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日本4強ならず、ラグビーW杯
 ラグビーワールドカップ日本大会。準々決勝、日本は南アフリカに3対26で敗れ、初めてのベスト4はなりませんでした。

◎日本力尽き4強ならず、列島染め上げた1カ月終わる
 (2019年10月20日 21:19 日刊スポーツ)

 新たな歴史の扉を開けてきた日本代表の戦いが終わった。世界ランキング6位の日本(A組1位)が、同6位の南アフリカ(B組2位)に3−26で敗れ、準々決勝で敗退した。

 自国開催の晴れ舞台で1次リーグを無傷の4連勝で首位突破、初の決勝トーナメント進出を決め、列島をラグビー一色に染め上げた1カ月。「ONE TEAM」を旗印に躍動した日々を戦い抜いた。

 1次リーグで185得点、27トライとどちらも最多の攻撃力を誇る南アフリカは序盤から強烈だった。開始3分、自陣でスクラムを押されて外に展開をされると、WTBマピンピに2人をかわされて先制トライを許した。

 危険なタックルでプロップのムタワリラが一時退場している間に、WTB福岡が快足を飛ばしてチャンスをつかむ場面もみせて反撃を開始すると、19分には中央での相手スクラムで反則を誘って、SO田村のPGで3−5とした。

 その後は200センチ以上の選手が3人先発する世界屈指の強力FWの出足が早い守備に苦しみながらも、そのまま前半を折り返した。

 後半は3分、8分、23分と3連続PGで3−14と点差を広げられた。手堅い戦術を選んできた相手の圧力に打開策が見いだせない。

 25分には長距離をモールで押し込まれて、最後はSHデクラークにトライを奪われた。3−21となると、29分にもマピンピに2トライ目を許して勝負は決まった。

 「ブライトンの奇跡」から4年を経ての再戦だった。2015年イングランド大会の1次リーグ初戦、日本は終了間際の劇的トライで南アフリカを34−32で大金星を挙げた。

 ラグビー界最大の衝撃は世界を駆けめぐり、日本への見る目を変えさせた。大会前の9月にはテストマッチで7−41と敗れていたが、この準々決勝こそ、「奇跡」ではない力を示す絶好の舞台だった。

 前夜、都内の宿舎には懐かしい顔があった。チームソング「ビクトリーロード」を作ったプロップ山本ら。

 8月の合宿まで共に競い合い、直前でW杯メンバーから漏れた仲間たちが集合するなか、全体ミーティングでリーチは力を込めた。

 「俺たちの刀は一番強い。何度も火入れし、たたいて強くした刀は、世界でも負けない強度だ」。全員で肩を寄せ合い、ビクトリーロードを歌った。登録31人の枠を超えた「ONE TEAM」がそこにあった。

 ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(49)は続投する方針で、2023年フランス大会へ、さらなる進化が期待される。この敗北はまだ結末ではない。さらなる偉業へとトライしていく。
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女子ゴルフ アマチュアの19歳 古江彩佳が優勝 史上7人目

 女子ゴルフの国内ツアーの大会は千葉市で最終ラウンドが行われ、19歳のアマチュア、古江彩佳選手が優勝しました。アマチュア選手のツアー優勝は史上7人目です。

 古江選手は、20日の最終ラウンドを首位と1打差の2位からスタートし、バーディー6つ、ボギー1つでスコアを5つ伸ばし通算17アンダーとして、初優勝を果たしました。

 古江選手は、ことしの春、高校を卒業したばかりで、アマチュア選手の国内女子ツアー優勝は、去年7月にアメリカのクリスティン・ギルマン選手が優勝して以来、史上7人目です。

 首位でスタートした三ヶ島かな選手は、2つスコアを伸ばしましたが、初優勝には届かず、稲見萌寧選手と並んで2打差の2位でした。

 去年のこの大会で優勝した成田美寿々選手は、通算6アンダーで17位でした。

 古江彩佳選手は兵庫県出身の19歳。

 両親の影響で3歳でゴルフを始め、2015年の全国中学校選手権で優勝しました。

 去年、高校3年生で日本代表としてジャカルタアジア大会に出場し、女子個人で日本勢トップの4位となりました。

 豪快なドライバーショットが持ち味で、プロの国内女子ツアーの大会にもたびたび出場し、ことし5月から6月にかけて静岡県浜松市で行われた大会では単独首位で最終ラウンドをスタートし、3位に入っていました。

◎プロ宣言は「します」 古江彩佳が史上7人目のアマV、さて今後の予定は?
 (2019/10/20 15:11 ゴルフ情報ALBA.Net)

 アマチュアの古江彩佳が国内女子ツアー7人目となるアマチュア優勝を達成。最後はご愛敬のボギーとしたが、6バーディを重ね、首位発進の三ヶ島かなを抜き去り、見事に“先輩”たちを振り切った。

 JGAナショナルチームにも選抜され、将来が有望視されてきた古江。プロトーナメントでも数々の好成績を残してきたが、今年の「日本女子アマ」では、最終ラウンドの途中にJGA役員の運転するカートが古江のクラブを破損する事故に見舞われ、タイトルを逃した。

 そんなアクシデントを乗り越えた古江。来月に迫っていたLPGA最終プロテストもこれで免除。正式な入会手続きが済めば最短で2週後の「樋口久子 三菱電機レディス」からプロとして出場が可能となっている。

 優勝直後のインタビューではプロ宣言について聞かれ、「します」と控えめに答えた古江。三菱電機レディスへの出場についても「出たいです。うれしいです」と答えたが、両親への思いを口にするときには涙をこらえきれなかった。「試合に行くときはお母さんが神戸から運転してくれて、お父さんがコーチで…」と、目をうるませ感謝の気持ちを表した。

 このあとは、LPGAへの入会申請を行い、理事会による審議、承認を経て正式なプロゴルファー古江が生まれる。あらたなヒロインの誕生に、国内女子ツアーはますます盛り上がりを見せそうだ。

【アマチュアのツアー優勝歴】

■清元登子 1973年 トヨトミレディース

■宮里藍 2003年 ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン

■キム・ヒョージュ 2012年 サントリーレディス

■勝みなみ 2014年 KKT杯バンテリンレディス

■畑岡奈紗 2016年 日本女子オープン

■クリスティン・ギルマン 2018年 センチュリー21レディス

■古江彩佳 2019年 富士通レディース
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お金に苦労する人の行動パターンとふるまい
 お金に苦労する人には共通の行動パターンがあります。行動の結果がその人の資産状況を決定するのですから、行動を変えればお金との関係も変わります。お金に恵まれないとか嘆くあなた、まず毎日の行動を見直してください。

◎お金に苦労する人の行動パターンとふるまい
 (2019年10月12日 21:12 All About)

 お金とはその人の考え方が投影された成果物です。良い思考がお金を増やし、悪しき思考はお金を失わせます。

◇こんな人はお金に苦労する
 次のような行動を繰り返す人は、お金に苦労していることが多いようです。

◇暗い人
 自分の頭の中をコントロールできない人は自然と暗くなります。私たちの環境は怖いことばかりだからです。それに果敢に立ち向かえる人は明るいです。

◇片付けができない人
 混乱を整理できない人は片付けも下手です。机の上、引き出しの中、車のダッシュボードの中、冷蔵庫の中などを見れば、その人のお金との相性が分かります。

