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バンクシーがアメリカの黒人男性死亡事件受けて作品投稿

 アメリカで黒人男性の死亡事件を受けて抗議デモが各地で広がるなか、鋭い社会風刺画で知られる覆面アーティスト、バンクシーは6日、SNS上に黒い人物の肖像とろうそくの火で燃え始めたアメリカの国旗を描いた作品を投稿し、人種差別の解消を訴えています。

 バンクシーは鋭い社会風刺画で知られる覆面アーティストで、6日、自身のインスタグラムに新たな作品を投稿しました。

 作品には黒い人物の肖像の横に花やろうそくが手向けられ、肖像の上にあるアメリカの国旗がろうそくの火で燃え始める様子が描かれています。

 バンクシーは作品とともにメッセージを寄せていて、「最初はこの問題について私は黙って黒人のことばを聞くべきだと思っていた。しかし、これは彼らの問題ではない。私自身の問題だ」としています。

 そのうえで、人種差別の問題の例えとして、アパートの上の階の水道管が壊れて下の階に水漏れしている状況をあげながら、人種差別が続く社会システムを是正するのは下の階で影響を受けている黒人がするべき仕事ではなく上の階の白人の問題だとして差別の解消を訴えています。
| 雑感 | 09:12 | comments(0) | - |
コロナ感染ゼロだけではない、岩手のすごさの秘密
◎コロナ感染ゼロだけじゃない、岩手のすごさの秘密
 (2020/06/06 06:00 JBpress 栗澤 順一(さわや書店))

 この原稿を書いている6月4日時点で、岩手県における新型コロナウイルス感染者はゼロ。テレビや新聞で目にする感染者の人数に応じて色分けしている日本地図において、岩手県だけがまっ白で表示されているのはあきらかに目立ちます。

 何か要因があるに違いないということで、マスコミでも「岩手」が取り上げられていますが、さらにアメリカまでも注目している、というではありませんか。「感染者ゼロ“岩手の奇跡”、米メディアも特集…地理的要因や東日本大震災などに注目」(2020年5月17日、ENCOUNT)

 これによるとウォール・ストリート・ジャーナルが、「日本のこの地方にはコロナウイルスが存在しない」という見出しで岩手県の現状をリポートしており、その理由について奥羽山脈や北上高地といった「自然の障壁」という「地理的要因」を挙げつつも、はっきりとは解明していない、と伝えているとのこと。

 大谷、菊池でIWATEが注目を浴びたはずなのに

 誇らしい気持ちもあるとはいえ、岩手県民としては複雑な心境です。

 というのは、コロナ禍がなければ、シーズンインしたメジャーリーグを舞台に、二刀流復活の大谷翔平選手(奥州市出身)とパワーアップした菊池雄星選手(盛岡市出身)が活躍することで、「IWATE」が注目を浴びている予定だったからです。

 「メジャーが注目する“岩手と剛速球”の秘密」(2019年4月18日、プレジデントオンライン)では、2019年のU−18日本代表合宿に、当時の大船渡高校・佐々木朗希選手(現・千葉ロッテマリーンズ/陸前高田市出身)を目当てにメジャー数球団が視察に訪れた様子が伝えられています。

 『そして彼らの関心は岩手県に向かったという。「大谷が出て、菊池が出て、今度は佐々木か。彼らを輩出した日本の岩手という土地はすごいところだ」とまるで金鉱鉱山を見つけたように「IWATE」を探求しようとする人がでてきたというのだ』

◇スキージャンプの小林陵侑選手も岩手出身
 また、昨年のワールドカップスキー男子ジャンプで、日本男子史上初の快挙となる個人総合優勝を果たした小林陵侑選手も岩手(八幡平市)出身。シーズンが始まればいく度となく地元紙である岩手日報の一面を飾っています。

 今年の2月には「スキージャンプ選手/小林陵侑。時空を超えた飛距離を叩き出す。若きジャンパー。付いたニックネームは“宇宙人”」のタイトルでTBSの情熱大陸でも取り上げられました。しばらくの間、岩手県民の頭の中には葉加瀬太郎さんの奏でるバイオリンが鳴り響いていたことは言うまでもありません。

 ちなみに陵侑選手は次男で、長男の小林潤志郎選手、長女の小林諭果(ゆか)選手、三男の小林龍尚(たつなお)選手もジャンパーという驚くべき小林4兄弟です。

 こちらに今シーズンのワールドカップビックエアで2勝した女子スノーボード界の有望株である岩渕麗楽選手(一関市出身)も含め、ウィンタースポーツの世界でも「IWATE」が注目を浴びる日もそう遠くないことを予感させられます。

◇驚異の新人・綿世景さんがデビュー
 このように常にスポーツ新聞を賑わしている岩手出身者たちですが、活躍のフィールドは実はこれだけに止まりません。

 かつて盛岡藩の藩校であった「明義堂」(後の作人館)は文武両道を掲げ、苦しい財政の中、人材育成に励んだといいます。のちの内閣総理大臣で「平民宰相」と呼ばれた原敬や、日本物理学の礎を築いた田中舘愛橘、『武士道』を記し5000円紙幣のD号券でも知られる新渡戸稲造らの錚々たる人材を輩出してきました。

