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IMF“世界経済さらに減速のおそれ” 各国に対応要請
 IMF(国際通貨基金)は19日、主な加盟国の財務大臣らが出席する委員会をワシントンで開き、貿易摩擦によって世界経済がさらに減速するおそれがあるとして、各国に財政出動をはじめあらゆる対応をとるよう求める声明を発表しました。

 IMFの委員会は、声明で、米中の貿易摩擦や、イギリスのEU離脱の問題をはじめとした不透明感の広がりなどを背景に、「世界経済は減速が続いている。先行きの見通しも不確実になり下振れするおそれが高まっている」と懸念を示しました。

 そのうえで、「自由で公正な貿易と投資こそが経済成長や雇用創出の原動力になる」と指摘し、貿易摩擦の解決と、WTO(世界貿易機関)の機能を強化する改革が欠かせないと訴えました。

 そして、世界経済がさらに減速する事態を避けるために財政出動や金融政策など各国にあらゆる対応をとるよう要請しました。

 記者会見したIMFのゲオルギエワ専務理事は、「世界経済にとっては関税引き上げの影響よりも不透明感がもたらす影響のほうが大きい。財政出動や構造改革などを適切に組み合わせて対処していく必要がある。そうすれば経済の減速を止めて改善できるはずだ」と述べました。
| 政策 | 12:09 | comments(0) | trackbacks(0) |
あおられる車の特徴と対処法
◎きっかけは何?あおり運転をされやすい車の特徴と対処法を専門家が解説!
 (2019年10月08日 08:11 教えて!goo ウォッチ)

 今年8月に起きた、常磐自動車道のあおり運転殴打事件。大声で怒鳴る、殴るなど加害者による凶行が繰り返し報道され、世間を震撼させた。

 「教えて!goo」の「あおり運転を無くすにはどうしたらいいでしょうか?」という質問にもさまざまな回答が投稿されている。

 法律の整備など、解決すべき問題は山積みだが、今回は「あおられやすい車の特徴」について専門家に話を聞いた。

 もちろん、あおられる方に過失があると言うつもりはないが、誰もが安全運転を心がけることで減らせる事件・事故はあるはずだ。当てはまる数が多い人は、事故を未然に防いだり、自分の身を守ったりするために役立てていただければ幸いだ。

■いくつ当てはまる? ”あおられる車”の特徴
 お話を伺ったのは、モータージャーナリストで、サーキットインストラクターとしても毎週ドライビングレッスンを行っている青砥浩史さん。青砥さんによると、あおられやすい車の特徴は、大きく

(A)周囲の交通への意識が低い、

(B)小さめの車の2つ。

 まず、(A)について、具体例を挙げてもらった。いくつ当てはまるかチェックしよう!

(1)高速道路でもマイペースに低速走行する。

(2)2車線以上ある高速道路で、走行車線(左側車線)から追い抜かれることが多い

(3)一定の速度で走り続けることができない。

(4)権利や自由への主張が強い。遅い・速い・曲がる・止まるは、すべて個人の自由だと思っている。

(5)安全確認が不十分。唐突な車線変更やウィンカーの出し忘れが多い。

(6)一般道で無理に進入・合流してきて、後続車にブレーキを踏ませる。

(7)車間距離を取らず、前の車に一生懸命に(悪意なく)ついて行く。

(8)駐車場や店舗の出入口前でも車間を空けず、停車し進路をふさぐ。

(9)運転する時に前しか見ていない。

(10)ブレーキばかり踏む。

 「あおる側は、世間で報道されるような特殊な場合を除き、多くの場合は冷静であれば善良なドライバーです。もしこれらの行動をしていてあおり運転をされたら、ハザードを2回出して謝意を表明しましょう」(青砥さん)

 これに加え、(B)に該当する車種によってはあおり運転を助長してしまう可能性があるという。

 「主に軽自動車やコンパクトカーなどの”押しが弱そうな車”は、運転すると気が大きくなる人のターゲットになりやすいです。しかし、小さくても、自己主張が強い車はターゲットになりにくいです。見た目の怖そうな人に文句を言わないのと一緒ですね」(青砥さん)

