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今年度の補正予算案を閣議決定 赤字国債の追加発行も
 政府は新たな経済対策を実行するため13日の臨時閣議で追加の歳出を4兆4700億円余りとする今年度の補正予算案を決定しました。今年度の税収が当初の見込みを下回ることから、年度の途中としては3年ぶりに赤字国債を追加発行します。

 13日の臨時閣議で決定された今年度の補正予算案は、先にまとめた事業規模が総額26兆円程度の新たな経済対策を実行する費用を盛り込んでいます。

 この中では、台風19号など一連の災害からの復旧・復興や「国土強靭化」に向けた河川の堤防などのインフラ強化に2兆3086億円を計上しました。

 また、高齢ドライバーによる交通事故を防ぐため、自動ブレーキを備えた車の購入に対する補助などに1139億円、小中学生に1人1台のパソコンやタブレットを配備することを目指す事業などに2318億円を盛り込みました。

 この結果、追加の歳出は一般会計で4兆4722億円となります。

 そのための財源は、公共事業などに使い道を限った建設国債を2兆1917億円発行するなどして捻出します。

 一方、今年度の税収の見込みは米中の貿易摩擦の影響などで法人税の税収が減っていることから当初より2兆3150億円引き下げ、財源不足を補うため赤字国債を2兆2297億円発行します。

 年度の途中で赤字国債を追加発行するのは3年ぶりです。政府はこの補正予算案を年明けの通常国会に提出することにしています。

◇今年度の補正予算案に計上された主な項目です。

1.災害からの復旧・復興
 新たな経済対策のうち、台風19号など一連の災害からの復旧・復興、国民の安全・安心の確保には、2兆3086億円が計上されました。

 この中には防災・減災と「国土強靭化」に向けて、

▽河川の堤防のかさ上げや、川底を掘削して水位の上昇を防ぐなどの治水対策に2437億円、

▽市街地の浸水被害を防ぐため、雨水をためておく施設の整備に673億円が盛り込まれています。

 また、

▽台風15号により千葉県で大規模な停電が発生したことを踏まえて、市街地の緊急輸送道路などで電線を地中に埋める「無電柱化」の加速に205億円。

▽台風19号による豪雨災害で出た廃棄物の処理などにおよそ535億円、

▽災害に強い処理施設の整備に480億円余りを計上しました。

▽東日本大震災の発生から再来年3月で10年になることを踏まえ、被災地でのインフラ整備などの費用、およそ2700億円を盛り込みました。

 一方、

▽大規模な火災で主要な建物が全焼した那覇市の首里城の復元に向けたがれきの撤去などに8億円を計上しました。

◇2経済の下振れリスク対応
 経済の下振れリスクに備えるための対策には、9173億円が計上されました。

 この中で、

▽中小・小規模事業者の生産性の向上に向けて、革新的な製品やサービスを開発するための設備投資や、最低賃金の引き上げに向けた支援などに3847億円。

▽日米の貿易協定を踏まえ、和牛の増産に向けた支援の拡充や農林水産業の輸出拡大に向けた施設整備の補助などに3428億円を計上しました。

 また、

▽いわゆる「就職氷河期世代」の支援を強化するため86億円を計上しました。

◇3オリパラ後を見据えた景気活性化策
 東京オリンピック・パラリンピック後を見据えた景気活性化策には1兆771億円が計上されました。

 この中では、

▽10月から始まったキャッシュレス決済のポイント還元制度で、想定を上回るペースで利用が増えていることから、還元するポイントの原資などとして1497億円。

▽高齢ドライバーによる交通事故を防ぐため、自動ブレーキを備えた車の購入に最大10万円の補助金を出す制度などに1139億円を盛り込みました。

 また、

▽令和5年度までに小中学生に1人1台のパソコンやタブレットを配備することを目指す事業などに2318億円。

▽高速・大容量の通信規格、5Gのさらに次の世代にあたる「ポスト5G」の技術開発を支援する基金を設けるため1100億円を盛り込みました。

 さらに、

▽ことし日本で開催されたラグビーワールドカップをきっかけに、子どもや地域の人たちがラグビーをプレーできる施設を増やすため、自治体のスポーツ施設の新築や改修を補助する費用として20億円、

▽首里城の火災を踏まえて、国宝や重要文化財の防火・防災対策を進めるため58億円を計上しました。

◇その他経費
 このほか、経済対策以外では、

▽幼児教育と保育の無償化をめぐって、保育所の利用者が想定より多かったことなどから今年度予算に計上した経費が不足するため、392億円を追加で計上しました。

◇菅官房長官「経済成長と財政健全化の両立を」
 菅官房長官は、臨時閣議のあとの記者会見で、今年度の補正予算案で、赤字国債を追加で発行することについて、「今回の赤字国債の発行は、海外経済の影響による税収の減少を受けたものだ。海外経済を要因とする先行きリスクに対応するため、経済対策を策定したところだ。経済対策を着実に実行することにより、持続的な経済成長を実現し、経済成長と財政健全化の両立を図っていきたい」と述べました。
| 政策 | 19:20 | comments(0) | trackbacks(0) |
ヘイトスピーチに刑事罰 全国初の条例成立 川崎市議会

