日本時間の11日午前0時半すぎから授賞式が始まり、本庶さんは音楽が流れる中、各賞の受賞者とともに入場しました。

 授賞式では、医学・生理学賞の選考委員が、がんの免疫療法を医療として確立した意義をオーケストラの演奏で例えて紹介し、その業績をたたえました。

 そして、本庶さんと、共同で受賞するアメリカのジェームズ・アリソン博士の名前が呼ばれ、2人は立ち上がりました。

 本庶さんがステージの中央に進み出ると、ファンファーレが鳴り響き、スウェーデンのグスタフ国王から記念のメダルと賞状が贈られました。

 本庶さんは和やかな表情でメダルと賞状を受け取ると、会場にむかって頭を下げ、大きな拍手が起きていました。会場では妻の滋子さんが招待者の席に座って見守っていました。

 日本人がノーベル賞を受賞したのはアメリカ国籍を取得した人を含めて26人目で、医学・生理学賞では5人目です。

◎本庶氏にノーベル賞授与 医学研究、最高の栄誉
 (2018/12/11 01:39 共同通信社)

 2018年のノーベル賞授賞式が10日夕(日本時間11日未明)、ストックホルムのコンサートホールで開かれた。

 スウェーデン国王カール16世グスタフが、医学生理学賞の本庶佑・京都大特別教授(76)に最高の栄誉を示すメダルと賞状を授与した。

 本庶氏はジェームズ・アリソン米テキサス大教授と共同受賞。免疫を利用した新たながん治療法の実用化に道を開いたと評価された。

 日本人の医学生理学賞は2016年の大隅良典氏に続く5人目の受賞。日本出身のノーベル賞受賞者は長崎県出身の英国人作家カズオ・イシグロ氏を含めると27人。
| 福祉・医療と教育 | 11:53 | comments(0) | trackbacks(0) |
神奈川県が「風しん非常事態宣言」5年ぶり
 風疹の感染拡大が続く中、神奈川県内では去年の30倍以上の患者が報告されていることから、神奈川県は10日、5年ぶりとなる「風しん非常事態宣言」を出し、予防接種の呼びかけなどを強化していくことになりました。

 風疹は発熱や発疹などの症状が出る感染症で、妊娠中の女性が感染すると生まれてくる赤ちゃんの目や耳、それに心臓などに障害が出るおそれがあります。

 神奈川県によりますと、ことし7月以降、首都圏を中心に風疹の患者が急増し、県内では、去年1年間で10人だった患者がことしは今月2日現在で343人と、34倍に上っています。

 これは、5年前に年間で1700人近い患者が報告された時以来の高い水準だということで、県では広く風疹の予防に取り組んでもらうため、10日、「風しん非常事態宣言」を5年ぶりに出しました。

 神奈川県は、これまで行ってきた自治体への予防接種の助成を続けるとともに、今回の患者は30代から50代の男性が多いことから、企業や経済団体を通じて予防接種を受けるよう働きかけを強化していくことにしています。
| 福祉・医療と教育 | 08:37 | comments(0) | trackbacks(0) |
東京医大 44人追加合格も「受け入れ上限超えた」と5人不合格
 東京医科大学は、去年とことしの不正入試で不合格とされた受験生のうち44人を追加合格にすることを明らかにしました。

 一方で、当初は追加合格の対象とし入学を希望した5人について、受け入れの上限を超えたとして改めて不合格としました。

 東京医科大学は、女子受験生や浪人生の得点を一律に減点するなどの不正入試を行っていたことが明らかになりました。

 大学は去年とことしの入試で合格ラインを超えていながら不合格とされた101人を追加合格の対象とし、先月末までに本人に入学の意思があるか確認しました。

 その結果、入学を希望した49人のうち44人を追加合格とし、来年4月の入学を認めることを明らかにしました。

 男子が15人、女子が29人です。

 一方で、5人の女子受験生は追加合格の上限を超えるとして改めて不合格とされました。

 大学は当初、最大で63人を追加合格で受け入れると説明していましたが、5人を不合格にした理由について「一般や推薦など試験ごとに精査した結果、受け入れの上限を超えたため」としています。