◇財布がきたない人
 お金は大事にされる場に集まり、乱暴に扱われる場から去っていきます。その愛情度を象徴的に示すのがお財布の姿(扱われ方)です。

◇ドカ喰いをする人
 欲望をコントロールできない人は散財します。その典型例が食欲です。食欲に抵抗できない人は、お金の魔力にも翻ろうされてしまいます。

◇酒にのまれる人
 酒を飲みすぎれば脳は思考を失います。思考を失った人間は野生の動物と変わりません。コントロールできない、というよりもそんな気もおきません。

◇カッとなる人
 人は感情的に反応することで思考を省略します。怒り→衝突→不信→自己嫌悪のサイクルで人生をみじめなドラマに仕立て上げます。

◇すぐに落ち込む人
 信じること、辛抱すること、待つことなども、資産形成に必須の行動です。そんな行動から成功体験を得ると、人は希望を失いません。

◇人の貴賎は因果応報
 いかがでしょうか? こんなふるまいをする人は、まず日常の行動を改めることをおすすめします。

 お金に苦労する人は同じようなふるまいをしますが、ふるまいを修正することでお金との相性も良くなってくること請け合いです。

 お金を呼び寄せるものは「心」であり、お金がくつろげる場所は「愛情」です。心ない行動からお金は逃げて行きます。

 もちろん、偶然にお金持ちになったり、本当に不運で貧乏のどん底にあったり、ということもあります。

 しかし、不条理は永く続きません。長期的に見れば、人のふるまいの結果は必ず収まるべきところに収まるものです。それを因果応報といいます。

 目先のことにくさらず、あせらず、あわてずに、人の生きる道をしっかり生きましょう。必ずお金は運は付いてきます。

 (文:北川 邦弘(マネーガイド))
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上皇后さま 85歳の誕生日
 上皇后さまは、20日、85歳の誕生日を迎えられました。上皇さまの退位のあと、上皇后として迎えられた初めての誕生日です。

 宮内庁によりますと、上皇后さまは上皇さまとともに、天皇皇后両陛下が皇位継承後、務めを滞りなく果たしていることを喜び、22日の「即位礼正殿の儀」なども、つつがなく終えられることを願われている様子だということです。

 また、各地で自然災害が発生する中、上皇さまとお二人で被災地の様子を常に案じ、広域にわたって同時に多くの河川が氾濫した台風19号による甚大な被害については、これまでにない災害の形態であると感じ、心を痛められているということです。

 上皇后さまは、上皇さまの退位後、白内障と乳がんの手術を相次いで受けましたが、その後も上皇さまとの生活を大切にし、早朝の散策や3度の食事を毎回、上皇さまとともにするなど、穏やかな日々を送られているということです。

 一方で、皇位継承に伴う天皇ご一家とのお住まいの入れ代わりを今年度中に行う方向で、荷物の整理などに取り組まれているということです。

 20日は、上皇后さまの誕生日の祝賀行事が予定されていましたが、台風19号による災害の発生を受けてすべて取りやめられています。

◇上皇后さまの映像公開
 上皇后さまの誕生日にあたって、宮内庁は、上皇ご夫妻が、天皇陛下の即位に伴う儀式を撮影した写真のアルバムをご覧になる映像を公開しました。

 映像には、上皇ご夫妻が、ことし5月の「即位後朝見の儀」や一般参賀に臨まれる天皇皇后両陛下の様子を見ながら、にこやかに歓談されている様子が映されています。

 また、ことし8月、静養先の群馬県で、上皇后さまが、世界を代表するフルート奏者との合奏でピアノの演奏を披露される様子の映像も合わせて公開されました。

◇上皇ご夫妻 引っ越し向け準備
 上皇ご夫妻は、上皇さまの退位のあと、原則すべての公務を天皇皇后両陛下に引き継ぎ、皇居にあるお住まいで、仮住まい先への引っ越しに向けた準備などにあたられています。

 上皇さまの退位後、5月初めには天皇陛下の即位に伴う儀式や一般参賀が行われましたが、上皇ご夫妻は、テレビを通じて見守り、両陛下が儀式や行事を無事に終えられたことを喜ばれていたということです。

 6月上旬には、上皇さまの在位中、時間的な余裕がなく積み残しとなっていた退位に関する儀式に臨まれました。

 東京・八王子市にある大正天皇陵に参拝したのに続き、上皇さまの退位後初めての地方訪問で、京都市にある孝明天皇陵と明治天皇陵に参拝し、一連の儀式をすべて終えられました。

 上皇ご夫妻は、皇位継承のあとも、日課としている早朝の散策を続けるなど、規則正しい生活を送られています。

 上皇さまは、週に3回程度、皇居にある生物学の研究所に通い、これまで通り魚類に関する研究も続けられています。

 そうした中で、上皇ご夫妻は、天皇ご一家とのお住まいの入れ代わりに向けて、皇居にある吹上仙洞御所から東京・港区の仮住まい先に移る準備を進められています。

 宮内庁によりますと、ご夫妻は、1日も早く両陛下が皇居に移られるのが大事だと考え、今年度中に仮住まい先に移る予定で、荷物の整理や片づけに取り組まれているということです。

 こうした合間に、お二人で過ごす穏やかなひとときも持たれています。

 7月には、栃木県の那須御用邸で静養し、お二人で腕を組んで散策などを楽しんだほか、8月の長野県軽井沢町での静養の際には、お二人が出会った思い出のテニスコートに足を運ばれました。

 また、今月11日には、長女の黒田清子さんが企画して東京都内で開かれた鳥類の図鑑の特別展を訪れ、黒田さんの説明を受けながら展示を見て回られました。

 一方で、皇位継承後、上皇后さまが相次いで手術を受けられたり、上皇さまが一時的に体調を崩されたりする出来事もありました。

 上皇后さまは、6月に、2回に分けて両目の白内障の手術を受けたほか、先月には、東大病院で早期の乳がんの摘出手術を受けられました。

 宮内庁によりますと、術後の経過は順調で、病理診断の結果、がんの再発のリスクは非常に低いと判断され、その後は薬の服用によるホルモン療法を受けられています。

 また、上皇さまも、7月、一時的に強い脳貧血の症状が出て翌日の日程の一部を延期しましたが、体調は、その後回復されました。

 宮内庁の幹部の1人は、「お引っ越しで気がせいていらっしゃると思うが、ご高齢でもあり、まずは体を大事にしながら過ごして頂きたい」としています。

 上皇ご夫妻は、台風19号による大雨災害に大変心を痛められていて、今月20日の上皇后さまの85歳の誕生日に予定されていた祝賀行事はすべて取りやめられました。
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ドラフト 大船渡 佐々木朗希は4球団1位競合でロッテが交渉権
 プロ野球のドラフト会議が17日、午後5時から始まりました。最速163キロをマークした岩手・大船渡高校の佐々木朗希投手は日本ハム、ロッテ、楽天、西武、4球団が1位指名で競合し、抽せんの結果、ロッテが交渉権を獲得しました。

 ドラフト会議は午後5時すぎから東京都内のホテルで始まり、12球団の代表者が選手の指名を行いました。

 このうち、甲子園の出場経験はないものの最速163キロをマークし、将来性が高く評価されている大船渡高校の佐々木投手は日本ハム、ロッテ、楽天、西武の合わせて4球団が1位で指名しました。