 ヘイトスピーチなどの民族差別的な言動を繰り返した場合、刑事罰を科すことを盛り込んだ全国初の条例が12日、川崎市議会で成立しました。川崎市は、表現の自由への配慮と実効性の確保の両立を目指したとしています。

 川崎市はヘイトスピーチなど、民族差別的な言動を市の「勧告」や「命令」に従わず3回繰り返した場合、最高で50万円の罰金を科すことなどを盛り込んだ条例案を開会中の市議会に提出していました。

 この条例案について12日の本会議で採決が行われ、継続審議が必要だとして退席した議員2人を除く全員の賛成で可決されました。

 川崎市は、表現の自由への配慮と実効性の確保の両立を目指したとしていて、条例では、禁じる差別的行為について対象、場所、内容、手段を具体的に示しているほか、「勧告」や「命令」の効力を6か月とし、「公表」の前には、必ず専門家による審査会の意見を聞くことになっています。

 市議会では条例の対象外となる市民についても、不当な差別的言動により、著しい人権侵害が認められれば必要な措置などを検討するよう付帯決議が付けられました。

 成立を受け、福田紀彦市長は、「採決に至るまでには、議会にも行政にも妨害行為があったが、乗り越えて真摯に議論でき、今議会で条例を成立できたことはよかった」と述べました。

 そのうえで、「捉え方で適用基準が変わらないよう、年度内に解釈の指針を作り、審査会は公平中立な専門家の人選を進めたい」と今後の方針を述べました。

 川崎市の条例は、来年7月1日に全面施行されます。

◇対象となる差別的言動
 12日に成立したヘイトスピーチなど、差別的な言動を禁じる川崎市の条例の内容です。

 条例で禁じているのは、市内の道路や公園などの公共の場所において「日本以外の国や地域の出身者や、その子孫に対する差別的言動」を行うことです。

 具体的な内容は3つで、

▽1つ目は「居住する地域からの退去を扇動・告知する」行為。

▽2つ目は「生命、身体、自由、名誉、または財産に危害を加えることを扇動・告知する」行為。

▽3つ目は「人以外のものに例えるなど、著しく侮辱する」行為です。

 具体的な手段としては、「拡声機の使用」「看板やプラカードなどの掲示」「ビラやパンフレットなどの配布」が明記されました。

 これに違反すると、市長がこれらの行為を6か月間行ってはならないと「勧告」し、期間内に再び違反行為があれば、次は「命令」します。

 それでも従わず、命令から6か月以内に3回目の違反が行われた場合、個人の氏名や団体の名称、住所などを公表するほか、刑事告発して50万円以下の罰金を科すとしています。

 表現の自由に考慮し「勧告」「命令」「公表」の前には、専門家の審査会に意見を聞く流れになっています。

 ただし、「勧告」「命令」に関して、緊急性が高い場合は、必ずしもその必要はなく、恣意的な判断の防止と実効性の確保の両立を目指したとしています。

◇被害を訴えてきた在日コリアン3世「抑止効果に期待したい」
 条例の成立を受け、川崎市在住でヘイトスピーチの被害を訴えてきた在日コリアン3世の崔江以子さんらが会見を開き、喜びを語りました。

 崔さんは、「『朝鮮人は日本から出て行け』などということばを聞き、つらい思いをしてきた。条例の可決は、川崎市が私たちを守ると宣言してくれたようで本当にうれしい」と述べました。

 そのうえで、「条例ができたからと言って、すぐに差別がなくなるわけではない。実効性を保てるかは、これからだと思うが、市が条例の素案を公表してから職場への嫌がらせの電話がなくなるなど、すでに影響を感じている。抑止効果に期待したい」と話していました。

 また、川崎市に50年住み、市議会に可決を要請してきた在日コリアン2世の石日分さんは、「長年かけて地域に溶けこみ穏やかに暮らしてきたのに、今になってヘイトスピーチによって差別を受ける理由はない。子どもたちには、そういう思いをさせたくないので条例の制定に感謝したい」と話していました。

◇専門家「具体的手続きのガイドライン必要」
 条例の成立を受け、ヘイトスピーチの問題に詳しい師岡康子弁護士は、「ヘイトスピーチ解消法の成立後もヘイトスピーチはなくならず、刑事罰を設けた実効性のある条例を、川崎市が全国に先駆けて成立させたことには大きな意義がある」と評価しました。

 一方、内容については、「意図的に差別的な言動を繰り返した場合のみを規制の対象とするなど、表現の自由とのバランスが取れているが、今後の運用については市民からのヘイトスピーチに関する情報提供の受け付け方や、警察や検察との連携など、具体的な手続きについてガイドラインなどで定めていく必要がある」と指摘しています。
| 政策 | 04:06 | comments(0) | trackbacks(0) |
「今年の漢字」は「令」

 平成から令和となったことし1年の世相を漢字ひと文字で表す「今年の漢字」が京都の清水寺で発表され、新しい元号、令和の「令」の文字が選ばれました。

 「今年の漢字」は、京都に本部がある日本漢字能力検定協会がその年の世相を表す漢字ひと文字を一般から募集し、最も多かった字が選ばれます。

 平成が終わり、元号が令和になったことしは、21万6000余りの応募の中から、令和の「令」の文字が選ばれ、京都市東山区の清水寺で森清範貫主が大きな和紙に筆で書き上げました。