 また、来年の入試については、今回の追加合格者を差し引いて、一般の定員は通常より41人少ない34人、センター試験利用は3人少ない12人を、それぞれ募集するとしています。

◇文科相「受験生に落ち度ないのに」
 柴山文部科学大臣は記者会見で、「受験生に落ち度がないにもかかわらず、不安定な状況に置かれたうえ、不合格になった人がいるという結果が生じたことは大変残念だ。不合格となってしまった受験生に対しては追加の救済策などを講じると考えているので、その状況もしっかりと見極めたい」と述べました。

◎東京医大 女子5人不合格に 不正前順位で届かず
 (2018年12月07日 13:00 毎日新聞)

 東京医科大(東京都)の不正入試問題で、東京医大は7日、昨年と今年の医学部医学科入試の不正な得点操作で不合格となった女子や多浪の男子受験生について、入学を希望した49人のうち女子5人を改めて不合格にしたと発表した。

 両年の受験に合格した在校生と、不合格になった入学希望者の得点を操作前の状態に並び替え、44人は合格とし、来春の入学を認めた。

 東京医大は問題発覚を受け、11月までに昨年と今年の入試について得点操作しなかった場合の受験生の点数を復元。最低合格点を上回っているのに不合格とされた受験生が2年で計101人いるとして、追加合格の対象とした。78人に連絡がつき、入学を希望した49人について改めて審査し、44人を合格とした。女子5人は今年の一般入試で不合格になっていた。

 東京医大の入試区分は「一般入試」「大学入試センター試験利用入試」「推薦入試」があり、追加合格者の内訳は、昨年の一般が10人(男子6人、女子4人)、センターが男子2人、推薦が女子2人――の計14人。今年の一般が24人(男子7人、女子17人)、センターが女子1人、推薦が女子5人――の計30人となった。

 東京医大は101人全員が入学を希望した場合、在校生を含めて得点順位を並び替えると、成績上位者から順に最大63人が追加合格の対象となると説明していた。

 不合格とされた5人は最低合格点は上回っていたものの、成績が下位だったため、在校生を含めた復元後の順位が、今年の一般の定員75人と、センターと推薦で生じていた計10人の欠員を合わせた計85人の枠に入らなかった。一方、得点操作を受け、女子5人よりも低い点数で入学した学生は、そのまま在学する。

 来年の入試の募集は追加合格分を引き、一般が34人、センターが12人になる。

 医学部入試における女性差別対策弁護団は、「二度にわたり、不合格と通知された5人は大学側の不合理な差別とその差別が発覚した後もなお大学側の都合を優先するという扱いに振り回されたというべきだ。痛手は計り知れない」などとするコメントを7日、発表した。
| 福祉・医療と教育 | 23:29 | comments(0) | trackbacks(0) |
繰り返し万引き、過半数が患う障害
 12月3日、万引きをした罪で執行猶予中だったにもかかわらず、群馬県内のスーパーマーケットで再び万引きをした罪に問われた女子マラソンの元日本代表選手に対し、前橋地方裁判所太田支部は「常習性はあるが、再犯防止に向けた環境が整えられている」として、今回も執行猶予のついた有罪判決を言い渡しました。

 裁判で検察側が「前回の判決からわずか3か月で同じ犯行を繰り返した責任は重い」として、懲役1年を求刑したのに対し、弁護側は「摂食障害の影響で心神耗弱の状態にあり、保護観察所の支援を受けることが相当だ」として、再び執行猶予つきの判決を求めていました。

 3日の判決で、前橋地方裁判所太田支部の奥山雅哉裁判官は、「摂食障害の影響で自分の行動を制御する能力が低下していたものの心神耗弱とまでは言えず、責任能力はある」と指摘しました。

 そのうえで、「犯行には常習性もあるが、摂食障害の治療をしながら家族の支援も受けるなど、再犯防止に向けた環境が整えられている」として、懲役1年、保護観察がついた執行猶予4年の判決を言い渡しました。