 その流れを汲んでいるのかどうかは定かではありませんが、文壇における岩手県出身者の充実にも目を見張るものがあるのです。

 今年上半期だけを見ても、釜石市出身の柚月裕子さんの人気作『弧狼の血』の完結編『暴虎の牙』、久慈市出身の平谷美樹さんの江戸末期の三閉伊一揆(さんへいいっき)を描いた『大一揆』が、ともにKADOKAWAから相次いで刊行されました。

 さらに、盛岡市出身の驚異の新人・綿世景さんのデビュー作で第25回星海社FICTIONS新人賞に輝いた『遊川夕妃の実験手記 彼女が孔雀の箱に落ちたわけ』も追随しました。

◇岩手が舞台の作品も続々と
 しかもこれらの作品に、岩手が舞台になった作品も加えると我がさわや書店の平台は、もうお祭り騒ぎです。

 盛岡のホームスパン工場を舞台に家族の再生を描いた『雲を紡ぐ』(伊吹有喜著、文藝春秋)、「銀河鉄道の夜」をモチーフに繰り広げられる高校生たちの青春小説『青ノ果テ:花巻農芸高校地学部の夏』(伊与原新著、新潮社)など・・・。

 さらに、同じ時期に第157回芥川賞受賞作で岩手の美しい自然を舞台に人間ドラマが展開される『影裏』(沼田真佑著)が映画公開されました。メガホンを取ったのが盛岡市出身の大友啓史監督ということもあり、岩手県は『影裏』一色に染まったのです。店頭をジャックしていた『影裏』の文庫版が飛ぶように減っていったことは言うまでもありません。

 下半期には第54回文藝賞ならびに第158回芥川賞をダブル受賞した遠野市出身の若竹千佐子さん作『おらおらでひとりいぐも』の映画公開が予定されており、それに併せての文庫化も決定しています。

 岩手出身者が連続で芥川賞を受賞したのも興奮しましたが、さらに続けて映画化にもなるとは予想もしていませんでした。あらためて岩手県は文学の実り豊かな土地であることが感じられ、そこで働く書店員の端くれとして身が引き締まりました。

◇本の購入金額が全国1位に!
 ところで素晴らしい作家、作品が生まれたら、やはり地元を挙げて盛り上げていきたいものですが、その点、岩手県は抜かりがありません。

 大手取次の日本出版販売(日販)が発行している『出版物販売額の実態2018』による「都市別出版物販売額と1人当たり年間購入額2017年度」を見てみましょう。盛岡市は人口が約29万人にすぎませんが、書店の総坪数は4606坪にも上るというから驚きです。

 これは同じような人口規模の青森市(約28.7万人、2420坪)、秋田市(約31万人、3090坪)、といった近隣の都市はもちろんのこと、40万人以下の地方都市においてトップクラスに入ります。

 また、その裏付けとして同じく2017年に総務省が行った家計調査で、書籍購入額が1万3730円と、盛岡市は1世帯当たりの本の購入金額が全国1位に輝きました。

 このニュースはちょっとした話題になり、2018年5月25日のNHKおはよう日本では他の県庁所在地と比較しながら「本が売れない時代 盛岡でなぜ売れる!?」として特集も組まれたほどです。

◇【NHKで紹介】1世帯で年13冊!盛岡市で本が日本一売れる理由

 https://morimori-morioka.com/column/book-nihoniti

 (ちなみにこのなかで「盛岡で奮闘!アイデア書店」として弊店フェザン店も取り上げられていたことを小声でアピールしておきます)。

◇県民性がソーシャルディスタンスを生んだ?
 先日、知人の地元飲食店の経営者がある仮説を立てました。

 「読書は一人の世界に入りやすい。岩手県民は知らない間にソーシャルディスタンスが取れていたのだろう」

 もちろん科学的な根拠はありませんが、妙な説得力があると思いませんか。

 また、戦中の一時期、花巻市に疎開していた彫刻家で詩人の高村光太郎は、「岩手の人」という詩において、「岩手の人沈深牛の如し。」と記しました。言い得て妙です。口下手で、自己表現が苦手と言われている県民性は、スポーツや文壇に比べると、華やかな芸能界において人材輩出が少ないことを見ても明らかです。

 だからこそ、会話が少ない→密になりにくい→飛沫が減る、これに読書によるナチュラルなソーシャルディスタンスが背景としてあり・・・。これが新型コロナウイルス感染者ゼロの背景にあるのかもしれません。

 四国全県に匹敵する広大な面積を誇りつつも、交通の便の悪さや主産業が少ないことから戦後の一時期まで「日本のチベット」と呼ばれてきた我が岩手県。遠野物語の舞台になり、宮沢賢治を生み出す原動力になった、懐が深く謎めいた地域性は、いまだに語り尽くされていません。

 コロナ禍が落ち着き、人の往来に制限がなくなった際には、ぜひ「IWATE」を探求しに訪れて下さい。
| 政策 | 03:25 | comments(0) | - |
コロナ低死亡率の原因、医師が推測
◎【コロナQ&A】なぜアビガンは承認されない? 11の疑問に医師が答えた
 (2020/06/06 10:00 AERA dot.)

 緊急事態宣言が解除されてひと息つけたところだが、油断せずに新型コロナウイルスの感染拡大の第2波に備えておきたい。噂やデマに惑わされないためにも、検査や治療薬、ワクチンなどの疑問を解消しておこう。

*  *  *

Q1:感染拡大の第2波はいつ来る?