 協会は「令」が選ばれた理由として新しい元号の「令」和に明るい時代を願う国民の思いが集約されたとしています。

 さらに、法「令」改正による消費増税や芸能界で起きた闇営業、薬物使用などの問題で法「令」順守が重視されたこと、自然災害で警報や避難勧告の発「令」が相次いだことも挙げています。

 清水寺の森清範貫主は、「元号がかわり、皆さんの気持ちが新しくなったのではないかと思う。これからの時代も皆で仲よく、力を合わせて生きていかなければいけないと改めて感じた」と話していました。

 2番目に多かったのは新しいの「新」、3番目は令和の「和」でした。

◇安倍首相 「自分が選んだのは『始』」
 安倍総理大臣は、総理大臣官邸で記者団に対し、「『令』というのはりんとした響きがあっていい。ことしは歴史的な皇位継承が行われ、新たな令和の時代が始まった。ことしを表すにふさわしい一字だと思う」と述べました。

 そのうえで、「自身にとっての一字は何か」と問われたのに対し、「私が選んだのは物事が始まる『始』だ。政策的には働き方改革、幼児教育の無償化が始まり、全世代型社会保障改革の元年と位置づけた。また、来年の東京オリンピック・パラリンピックに向けてラグビーワールドカップが大変な興奮と感動のうちに大成功に終わり、スポーツの力、躍動感を感じる新たな時代が始まった、そんな1年だった」と述べました。

◇官房長官「『桜』は見たくない」
 菅官房長官は午後の記者会見で、「ことしは私自身、歴史的な巡り合わせで元号発表に携わることができたと思っている。そうした意味で、私にとっては、たぶん『令』か『和』ではないかなと思っていた。『令』が選ばれたということだが、なるほどなと思っている」と述べました。

 そのうえで、記者団が「最近は、記者会見でも国会でも桜を見る会ばかり聞かれているが『桜』という漢字についてはどう思うか」と質問したのに対し、菅官房長官は「見たくも聞きたくもない」と苦笑しながら応じました。
| 雑感 | 23:55 | comments(0) | trackbacks(0) |
米誌「ことしの人」にグレタさん 温暖化対策を訴える16歳

 アメリカの雑誌「タイム」は、世界に最も影響を与えた「ことしの人」に地球温暖化対策を訴える16歳の活動家、グレタ・トゥーンベリさんを選びました。

 タイム誌は1927年から毎年、その1年間で世界に最も影響を与えた人物や団体を「ことしの人」に選んでいます。

 11日、2019年の「ことしの人」に、地球温暖化対策を訴える16歳の活動家、グレタ・トゥーンベリさんを選んだと発表しました。

 最年少での選出になるということです。

 グレタ・トゥーンベリさんは、スウェーデン議会の前で、毎週金曜日に学校を休んで温暖化対策を訴え続けました。

 この「未来のための金曜日」と呼ばれる活動をきっかけに、ことし9月には、世界150か国以上で400万人を超える人が参加した温暖化対策を求めるものとしては過去最大規模のデモが行われました。

 また、グレタさんは、ニューヨークの国連本部で開かれた温暖化サミットやスペインで開かれている地球温暖化対策を話し合う国連の会議「COP25」に出席し各国の代表に対して、対策の強化を強く求めました。

 選出の理由についてタイム誌は、グレタさんを「若い世代の力」と紹介したうえで、「世界が直面する大きな課題、環境問題に対して世界中の関心を集め、行動を促すことに成功した」としています。

◎「私たちは変われる」グレタさん COP25で行動を訴える
 地球温暖化対策を話し合う国連の会議、「COP25」の会場を訪れているスウェーデンの16歳、グレタ・トゥーンベリさんは、スペインの閣僚らとともに公式イベントに登場し「私たちは変わることができます」と述べて、一人ひとりが行動することの大切さを訴えました。

 スペインで開かれている地球温暖化対策を話し合う国連の会議「COP25」は11日、日本の小泉環境大臣も参加して2日目の閣僚級会合が行われています。

 温暖化対策を求める若者の運動を世界的に広げたグレタさんは、開催国スペインの閣僚などとともに公式イベントに登場し、スピーチを行いました。

 グレタさんは冒頭で、「これまで私は感情的なスピーチをして人々の注目を集めてきましたが、きょうはしません。人々はフレーズには目を向けますが、事実を覚えていません」と述べました。

 そのうえで、「IPCC(気候変動に関する政府間パネル)によると世界の平均気温の上昇を1.5度に抑えるためには、世界で排出できる温室効果ガスの量はあと420ギガトン以下しかありません」と訴え、このまま大量の排出が続けば、「実質ゼロ」を長期的に目指しても気温の上昇は避けられないとして「包括的な解決策を見つけてほしい」と、COPへの期待を述べました。

 そして最後に、「それでも希望はあります。歴史上の大きな出来事はいつも人々から始まりました。待つ必要はありませんし、私たちは変わることができます」と述べ一人ひとりが問題を考え、行動する大切さを訴えました。