 そして、抽せんの結果、ロッテが交渉権を獲得しました。

 甲子園に出場経験のない高校生ピッチャーが複数の球団から1位で指名されるのは7年ぶりです。

 4球団の競合による抽せんの結果、佐々木投手の交渉権を獲得した、ロッテの井口資仁監督は、「緊張しました。去年も3球団の競合で交渉権を引き当てたので、すごく期待されてプレッシャーがあったが、引き当てることができてよかった。佐々木投手は映像を見て、桁外れにすごいと思った。ぜひ一緒にプレーしたい。しっかりとした育成プランを考えているのでそれに沿って育てたい。一緒に千葉を盛り上げていきましょう」と笑顔で話しました。

◇佐々木「ここがスタートライン」
 大船渡市内の公民館で会見した佐々木投手はロッテが交渉権を獲得したことについて、「高い評価をしていただいて、本当に光栄です。抽せんを待っている間は、どこの球団になるのかと思っていました。ホッとしていますし、ここがスタートラインなので、しっかりがんばっていきたい。ロッテは12球団でいちばん応援がすごいという印象です。プロでは日本一のピッチャーになって、チームを優勝に導けるような選手になれるよう頑張りたい」と話しました。

 会見会場には野球部のチームメートなどおよそ90人がかけつけ、交渉権が決まった時には大きな拍手があがりました。

 緊張した面持ちだった佐々木投手も少しほっとした表情を見せ、隣に並んでいた野球部の國保陽平監督と握手を交わしました。

 会見のあとは野球部のチームメートが佐々木投手を囲んで胴上げを行い、ドラフトで指名されたことを祝福しました。

 集まった保護者からも歓声が上がり、佐々木投手もこのときには笑顔を見せていました。

 佐々木投手は1メートル90センチの長身で右投げ。左足を大きく上げる投球フォームから160キロを超えるストレートを投げ込みます。

 出身は東日本大震災の被災地、岩手県陸前高田市で震災で被災したあとは隣の大船渡市に移り住んで野球に打ち込んできました。

 そして、大船渡高校の3年生になったことし4月、18歳以下のワールドカップに向けた日本代表候補の紅白戦で、最速163キロを計測し、それ以来、大きな注目を集めてきました。

 そして、夏の全国高校野球を目指す岩手大会でも、160キロをマークして大リーグ・エンジェルスの大谷翔平選手が花巻東高校3年生の時に同じ岩手大会で計測した記録に並びました。

 しかし、この大会では疲労による故障を防ぐため監督の指示で決勝は登板せず、チームが敗れたため、甲子園に出場することはできませんでした。

 また、8月から9月にかけて韓国で行われた18歳以下のワールドカップに日本代表のメンバーとして参加しましたが、右手中指にできた血まめの影響で、大会でのマウンドは1イニングに終わりました。

 佐々木投手は大舞台で持っている実力を100%発揮する機会はありませんでしたが、各球団ともにその将来性を高く評価し、ドラフト1位候補としてリストアップしていました。

 佐々木投手の地元で東日本大震災の被災地・大船渡市では、今後の活躍を期待する声が聞かれました。

 このうち、大船渡高校野球部の元キャプテンの68歳の男性は、「大船渡高校からプロの球団に指名される選手が出て本当にうれしいです。被災地の大船渡がこの1年間盛り上がったのは、朗希くんのおかげです。たくさん三振をとって頑張ってほしい」と話していました。

 同じく大船渡高校卒業の59歳の男性は、「前評判が非常に高かったので、喜ばしいかぎりです。スター性はもともとあるので、努力をして大谷選手とか菊池投手と同じように世界で通用する選手になってほしいです」と話していました。

 市内に住む50歳の女性は、「とてもうれしいです。肩の故障が心配なので、長い期間を投げ続けられるように調整しながら頑張ってほしい。被災での大変な経験をバネにして頑張ってほしいです」と話していました。

◇星稜 奥川恭伸は3球団競合でヤクルトが交渉権
 夏の甲子園で準優勝した石川・星稜高校の奥川恭伸投手は、ヤクルト、阪神、巨人の3球団から1位で指名され、抽せんの結果、ヤクルトが交渉権を獲得しました。

 ヤクルトが交渉権を獲得したことを受けて奥川投手は、「ヤクルトは、ファンと一体となっていて温かみがあるチームという印象がある。頑張っていきたいと思う。不安な部分もたくさんあった中で選ばれてほっとした。ここからが勝負だと思うので気持ちを引き締めて頑張っていきたい。どこになっても頑張っていこうと思っていたが、縁があってヤクルトに決まったので活躍できるように精進していきたい」と話しました。

 そのうえで、「勝てる投手というのを目指してやっていきたい」と抱負を述べました。

 奥川投手は、ヤクルトの帽子をかぶり、巨人から5位で指名されたキャッチャーの山瀬慎之助選手とともに仲間から胴上げされて祝福されていました。

 奥川投手は、150キロを超えるストレートとキレのある変化球をコントロールよく投げ込む右ピッチャーです。

 ことし夏の甲子園では智弁和歌山高校との3回戦で自己最速に並ぶ154キロをマークしたほか、14回を投げて23個の三振を奪うなど、チームの24年ぶりの準優勝に貢献しました。

 また、韓国で行われた18歳以下のワールドカップでは、2次リーグのカナダとの試合に先発し、7回1失点、18個の三振を奪う圧倒的なピッチングで大会のベストナインに選ばれました。

 プロ野球のスカウトからは大舞台での経験が豊富で、「プロでもすぐに通用する」という声があがるなど完成度の高さは高校生ナンバーワンと評価されています。

 奥川投手を1位で指名し、3球団競合の抽せんとなる中、交渉権を獲得したヤクルトの高津臣吾監督は、「どうしてもピッチャーを強くしていきたいと言っていた手前、絶対、引いてやろうと思っていた。引いたときに当たった封筒だと思った。ヤクルトのエースになるのはもちろん、日本を代表するピッチャーになってほしい。2日前に奥川投手を指名すると公言したときから、神宮球場で投げる姿を想像していた。一緒に頑張りましょう」と笑顔で話しました。

◇東邦 石川昂弥は3球団競合で中日が交渉権
 愛知・東邦高校の石川昂弥選手はオリックス、中日、ソフトバンクの3球団から1位で指名され、抽せんの結果、中日が交渉権を獲得しました。

 石川選手は、「朝からドキドキしていた。中日は、地元の球団なのでこういう評価をしてもらいとてもうれしい」と笑顔を見せました。

 そのうえで、「中日は最近、4位以下で低迷しているが、将来は自分が中軸となって優勝に貢献できるように頑張りたい。将来の目標は3冠王で、落合博満さんを目標に頑張りたい」と意気込みを話しました。

 石川選手は、高校通算55本のホームランをマークした右打ちの大型内野手です。ことし春のセンバツでは、エースでキャプテンも務めて決勝で2本のホームランを打つなど、30年ぶりの優勝に導きました。

 夏は愛知大会2回戦で敗れて甲子園に出場できませんでしたが、韓国で行われた18歳以下のワールドカップでは8試合すべてで4番を任され、ホームラン1本、9打点をあげてチームを引っ張りました。

 木製バットへの対応力に加えて国際舞台でも勝負強いバッティングが光り、プロ野球のスカウトからは将来の主軸候補として高い評価を受けていました。

 中日の与田剛監督は、3球団が1位で指名して抽せんとなる中、交渉権を獲得したことについて、「あの文字を見ることが快感になっているので、ことしもこの文字が見られてとてもうれしい。各球団が強い思いを持っている中で本当に運がよかった」と笑顔で話しました。