 しばらく新規感染者ゼロが続いていた北九州市で5月23日から29日までの7日間で累計69人の感染者が確認された。うち27人の感染経路はわかっていない。第2波の兆しなのか。医療ガバナンス研究所理事長の上昌広医師はこう予測する。

 「局所で抑え込めればいいが、周辺に広がれば第2波となる可能性がある。中国の武漢や韓国でも小規模な集団感染が起きている。ただ、世界規模で見ると北半球で感染が収束しつつある中、これから冬場となる南半球の南米、アフリカで感染者が急増している。日本も冬場の感染拡大のリスクのほうが高いと考えられる」

 グローバルヘルスケアクリニック院長の水野泰孝医師もこう語る。

 「第2波はいつ来ても不思議ではないが、感染者が増えたところで再び外出などの自粛要請、これまで通りのマスクの着用や手洗いを徹底すれば市中感染を最小限に抑えることは可能と見ています」

Q2:欧米より日本の致死率が低い理由は?

 日本の致死率が約5.3%、中国が約5.6%なのに対し、フランスは約15%、英国とイタリアが約14%と、アジア諸国の致死率が低い。その理由について、ゲノム医療の第一人者でシカゴ大名誉教授の中村祐輔医師はこう指摘する。

 「アジアと欧州ではウイルスの遺伝子配列がかなり違う。因果関係はわかっていませんが、ウイルスの毒性が関係している可能性もある。他にも、アジアで過去にコロナウイルスの感染が広がったことで、今回の新型コロナにもある程度、免疫反応を起こしているのではないかという見方もある。人種によって白血球の型が違うので免疫反応が異なる可能性もある。さまざまな理由が考えられます」

Q3:ウイルスの毒性が強まる?

 中村医師がこう語る。

 「新型コロナは遺伝子変異をくり返し、いまではウイルスの種類は万単位の情報になっています。100年前のスペイン風邪は第2波で病原性が強まり、世界中で多くの死者を出した。第1波が広がった中で多くの変異を遂げたからです。新型コロナも毒性や感染力が強まる恐れは十分あります」

 立ち遅れたPCR検査体制やウイルスの遺伝子解析の整備が急務だ。

Q4:ワクチンはいつ完成する?

 英オックスフォード大がコロナワクチンの後期臨床試験を開始したが、喜ぶのは早い。水野医師がこう説明する。

 「製剤は比較的早くできると思いますが、私たちのところに届くまでに時間がかかると思われます。ワクチンを接種することによる有害事象が出る可能性もあります。まずは臨床試験で安全性を確認した上、次のステップできちんと免疫ができるか有効性が検証されます。さらに多くの人を対象に大規模な治験が行われる。そこで有効性のエビデンスが得られれば、ようやく量産体制に入ります。ワクチンが発売されても優先順位がある。まずは医療従事者や高齢者などハイリスクの人が優先になると思われます」

 健康な一般の人々に回ってくるまで、2〜3年はかかりそうだ。

Q5:ワクチンの開発は難しい?

 新型コロナはインフルエンザと同様に、遺伝情報をDNA(デオキシリボ核酸)ではなく、RNA(リボ核酸)の形で持つRNAウイルスだ。中村医師が語る。

 「RNAウイルスは変異しやすく、一般的にワクチンができにくい。インフルエンザもシーズンごとにタイプが違うので抗体が有効ではなくなり、毎年、新しいワクチンを打つ必要がある。やはりRNAウイルスのエイズ、同じコロナウイルスによるSARS、MERSにもまだワクチンがありません」

Q6:アビガンはなぜなかなか承認されない?

 さまざまな既存の薬物が新型コロナの治療に使われているが、期待が高まっていたのが新型インフルエンザ治療薬のアビガンだ。

 安倍首相は5月中の薬事承認を目指していたが、厚労省が慎重姿勢を崩さず、承認は見送りになった。現在、アビガンの新型コロナへの使用は保険適用外で、改めて治験で安全性と有効性が確認されなければならない。

 藤田医科大で薬を使った経過観察も行われたが、有効性の評価は示されなかった。一方で、副作用として催奇性がわかっており、妊婦に投与すると胎児に奇形が生じる恐れがある。上医師が説明する。

 「早期の承認を目指すなら、感染者が増加傾向にあった2月か3月の時点で治験を行うべきだった。収束に向かうと患者が減っていくので大規模な治験ができません。もちろん、承認を急ぎすぎると間違いの元になりますから、徹底した情報開示で学術界やメディアによる検証が必要です」

Q7:レムデシビルが早期に承認された理由は?

 一方、日本で承認されていなかった、米国のエボラ出血熱の治療薬候補のレムデシビルは、厚労省が医薬品医療機器法に基づいて「特例承認」した。重症者に静脈注射で投与する薬品だ。水野医師がこう話す。

 「米国で新型コロナ患者への緊急使用が認められていたこともあるのでしょう。レムデシビルは回復が難しい患者さんに、藁にもすがる思いで救命のために投与する薬。腎機能障害などを起こす可能性があるなど副作用もありますが、人道的見地から認められたのだと思います」

Q8:実際の市中感染の割合は?