 COP25は、各国が温室効果ガスの削減目標を引き上げることで一致できるかどうかが主な焦点の一つとなっていて、今月13日まで議論が続きます。
| 環境とまちづくり | 20:04 | comments(0) | trackbacks(0) |
寝すぎなど、冬季うつ病の特徴
◎眠くてたまらない、食べすぎ…もしかして冬季うつ病?【心療内科医が教える】
 (2019年12月09日 20:51 ウートピ)

 晩秋から冬の間、なにやらもの悲しくなったり、妙に気分が落ち込んだりと、理由もなく憂うつになるといったことはありませんか。

 なぜそうなるのかを心身医学専門医・心療内科医で野崎クリニック(大阪府豊中市)の野崎京子院長に尋ねると、「日照時間と関係があると言われます。冬の間だけうつうつした気分が続く、うつ病になる、あるいはうつ病が悪化するという症状があります。これを『冬季うつ病』と呼び、20〜30代の女性に多いことがわかっています」ということです。詳しいお話を聞いてみました。

◇冬季うつ病の特徴は「食べすぎ」と「寝すぎ」
 野崎医師ははじめに、冬季うつ病の特徴や症状について、こう説明をします。

 「ある季節にだけ発症するうつ病を『季節性うつ病』と呼びます。医学的には季節性感情障害、季節性情動障害という病名で、冬はほかの季節より患者さんが多くなることがわかっています。

 10月から3月ごろに、朝がつらい、気力が湧かない、だるさがひどい、イライラや不安感が強いなどのうつ病の症状が現れて、春になると自然に回復する場合を『冬季うつ病』と呼び、毎年くり返す場合もあります。

 冬季うつ病には、特有の症状として、朝がとてもだるくて起きられないことと、食事をしても満腹感が得られずに食べすぎることがあります」

◇冬季うつ病をチェック
 ここで野崎医師は、「次の症状が、目安として2週間以上続いていることはありませんか」と、確認ポイントを挙げます。

(1)ほぼ毎日、食欲が強くてとくに甘いものを食べる

(2)ほぼ毎日、睡眠時間が10時間以上と長くなる

(3)ほぼ毎日、けんたい感がある

(4)ほぼ毎日、一日中、気分が落ち込む

(5)ほぼ毎日、一日中、やる気が出ない

(6)ほぼ毎日、集中力が低下して仕事にならない

(7)ほぼ毎日、疲労感が強い

(8)これまで楽しんでいた趣味や好きなことが楽しめない

 「先にお話ししたように、(1)の過食と(2)の過眠は、『冬季うつ病』の特徴です。

 (3)〜(8)はうつ病の症状と同じですが、これらが2週間以上続いている場合はうつ病の可能性があるので、心療内科か精神科、あるいは、かかりつけの内科を受診してください」と解説します。

◇過食や過眠、気分の落ち込みが10日以上続く場合は受診を
 では、先ほどの項目の傾向が、2週間とは言わずとも、「ときどきある場合」はどう考えればよいのでしょうか。そもそも日ごろから、秋から冬は夏よりよく眠る、おかずもスイーツもよく食べる人は多いと思われます。野崎医師は、判断の目安をこう伝えます。

 「猛暑から解放された秋冬は、確かによく眠れるでしょう。また、食事も甘いお菓子もおいしい季節なので、食欲が落ちていた夏よりもよく食べるでしょう。それらは生物として、冬を乗り越えるための体力の蓄えの行動とも言えます。食べすぎたな、寝すぎたなと思うことが連日ではなくて休みの日だけという場合や、気分の落ち込みも2〜3日で回復するならば、誰にでも起こりえる一時的な生理現象でしょう。

 ただし、それが例年になく長く続いて体調不良がある、何かしら気持ちのありようが変だと思うことが10日〜2週間以上も続くと、日常生活や仕事に差し支えるでしょう。その場合は冬季うつ病の可能性があるので早めに受診してください」

 毎年冬になるとその症状が現れるなど、くり返すことはあるのでしょうか。

 「季節性の病気なので特有のサイクルで反復することがあります。これを『反復性冬季うつ病』と呼び、予防が重要になります」と野崎医師。

◇冬季うつ病は日照時間が短いことが原因
 なぜ冬にうつ病を発症しやすいのか、その原因について野崎医師は次のように説明をします。

 「日照時間が短いことが強く影響していて、世界的に見てもアラスカや北欧の国では冬季うつ病の発症率が10%を超えているという研究結果があります。

 ヒトは太陽の光を浴びて目の網膜が刺激されると、通称幸せホルモンと呼ばれる『セロトニン』という脳の神経伝達物質の働きが活発になります。セロトニンは精神状態や睡眠、体温を安定させます。

 また、『メラトニン』も影響しています。メラトニンは朝日を浴びると分泌が抑えられ、起床から約14〜16時間後に再び分泌されて眠りに導きます。覚醒と睡眠のリズムをつくって体内時計をリセットしたり安定させたりします。

 冬は日光を浴びる時間が減るため、セロトニンもメラトニンも不足して冬季うつ病の原因になります。日当たりが悪い部屋で終日過ごすとか、昼と夜が逆転した生活で日光に当たらない場合も発症しやすくなります」