 そして、石川選手については、「非常に走攻守のバランスのよい選手で日本代表では、木製バットにも対応できている。何よりも地元のスターなので、中日で活躍してもらって、いずれは球界のスターになってほしい。根尾と同じようにしっかりプロで戦う体作りが大切だと思う。選手を焦らせることないよう私たちも我慢しないといけない」と話していました。

◇広島 明治大 森下暢仁を単独1位指名
 広島は、大学ナンバーワンと評価される明治大の森下暢仁投手を単独で1位指名し、交渉権を獲得しました。

 森下投手は、東京 千代田区の大学の施設でやや緊張した表情で野球部の監督やチームメートとともに、ドラフト会議の様子を見守りました。

 そして、広島が単独で1位指名し、交渉権を獲得したことが決まると、笑顔を見せていました。

 森下投手は、「本当に幸せな気持ちだ。これからプロの世界で活躍しないといけないという自覚が出てきた」と話しました。

 そのうえで、「広島は熱いファンの方が多いイメージがあるし、しっかりと自分が投げれば打線が点を取ってくれるという印象がある。1年目はまずは先発ローテーションに入ることを目標に新人王も目指して頑張りたい。ほかの球団のドラフト1位のメンバーには負けないように頑張っていきたい」と意気込みを話しました。

 森下投手は、最速155キロのストレートと多彩な変化球をコントロールよく投げ込む右ピッチャーです。

 大分商業3年生の時は甲子園に出場できませんでしたが、潜在能力の高さを評価され、18歳以下のワールドカップの日本代表に選ばれました。

 明治大に進んで3年生でエースとなり、ことし春のリーグ戦では最多の4勝をあげたほか、全日本大学野球選手権ではチームを38年ぶりの優勝に導いて、自身も大会のMVPに輝きました。

 緩急を使った投球術やフィールディングのよさに加え、3年連続で大学日本代表に選ばれるなど大舞台の経験も豊富です。

 プロ野球のスカウトからは、「大学ナンバーワンの即戦力ピッチャー」と高い評価を受けていました。

 大学ナンバーワンと評価される森下投手を単独で1位指名した広島の佐々岡真司新監督は、「抽せんも想定していたので、まずはホッとしているし、うれしい。森下投手の映像を確認した時に投げっぷりやフォームを見て、即戦力になるピッチャーだと思ったし、1位指名でいきたいとオーナーに伝えていた。先発ローテーションに入り、次のエースを目指して頑張ってほしい」と話しました。

◇DeNA 桐蔭学園 森敬斗を単独1位指名
 DeNAは、神奈川・桐蔭学園の森敬斗選手を単独で1位で指名し、交渉権を獲得しました。

 森選手は、横浜市青葉区の桐蔭学園で、チームメイトと共にテレビでドラフト会議の様子を見守りました。

 DeNAから単独で1位指名され、交渉権獲得が決まると、周りから拍手がわき起こり、森選手は満面の笑顔を浮かべていました。

 その後の記者会見で森選手は、「高い評価を受けてびっくりしています。足の速さや肩の強さといった身体能力が評価されたのだと思います」と喜びを語りました。

 そして、対戦したい選手として、ヤクルトに1位で指名された石川・星稜高校の奥川恭伸投手を挙げ、「同じセリーグで対戦が多くなるのが楽しみです」としたうえで、「早いうちから試合に出て、1つのプレーでファンに感動を与え、愛される選手になりたいです」意気込みを述べました。

 森選手は、走攻守3拍子そろった右投げ左打ちの野手です。

 高校ではショートとしてことし春のセンバツに出場し、1試合で3本のヒットを打つなど活躍しましたが、夏は神奈川大会で敗れて甲子園に出場できませんでした。

 韓国で行われた18歳以下のワールドカップでは8試合すべてで「1番・センター」で先発出場し、3割2分の打率をマークし、「高校1年の夏以来」という外野の守備もそつなくこなし、対応力の高さを見せました。

 遠投120メートルの肩の強さに加えて足の速さも兼ね備え、野球センスあふれる選手としてプロ野球のスカウトから高い評価を受けていました。

 森選手を単独で1位で指名し、交渉権を獲得したDeNAのラミレス監督は、「くじ引きなしで指名できてとてもうれしく思っている。森選手はオールラウンドの選手だ。走攻守そろっていてスピードもあって肩も強い。DeNAの将来を担うスターになり得る選手だと思う。チームの将来、どう世代交代していくか、そして常勝チームをどう作っていくかを考え、若い選手を獲得した。地元の選手なので、ファンにとってもすごくうれしいことだと思う」と笑顔で話しました。

◇阪神 創志学園 西純矢を2回目で単独1位指名
 阪神は、岡山・創志学園の西純矢投手を2回目で単独で1位指名し、交渉権を獲得しました。

 西投手は、岡山市北区の学校で野球部員や生徒たちとともに大きなスクリーンでドラフト会議の様子を見守りました。

 阪神から1位で指名されると、緊張していた表情をゆるめ、会場からは大きな拍手がおこりました。

 このあと記者会見した西投手は、「とてもドキドキしていたので自分の名前が呼ばれた瞬間、ほっとしました」と率直な思いを語りました。

 阪神の印象については、「好投手が多いイメージ」と話し、「また甲子園で投げられる思うとワクワクします。阪神では優勝に貢献して、沢村賞を取れるようなピッチャーになりたい」と抱負を述べました。

 会見のあと西投手はチームメートから花束を受け取り、胴上げをされて祝福を受けていました。

 西投手は、最速154キロの力強いストレートとキレのある変化球が持ち味の右ピッチャーです。

 創志学園では去年、2年生エースとして夏の甲子園に出場し、1回戦で16個の三振を奪って完封勝利をあげ注目を集めました。

 ことしの夏は岡山大会準決勝で敗れ、甲子園出場はなりませんでしたが、韓国で行われた18歳以下のワールドカップでは4試合に登板して2勝、防御率1.35の成績で、投手陣の軸として活躍したほか、2本のホームランを打って9打点をあげるなど、バッティングのよさも見せました。

 マウンド度胸がよく、気迫を前面に出すピッチングスタイルは、プロのスカウトから高い評価を受けていました。

 阪神の矢野燿大監督は、西投手について、「タイガースのファンが好きそうな選手の交渉権を獲得できてほっとしている。速い球に加えてキレのある変化球もある。素材としての評価も高いが、いちばん評価しているのは内面や体といったトータルの強さだ。タイガースのエース、そして日本を代表するような投手になれるよう一緒に頑張っていきたい。同じ西という名前のピッチャーもいて、ファンは楽しみにしている。夢のあるピッチャーになってもらいたい」と話していました。

◇日本ハム JFE西日本 河野竜生を2回目で1位指名
 日本ハムは、JFE西日本の河野竜生投手をオリックスとともに2回目で1位で指名し、抽せんの結果、交渉権を獲得しました。

 河野投手は、広島県福山市にある西日本製鉄所の記者会見場でドラフト会議の様子を見守りました。

 そして、2回目の1位指名で日本ハムとオリックスが競合し抽せんの結果、日本ハムが交渉権を獲得すると、ほっとしたような笑顔を見せていました。

 河野投手は、「正直1位で選んでもらえるとは思っていなかったので、素直にうれしい。強気なピッチングを常に意識してきたので、そこを評価してもらったと思う」と話しました。