 判決のあと、奥山裁判官が「マラソンで示したような努力で更生に努め、同じような患者によい影響を与えてください」と語りかけると、原被告は「ありがとうございました」と涙をぬぐいながら答えていました。

◎万引きを繰り返す「窃盗症」その治療法を専門家に聞いてみた
 (2018/12/04 20:20 FNN.jpプライムオンライン)

 かつて女子マラソンで日本代表にまで上り詰めた原裕美子元選手が万引きを繰り返し逮捕され、2度目の執行猶予付きの有罪判決に。

 会見で口にしたのは「窃盗症」と「摂食障害」という2つの病名。

 一見、関係なさそうに見えるこの2つの病気に、どんな関係があるのだろうか。

◇執行猶予中に万引きを繰り返したマラソン選手が会見
原裕美子・元選手
 競技を実業団選手として始めて、また数年後には万引きが始まり、それをずっと隠し通してきたこと。本当に申し訳ありませんでした。本当に申し訳ありませんでした・・・(号泣)

 12月3日の会見で肩を震わせ泣き崩れたのは、マラソンの日本代表として、かつて日の丸を背負った原裕美子・元選手36歳。

原裕美子・元選手
 やりたくないのに万引きしてしまった。自分の気持ちではどうにもならないもの、それが「窃盗症」

 原元選手が口にした「窃盗症」という言葉・・・実は、原元選手が万引きで執行猶予付きの有罪判決を受けたのは、去年に続き2度目のこと。つまり今回は、“執行猶予中の再犯”だった。

◇繰り返してしまう原因があった
 なぜ、彼女は万引きを繰り返してしまったのでしょうか。そこには誰もが罹りうる『摂食障害』というきっかけがあった。

原裕美子・元選手
 痩せたね、って言われると嬉しくてもっと頑張らなきゃって。(摂食障害は)誰にでも起こるんじゃないかなって

 2005年、名古屋国際女子マラソンで初マラソン・初優勝の快挙を成し遂げ、日本代表として世界陸上に2回出場するなど、輝かしい実績を残した原元選手。

◇しかし、そのウラでは、厳しい体重管理の指導が。
原裕美子・元選手
 「これは食べちゃダメだ」、「これは半分残しなさい」

 人としてよりもペットをしつけるような感じの厳しい毎日をを続ける中で、とにかく苦しい、キツイ、止めたい。でも止められない。日に日に私は食べ物に対する執着心が強くなってきました

 食べては吐くを繰り返す「摂食障害」。その苦しみは引退後も続き、ついにこう診断された。

原裕美子・元選手
 (医師から)病気なんだよと、窃盗症という言葉も私が病院で言われるまでそんな言葉は知らなかった。万引きということは自分の気持ちでどうにでもなると、止められるものなんだと思っていました

 万引きを繰り返してしまう「窃盗症=クレプトマニア」と呼ばれる病気だったのだ。

 入院中も窃盗の衝動が抑えられない

 摂食障害と窃盗症。2つの症例に関連はあるのだろうか。

 取材班は窃盗症診療の先駆けとして知られる病院「赤城高原ホスピタル」がある、群馬県の渋川市に向かった。

 ここでは繰り返してしまう万引きを“依存症”と捉えて治療する取り組みを進め、現在35人の患者が入院している。

 病院内には『カメラはあなたを見ています』との大きな張り紙が。

入院中も窃盗の衝動が抑えられない患者のため、27台の防犯カメラを設置。ここまでしても完全に万引きは無くならないという。

 中でも、万引きに対する罪の意識を根付かせるために行っているのが、万引きしたら1件につき1万円を先方に支払うということを契約書にして、病院の封筒に入れて、常時それを(患者に)持たせる、というもの。

 これも、治療の一環だという。

 この病院で治療を受ける窃盗常習者の中で、圧倒的に多数を占めるのが女性だ。

 30代をピークに20代から40代が多いのが特徴で、そのうち過半数が「摂食障害」を患っていたという。

 ではなぜ、この世代の女性が、摂食障害から窃盗症に至るのだろうか?