◇午前中に20分以上、太陽の光を浴びる
 冬季うつ病を予防するセルフケアについて、野崎医師は次のアドバイスをします。

・毎朝20分以上、日光を浴びながらウォーキングを

 体内時計を働かせるために毎日同じ時間に起きて、20分以上は太陽の光を浴びましょう。朝食後、通勤電車のうち一駅分を歩くなどのウォーキングを実践すると、運動も伴って心身の不調ケアに有用です。できないときは、ランチタイムにたとえ5分でも日光浴ウォーキングをするなど、工夫しましょう。ただし、紫外線は有害なので、メガネ、帽子、クリームなどでカットしましょう。

 また、ストレッチやヨガ、スクワットなどの軽い筋トレを組み合わせると、血流促進、自律神経のバランスを整えることができて、気力、体力の増強につながります。

 つらくて起きられないときは、部屋の照明を最大明るくして1時間以上、浴びてください。

・1日3食、栄養のバランスが整った食事を同じ時間に

 朝食を抜かない、無理なダイエットはしない、スイーツや菓子パンは1日1個までなどと決めたうえで、栄養のバランスが良い食事を、できるだけ毎日同じ時間にしましょう。

・睡眠は量と質ともに充実させる

 睡眠時間は毎日7時間以上を確保しましょう。もしぐっすり眠れない、夜中に目が覚める、早朝に目が覚めて眠れない場合は睡眠障害が疑われます。これも10日以上続く場合は、早めに受診しましょう。

 冬季うつ病の特徴は、食べすぎや寝すぎにあるということです。「毎年その傾向がある人でも、このごろ憂うつ感が強いことが続くと思う場合は注意が必要」と野崎医師。日ごろから朝の20分以上の日光浴ウォーキングをして、心身の不調を予防したいものです。

 次回、「憂うつ感やイライラするときの対策のひとつのツボケア」をご紹介します。

 (取材・構成・文 海野愛子/ ユンブル)
| 福祉・医療と教育 | 07:51 | comments(0) | trackbacks(0) |
ノーベル賞 吉野さんが抱負「環境問題解決の旗振り役に」

 ノーベル化学賞を受賞した吉野彰さんが、授賞式から一夜明けNHKの単独取材に応じ、「環境問題の解決に向けて旗振り役になっていきたい」と意気込みを語りました。

 日本時間の11日未明、スウェーデンでのストックホルムでノーベル賞の授賞式に出席した吉野彰さんは、先ほど滞在先のホテルでNHKのインタビューに応じました。

 吉野さんは、「受賞の記念講演と授賞式という2つの大きな行事を終えることができてほっとしました。

 受賞の決定からの2か月間はあっという間でしたが、記念講演では世界にメッセージを送ることができたと思います」と笑顔で話しました。

 また、授賞式で受け取ったノーベル賞のメダルについて、「リチウムイオン電池の普及に関わった多くの人の思いが詰まっていると思う。環境問題の解決を実行するという大きな責務がこもった重みを感じました」と語りました。

 そして、「今後は、ノーベル賞受賞者としてひとことの重みが変わってくる。環境問題の解決は若い人たちが活躍できる場でもあるので、そういう人たちの旗振り役のようなことをやっていきたい」と抱負を述べました。

 吉野さんは、現地時間の11日夜にスウェーデン王室が主催する晩さん会に出席するほか、12日にいったん預けているメダルを受け取る予定だということです。

 その後も現地の企業訪問などの予定をこなし、日本時間の15日に帰国する予定です。
| 環境とまちづくり | 04:21 | comments(0) | trackbacks(0) |
「こども六法」異例のヒット
◎『こども六法』異例のヒット 児童向け法律書がなぜ必要か著者に聞く
 (2019年12月09日 08:10 ORICON NEWS)

 児童向けの画期的な法律書『こども六法』(弘文堂)が、20万部を突破(オリコン週間BOOKランキングで最高3位)。いじめや虐待に悩む子どもにたくさんのヒントを与える1冊であり、実際には大人の読者も子どもと一緒になって学べるポイントも多い。自ら「法律の専門家ではない」と語る著者の山崎聡一郎氏は劇団四季のミュージカル俳優という経歴を持つ。その山崎氏と120年以上の歴史を持つ法律・人文書系の老舗出版社が初めて“児童書”を世に問うことになった弘文堂・担当編集者の外山千尋氏に、本書に託した思いや、子を持つ親や教育現場からの反響について話を聞いた。

◆「9月1日問題」を意識し8月中に刊行 売れたらいいではなく売らないといけない本

 『こども六法』はいわゆる六法全書の内容を子どもでも容易に理解できるよう、わかりやすく「翻訳」したもの。憲法、民法、商法、刑法、民事訴訟法、刑事訴訟法から、商法を除外しつつ、少年法といじめ防止対策推進法を加えた構成となっている。条文を平易な表現に書きくだしつつ、可愛らしい動物キャラクターたちが日常生活のトラブルに直面する様子をユーモラスに描いたイラストや、より理解を深める解説コラムなども活用。ありそうでなかった児童向け法律書として、発売直後から品薄状態が続くほどの話題作となった。著者である山崎聡一郎氏は、多くの学校が夏休み明けとなる9月1日に、子どもたちの自殺が増える、「9月1日問題」を強く意識し、8月中の刊行にこだわったのだと言う。