 日本ハムや、北海道の印象については、「すばらしい投手と野手がいて常に上位を争っている印象で、その一員として貢献したい。北海道はこれまで行ったことがないので楽しみです」と笑顔で語りました。

 また、対戦したいバッターにはソフトバンクの柳田悠岐選手をあげ、「自信のあるストレートで抑えたい」と話していました。

 そのうえで、「ここからが勝負だと思う。1日でも早く1軍の舞台でプレーし、1日でも長く1軍のマウンドに立っていられるようにしたい。そして日本一に少しでも貢献できるように頑張りたい。ふた桁勝利を目標にし、新人王はねらいたいと思う」と意気込みを述べました。

 河野投手は最速150キロを超えるストレートとカーブを生かした緩急が持ち味の左ピッチャーです。徳島県出身の21歳で鳴門高校時代は1年の夏から甲子園のマウンドを経験し、3年となりエースとして臨んだ平成28年の夏の甲子園では、チームをベスト8に導きました。

 高校卒業後はJFE西日本に進み、走り込みなどのトレーニングを重ねたことで、球速が上がりコントロールも安定しました。

 去年11月に行われた社会人野球の日本一を決める日本選手権では、2試合で完封勝ちするなどチームの準優勝に貢献しました。

 河野投手は、「子どものころから意識してきた」という、バッターからボールの出どころが見えにくいフォームも特徴で、プロ野球のスカウトから即戦力の左ピッチャーとして高く評価されていました。

 2球団の抽せんの結果、河野投手との交渉権を獲得した日本ハムの栗山英樹監督は、「去年の社会人野球の日本選手権を見ていて、いいピッチャーだなと思っていた。すぐにローテーションに入れる先発投手が必要だったのでよかった。確実に役割を果たしてくれるピッチャーを指名できてうれしいし、期待している。ありとあらゆる験担ぎをした」と話していました。

 そのうえで、「来年から一緒に勝って喜び合いましょう。本当に来て欲しかったので待っていました。一緒に頑張りましょう」と河野投手にメッセージを送りました。

◇オリックス 興南 宮城大弥を3回目で1位指名
 オリックスは沖縄・興南高校の宮城大弥選手を3回目で1位指名し、交渉権を獲得しました。

 宮城投手は、「名前を呼ばれたときは本当にうれしかった。プロにはすごいバッターがいるが、その中で勝つことができる投手になりたい。また、子どもたちに夢や希望を与えられる選手になりたい」と意気込みを話しました。

 宮城投手は、150キロ近いストレートとキレのある変化球を操る左ピッチャーです。高校では1年生から2年連続で夏の甲子園でマウンドに上がり、下級生の時から大舞台で経験を積みました。

 ことしの夏は甲子園に出場できませんでしたが、韓国で行われた18歳以下のワールドカップのメンバーに選ばれて3試合に登板して防御率1点台と好投し、投手陣を支えました。

 落ち着いたマウンドさばきに加えて身長1メートル72センチとピッチャーとしては小柄ながらスタミナを兼ね備えていて、プロ野球のスカウトから評価を受けていました。

 宮城投手についてオリックスの西村徳文監督は、「ストレートとスライダーが すごくよいと聞いている。将来性を考えれば、本当によいピッチャーを指名できた。まずは競争から入ると思うが、どうやって育てていくかを考えていかないといけない。最初は無理をせず、気楽にやってもらえればいいと思う」と話していました。

◇ソフトバンク JR西日本 佐藤直樹を2回目で1位指名
 ソフトバンクは、JR西日本の佐藤直樹選手を2回目の1位で指名し、交渉権を獲得しました。

 佐藤選手は広島市東区にある会社内で記者会見を開きました。

 佐藤選手は、「1位で指名されるとは思っていなかったので、びっくりしています。頭の中が真っ白です」と心境を語りました。

 そのうえで、ソフトバンクの印象について、「どのポジションも層が厚く、誰かがけがをしてもほかの選手が活躍する強いチームだと思う」と話しました。

 目標については、「広島の鈴木誠也選手のように打って走って守れる選手になりたい。1年目は開幕1軍を目指し、将来は走攻守がハイレベルで子どもが憧れるような選手になりたい」と話しました。

 佐藤選手は、走・攻・守の三拍子そろった外野手です。兵庫県出身の21歳で、報徳学園時代には甲子園の出場経験はありませんが、卒業後に進んだJR西日本では去年、レギュラーの座をつかみ、3年目のことしは主に3番を任されています。

 ことし7月に行われた都市対抗野球では、別のチームの補強選手として出場し準々決勝までの3試合で4割を超える打率をマークし、大会の優秀選手に選ばれました。

 チームでは主にセンターやライトを守り、50メートルは5秒8、遠投は120メートルと足と肩の魅力も十分な外野手としてプロのスカウトから高く評価されていました。

 JR西日本の佐藤直樹選手との交渉権を獲得したソフトバンクの工藤公康監督は、「走攻守、三拍子そろっているし、うちは右バッターが少ないので、即戦力ということも含めて考え指名した。足が速いので、リードオフマンとしてしっかり初回から点を取れるように、打って走れる選手になってほしい。トップクラスのリードオフマンになってもらえると思う」と話していました。

◇西武 東芝 宮川哲を2回目で1位指名
 西武は、東芝の宮川哲投手を巨人とともに2回目で1位指名し、抽せんの結果、交渉権を獲得しました。

 宮川投手は、横浜市のクラブハウスで会見し、「大事なところをしっかり任せられる投手になりたい」と抱負を語りました。

 宮川投手は、スーツにネクタイという姿で会見に臨みました。宮川投手は、「大学のとき、ドラフトで指名を受けることができずこんな悔しい思いを2度としたくないと思ってやってきた。選んでもらって、素直にうれしい」と喜びを語りました。

 西武の印象については、「2年連続で優勝し、打撃がとてもいいチーム。全員がすばらしい選手なので自分もその位置まで早くのぼりつめられるよう頑張りたい」と話しました。最後は西武の帽子をかぶり、右手でライオンズの「L」のサインを作って笑顔を浮かべていました。

 宮川投手は、150キロを超える力強いストレートが持ち味の右ピッチャーです。

 上武大時代から注目され、プロ志望届を提出しましたが、2年前のドラフトでは指名されず、社会人野球の東芝に進みました。

 社会人野球では、最速154キロのストレートに加えてブレーキのきいたカーブや落差の大きいフォークボールなど変化球の精度を磨き、即戦力ピッチャーとして高く評価されていました。

 宮川投手の交渉権を獲得した西武の辻発彦監督は、「即戦力のピッチャーで、最高の選手を指名できたので非常にうれしい。ボールの質がよいうえに、力もあるし、変化球もいい。完成されたピッチャーだと思う。宮川投手が加わることで投手力が上がり、日本一を目指せるチームになると思う」と
話しました。

◇巨人 青森山田 堀田賢慎を3回目で1位指名
 巨人は、青森山田高校の堀田賢慎投手を3回目で1位指名し、交渉権を獲得しました。

 堀田投手は、高校の野球部の施設で、70人近い部員とともにドラフト会議の様子を緊張した面持ちで見守りました。

 そして、巨人が1位で指名したことがわかると、チームメートから大きな拍手を受けるなどして祝福され、堀田投手は笑顔を見せてました。

 堀田投手は会見で、「1巡目で指名されると思っていなかったので、呼ばれた瞬間に不思議な気持ちになった。夢に見た世界が近づいて楽しみな気持ちだ」と率直な感想を述べました。