 新型コロナの感染歴を調べる抗体検査は、感染後、体内にできるタンパク質(抗体)の有無を調べる。その結果から、厚労省は東京都の陽性率は0.6%と発表した。推計される感染者数は約8万4千人だが、検査対象が献血だったため疑問符が付いた。日本赤十字社が感染の疑いのある人の献血を断っているからだ。上医師が語る。

 「私が勤務するナビタスクリニックで受診者を検査したところ陽性率が5.9%でした。一般クリニックで年齢層が若く、検査を希望した人たちだから実態よりやや高い結果になっていると考えられます。抗体ができていない人や偽陽性も考えれば、実際の陽性率は数%程度という予測が、一番しっくりきます」

 慶応義塾大学病院が無症状の患者にPCR検査をした結果も陽性率約6%だった。仮に3%で東京都の感染者数を推定すると約42万人だ。

Q9:抗体検査の精度は? どんな人に有効か。

 厚労省の研究班による抗体検査キットなどの性能評価で500検体から2例(0.4%)の偽陽性が出た。100%とは言えないが検査機器の精度は向上しており、ある程度は信頼できそうだ。上医師が語る。

 「第2波に対応するためにも、医療従事者、介護職員、学校の教員などの抗体を調べておく必要があります。ほかにも、飲食店関係や営業職など不特定多数と接触する人はリスクが高い。検査体制の拡充が必要です」

Q10:超過死亡ってどういう意味?

 超過死亡とは、インフルエンザ流行時の死者数を推計する際などに用いられる指標。非流行時の死者数(がんや心疾患など)をベースラインとして、流行時の実際の死者数と比較する。何らかの感染症が流行していなければ超過死亡は起きない。国立感染症研究所の「インフルエンザ関連死亡迅速把握システム」によると、東京23区では2月中旬から3月までの5週間にわたって、毎週50〜60人の超過死亡が確認されている。

 上医師が指摘する。

 「年明けはインフルエンザが収束しており、新型コロナの流行と符合します。PCR検査が増え始めたのはオリンピック延期を決めた3月末以降のこと。厚労省の感染症対策がいかに遅れていたか、一目瞭然です」

Q11:コロナ治療費、自己負担ならいくらかかる?

 指定感染症である新型コロナは検査も治療費も公費負担。仮に自己負担になったら膨大な費用がかかりそうだ。水野医師が説明する。

 「PCR検査は外注検査の場合、保険点数で1800点(1万8千円)、抗原検査は保険点数で600点(6千円)ですが、判断料などを入れるとさらに費用がかかる。入院すると隔離の必要があり、いろいろな薬も使うし、重症例では集中治療も必要。ICUに入ったら相当な費用がかかると思います」

 基本的に患者側には請求されないが、病院でPCR検査を受けた場合の初診料等は自己負担が発生する。やっぱり感染しないように気をつけたい。(本誌・亀井洋志)

※週刊朝日  2020年6月12日号
| 福祉・医療と教育 | 22:42 | comments(0) | - |
「虎ノ門ヒルズ駅」開業 東京メトロ日比谷線で 56年ぶり新駅

 東京メトロ日比谷線で56年ぶりの新駅となる、「虎ノ門ヒルズ駅」が6日、開業しました。

 日比谷線の虎ノ門ヒルズ駅は、霞ケ関駅と神谷町駅の間に開設され、日比谷線としては56年ぶり、全線開業後はじめてとなる新駅です。

 開業初日の6日は早速鉄道ファンなどが訪れ、真新しい駅舎やホームなどを写真に撮ったり、開業初日の切符を買ったりする姿がみられました。

 東京メトロで180番目の駅となる虎ノ門ヒルズ駅の周辺では大規模な再開発が進められていて、駅は再開発地区の中心部に位置します。

 銀座線の虎ノ門駅ともおよそ430メートルの地下通路でつながり、虎ノ門エリアへのアクセスが向上したほか、乗り換えも可能となっています。

 開業初日の切符を記念に買いに来たという親子は、「開業初日なのに思ったより人が少なくて驚きましたが、駅舎もきれいで乗り換えも便利になるしいいですね」と話していました。

 虎ノ門ヒルズ駅では引き続き周辺の再開発ビルとの接続工事などが行われ、すべての工事が終わるのは令和5年を予定しているということです。
| 環境とまちづくり | 16:17 | comments(0) | - |
“コロナショック”も株価上昇続く

 “コロナショック”に直面している世界経済。先月から今月にかけて発表された経済統計からはかつてない景気悪化の実態が明らかになっていますが、アメリカや日本の株式市場では企業の株が買われ、株価の上昇が続いています。

◇ニューヨーク株式市場では上昇傾向が顕著
 とりわけニューヨーク株式市場では上昇傾向が顕著です。

 先月8日には世界が最も最も注目するアメリカの経済指標「雇用統計」が発表され、失業率が戦後最悪の水準に悪化。ところがこの日のニューヨーク株式市場はダウ平均株価が455ドル上昇。

 衝撃的な内容だったにもかかわらず、多くの投資家は「雇用の悪化はもともと想定されていた。これが事実上、景気の底だ」と受け止め、このとき多くの州で出始めていた経済再開に向けた動きに目を向けました。このあとは景気は持ち直すと見込んで買い注文が広がったのです。

 15日に発表されたスーパーやデパートなど小売業の4月の売上高も過去最悪の記録的な落ち込みになりました。しかし、この日もダウ平均株価は上昇。次の営業日も900ドルを超える大幅な上昇となりました。