 「今、困っている子どもたちに本当に届けるため、また家庭や学校で広く認知してもらうためにも、遅くとも8月中に書店に並べてもらえるよう作業を続けました。売れたらいいなあ、ではなく売らないといけない本。今もそう考えています。自分で書店にお願いにも行っていますし、本の価値に反応してくださったメディアへの露出も、基本的には全く断らず取り組んでいます。必死です。僕自身はベストセラー作家になるのが目標ではなく、この本が世の中のために必要だという確信があるだけ。結果、手に取って下さった方々がSNSなどで取り上げてくれて、良い循環が生まれてきています。そうやってツイートなどしてくれる方は、このプロジェクトを支援しているチームの一員のようにも思えます」(山崎聡一郎氏)

 「いじめられている子だけでなく、いじめている子や、周囲で見ている子、親や教師といった大人も含め、皆がその定義や考え方を共有してこそ、初めて法というものが機能するのだと思います。そういった法のリテラシーを底上げし、高めていくためにも、この本を世に出せた意義は大きいと思います。実は児童書カテゴリに決めたのも発売ギリギリになってからのことで、弊社としては初のジャンルということもあり、チャレンジではありました。ですが、気になるところは徹底して修正し、多くの専門家の方に監修をお願いし、内容については自信があります」(外山千尋氏)

◆難解な法律書が多いなか、大人が理解するための法律書でもある

 『こども六法』には初期バージョンが存在しており、山崎氏が大学在学中に研究の一貫として2014年に完成させ、自費出版していたもの。

 「初期バージョンを作る動機は素朴です。ないから作ってみようということ。いじめの問題を解決するために法教育を活用する研究をしていくなかで、特に小学生向けでは、あって然るべき誰でも参照できる共通のルールが書かれている教材が見つからなかったんです。僕自身、中学で初めて六法全書に触れたのですが、実際にいじめられていた小学生の頃に読んでおきたかった、と強く思いました。当時の自分と同じような子どもたちが、少しでも気になった時に、すぐ手に取れる場所に、子ども向け法律書を用意しておくべき。それで、自分で六法を逐語訳し、その訳を法学部の友人に指摘してもらい修正して、1年くらいかけて完成に至った。完成後も、取り組み自体おもしろいね、と評価してくださる方はたくさんいらしたのですが、世の中にもっと広めようと思ってもなかなかうまくいきませんでした」(山崎氏)

 「山崎さんにその初期バージョンを手渡され読んだのは2016年頃です。私も常日頃からなぜこんなに法律書は難しく書いてあるのかと疑問でした。難しいことをさらに難しく書いてあるような気すらしていた(苦笑)。でも山崎さんの文章は、読みやすくて。私が読みやすいなら、他にもきっとニーズがあるはずだ、とすぐに出版のお話をしました。ですが、会社が法律書、専門書といった看板を背負っているだけに、中途半端なものは出せないという事情もあり、結果的にしばらく寝かせることになってしまって…」(外山氏)

◆著者自身もいじめ被害者であり加害者にもなった その経験が『こども六法』に

 2018年、山崎氏の友人でもある小川凛一氏がプロデューサーとして加わり、プロジェクトは再び活性化。砂田智香氏の親しみやすいグラフィックデザインと伊藤ハムスター氏のポップなイラスト、クラウドファンディングでの資金調達などの話題性もプラスされた。

 「初期バージョンとの最大の違いは、複数の種類のプロが仕事をしていること。本を作る専門家、プロのイラストレーター、なにより法律の専門家の先生たちによる強力な監修が大きな力になって、現在の形がだんだんとできていきました。実際に子どもたちに読んでもらってフィードバックする子ども監修も含め、修正は最後の最後まで続けました。感覚的には、それこそいったん完成した本を5回くらい全面改稿したような感じ(苦笑)。ですが、それだけ良い本に近づいたと思っています」(山崎氏)

 山崎氏は小学校時代に、骨折するほどの肉体的な被害を伴ういじめを経験しており、それが教育問題に取り組む原動力にもなった。だが中学時代にはいじめの加害者の側になってしまったことがあるのだという。

 「部活でのトラブルです。意見の行き違いで揉めた後輩を部内の会議で辞めさせる、ということがあり、結果的に大人数で1人を追い込んでしまった。部長であった僕がその首謀者という位置づけになりました。今にして思えば、当時はむしろ自分たちが被害を受けていると思いこんでいた。いじめている側がその事実に気づいてやめるのは難しいと実感しました。そのトラブルの場合は、先生の介入でいじめがストップしました。その一点において良かったと思いますし、最終的にはその後輩と仲直りもできた。でも、被害者が先生に親告したからこそ事態が発覚して止まっただけ。多くの刑法・民法上で重視される<親告罪>というものを身をもって経験することになりました」(山崎氏)