 目標としては巨人のエース菅野投手をあげ、「投球術やボールの質がともにすばらしいので、それを超えられる選手になりたい」と話しました。

 そして、「持ち味のストレートをプロに入っても磨いて、ストレートで勝負できるようになりたい。3年後には先発ローテーションに入り、5年後には日本代表に選ばれ、10年後までプロを続けられるようにやっていきたい」と目標を語りました。

 堀田投手は、最速150キロを超えるストレートが持ち味の右ピッチャーです。

 甲子園の出場はありませんが、ことしの夏の全国高校野球 青森大会の3回戦では夏の甲子園ベスト8の八戸学院光星高校を相手に2人目としてマウンドに上がり、5回1失点と好投しました。

 1メートル85センチの長身から投げ込む角度のあるストレートに加え、キレのあるスライダーや、カーブ、チェンジアップ、フォークと多彩な変化球をコースに投げ込むコントロールを持っていて、その将来性はプロからも注目されていました。

 巨人の原辰徳監督は3回目の1位指名で、交渉権を獲得した堀田投手については、「非常に将来性のあるすばらしい投手。発展途上の人ですから、一歩一歩着実に成長させると誓いたい。近々未来にジャイアンツのエースになってくれる素材だと思っています」と高く評価しました。

◇楽天 大阪ガス 小深田大翔を2回目で1位指名
 楽天は、大阪ガスの小深田大翔選手を2回目の1位で指名し、交渉権を獲得しました。

 小深田選手は、「まさか1位で指名を受けるとは思っていなかったので、非常にびっくりしています。実感はまだ湧きませんが、高く評価してもらい、大変光栄です。1年目からレギュラーを目指し、自分の強みの足を生かして、チームの勝利に貢献できるように頑張りたい」というコメントを出しました。

 小深田選手は社会人2年目の24歳で、走攻守、三拍子そろった内野手です。身長1メートル68センチ、体重69キロと小柄ながら左右に打ち分けるシュアなバッティングと50メートル5秒9の俊足が持ち味で、守備範囲も広く、内野ならどこでも守れる万能な選手です。

 去年の都市対抗野球では2番バッターとして20打数6安打4打点と活躍してチームの初優勝に貢献し新人賞にあたる若獅子賞に輝きました。

 また、今月のアジア選手権では社会人の日本代表にも選ばれています。

 プロ野球、阪神の近本光司選手は、大阪ガスの1年先輩で「近本二世」との呼び声もあります。

 楽天の三木肇新監督は、小深田選手の交渉権を獲得したことについて、「初めてのドラフト会議で緊張したが、小深田選手の交渉権をとれてよかった。スピードがすごくある選手で、攻守で活躍できると思う。一緒にユニフォームを着てプレーしたい」と話しました。

◇各球団の2位指名は…
 ドラフト会議で2位指名を受けた選手は次のとおりです。

パ・リーグです。

▽西武は、三菱日立パワーシステムズの浜屋将太投手。

▽ソフトバンクは、東海大の海野隆司選手。

▽楽天は、智弁和歌山高校の黒川史陽選手。

▽ロッテは、東洋大の佐藤都志也選手。

▽日本ハムは、東海理化の立野和明投手。

▽オリックスは、静岡の駿河総合高校の紅林弘太郎選手です。

 セ・リーグです。

▽巨人は、JR東日本の太田龍投手。

▽DeNAは、立命館大の坂本裕哉投手。

▽阪神は、大阪・履正社高校の井上広大選手。

▽広島は、法政大の宇草孔基選手。

▽中日は、大阪商大の橋本侑樹投手。

▽ヤクルトは、日体大の吉田大喜投手です。
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マラソン 人類初の2時間切り キプチョゲ 1時間59分40秒
 フルマラソンで人類初の2時間切り達成です。オリンピックの金メダリスト、ケニアのキプチョゲ選手がオーストリアのウィーンで40人余りのペースメーカーの力を借りる特別な環境のもとで2時間切りに挑戦し、1時間59分40秒でゴールしました。

 記録に挑戦したのは前回のリオデジャネイロオリンピックの男子マラソンで金メダルを獲得し、世界記録保持者でもあるケニアのエリウド・キプチョゲ選手です。

 「人類には不可能」とも言われてきた2時間切りにこれまでも挑んできました。

 会場は直線が多く勾配が少ないことなどからタイムが出やすいとされる、オーストリアのウィーンに設定され、キプチョゲ選手は朝の8時15分にスタートしました。

 今回は日本の村山紘太選手を含む41人がペースメーカーとしてサポートする特別な環境のもとで行われ、キプチョゲ選手は序盤から1キロ2分50秒前後という驚異的なペースで走り続けました。

 沿道には地元ウィーンの人たちや母国ケニアなど世界中のマラソンファンが駆けつけて大きな声援を送り、初の2時間切りへの期待が高まりました。

 地元の男性は、「世界一の選手だと思う。彼の力強い走りや精神力を見ていれば、達成できると信じています」と話していました。

 その結果、キプチョゲ選手は最後までペースを落とさずゴールを駆け抜け、1時間59分40秒と初めて「2時間の壁」を破りました。

 今回のタイムは公認記録にはなりませんが、キプチョゲ選手は記者会見で、「快適に走ることができた。ゴールの直前は人生で最高の瞬間だった。人間には限界がないというメッセージを伝えられたと思う」と喜びを語りました。

◇ペースメーカー 村山紘太「記録出ると感じていた」
 今回の挑戦にペースメーカーとして参加した村山紘太選手は日本の男子1万mの記録保持者で、キプチョゲ選手とおよそ5キロの距離を一緒に走りました。

 村山選手はNHKのインタビューに、「任せられた区間をしっかりと走ることができてほっとした。レースに向けて、キプチョゲ選手と話をする中で、記録が出るんじゃないかと感じていたので、達成してよかった思う。レベルが高い記録で、この記録が出たことに驚いている。来年は東京オリンピックもあるので、自分も得意種目の1万mで代表を目指し、頑張りたいです」と話していました。
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日本が初のベスト8 強豪スコットランド破り4連勝
 ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会で1次リーグA組の日本(世界ランキング8位)は13日、横浜・日産スタジアムで1次リーグ最終戦に臨み、スコットランド(同9位)に28―21で勝利し、初の決勝トーナメント(準々決勝)進出を決めました。アジア勢の8強は初めてです。

 4戦全勝の勝ち点19で、A組を1位で通過した日本は20日午後7時15分から、東京・味の素スタジアムで行われる準々決勝で、B組2位の南アフリカ(同5位)と対戦します。

 ラグビーワールドカップ日本大会で、日本は1次リーグの最終戦でスコットランドに28対21で勝ち、9回目の出場で初めてのベスト8進出を決めました。

 初戦から3連勝の日本は、13日の1次リーグの最終戦で、ここまで2勝1敗のスコットランドと横浜市の横浜国際総合競技場で対戦しました。

 日本は序盤でスコットランドに先制トライを決められましたが、その後、松島幸太朗選手と稲垣啓太選手、それに福岡堅樹選手のトライで21対7とリードして折り返しました。

 さらに、後半開始早々に福岡選手がこの試合チーム4つ目となるトライを決めてリードを広げ、その後、スコットランドに2つのトライを返されましたが、最後まで集中した守備を見せ、28対21で逃げきりました。