 景気悪化の実態が明らかになれば企業の業績も落ち込むという見方が増え、株価は下がりやすくなりますが、逆の動きとなっているのです。

◇逆の動きは日本でも
 こうした逆の動きは日本でもみられます。

 先月18日には1月から3月のGDP(国内総生産)が2期連続のマイナスとなったことが明らかになりましたが、その日の日経平均株価は値上がり。

 今週も5月の自動車の販売やデパートの売り上げが記録的な落ち込みだったことが明らかになったほか、5日は景気動向指数が発表されて悪化幅が過去最大となったにもかかわらず、日経平均株価は上昇し、5日連続の値上がりとなっています。

◇専門家「景気回復が想定以上の早さで顕在化」
 このところの株価の上昇について大和証券の石黒英之シニアストラテジストは、「景気回復が想定以上の早さで顕在化している。これまで景気回復が遅いとみていた投資家が株式を買い戻している」と話しています。

 また、景気が落ち込む中で株価が先行する形で上昇していることについては、「ショックの時は景気も株価も行き過ぎたところまで下がるので、その反動も大きい。株価と景気にかい離があっても景気が、あとから株価に追いついてくるのが過去の危機の特徴だ」と分析しています。

 そのうえで、今後の景気の見通しについて、「ひとことでいうとV字に近い形で回復すると思う。各国ともに金融政策と財政政策をセットにして、強烈に経済を後押ししているからだ。株価も年末にかけ上昇が続く可能性が高い」と話しています。

◇専門家「強力な金融緩和が株価に現れている」
 松井証券の窪田朋一郎シニアマーケットアナリストはこのところの株価の上昇について、「アメリカのFRBや日銀など各国の中央銀行が強力な金融緩和をおこなっていることが株価に現れている。企業の決算や今後の業績予想から考えると、かなり割高の水準だ」と分析しています。

 そのうえで、「目先の株価はまだ上がる可能性は高い。ただ、中期的には不透明だ。新型コロナウイルスの感染の再拡大や、アメリカと中国の摩擦など、株価が下落するきっかけは数多くある」と述べました。

 景気の先行きについては、「新型コロナウイルスのワクチンがまだ開発されていない今、安心して経済活動を行える状態とはいえない。景気の完全な回復にはあと1、2年はかかるだろう」と話しています。
| 政策 | 09:03 | comments(0) | - |
4月消費支出 前年同月を11.1%下回る 2001年以降最大の減少幅
 新型コロナウイルスの感染拡大による外出の自粛で、旅行や外食などへの支出が減り、ことし4月に家庭が消費に使ったお金は、前の年の同じ月を11.1%下回りました。