◆実際の教育現場にも反響が、学校への法介入に対する考え方に変化も

 弘文堂では『甘えの構造』(1971年)以来のヒット作『こども六法』は、実際の教育現場を含め、多くの反響を呼んでいる。

 「教育現場の反応は、意外にも好評です。学校に法律という概念を導入する、ということ自体に反発するような風土というのは、もっと根強いのかもしれないと事前には考えていました。ですが、そうした旧来の文化も少しずつ変化してきているようで、全クラスに置きました、といった報告なども思った以上にSNSなどで確認しています。教師の方からも、保護者の方からも、全体としては今のところプラスの評価がもらえているのかなと思っています」(山崎氏)

 「購入いただいた読者の方が、ご自分の母校の図書館などに寄贈するといった広がりもあるようです。これからの世の中を力強く生き抜いていくためには、法律へのリテラシーも非常に大切だ、という流れが背景にあるのだと思います」(外山氏)

 今回の『こども六法』では2020年度の民法改正の内容を反映している。2022年度に予定されるさらなる同法の改定(成年年齢の引き下げや婚姻開始年齢の統一など)にはどのように対応するのだろうか。

 「もちろん、その際には新版として更新すべきは更新しようと考えています。『こども六法』の文脈で考えるなら、たとえば労働法や著作権法などへの理解を養うような本など、まだまだやるべきことは残っているとも思います。ただ、この本が話題になったおかげで、現在いろいろな新しい本の企画なども打診されるようになってはいますが、あくまでも僕は法律の専門家ではないので、ご期待に添えないことも多い。ですが、世の中に必要で、僕が関わって作りたい、そう思えるような企画をまた考えていきたいとも思っています」(山崎氏)

 (文/及川望)
| 雑感 | 20:41 | comments(0) | trackbacks(0) |
「給食まずい」中学生が市長へ手紙
◎「給食まずい」「残して腹が減る」中学生から市長に手紙…メニュー改善に取り組む
 (2019/12/08 10:18 読売新聞)


 かつて中学校の学校給食実施率が全国最下位だった大阪で9月、全43市町村での給食が実現した。ただ、味が不評だったり、選択制で注文が煩雑なために頼む家庭が少なかったりするなどの課題はなお多い。「子どもの貧困」が社会問題となる中、給食の役割を問い直すべきとの声も上がる。
 
■おかわり続出
 寝屋川市立第十中学校で10月にあった「温かい給食」の試食会。焼き肉を頬張っていた2年の男子生徒(14)は、「今までは残すこともあったけど、温かいとご飯も進む」と笑顔を見せ、おかわりする生徒も相次いだ。

 寝屋川では委託業者が作った弁当を配送する「デリバリー方式」で、2012年度に中学校の給食が始まった。ただ、衛生面に配慮し、おかずを冷やして運んでいたため、校内の調理場で作り、出来たてを提供する小学校での食べ残しがほぼ0%なのに対し、中学校では約30%に上っていた。

 市は今年度、4400万円をかけ、保温して運搬できる二重食缶などを購入。6月には「給食がおいしくない。(残して)授業中や部活中におなかがすくこともある」と書かれた中学生の手紙が広瀬慶輔市長に届き、メニューの改善にも取り組んだ。

 広瀬市長は、「多くを食べ残していたら、きちんと栄養価が計算された献立も意味がない。まず育ち盛りの子どもがしっかり食べられるようにしたい」と話す。
 
■不満の声も
 府内では、生徒が急増した高度成長期に学校建設を優先したことや、親の「愛情弁当」が奨励されたことで長年、中学校の給食実施率が全国最低だった。

 2010年度の文部科学省の調査では、わずか11%。そこで当時の橋下徹知事が、「きちんとした食事をとって勉強し、運動することが子どもの発達・発育の最低条件」と、給食を導入する市町村への補助制度を創設、急速に実施が広がった。

 ただ、初期費用を抑えようと、多くの自治体が採用したのは民間業者の調理場で作って配送するデリバリー方式で、府内では2018年度、中学校の7割(全国1割)に上った。このため、「冷たく、おいしくない」という生徒の不満も根強く、大阪市は学校調理方式に切り替えた。寝屋川市のように保温食缶を導入する動きも出ている。

 一方、「中学では家庭の弁当が定着している」などの理由から、生徒が弁当持参か給食を選べる自治体もある。だが、申し込みや支払いの手続きが複雑だとして、利用が10%以下にとどまる例も少なくない。

 2016年度にデリバリー方式の給食を選択制で始めたものの、利用が8%程度という堺市の担当者は、「周囲が弁当ばかりだと、多感な年頃では頼みにくい生徒がいるかもしれない」と語る。
 
■「生きた教材」に
 厚生労働省の調査によると、18歳未満の子どもの7人に1人は、平均的な生活レベルより著しく低い水準にある「相対的貧困」の状態とされる。朝食抜きや栄養の偏った食事など食生活の乱れも深刻化する中、給食は「食のセーフティーネット」としての意義も大きく、文部科学省は「生きた教材」と、積極活用を推奨する。

 そこで、堺市の永藤英機市長は、「だれもがバランスのとれた昼食を食べられるようにする」と、選択制から全員給食への移行を表明した。枚方市も数年以内に切り替える方針で、茨木、八尾市は検討中だ。