 全くの不可抗力だが、人間と同じで、小さくて弱そうな車が標的にされてしまうのだ。

■悪質なあおり運転に遭遇! 道路別対処法
 しかし、いくら気をつけていても、いつ恐怖の瞬間に出くわすかはわからない。では、悪質なあおり運転に遭遇したらどうしたらよいのか、道路別の対策を聞いてみた。

 「高速道路で追い越し車線を走行していた場合、安全確認を怠ることなく最も左側の走行車線にレーンチェンジし、法定速度前後で走り続けて様子を見ましょう。それでもあおり続けてきたら、加速して前の車に追いつき、パーキングまで走り続けます。前の車に追いつくのは、割り込まれ、停車させられるのを防ぐためです。高速道路上で絶対に止まってはいけません」(青砥さん)

 この段階になったら、迷わず110番だ。

 「万が一、高速道路本線上で止められたり、パーキング内までついて来られたら、絶対に窓を開けることなく警察を待ちます。そして、時間軸に基づく経過を残すため、スマホで動画を撮り続けましょう。ドライブレコーダーがあるに越したことはありません」(青砥さん)

  同乗者がいれば、警察へ通報後も電話は切らず、相手の声や状況などを逐一警察に伝えるとよいそうだ。

 また、一般道や地方道の場合も、基本的に高速と同じ手順。なるべく前の車に追いつき、走り続けよう。

 「少しだけペースを上げて走ってみて様子を見ます。それでもあおり続ける人は、決して相手にしてはいけません。他車や第三者がいない場所で止まるのは危険なので、110番した上で走り続けてください。前の車がいなければ、なるべく多くの人がいる場所を探して止まります。事業所の駐車場などでも構いません。」(青砥さん)

 とにかく、窓を開けたり車を降りたりするのは絶対にNG。車を利用する機会も増える秋の行楽シーズン、自分の身を守る術を身に着けよう。

※専門家プロフィール:青砥浩史
 モータージャーナリスト、サーキットインストラクター、経営コンサルタント。自身が経営するサーキットにてドライビングスクールを主宰する傍らで、自動車関連の著作を数多く執筆。著書は「カーナビの謎をとく」ほか。農業経営も手がける。

(酒井理恵)
| 政策 | 18:33 | comments(0) | trackbacks(0) |
国内の景気判断 5か月ぶりに下方修正 月例経済報告
 政府は今月の月例経済報告で、国内の景気判断について「緩やかに回復している」という表現は維持したものの、「輸出を中心に弱さが長引いている」として、5か月ぶりに下方修正しました。

 月例経済報告は、政府の公式な景気認識を示すもので、18日の関係閣僚会議で今月の内容をまとめました。

 それによりますと、「個人消費」は、消費税率の引き上げ後に家電製品や宝飾品などの販売が減少しているものの、自動車などの落ち込みは限定的になるとして、「持ち直している」という判断を維持しました。

 一方で、企業の「生産」は、米中貿易摩擦などを背景にした輸出の低迷を受けて自動車部品や生産用の設備が減少したため、「このところ弱含んでいる」として下方修正しました。

 さらに、「企業の業況判断」も、「製造業を中心に引き続き慎重さが増している」として判断を下方修正しました。

 これらを踏まえて景気全体の基調判断については「緩やかに回復している」という表現は維持したものの、「輸出を中心に弱さが長引いている」として、ことし5月以来5か月ぶりに下方修正しました。

 また、景気の先行きについては、消費税率引き上げ後の消費者の購買意欲の動向や台風19号などの災害が経済に与える影響に注意する必要があると指摘しました。

◇下方修正は8か月間で3度目
 月例経済報告で景気判断が下方修正されるのは、ことし3月以降の8か月間で3度目になります。

 ことし3月の報告では、それまで「景気は緩やかに回復している」と単純に表記していた判断に、「このところ輸出や生産の一部に弱さもみられる」という文言を加えて下方修正しました。