 日本はトライを4つ以上決めたチームに与えられるボーナスポイントも獲得して勝ち点を「19」に伸ばし、1次リーグ4連勝でグループAの1位となり、9回目の出場で初めてのベスト8進出を決めました。

 決勝トーナメント初戦の準々決勝は、今月20日に東京 調布市の東京スタジアムで行われ、グループB2位の南アフリカと対戦します。

◇日本 ジョセフHC「諦めずに戦った」
 ラグビー日本代表のジェイミー・ジョセフヘッドコーチは、「この勝利は、日本にとって特別なものだ。日本は苦しいときも自分たちを信じて諦めずに戦った」と話しました。

◇日本 リーチ主将「強い気持ちとフィジカルで」
 キャプテンのリーチ マイケル選手は、「今回は最初からスキルうんぬんではなく、強い気持ちとフィジカルでプレーしていた」と試合を振り返りました。

◇日本 福岡「感謝の気持ち伝えたい」
 この試合で2つのトライを決めた福岡堅樹選手は、「今大会、初の先発で勢いを与えるプレーを目標にしていたので本当によかった。たくさんの方の声援が力になったので感謝の気持ちを伝えたい。自分たちがやってきたこと、すべてを出し切って歴史を塗り替えたい」と話していました。

◇日本 稲垣「1番いいトライできた」
 この試合でトライを決めたプロップの稲垣啓太選手は、「ベスト8を目標に、ここまでいろいろなことを犠牲にしてきて本当によかった。代表に入って初めてトライを決めたが、1番よい舞台で1番いいトライができた」と話しました。

 そして、決勝トーナメントに向けては、「もっといい景色が見られるよう、チーム一丸となって頑張りたい。台風で被災された方にもラグビーで元気を取り戻してほしいと思う」と意気込みを話しました。

◇歴史作った「ONE TEAM(=ワンチーム)」
 ラグビーワールドカップで初のベスト8入りを果たした日本代表。各ポジションの中心選手がリーダーの役割を果たしてチームを引っ張り、アジア初の開催国の誇りと自信を胸に「ONE TEAM(=ワンチーム)」として結束し、日本ラグビー界に新たな歴史をつくりました。

 日本代表の選手たちは、ジェイミー・ジョセフヘッドコーチのもと、1つに結束する「ONE TEAM」をテーマに掲げ、初の決勝トーナメントに進むための模索を続けてきました。

 キックを積極的に使う新たな戦術の導入やフィジカルやフィットネスの徹底的な強化。さらに重要な要素として、選手たちみずからが試合の状況を的確に判断し、臨機応変に戦術を変える自主性や、日本代表としての心構えなどさまざまなことに取り組んできました。

 その中で、特徴的だったのは、キャプテンのリーチ マイケル選手を中心にプロップの稲垣啓太選手や、フランカーのピーター・ラブスカフニ選手、ナンバー8の姫野和樹選手、スクラムハーフの流大選手など各ポジションの中心選手で10人のリーダーグループをつくったことです。

 リーダーに選ばれた選手たちは、攻撃や守備、密集での攻防などそれぞれの分野でチームを引っ張ることを求められ、キャプテンのリーチ選手が不在のときには、ゲームキャプテンを務めることもありました。

 また、日本代表にはニュージーランドをはじめ、南アフリカやサモアなど多くの国の出身選手がいることもあり、日本を代表する集団をどうつくるかリーダーたちが頻繁にミーティングを重ね、日本の文化の理解を深めたりファンとの交流を進めたりする取り組みも行ってきました。

 こうした中で「ONE TEAM」ができあがっていきました。

 今大会では、1次リーグ第2戦のアイルランド戦で、リーチ選手が控えに回った際にも、ゲームキャプテンを務めたラブスカフニ選手や姫野選手などが攻守に活躍して接戦に持ち込み、リーチ選手が途中出場してからの歴史的な逆転勝利につなげました。

 リーチ選手は、「このチームは、すばらしいリーダーがたくさんそろっている。誰がキャプテンをやってもうまくいくチームになってきている」と手応えを話しました。

 13日のスコットランド戦も、ジョセフヘッドコーチのもと磨いてきたキックやオフロードパスといったリスクを恐れない攻撃や、ダブルタックルなどでチーム一体となった攻撃と守備を見せて勝利をおさめました。

 キャプテンのリーチ選手を中心に、多くのリーダーが育った「ONE TEAM」は、悲願だった初の決勝トーナメント進出を決めました。

 4年間繰り返してきた過酷な練習、そして、ワールドカップの試合に出られなかった選手たちの悔しさなど、かけがえのない多くのものを積み上げてきた日本代表の選手たち。

 アジア初の開催国の誇りと、勝利への確かな自信を胸にラグビー界に新たな歴史をつくりました。

 大会前、リーチ選手が、「日本が強いことを世界に示したい。ベスト8に行くが、それで終わりではなく、さらに勝っていくのが目標だ」と話していたとおり、さらなる高みを目指して今月20日に、優勝候補の一角、南アフリカと対戦します。
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お金持ちの口癖って何?それは、5文字のアレだった!?
 「ありがとう」の言葉は、感謝の気持ち以外に貯金にも健康にもつながるのですね。

◎お金持ちの口癖って何?それは、5文字のアレだった!?
 (2019年10月04日 20:32 All About)

 以前、経済学者であるキース・チェン氏の講義を取り上げて、「未来と現在の距離感を近く感じる人ほど、お金を貯めやすい」という話をしました。それ以来、「もっとお金持ちの口癖を教えて欲しい!」というご要望をいただくようになりました。

 言葉遣い(=アウトプット)を変えることで、僕らは自分自身の性格や習慣を変えることができます。お金持ちの言葉遣いを真似るだけでも、人生を好転させるきっかけとなるでしょう。

 そこで今回は、お金持ちの口癖である「あの言葉」をご紹介しましょう。

◇お金持ちの口癖「ありがとう」
 お金持ちの口癖は「ありがとう」です。感謝を示すことのメリットは多数の研究によって報告されています。

 ゴディバジャパン株式会社の調査によると、「ありがとう」と声に出して伝える人ほど幸福で、年収が高いことが分かりました。

 調査によると、1日平均4回以上「ありがとう」と声に出す人は、4回未満の人と比べて年収が20万円以上高いという結果が得られました。

◇「ありがとう」が貯金につながる?
 感謝を示すメリットは他にもあります。たとえば、とある研究によると、「感謝の気持ちを持つと貯金できる!」ということが判明しています。

 感謝の気持ちは「幸福感を高める効果がある」といわれています。そして、幸福感が高い人は貯金をしやすいなんて研究もあります。だから、「感謝の気持ちを持つ=貯金できる」というのは、個人的にも納得の理屈であります。

◇「ありがとう」が健康につながる?
 感謝を示すメリットはまだまだあります。ある研究によると、感謝を示すことによって、不眠症が治ったのだとか。睡眠不足はタバコよりも身体に悪いうえ、貧乏につながりますから、このメリットは見過ごせません。

 もともと不眠症の原因は「幸福感の欠如」が原因とも考えられています。というのも、眠気をもたらすホルモンである「メラトニン」は、幸福感を感じたときに分泌される「セロトニン」というホルモンを原料としているからです。