 4月は緊急事態宣言が出ていて、減少の幅は統計が比較できる2001年以降で最も大きくなり、記録的な落ち込みとなりました。

 総務省が発表した家計調査によりますと、ことし4月に1人暮らしを除く世帯が消費に使った金額は、1世帯当たり26万7922円でした。

 物価の変動による影響を除いた実質で、前の年の同じ月を11.1%下回り、7か月連続で減少しました。

 4月は感染拡大を受けて緊急事態宣言が出ていて、減少の幅は統計が比較できる2001年以降で最も大きくなり、記録的な落ち込みとなりました。

 内訳をみると、外出自粛の影響で、

▽パック旅行費が97.1%減少したほか、

▽ホテルなどの宿泊料も94.7%減少しました。

 さらに、飲食店の休業などによって、外食での、

▽飲酒代は90.3%減り、

▽食事代も63.3%減っています。

 一方、支出が増加したものでは、需要が高まっているマスクなどの「保健用消耗品」が2.2倍余りに増えました。

 自宅で過ごす人が増えたことで、いわゆる「巣ごもり消費」も伸びています。

 このうち、

▽パスタが70.5%、

▽即席麺が43.3%、

それぞれ増えたほか、

▽チューハイやワインなど、酒類も21%増えました。

 また、

▽ゲームソフトは2倍余りとなったほか、

▽ゲーム機は68.2%増えました。

 総務省は、「一部の品目に巣ごもり需要もみられたが、全体としては大きな減少となった。今後の消費の動向を注視したい」と話しています。

◇外出自粛の影響 はっきりと表れる
 4月の消費は記録的な落ち込みとなりましたが、品目別で見ると、外出の自粛による影響が支出の増減両面ではっきりと表れました。

 支出が減少した品目では、パック旅行費やホテルなどの宿泊料のほかにも、

▽航空運賃が94.5%、

▽有料道路料金が57.5%、

▽ガソリンは28.2%、

それぞれ減りました。

▽映画や演劇などの入場料は92.7%減り、

▽遊園地の入場料や乗り物代も97.8%減りました。

 さらに、

▽鉄道の通学定期代が88.1%、

▽鉄道の通勤定期代も41.2%、

それぞれ減っていて、

 学校の休校や企業の在宅勤務が増えた影響が出ています。

 また、デパートや衣料品を取り扱う店舗の休業が広がった影響などで、

▽スーツが79.9%、

▽女性用のスラックスも61.5%、それぞれ減りました。

 化粧品関連でも、

▽口紅が41.1%、

▽乳液が18.5%、

それぞれ減っていて、

 外出の自粛に加え、マスクを着ける人が増えたことも影響したとみられます。

 一方、外出自粛による「巣ごもり」で支出が増えた品目もあります。

 特に、

▽ゲームソフトが2倍余り、

▽ゲーム機が68.2%、

それぞれ増えたのが目立っています。

▽テレワークやオンライン授業が広がったことで、パソコンへの支出が72.3%増加。

▽自宅でインターネットを利用する時間が増えたことで、ネット接続料は17.7%増えました。

 さらに、自宅で食事をする人が増えたことで、パスタや即席麺のほかにも、

▽生鮮肉が20.7%、

▽冷凍調理食品が19%、

▽コメも11.8%、

それぞれ支出が増えました。

 また、外出を自粛し、自宅で過ごす時間が増えたこともあって、

▽「光熱・水道費」も7.4%増えました。

◇生活の変化 消費品目に大きな影響
 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出の自粛など生活の変化は、お金の使いみちに大きな影響を与えています。

 東京に本社がある大手家電量販店では、4月と5月は営業時間の短縮や休業の影響で来店客が大幅に減り、冷蔵庫や洗濯機など幅広い種類の家電で販売が大きく落ち込みました。

 特にデジタルカメラやビデオカメラなど「音響映像商品」の4月の売り上げは、去年の同じ月の51%と、ほぼ半減しました。

 例年、カメラ需要が高まる入学式などの行事の延期や中止が相次いだことや、春の行楽シーズンに外出の自粛が続いたことが影響しているということです。

 一方で、在宅勤務で使うパソコンの周辺機器の販売は好調です。

 テレワークを導入する企業が広がり始めた2月と3月には、オンライン会議で使うウェブカメラの売り上げが去年の同じ時期の4倍に急増し、一時入荷が追いつかなくなったということです。

 さらに、3月から5月にかけては、自宅で仕事をしやすくするための商品の需要が高まりました。

 インターネットの通信速度を速くするための性能のよいルーターや、ノートパソコンにつないでより大きな画面で作業できるディスプレイなどが人気で、テレワーク関連の商品の売り上げは全体で30%近く増えているということです。

 5月下旬からはエアコンの売れ行きも伸びています。

 使っていなかった部屋を仕事部屋にするため、エアコンを買って快適な環境にしようという需要も増えているとみられるということです。

 「ビックカメラ」の売り場担当の近藤直樹さんは、「生産性を高くして働きたいという声がある。不要不急の商品は落ち込んでいるが、テレワーク需要を取り込みたい」と話していました。

 一方、埼玉県に本社があるホームセンターで売り上げが減っているのは自転車です。去年の同じ時期に比べ4月は25%、5月は10%、それぞれ落ち込みました。

 いつもは入学シーズンに合わせて購入する人が増えますが、ことしは学校の休校が続き、購入を先送りする人が増えたとみられています。

 しかし、このホームセンターでも、自宅で過ごす時間が増えたことで、ヨガで使うマットや筋トレの器具などフィットネス商品の売り上げが、4月は2倍、5月は2.5倍に増えました。

 さらに、お風呂に入れる入浴剤の売れ行きも4月と5月にそれぞれ30%増えました。健康維持や気分転換のために買っているとみられます。

 また、外出自粛の間、自宅の片づけを行う人が増えたため、5月に入ってから、衣装ケースなどの収納関連の商品の売り上げが、去年の同じ時期と比べ10%増加したということです。

 「島忠」の西山哲男社長室長は、「われわれの想像しないものが売れることがあるが、需要の状況は予断を持てない。お客様の声に耳を傾け、スピード感を持って対応していきたい」と話していました。

◇専門家「しばらく消費の構造変化が続く可能性高い」
 4月の消費支出が記録的な落ち込みになったことについて、第一生命経済研究所の副主任エコノミスト、星野卓也さんは、「特に観光旅行や宿泊、遊園地、外食や衣料品も大きく落ち込み、感染拡大の影響が経済活動に広く影響を及ぼしたことが確認できる。ワクチンの開発など抜本的な解決には時間がかかるので、消費の回復も足取りは鈍いと予想される。雇用環境も悪化しているため、年単位で消費への影響を考えておいたほうがいい」と分析しました。

 そのうえで、星野さんは、「オンラインの利用はさらに増える可能性が高いが、外出を伴う外食や観光はどうしても悪影響が続くことが予想されるので、しばらくは消費の構造変化が続く可能性が高い」と話しました。

 そして、今後の経済活動については、「感染防止策をとりながら消費を促していくための工夫をする必要があり、政府も企業のそうした取り組みを支援するべきだ。例えばオンラインの利用や予約制の導入などさまざまな工夫を行い、ウイルスとうまく共存して経済をまわすことを考えなければいけない」と話しています。

◇官房長官「個人消費含め経済に深刻な影響」
 菅官房長官は閣議のあとの記者会見で、「新型コロナウイルスにより、個人消費を含め、経済に深刻な影響が出ている。今後、感染対策を講じつつ、現状を何とかしのいでもらいながら、段階的に日常の経済活動を取り戻していく必要がある。国民の生活と雇用を守り、事業を継続していただくことを最優先に、あらゆる対策を講じており、一連の補正予算などで総額230兆円を超える規模の対策を盛り込んでいる」と述べました。
| 政策 | 04:26 | comments(0) | - |
4月景気動向指数 悪化幅 1985年以降で最大に 新型コロナ影響
 内閣府は、ことし4月の景気動向指数を発表し、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、景気の現状を示す指数が前の月から7.3ポイント悪化しました。