 これは、中国経済の減速を背景に電子部品などの輸出や生産の伸びが鈍くなったためで、月例経済報告の下方修正は、実に3年ぶりのことでした。

 そして、わずか2か月後の5月の報告では、「輸出や生産の弱さが続いている」という表現に改めて判断を引き下げました。

 そして、今月は、アメリカと中国の貿易摩擦を背景にした輸出や生産の減少が続いていることから、さらに判断を下方修正することになりました。

 この間、全体としては「景気は緩やかに回復している」という判断を維持し続けているものの、3月以降の8か月間で3度目の下方修正となります。

 また、指数の動きから機械的に景気判断を導く「景気動向指数」では、ことし3月と4月、そして8月に景気後退の可能性が高いことを示すと定義される「悪化」という判断が示されました。

 この判断の違いについて内閣府では、「景気動向指数では生産や出荷に関する指標に判断の重きが置かれているが、月例経済報告は消費や雇用情勢といった、それ以外の要素も加味して総合的に判断している」としています。

 しかし今後は、消費税率引き上げ後の消費の落ち込みに加え、台風19号の被害による経済への影響も懸念され、国内の景気は正念場を迎えています。
| 政策 | 04:12 | comments(0) | trackbacks(0) |
即位に伴う祝賀パレードは来月10日に延期へ
 天皇陛下の即位に伴い、今月22日に予定されていた祝賀パレード、「祝賀御列の儀」について、政府は、台風19号の被災地への対応に万全を期すなどとして、およそ3週間延期し、来月10日に実施する方針を固めました。

 政府は、憲法で定める国事行為として、今月22日に、天皇陛下が即位を内外に宣言される「即位礼正殿の儀」を行うとともに、祝賀パレードの「祝賀御列の儀」や、祝宴にあたる「饗宴の儀」を予定していました。

 しかし、台風19号により広い範囲で甚大な被害が発生したことを受けて、政府は、被災地の復興・復旧対応に万全を期すなどとして、このうちの「祝賀御列の儀」について、およそ3週間延期し、来月10日に実施する方針を固めました。

 一方、「即位礼正殿の儀」や22日から4回に分けて開く「饗宴の儀」については、予定どおり行うことにしています。

 政府は、「祝賀御列の儀」の日程などについて、18日の閣議で、改めて決定することにしています。

◇市民「お祝いは落ち着いたら」
 天皇陛下の即位に伴う「祝賀御列の儀」が延期されることについて、都内で話を聞きました。

 東京・多摩市に住む76歳の女性は、「被災地が大変な状況なので対応を優先してパレードを延期するのはいいと思う。自分は、上皇さまが結婚されたときのパレードを見た経験があるが、やはり、災害などがないときにお祝いするのがいいのではないか」と話していました。

 埼玉県新座市に住む22歳の大学生の女性は、「被災地のことを思うとパレードどころではないと思うので、延期するという判断でいいと思う」と話していました。

 また、東京・大田区の83歳の男性は、「多摩川の近くに住んでいて自宅付近は被害がなかったが、もしかしたら自分も被災者になった可能性がある。天皇陛下も被災地を心配されていると思うし、お祝い事なので落ち着いたときにやったほうがよい」と話していました。

◇「祝賀御列の儀」とは
 「祝賀御列の儀」は、天皇陛下が、皇后さまとともに、広く国民に即位を披露し祝福を受けられる儀式で、祝賀パレードにあたります。

 今月22日、即位を内外に宣言する「即位礼正殿の儀」に続いて午後3時半から国事行為として行われることになっていました。

 天皇皇后両陛下がオープンカーで皇居・宮殿を出発し、二重橋前交差点、国会議事堂正門前を経て青山通りに入り、およそ4.6キロのルートを通り抜けて午後4時ごろ、赤坂御用地にあるお住まいに到着される予定でした。