◇摂食障害による病的な飢餓感が原因
 赤城高原ホスピタルの竹村道夫院長によると、摂食障害による「病的な飢餓感」により、患者には身の回りの食品や、自分のお金などがなくなることに恐怖心を抱く「枯渇恐怖」が生まれ、そのためお金を減らさずに食品をストックする「ため込み欲求」の衝動に駆られ、それが「窃盗行為」につながるという。

 多くの患者は治療により回復可能という窃盗症。

 では、万引きを繰り返した原元選手は今、どのような治療を受けているのか。

原裕美子・元選手
 本当にすごく効果があったと感じたのは「疑似万引き」。部屋の中に、お店みたいなセットをして、そこで万引きをします

 この「疑似万引き」とは、お店のように品物を並べた室内で、欲しいものを自由に万引きするもの。

 部屋を出ようとしたところで警備員役の看護師に捕まり、盗ったものをすべて回収されるという治療法なのだという。

原裕美子・元選手
 どういう効果があるかというと、万引きをいくらやっても自分の得にはならない。やっても無意味なんだと、それを何百回と繰り返していくことで欲求が収まったり、という治療です。

 どういう人が陥りやすいのか

 窃盗症のきっかけになりうるという摂食障害は、どのような人が陥りやすいのだろうか?

 厚労省によると、

・親からの強い期待

・両親の仲が悪い

・身近な人がダイエット

・痩せる必要のある仕事

 という環境の人が陥りやすいという。

 対策としては、ストレスを一人で抱え込まないこと。

 悩みがあった場合、友達や親、同僚に相談して一緒に解決していくことが重要なポイントだという。

 © 株式会社フジテレビジョン
(「プライムニュース イブニング」12月4日放送分より)
| 福祉・医療と教育 | 18:53 | comments(0) | trackbacks(0) |
ノーベル医学・生理学賞 本庶さんが現地で初の記者会見

 ノーベル賞の授賞式を前に医学・生理学賞の受賞者に選ばれた京都大学特別教授の本庶佑さんは、スウェーデンのストックホルムでノーベル財団が主催する記者会見に初めて臨み、「すばらしい式典への出席を非常に楽しみにしている」と心境を語りました。

 スウェーデンのストックホルムでは、ノーベル賞の受賞者を祝福するさまざまな行事が行われる「ノーベルウィーク」と呼ばれる期間が始まりました。

 本庶さんは、医学・生理学賞を共同で受賞するアメリカのジェームズ・アリソン博士とともに、日本時間の6日午後10時から、ノーベル財団が主催する記者会見に初めて臨みました。

 本庶さんは、授賞式について尋ねられると「経験したことがないのでわかりません」と笑いを誘ったうえで、「過去の授賞式の映像などを見てすばらしい式典だと感じ、出席することを非常に楽しみにしている」と話しました。

 また、これまで困難だったことは何かという質問に対しては、「幸運にも共同研究者や研究資金に恵まれていたので、途中で研究をあきめようと考えたことはない」と話し、笑顔を見せました。

 さらに、がんを克服したりがんと共存したりすることが今後は可能になるのかという質問に対して、「治療でがんを治すことができない患者であっても、免疫療法でがんが大きくならないよう抑えることで、がんと共存して生きていくようなことも不可能ではなくなるだろう」と語りました。

◎“多くの人の命救った点を評価” 本庶さんを選んだ理由
 ノーベル賞の授賞式を前に、医学・生理学賞の選考に関わった委員が取材に応じ、京都大学特別教授の本庶佑さんを選んだ理由として、「薬に結びつけて大きな効果を挙げている点を特に評価した」などと、実際に多くの人の命を救っている点を評価したことを明らかにしました。

 ことしのノーベル賞の授賞式が日本時間の今月11日に行われるのを前に、医学・生理学賞の選考に関わる委員会の委員で、スウェーデンのカロリンスカ研究所のトーマス・ペールマン教授がNHKのインタビューに応じました。