 悪化の幅は、統計が比較できる1985年以降で最も大きくなりました。

 内閣府が発表した、ことし4月の景気動向指数によりますと、景気の現状を示す「一致指数」は、2015年を100として81.5となり、前の月から7.3ポイント悪化しました。

 悪化の幅は、これまでで最大だったリーマンショック後の2009年1月を超え、統計が比較できる1985年以降で最も大きくなりました。

 これは感染拡大の影響で、自動車や鉄鋼の生産や出荷が落ち込んだことに加え、雇用情勢を示す有効求人倍率が低下したためです。

 この結果、指数の動きから機械的に導かれる景気の現状の基調判断は、景気後退の可能性が高いことを示す「悪化」となりました。

 悪化の判断は、これで9か月連続です。

 また、数か月先の景気の先行きを示す「先行指数」は76.2となり、前の月から8.9ポイント悪化しました。

 この指数も、統計が比較できる1985年以降で最も大きな悪化幅となり、景気がさらに悪化すると予測されています。

◇経済再生相「さまざまな指標見ながら臨機応変に対応」
 西村経済再生担当大臣は、閣議のあとの記者会見で、「4月は、外出自粛や緊急事態宣言の発出、休業要請など、いわば人為的に経済を止め抑制してきたので、その裏返しで消費は落ち込んだ。緊急事態宣言の解除で人の動きは戻りつつあり、感染防止策を徹底しながらではあるが、経済活動は段階的に引き上げられている」と述べました。

 そのうえで、「現金10万円の一律給付や、アルバイト収入が落ち込んだ学生への最大20万円の給付など、家計への支援策をしっかりと講じながら、経済活動も広げていく段階にある。さまざまな指標をよく見ながら臨機応変に対応していきたい」と述べました。
| 政策 | 23:31 | comments(0) | - |
横田滋さん死去 87歳 北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの父親

 中学1年生の時に北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの父親で、40年以上もの間、娘の救出活動を続けてきた横田滋さんが5日午後亡くなりました。87歳でした。

 横田滋さんは昭和52年、中学1年生の時に新潟市の学校から帰る途中、北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの父親で、40年以上にわたって娘の救出を訴えてきました。

 平成9年に拉致被害者の家族会が結成されてからは、会の代表として、妻の早紀江さんとともにすべての都道府県を回り、救出を求める署名活動や1400回を超える公演を重ねて来ました。

 早紀江さんとともに“拉致被害者の救出運動のシンボル”として活動の先頭に立ってきた滋さんは13年前に家族会の代表を退きましたが、その後も各地で被害者の帰国を訴え続けてきました。

 しかし、解決にあまりにも長い時間がかかるなか、足腰の衰えに加え、会話にも詰まるようになり、全国を回っての講演活動などは平成28年3月を最後にできなくなっていました。

 めぐみさんが拉致される前日の自分の誕生日に娘からプレゼントされたくしを大切にしてきた滋さん。高齢となり解決が時間との闘いとなる中、被害者の一刻も早い帰国に向けた北朝鮮の決断と日本政府の取り組みを求めていました。

 滋さんは、体調を崩しおととし4月から川崎市内の病院に入院していましたが、5日午後、亡くなりました。

◎横田めぐみさんの父、滋さん死去 初代家族会代表
 (6/5(金) 18:49配信 産経新聞)

 昭和52年11月に北朝鮮に拉致された横田めぐみさん(55)=拉致当時(13)=の父で、拉致被害者家族会の前代表、横田滋(よこた・しげる)さんが5日午後、老衰のため川崎市内の病院で死去した。87歳。

 平成9年2月、めぐみさんが北朝鮮に拉致された疑いが産経新聞などで報じられ、国会でも取り上げられると翌3月、日本各地の被害者家族とともに家族会を結成し代表に就任。妻の早紀江さん(84)と全国1300カ所以上で講演し被害者奪還を訴える署名活動などにも尽力、救出運動の象徴的存在になった。

 平成19年9月に胆嚢(たんのう)の摘出手術を受け、体調不良や高齢による体力面の不安から同11月に家族会代表を退任。その後も、早紀江さんらとともに救出活動に積極的に取り組んでいたが、自身のけがや、体調不良から講演などは減少していた。平成30年4月にはパーキンソン症候群のため入院し、リハビリに取り組んでいた。

 徳島県で生まれ、北海道で育った。昭和39年10月、早紀江さんとの間に長女のめぐみさんが誕生した。新潟支店に赴任していた昭和52年11月15日、中学1年だっためぐみさんが帰宅途中に失踪。約20年後の平成9年1月、亡命した北朝鮮工作員の証言などから、北朝鮮による拉致が確実視されるようになった。

 北朝鮮は平成14年9月の日朝首脳会談でめぐみさんの安否について「死亡」と説明したが提供資料などには嘘や矛盾が数多く発覚。平成16年に「遺骨」として提供してきた骨も、DNA型鑑定で別人のものと判明し、日本政府は北朝鮮に被害者の帰国を求め続けている。
| 雑感 | 19:11 | comments(0) | - |
中2の行動称賛 100通超の手紙
◎「勇気ある行動」「感無量」100通超の手紙届く 甲府の中学生マスク寄贈 “共助の輪”広げ
 (2020年06月03日 17:00 毎日新聞)