 前回、上皇さまが即位された際のパレードでは、およそ11万7000人が沿道に詰めかけ、即位を祝いました。

 今回のパレードで使われるオープンカーは、先月、納車されて皇居に運ばれ、皇居内でドライバーの習熟のための訓練が行われるなど準備が進められています。

 儀式まで1週間となった15日には、両陛下が「即位礼正殿の儀」のリハーサルに臨み、リハーサルのあとに皇居内でオープンカーに試乗されました。

 一方、天候が悪化する見通しの場合、パレードは4日後の26日に延期され、26日も悪天候が予想されれば、取りやめられることになっていました。
| 政策 | 19:25 | comments(0) | trackbacks(0) |
IMF 世界経済見通し 5回連続で下方修正
 IMF(国際通貨基金)は、ことしの世界全体の経済成長率の見通しをまた引き下げました。

 下方修正は5回連続で、アメリカと中国の貿易摩擦による悪影響が、想定より深刻になっていることが示されています。

 IMFは15日、最新の経済見通しを発表し、ことし、2019年の世界全体の経済成長率は、3%と、3か月前の予想より0.2ポイント引き下げました。

 IMFは、経済見通しを3か月ごとに改定していますが、下方修正は5回連続で、この10年間で最も低い成長率だとしています。

 これは、アメリカと中国に加えて、ドイツの成長率も引き下げたためで、米中の関税上乗せの応酬によって、製造業の生産などへの悪影響が、想定よりも深刻になっていることが示されています。

 一方、来年の経済見通しは、世界全体では3.4%に回復するとしていますが、中国が5.8%と、6%台を割り込むと見込んでいます。

 米中両政府は先週の閣僚級の貿易交渉で一部の分野で合意しましたが、高い関税を上乗せしあっている状態は解消しておらず、IMFは「包括的で持続的な合意を期待する」と述べ、双方による追加関税の撤廃が必要だという認識を示しました。

 一方、今月、消費税率を引き上げた日本の成長率については、政府の景気対策による効果があるとしながらも、ことしが0.9%、来年は0.5%にとどまるとしています。
| 政策 | 20:53 | comments(0) | trackbacks(0) |
消費税率引き上げ “各地の企業 影響を懸念”日銀地域経済報告
 日銀は15日、各地の景気の現状を「地域経済報告」にまとめ公表しました。

 今月始まった消費税率の引き上げについて、各地の企業は駆け込み需要とその後の反動は小さいと見ていますが、節約志向が高まることや値下げ競争による収益悪化を懸念していることが分かりました。

 日銀は15日、3か月に1度の支店長会議を開いて全国9つの地域の景気の現状を「地域経済報告」として公表し、消費税率の引き上げについて企業の主な意見をまとめました。

 このうち、増税前の駆け込み需要は、家電製品や宝飾品など高価な商品で目立ったものの、前回、5年前の税率引き上げと比べると規模は小さいという声が多くなっています。

 また、反動による増税後の落ち込みも小さいという見方が多くなっていますが、小売店や飲食店からは「消費者の節約志向が高まりポイント還元の対象の店に客が流れる」とか、「低価格競争によって収益にマイナスの影響が出ることを懸念している」といった声があるとしています。

 一方、各地域の景気判断については、

 北海道は「緩やかに回復」から「緩やかに拡大」に判断を引き上げ、8つの地域は「拡大」や「回復」といった前回3か月前の判断を据え置きました。

 ただ、北海道、近畿、四国、九州・沖縄では、消費税率引き上げの影響が個人消費に現れていると指摘しています。

◇大阪支店長「増税の影響 丁寧に確認必要」
 消費税率引き上げの影響について日銀大阪支店の山田泰弘支店長は、支店長会議のあとの会見で、「家電や宝飾品などの高額品に駆け込み需要が見られ、反動による落ち込みが予想されるが、こうした商品は年末にかけて需要が増える傾向だ。政府の景気対策の効果もあって、現時点では消費税率引き上げの影響は前回5年前と比べて小さくとどまっているとみられる。ただ、これから公表されるさまざまなデータで、増税の影響を丁寧に確認する必要がある」と述べました。
| 政策 | 07:09 | comments(0) | trackbacks(0) |
韓国 チョ法相辞任でムン政権は 与野党攻防いっそう激化か
 韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領の側近、チョ・グク法相が14日辞任しました。