 「感謝を示す」→「幸福感が高まる(セロトニン分泌)」→「睡眠の質が向上する(メラトニンが作られる)」という流れを考えると、「感謝を示すことが睡眠の質を高める」というロジックも自然です。

◇まとめ:感謝の気持ちにはポジティブな効果が多い
 ここまで「ありがとう」という言葉を口にすることで、幸福感が高まり、年収も上がり、貯金できるようになり、睡眠不足が解消され、健康になるんじゃないか?という話でした。

 感謝の気持ちにはポジティブな効果が多いので、嬉しいことがあったらガンガン感謝を示すのがよいでしょう。

※参考文献:金持ちの口癖って何?5文字のアノ言葉
 (https://allabout.co.jp/gm/gc/478873/)記事下段に記載
 (文:中原 良太(マネーガイド))
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テニス 大坂なおみ「日本代表で東京五輪目指す」日本国籍選択

 テニスの大坂なおみ選手が、来年の東京オリンピックに日本代表として出場する考えを固め、日本国籍を選択する手続きを行ったことを明らかにしました。

 大坂選手は、「日本代表として東京オリンピックを目指すのは格別な思いです」と話しています。

 世界ランキング3位の大坂選手は今月6日に北京で開かれたツアー大会で優勝し、今シーズン3勝目をあげました。

 10日は東京 北区のナショナルトレーニングセンターで練習を行い、その後NHKの取材に応じました。

 大坂選手は日本とアメリカの国籍を有していますが、インタビューの中で、来年の東京オリンピックに日本代表として出場する考えを固め、法律で定められている22歳となる今月16日の誕生日を前に日本国籍を選択する手続きを行ったことを明らかにしました。

 大坂選手は、「日本代表としてオリンピック出場を目指すのは格別な思いです。国の誇りのためにプレーすることで、より感情が入ると思います」と話していました。

 そのうえで、オリンピックに向けては、「私は大舞台でいいプレーができるので、東京オリンピックでは自分への期待もあります。周囲からの期待が大きい分不安もあるけれど、自分らしいプレーをして金メダルを取りたいです」と述べて意気込みを示しました。

 日本テニス協会によりますと、今回の日本国籍の選択で大坂選手は今後行われる国際テニス連盟主催の国別対抗戦にあと1回出場すれば来年のオリンピックに日本代表として出場する条件を満たすということです。
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「イートイン脱税」続出で波紋
◎コンビニ等の“イートイン脱税”客と、チクる“正義マン”。店側の対応策を聞いてみた
 (2019年10月05日 09:12 日刊SPA!)

 10月1日より消費税が原則10%に。そんななかで、消費者の負担を減らすべく軽減税率制度が導入された。この軽減税率制度により、イートインコーナーを設けるコンビニエンスストアなどでテイクアウト(消費税8%)で購入したにも関わらず、イートイン(消費税10%)する人が続出している。

 こうした行為は、ネット上で「イートイン脱税」と呼ばれ、波紋を呼んでいる。店側はどう対応するのだろうか? コンビニや飲食店で働く人に本音を聞いてみた。

◆イートイン脱税に対し、絶対に“正義マン“がやってくる
 パン屋で働く友人を持ついとうさん(@iii_to_uuu)は、こんな愚痴を友人から聞いたという。

 <友達がパン屋で働いてるんだけど「軽減税率面倒くさいよ〜テイクアウト・イートインも面倒だけど何が面倒って『あの人テイクアウトで買ったのに食べてますけど?』とか言い出す謎の正義マンが現れそうなところが面倒くさいよ〜!」と言ってて「うわ〜絶対現れる〜!控えめに言って地獄〜!」ってなった>

 この友人の働く店は、会計時の自己申告制を採っていることもあり、「店員にはどうすることもできず、かと言ってそういった方を無視するわけにもいかないから困っちゃうよね、という話をしていた」(いとうさん)という。

 確かに、現状法律では特に差額を請求することを定められているわけでもなく、店側も購入時点での客の自己申告を元に精算するほかない。

 しかし、いとうさんの友人が考えるように、店員に対し「あの客はイートイン脱税をしている!」と告げ口をする“正義マン”も現れることだろう。

 これらの「イートイン脱税」をする客、そしてそれを許さず告げ口をする「正義マン」に対し店側はどのように対応するのか。店側のマニュアルについて聞いてみた。

◆罰則規定がない、常連を失いたくないから、おまけすることも…
 コンビニで働く重本さん(仮名)は今回の消費増税、そして軽減税率についてこう嘆く。

 「とにかく準備がめんどくさかったですね。プライスカードを全アイテム変えなければいけなかったこともあり、各店結構な時間かかりました。うちのチェーンでは21日に、全アイテムのプライスカードが届き、増税対応用のポスターを掲出し『現在、店内には8%と10%のプライスカードが混在しています』と掲示しつつ、順次付け替え作業を実施していました」(重本さん、以下同)

 軽減税率のものには「軽」とマークのついたプライスカード、そうでないものは増税後のプライスカードに差し替えなければいけないことから、結果的に全ての商品のプライスカードを変更しなければならなかったのだという。

 特に商品点数が数千点と多いコンビニでは、付け替え作業をするだけでもかなりの時間がかかり、少しずつ実施するしかなかったのだろう。

 増税後のオペレーションについては、「コンビニでは店側からは、お客さんにイートインにするか持って帰るかを聞かなくて良いことになっているオペレーションマニュアルに決まっています」としつつも、その実情は……。

 「正直、常連さんとかは特にですけど、座ってコーヒー飲むだけで前よりも2円くらい多く取るくらいなら、お客様から申告があっても『おまけしておきますわ〜』みたいな感じで10%にしないと話すスタッフは多いですね。罰則規定等も無いことですし」

 コンビニ側としても顧客から集めた消費税をそのまま国に収めるだけなので全く損はしない。それなのに口うるさいことを言って常連を失う必要はないと考えるのだろう。

◆“正義マン”がチクってきたら店はどうする?
 とはいえ、イートイン脱税を見張り、そして告げ口をしてくる“正義マン”についての対応はどうするつもりなのだろうか。

 「お会計後にやっぱりイートインで食べるという申し出があった場合は再度レジを打ち直す……というオペレーションはありましたが、“正義マン”へのイレギュラーな対応はマニュアルとしてはありません。

 結局は、罰則規定が無いから店側としても言いようがないですよね。それに今のご時世はSNSリベンジが怖いですから、どっちにも動きづらいというのもあります。間違った対応をしたら炎上してしまいますから……」

 ということで、特に対応については定めていない様子。

 とあるコンビニでは、「会計後の変更はできません。持ち帰るつもりでいたが気が変わりイートインスペースで飲食をした場合、税率は8%のままとなります。申告忘れのままイートインスペースで飲食されても罰則規定等はございません」とわざわざ記載したポスターを提示し、あくまで「会計時点での考えで税率が判断されます」と呼びかけている。

 正義を振りかざしてやろう! と“正義マン”になったとしても、あるいは悪意なく気が変わって消費税8%でイートインしたとしても、現状は店側としてはなにも対応しないしできない、ということらしい。

 現状、やや曖昧な部分が残る。ルールが明確になるまで、もう少し時間がかかるのかもしれない。

 <取材・文/日刊SPA!取材班>
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