 この中でペールマン教授は、ことしの医学・生理学賞に選んだ本庶さんら2人の功績として、がんの免疫療法を医療として確立し、手術と抗がん剤、それに、放射線という従来のがんの治療法に加え、第4の治療法を切り開いた業績を強調しました。

 そして、特に本庶さんら2人を選んだ理由として、「がんの免疫療法では多くの研究者がさまざまな側面から貢献しているが、本庶さんらは発見したことをがん治療薬にまで結びつけ、臨床で大きな効果を挙げている点を特に評価した」と述べ、実際に多くの人の命を救っている点を高く評価したことを明らかにしました。

 また、ここ4年間で3人の日本人研究者が医学・生理学賞を受賞したことについて、「受賞者を選ぶ際に国籍は全く考慮していない。日本人の研究者と、研究者を支援する国を挙げた絶え間ない努力の結果だと思う」と説明しました。
| 福祉・医療と教育 | 03:25 | comments(0) | trackbacks(0) |
“雪合戦禁止条例” 「楽しみたい」9歳児の訴えで合法化 米

 アメリカ西部のコロラド州の町で、およそ100年前に制定された事実上「雪合戦を禁止」する条例が9歳の男の子の訴えで見直され、子どもたちが合法的に雪合戦を楽しめるようになりました。

 アメリカ西部コロラド州の町、セベランスでは、人や動物などに石などの危険なものを投げつけることを禁止する条例が1920年代に制定され、雪玉もその対象に当たると規定されてきました。

 町役場での校外学習でこの条例について知った小学3年生のデーン・ベストくん(9)は、「雪合戦を楽しみたい」と、規定を見直すよう町議会に働きかけることにしました。

 3日、同級生たちの後押しを受けて議場に立ったデーンくんは、「これは時代遅れだ。子どもたちは外で遊ぶ必要がある」と議員たちに訴えかけました。

 町議会は訴えを満場一致で認め、雪玉は危険なものではないとして雪合戦が晴れて「合法化」されました。

 町の子どもたちは、これまでも雪合戦をしていたということですが、議会のあとデーンくんは町長から手渡された雪玉を力いっぱい投げて「合法化」を喜んでいました。

 デーンくんは町のほかの条例にも興味津々で、「ペットは犬か猫に限る」という条例についても、モルモットの飼い主として見直しの訴えを検討しているということです。

◎雪合戦禁止の条例、9歳少年が声を上げ改正 コロラドの町
 (2018.12.05 Wed posted at 15:25 JST CNN)

 米コロラド州の小さな町で、雪合戦を禁止する条例があることを知った少年が改正を求める運動を起こし、このほど合法化に成功した。

 州都デンバーから北へ約100キロ離れた町シビアランスに住むデーン・ベスト君(9)は、この「へんてこな」条例に抗議する住民らの書簡や署名を集め、3日の町議会で改正を訴えた。

 改正案は全会一致で可決され、町内で雪玉を投げる行為が合法化された。

 マクラウド町長がCNNとのインタビューで語ったところによると、条例では人や動物、建物、樹木、車などを狙って「石やそのほかの発射体」を投げる行為が禁止されている。

 デーン君たちのクラスが町役場を訪れた時、町長はこの条例を紹介し、人に雪玉を投げ付けるのも実は違法だと指摘した。

 町長は毎年、役場を見学する小学生たちに同様の話を聞かせ、条例を改正してみないかと声を掛けてきた。「それに初めて応じたのがデーン君だ。よくやった」と、町長は目を細める。

 デーン君は条例改正を勝ち取った後、町で初めて合法的に投げられる雪玉を渡された。

 父のデリックさんはCNN系列局に、「どんなに小さな変化でも、率先してそれを起こした息子を誇りに思う」と話した。

 同局によると、町にはこのほか「ペットは猫または犬を一世帯3匹まで」と定めた条例もある。デーン君は現在(違法に)飼っているモルモットを認めてもらうため、次はこの条例の改正を求める運動に乗り出すという。
| 福祉・医療と教育 | 22:15 | comments(0) | trackbacks(0) |
気象の変化による体調悪化「寒暖差疲労」に注意を!
 今後予想される気温の低下。気象の変化などによる体調の悪化に詳しい医師は、「寒暖差疲労」の症状に注意を呼びかけています。