 ムン大統領としては、さまざまな疑惑を抱えるチョ法相をめぐる問題に幕引きを図りたい考えですが、野党側は、大統領の任命責任を追及する構えで、与野党の攻防が、一層激しくなることも予想されます。

 家族ぐるみの不正な投資などさまざまな疑惑が出ているチョ・グク法相は14日午後、突如、辞任を表明し「私の家族のことで大統領や政府にこれ以上、迷惑をかけてはならない」と説明しました。

 一方で、力を入れてきた検察改革については、みずからが「火付け役」になったとして一定の道筋をつけたと強調しました。

 また、ムン・ジェイン大統領も、今回の件は検察改革について考える貴重な機会になったとしたうえで、改革を推し進める考えを強調しました。

 ムン政権としては、さまざまな疑惑を抱えるチョ法相の進退に国民の注目が集まるなか、この問題に幕引きを図り、検察改革や経済活性化など国政の課題に専念したい考えです。

 ただ、野党側は、ムン大統領の任命責任を問うなど攻勢を強めているほか、検察は14日もチョ氏の妻から事情を聴くなどして、一連の疑惑の解明を進める構えを崩していません。

 韓国では、来年4月に総選挙を控えており、今後、与野党の攻防が一層激しくなることも予想されます。
| 政策 | 06:52 | comments(0) | trackbacks(0) |
NYダウ平均株価 米中貿易協議めぐる合意受け大幅値上がり
 11日のニューヨーク株式市場は、貿易協議をめぐるアメリカと中国の合意を受けて幅広い銘柄に買い注文が出て、ダウ平均株価は前の日に比べて300ドル以上の大幅な値上がりとなりました。

 11日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、前の日に比べて319ドル92セント高い、2万6816ドル59セントでした。

 この日は貿易をめぐる米中交渉が進展するのではないかという期待から、取り引き開始と同時に幅広い銘柄に買い注文が集まり、一時、前日に比べて500ドル以上値上がりする場面もありました。

 その後は、当面の利益を確保しようという売り注文も出ましたが、大きく値上がりして取り引きを終えています。

 市場関係者は、「トルコとシリアなど新たな不安定要素も出てきているが、当面、市場の最も大きな関心事である米中摩擦の激化が避けられたことで、投資家の間に安心感が広がった」と話しています。
| 政策 | 08:56 | comments(0) | trackbacks(0) |
ノーベル化学賞に「リチウムイオン電池」開発の吉野彰さん

 ことしのノーベル化学賞の受賞者に、スマートフォンなどに広く使われ、太陽発電や風力発電などの蓄電池としても活用が進む「リチウムイオン電池」を開発した、大手化学メーカー「旭化成」の名誉フェローの吉野彰さん(71)ら3人が選ばれました。日本人がノーベル賞を受賞するのは、アメリカ国籍を取得した人を含めて27人目、化学賞では8人目です。

 ことしのノーベル化学賞に選ばれたのは、

▽大手化学メーカー「旭化成」の名誉フェロー、吉野彰さん(71)、

▽アメリカ・テキサス大学教授のジョン・グッドイナフさん、

▽アメリカ・ニューヨーク州立大学のスタンリー・ウィッティンガムさんの3人です。

 吉野さんは大阪府吹田市出身で71歳。京都大学の大学院を修了後、旭化成に入社し、電池の研究開発部門の責任者などを務めたほか、おととしからは名城大学の教授も務めています。

 吉野さんは、「充電できる電池」の小型化と軽量化を目指し、開発に取り組みノーベル化学賞の受賞者、白川英樹さんが発見した電気を通すプラスチック、「ポリアセチレン」を電極に利用する研究をしていました。