 「給食の歴史」の著者で京都大の藤原辰史准教授(食の思想史)は「家庭の経済格差を学校に持ち込まず、みんなが同じものを食べるのが給食の原点」と強調し、「貧困問題への対策に加え、食材がどこから来たのかなど社会への理解を深めることにもつながる。自治体は給食本来の目的をどう果たしていくのかについて、より考えていくべきだろう」と指摘する。
| 福祉・医療と教育 | 06:41 | comments(0) | trackbacks(0) |
iPS細胞使った網膜を難病患者に移植へ 臨床研究を申請

 重い目の病気である「網膜色素変性症」という難病の患者を対象に、iPS細胞を使った新たな臨床研究を行う計画を神戸市の眼科医療施設などが専門の委員会に申請したと公表しました。

 順調に審査が進めば、手術を来年度中にも実施したいとしています。

 神戸市にある「神戸アイセンター病院」と理化学研究所は9日、記者会見を開き、重い目の病気である「網膜色素変性症」と呼ばれる難病の患者を対象に、iPS細胞を使った新たな臨床研究を大阪大学の専門委員会に申請したことを公表しました。

 「網膜色素変性症」の患者は日本におよそ4万人いるとみられますが、有効な治療法はないということで、臨床研究ではストックされている他人のiPS細胞から作った網膜を移植し、光を感じ取る機能の回復を目指すとしています。

 グループでは委員会の承認が得られれば国の審査を経たうえで、来年度中にも手術の実施を目指すことにしています。

 「神戸アイセンター病院」の栗本康夫病院長は、「ようやく第一歩を踏み出せてうれしい。治療を願う患者の希望になればいいと思う」と話していました。
| 福祉・医療と教育 | 23:48 | comments(0) | trackbacks(0) |
内閣支持45% 不支持37% NHK世論調査
 NHKの世論調査によりますと、安倍内閣を「支持する」と答えた人は、先月の調査より2ポイント下がって45%だったのに対し、「支持しない」と答えた人は2ポイント上がって37%でした。

 NHKは今月6日から3日間、全国の18歳以上の男女を対象にコンピューターで無作為に発生させた固定電話と携帯電話の番号に電話をかける「RDD」という方法で世論調査を行いました。

 調査の対象となったのは2150人で58%にあたる1238人から回答を得ました。

◇安倍内閣 支持する45% 支持しない37%
 それによりますと、安倍内閣を「支持する」と答えた人は先月の調査より2ポイント下がって45%だったのに対し、「支持しない」と答えた人は2ポイント上がって37%でした。

 支持する理由では、
▽「他の内閣より良さそうだから」が49%、
▽「支持する政党の内閣だから」が17%などとなりました。

 支持しない理由では、
▽「人柄が信頼できないから」が47%、
▽「政策に期待が持てないから」が26%などとなっています。

◇中東地域に海上自衛隊を派遣 賛成40% 反対39%
 中東地域での日本に関連する船舶の安全確保に向けて、情報収集態勢を強化するため、政府が海上自衛隊を派遣することを閣議決定する方向で調整を進めていることについて賛否を尋ねたところ、「賛成」が40%、「反対」が39%でした。

◇日韓関係改善 向かう16% 向かうと思わない62%
 日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を韓国側が維持することを決定したことをきっかけに、日韓関係が改善に向かうと思うか聞いたところ、「改善に向かうと思う」が16%、「改善に向かうとは思わない」が62%でした。

 日本と韓国の関係改善に向けて、どちらの国が歩み寄るべきだと思うか尋ねたところ、「日本」が5%、「韓国」が28%、「日韓両国」が49%、「関係改善をする必要は無い」が11%でした。

◇桜を見る会
 総理大臣主催の「桜を見る会」をめぐる問題で、安倍総理大臣のこれまでの説明に納得できるか尋ねたところ、「大いに納得できる」が2%、「ある程度納得できる」が15%、「あまり納得できない」が30%、「まったく納得できない」が41%でした。

 政府は「桜を見る会」について、来年は中止し、招待基準を明確にしたり、人数などを見直したりするとしています。

 こうした見直しのあと、「桜を見る会」を再開してもよいと思うか聞いたところ、「再開してもよい」が33%、「廃止すべき」が53%でした。

◇国語と数学 記述式の問題 実施すべき17% 中止すべき59%
 再来年から始まる大学入学共通テストの国語と数学に導入が予定されている記述式の問題について、予定どおり実施すべきか尋ねたところ、「予定どおり実施すべき」が17%、「中止すべき」が59%でした。

◎各政党の支持率 NHK世論調査

NHKの世論調査によりますと、各党の支持率は、
▽「自民党」が36.1%、
▽「立憲民主党」が5.5%、
▽「国民民主党」が0.9%、
▽「公明党」が2.7%、
▽「日本維新の会」が1.6%、
▽「共産党」が3.0%、
▽「社民党」が0.7%、
▽「れいわ新選組」が0.6%、
▽「NHKから国民を守る党」が0.1%、
▽「特に支持している政党はない」が41.4%でした。
| 政策 | 19:03 | comments(1) | trackbacks(0) |