 気象病の外来を設けている東京 世田谷区のクリニックの久手堅司院長は、前日からの温度差が7度くらいになると、『寒暖差疲労』になりやすいと指摘しています。

 人間の体は、暑い中や寒い中でも、体の状態を一定に保とうとして自律神経が働き、汗を出して熱を発散させたり、反対に熱を体内に残したりしています。

 しかし、急激な寒暖差があると自律神経の働きが乱れ、冷え性やだるさ、頭痛、めまいのほか、気分が落ち込みやすくいらいらするなど、さまざまな『寒暖差疲労』の症状が出てくるということです。

 久手堅院長は、「あしたくらいから気温が下がり始め、週末には真冬の寒さになるので、かなり患者が増えるのではないか」と指摘しています。

 そのうえで、対策として、「自律神経は必ず首を通っているので、首が冷えると自律神経の乱れにつながる。入浴で首を温めたり、昼だけでなく夜寝ている間もマフラーやスカーフを巻くなどして、基本的な対策をするだけでもかなり防げると思う」と話しています。
| 福祉・医療と教育 | 03:21 | comments(0) | trackbacks(0) |
注意欠陥・多動性障害の子 脳に共通の特徴発見 福井大学
 注意欠陥多動性障害(ADHD:Attention deficit hyperactivity disorder)とは、不注意(集中力のなさ)、多動性(落ち着きのなさ)、衝動性(順番待ちができないなど)の3つの特性を中心とした発達障害のことを指します。また、注意欠如多動性障害と訳される場合もあります。

 ADHDは7歳までに発症し、幼稚園や学校生活のさまざまな場面で、3つの特性から来る行動が確認されます。ADHDに関連した症状は短期間で消失するものではないため、学業や友人関係の構築に困難を覚えることがあります。

 ADHDは小児期に発症する病気ですが、学童期や成人になっても症状が持続することが多いといわれています。決してまれな疾患ではなく、また、男児のほうが女児よりも多い傾向があります。

 なお、ADHDと自閉症スペクトラム障害(自閉症やアスペルガー症候群などを含む概念)は混同されることが多くありますが、両者は異なるものです。自閉症スペクトラムでは、コミュニケーションや対人行動の障害が中心となります。

 物事に集中できないADHD(「注意欠陥・多動性障害」)の子どもの脳に共通して見られる特徴があることを福井大学の研究グループが発見し、将来的に正確な診断に応用できる可能性があるとしています。

 ADHDは子どもの時に発症する発達障害の一つで、注意力を持続できないほか、落ち着きがないなどの症状が現れ、投薬や生活環境に配慮するなどの治療が行われますが、自閉症などほかの障害と症状が似ているケースがあり、正確な診断が課題になっています。

 福井大学の友田明美教授のグループは、日本やアメリカなどでADHDと診断された男の子120人余りの脳の形態をMRIと呼ばれる装置で調べ、どのような特徴があるか調べました。

 その結果、およそ7割のADHDの子どもの脳では、脳の前頭葉と呼ばれる部分にあり感情をつかさどると言われる「眼窩前頭皮質」と呼ばれる部分の厚みが増して表面積が小さくなるなど、脳のおよそ20か所で形態の特徴が見られたということです。

 グループは、今回の解析はAI(人工知能)を使うことで発見できたとしていて、これまでの症状の観察と画像解析を組み合わせることで、将来的に正確な診断に応用できる可能性があるとしています。

 友田教授は、「今後さらに精度を上げ、正確な診断を支援できるシステムをつくっていきたい」と話していました。
| 福祉・医療と教育 | 08:32 | comments(0) | trackbacks(0) |