 そして、今回、一緒にノーベル化学賞を受賞することとなったジョン・グッドイナフさんたちの研究成果に注目し、「コバルト酸リチウム」という化合物の電極と、炭素繊維の電極を組み合わせて昭和60年、現在の「リチウムイオン電池」の原型となる新たな電池の開発に成功しました。

 小型で容量の大きいリチウムイオン電池は、今ではスマートフォンやノートパソコンといったIT機器には欠かせないものとなりました。

 また、大容量の電気をためることができることから、電気自動車への利用や太陽光発電や風力発電など、自然エネルギーの電気をためる蓄電池として利用が広がるなど、化石燃料を使わない社会の実現を可能にする地球環境にやさしい技術として高く評価されています。

 こうした業績により、吉野さんは平成16年に紫綬褒章を受章したほか、平成26年に「工学分野のノーベル賞」とも呼ばれるアメリカの「チャールズ・スターク・ドレイパー賞」を、ことしはヨーロッパの特許庁が主催する「欧州発明家賞」を受賞しています。

 日本人がノーベル賞を受賞するのは、去年、医学・生理学賞を受賞した本庶佑さんに続き、アメリカ国籍を取得した人を含めると27人目で、化学賞は、9年前の鈴木章さんと根岸英一さんに続いて8人目となります。

◇「化石燃料必要ない社会 作り出すことも可能に」ノーベル委員会
 ノーベル化学賞の受賞理由について、ノーベル委員会は、「リチウムイオン電池は、軽くて、再充電できる強力なバッテリーでいまでは小型の携帯電話やノートパソコン、電気自動車などあらゆるものに使われている。太陽光や風力などのエネルギーを十分ためることができ化石燃料が必要ではない社会を作り出すことも可能にする」としています。

◇グッドイナフ氏 最高齢受賞者に
 ことしのノーベル化学賞の受賞者に、日本人の吉野彰さんとともに、アメリカのテキサス大学のジョン・グッドイナフ氏と、ニューヨーク州立大学ビンガムトン校のスタンリー・ウィッティンガム氏の2人が選ばれました。

 グッドイナフ氏は、97歳での受賞となり、去年、ノーベル物理学賞を96歳で受賞した、アメリカのアーサー・アシュキン氏を抜き、すべての賞において最高齢での受賞となります。
| 政策 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) |
労働者1人の給与総額 8月は27万6000円 2か月連続で前年比減
 ことし8月の給与総額の平均は速報値で27万6000円余りと去年の同じ月を0.2%下回り、2か月連続でマイナスとなりました。

 厚生労働省が全国およそ3万1000の事業所を対象に行った「毎月勤労統計調査」の速報値によりますと、ことし8月の、基本給や残業代などを合わせた働く人1人当たりの給与総額は平均で27万6296円でした。

 これは去年の同じ月を0.2%下回り、2か月連続でマイナスとなりました。

 このうち、

▽フルタイムで働く人の給与総額は平均で35万7112円で去年の同じ月より0.2%上回り、

▽パートタイムで働く人は9万9111円で去年の同じ月を0.1%下回っています。

 物価の変動分を反映した実質賃金は去年の同じ月と比べて0.6%下回り、8か月連続でマイナスとなりました。

 厚生労働省は、「ことしに入ってから消費者物価指数は上がっているのに、給与総額が減少する傾向が続いている」としています。

◇西村官房副長官「雇用、所得環境に変更ない」
 西村官房副長官は、閣議のあとの記者会見で、「8月の現金給与総額がマイナスとなったのは、主に、正規雇用労働者と比較して相対的に賃金水準の低い、パートで働く人の率が上昇した影響によるものだ。ただし、就業者数が大幅に増加するなどの状況は継続していることから、総雇用者所得の増加基調は続いていて、好転が続いてきた雇用、所得環境に大きな変更は生じていないと考えている」と述べました。
| 政策 | 05:03 | comments(0) | trackbacks(0) |