 新型コロナウイルスの感染拡大でマスクの品薄が続いていた3月、山梨県に手作りマスクを寄贈した山梨大教育学部付属中2年、滝本妃(ひめ)さん(14)=甲府市=の行動が反響を呼んでいる。

 各地の中学生らが手作りマスクを寄贈する“共助の輪”が広がり、滝本さんの元には全国から100通を超える称賛の手紙が届いている。

 マスク作りのきっかけは2月末、母親と薬局に立ち寄った際、店内でマスクを探し回る高齢女性の姿を見かけたことだ。「いろんな店を回ったが、マスクが買えない」。店員にそう訴える女性の姿に、将来は医師になるのが夢の滝本さんは「力になりたい」と思ったという。

 貯金していたお年玉8万円を崩して布やガーゼ、ゴムといった材料を購入。1人で製作に取り組んだ。ゴムを通す部分の縫製が難しく、1枚作るのに10分かかる。長い時は1日5時間もミシンと向き合った。

 作業時は手指の消毒も心掛け、出来上がったマスク一枚一枚を丁寧に包装し、「手洗い、うがいは念入りに♡」などのメッセージを添えた約600枚を県に寄贈した。マスクは高齢者施設や児童養護施設に配られている。

 このことが報道されると、同世代の中学生らも続いた。休校期間を利用してマスクを手作りし、自治体に寄付する動きが東京都や埼玉県など各地で相次いだ。

 愛知県尾張旭市の中学3年、山田愛奈(まな)さん(15)もその一人。地域に貢献する滝本さんに「すごいな」と驚きと敬意を抱いたという。「私も人のために役立ちたい」と思い立ち、マスクを手作りして50枚を5月19日に尾張旭市へ寄付した。

 山梨県には、「マスクの作り方を知りたい」との問い合わせも寄せられた。これを知った滝本さんは5月18日、材料と製作手順をセットにしたマスクキットを県教委に寄贈した。県も「ひめ’sマスク」としてホームページで製作手順を公開している。

 こうした中、全国各地から100通を超える手紙が県などを通じて滝本さんに届いている。

 「世知辛い世の中、明るい話で感無量だ」、「優しい勇気のある行動に心を打たれた」といった内容で、差出人の住所が分かるものには、滝本さんはお礼の手紙を返している。

 寄せられた手紙の中には、「息抜きに好きな本を読んで」、「マスクづくりに使って」と図書カードや現金、商品券が同封されているものもあった。

 届いた現金など計32万2500円分について、滝本さんは県を介して県内の児童養護施設に寄贈した。

 「私は両親と一緒に何不自由なく生活している。でも、不安を抱える子供はたくさんいる。そういう人のために役立ててほしい」と話す。

 滝本さんの通う中学校では5月25日から分散登校が始まった。医師は、幼稚園の頃から憧れている職業だ。現在は将来に備え、英語の勉強にも力を入れているという。
| 福祉・医療と教育 | 06:32 | comments(0) | - |
天安門事件から31年 中国メディアは黙殺 関連放送は一時中断も

 中国メディアは、天安門事件から4日で31年になったことについて、一切、報じていません。

 中国国内では、事件を公に語ることは今もタブー視されていて、中国政府は国民の間で事件の記憶が呼び起こされないよう、徹底した情報統制を敷いています。

 また、外国メディアの報道にも神経をとがらせていて、NHKが日本時間の4日正午すぎに海外向けテレビ放送で、天安門事件に関するニュースを伝えた際、画面が真っ黒になり、放送が約2分間にわたって中断されました。

 一方で、中国メディアは、アメリカで黒人男性の死亡事件を受けて抗議デモが広がっていることについては、連日、大々的に報じています。

 このうち、中国共産党系のメディア「環球時報」は、4日付けの紙面の一面で、アメリカの抗議デモをきっかけに、全世界で黒人差別に対する怒りが燃え上ったとする記事を、ロンドンで起きた大規模なデモの写真とともに掲載しています。

 中国外務省の趙立堅報道官は、今月1日の記者会見で、アメリカは香港での抗議活動は美化する一方で、国内の抗議デモには軍の派遣も検討して抑え込もうとしていると主張し、「ダブルスタンダードだ」と強く批判しています。

 天安門事件や香港をはじめとした人権問題で中国を批判するアメリカが、国内では人種問題を抱えていると強調することで、アメリカに中国を批判する資格はないと、国内外にアピールするねらいがあるとみられます。

◇中国政府 天安門事件の対応を正当化
 天安門事件から31年となったことについて、中国外務省の趙立堅報道官は、4日の記者会見で、「中国の建国70年余りの業績を見れば、中国が選択した発展の道が完全に正しく、中国の国情にも合っていたことが分かる。われわれは、引き続き、中国の特色ある社会主義の道を断固進んでいく」と述べ、当時の対応を改めて正当化しました。

 また、アメリカのポンペイオ国務長官が天安門事件当時の学生運動のリーダーらと異例の面会を行ったと公表したことについて、趙報道官は、「アメリカにはイデオロギー的な偏見を捨て、過ちを正し、いかなる方法であっても中国の内政に干渉しないよう促す」と述べ、反発しました。
| 政策 | 01:25 | comments(0) | - |